今回は、相場先生の株技術の要でもある「移動平均線」について、相場先生が直接レッスンしている動画をご覧いただこうかと思います。
相場先生の株の技術を習得するためには、まずは基本である移動平均線について理解しておくことが大事です。
それでは、下記よりレッスン動画をご覧ください。
提供元:『相場師朗の 株式投資のはじめかた 無料メール講座』
初心者でもローソク足の見方がわかる!チャートを見るための基本を徹底解説
移動平均線の基本
移動平均線は、それぞれの期間における終値の平均を線で結んだものになります。
移動平均線について詳しくは、株価チャートはどうやって見ればいい?テクニカル分析の基本とはの記事でも解説しているので、合わせてご覧ください。
移動平均線については知っているという人も多いかもしれませんが、移動平均線の「本質」的なところに関してはまだ理解の浅い方が多い、と相場先生はおっしゃっています。
動画では、初心者の方でもわかりやすいように3本の移動平均線を使って解説しています。
実際に相場先生は9本の移動平均線を用いて精度の高い分析をされていますが、
まずは初心者でも分かりやすく、また、明日からでもすぐに実践できる「3本の移動平均線」でチャートの流れを追っていきましょう。
3本の移動平均線とは、
それぞれ短期(5日)、中期(20日)、長期(60日)を表すものです。
証券会社のチャートによって、設定されている移動平均線の期間は異なりますが、移動平均線の期間設定は変更することが可能です。
移動平均線の期間設定の変更方法については、【プロ直伝】移動平均線の最適な設定値とは。設定変更の方法についても解説しますの中で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
このそれぞれの移動平均線の順番と傾きによって、その後の株価の状況を予測することができるのが、相場先生の教える株技術の特徴です。
移動平均線の順番と傾きによる局面の見分け方
では、移動平均線の順番と傾きによって、どのように局面を見分けられるのでしょうか?
上図を見ていただくとわかる通り、上昇の局面において移動平均線の順番は下から60日線、20日線、5日線と期間が長いものから順番に並んでいます。
こちらは、トヨタの銘柄の株価チャートを利用していますが、これは他の銘柄にも共通しているポイントなので、銘柄を問わず使える技術であることを覚えておくといいかもしれません。
この移動平均線の並びが続いている時は、一時的に株価の動きが逆向き(下落)に動いたとしても、チャートの大きな流れの中では上昇局面が続いているため、再び上昇の動きに繋がりやすいといえるでしょう。
また、移動平均線の順番が変わるタイミングは、トレンドの転換点でもあります。
上図の右上の部分をみていただくと、赤色の5日移動平均線が緑色の20日移動平均線を割り込んでいるのがおわかりいただけるかと思います。
このように、今まで上昇局面で下から60日、20日、5日と並んでいた移動平均線の中で、5日移動平均線が緑の20日移動平均線の下に割り込んできたら注意が必要なようです。
トレンドが転換して下落の局面になると、今度は上から60日、20日、5日の順で移動平均線が並ぶようになります。
その他にも、節目などを活用していくことでより株価の動きを正確に捉えやすくなるようなので、動画を繰り返しチェックしてみてくださいね。
わかっていることとできることは違う
動画の中で相場先生もおっしゃっていましたが、わかっていることとできることは違います。
動画を見てわかった気になっていても、いざ実践しようとすると上手くいかないこともあるでしょう。
いきなり実践するのではなく、学んだことを繰り返し練習して、再現できるようにしていくことが大切です。
プロ野球選手がいきなり試合でバッターボックスに立つのではなく、まずは素振りやフリー打撃などの練習を徹底するのと同じように、株式投資においても正しい技術をもとに繰り返し練習することが大切です。
いざ本番になったときに正しい判断を下せるようになるためには、反復練習で技術を磨いていくことが一番の近道となるでしょう。
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まとめ
- 移動平均線の順番と傾きを意識する
- 節目にも注意をして株価チャートを見る
- わかっていることとできることは違う
いかがでしょうか?
移動平均線を使いこなせるようになれば、トレードの技術を向上させることができるようになります。
ローソク足と移動平均線の動きを研究して、株で継続的に利益を狙えるようになりましょう。
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著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。