こんにちは、インテク事務局です。
株のトレードにはいくつかのスタイルがあり、その中でも短期トレードとして人気があるのがデイトレード(デイトレ)になります。
デイトレは1日の内に何回かのトレードを行い、利益を積み重ねていくスタイルで毎日稼げるからということで人気があるのです。
もちろん、毎日トレードで勝てて稼げるわけではありませんが、他のトレードスタイルと比べると短期間の内で資金の増減が激しいと言った特徴もあり、トレードをしているという実感を得ることができます。
しかし、デイトレは短期のトレンドや価格変動を予測する必要があるため、初心者にとっては難しいという側面も持つのです。
そこで今回は、デイトレのやり方について解説をしつつ、初心者にとってデイトレは難しいのかについて紹介をします。
デイトレ以外で初心者におすすめのトレードスタイルについても紹介をするので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- デイトレのやり方
- 初心者が押さえるべきデイトレのポイント
- 稼ぎたい初心者におすすめのスタイル
デイトレ(デイトレード)のやり方を紹介
まずは株のデイトレのやり方を紹介します。
株のデイトレは、1日の内にトレードを完結させるスタイルとなります。
例えば、午前中に株を買った場合には、翌日まで持ち越さずに後場の引け(その日最後の取引)には株を売るのです。
1日の内にトレードを完結させるため、建玉に対して損失が発生していたとしても後場の引けの時点で損切りを行います。
トレード回数にも特に決まりが無く、1日の内に建玉を全て決済できるのであれば、何回でもトレードが可能です。
以上が基本的なデイトレのルールとなります。
デイトレはトレードスタイルの1つであり、株を買って売るまでの期間のことでもあるのです。
このままデイトレをはじめても良いのですが、デイトレ行うためには2つのポイント、銘柄選びとチャート設定(時間足)があります。
このポイントを押さえていなければ、デイトレで勝つことが難しいので初心者は参考にしてみましょう。
トレードを行う銘柄選び
デイトレは1日の内にトレードを完結させなければならないので、価格変動が大きい銘柄を基準に選ばなければなりません。
例えば、株価が1,000円近くあるのに1日に数円しか変動しない銘柄では、デイトレで利益を狙うのは難しくなります。
逆に値動きが大きい銘柄ならデイトレでも利益を狙うことができ、前場と後場で別々のトレンドを形成した場合でも対応することができます。
ただ、値動きが大きい銘柄でも一時的な急騰や急落が発生してしまう場合には危険性も伴います。
上昇トレンド中で調整のような急落が発生した場合に買い建玉を持っていれば、1日では値を戻さない可能性があるので損切りをしなければなりません。
急騰や急落の波に乗ることができれば大きく利益を狙えるメリットがありますが、1日では値を戻さない場合が多いというデメリットもあるのです。
そのため、必然的にリスクを伴いながらトレードをしていることを意識しなければなりません。
短い時間足のチャートでトレード
デイトレを行う場合には、長期間でのトレンドを意識しながらも短期間のトレンドを予測していかなければなりません。
そこで短期間のテクニカル分析や価格変動を見るために、チャートの時間足は短い物を使いましょう。
デイトレでよく使われる時間足としては、5分足・15分足・1時間足が人気です。
5分足はリアルタイムの値動きを追うために使われ、15分足は5分足よりもテクニカル分析を行う上でだましが出にくく短期トレンドの予測で使われ、1時間足はデイトレ中の大きなトレンド確認として使われるといった特徴があります。
もし初心者で、どの時間足を使えばいいか分からないという場合には短期トレンドやだましが少ない15分足をメインチャートで使うとよいでしょう。
それと、デイトレを行うためトレード前には、1時間足以上の時間足で大きいトレンドを確認してからトレードをはじめましょう。
短期トレードと言っても、中長期トレンドに逆らうと逆張りとなってしまい負ける要因となるので、初心者であれば順張りを心掛けるようにしてください。
以上がデイトレードの基本的なやり方となります。
銘柄を決めて、チャートでトレンドやテクニカル分析を確認して、1日の内に完結をさせるのがデイトレとなります。
初心者にデイトレは難しいのが現実
ここまでデイトレのやり方について紹介をしてきましたが、実際のところデイトレは初心者にとって難しいトレードスタイルとなります。
特に初心者は短期間で利益を積み重ねれば稼げるというメリットばかりに目が行きがちで、デイトレの難易度について考えずにトレードをしている場合が多いのです。
そこでここからは、なぜデイトレが初心者にとって難しいのか、初心者はどのようなスタイルの方が良いのかを紹介していきます。
トレード時間の確保やトレンド予測が難しい
デイトレが初心者にとって難しいのは、大きく2つの要因があります。
1つはトレード時間の確保という点です。
おそらく株のトレードをはじめたばかりの初心者の多くは、普段仕事や学業がある兼業の方がほとんどのはずです。
そのため、株式市場が開いている午前9時~午後15時までの間、リアルタイムでトレードを行うことが難しいのです。
デイトレは短期トレードであり、一瞬の値動きで利確損切の決済判断などを下さなければならないため、仕事時間中にトレード時間を確保することができないため初心者には難しいということです。
2つ目の要因は、短期での株価の変動予測が難しいという点です。
株価は常に右肩上がり、右肩下がりで変動をしているわけではありません。
価格が右肩上がりの上昇中でも、上昇しては一時的に下げてを繰り返して株価を上げていきます。
そのため、1ヵ月という長い期間でトレンドを確認すると上昇トレンドなのに、1日で見てみると上昇ではなく下落をしてしまう場合があり、短期でのトレンドを予測しづらいのです。
さらに、株のトレードで予測を行うためのテクニカル分析においても、短期チャートではテクニカル分析による売買サインで「だまし」と呼ばれるような一時的に逆方向に株価が動くような状態が出やすかったり、トレンドの反転が激しかったりと分析結果の信頼性が低くなってしまうのです。
このように、大きく2つの要因があるため初心者にとってデイトレは難しく、利益を狙いにくいということが言えます。
初心者はデイトレよりも長めの目線のトレードがおすすめ
初心者にとってデイトレが難しく向かいないのであれば、デイトレよりも難しくなく利益を狙いやすいトレードスタイルを使う方がおすすめです。
デイトレはトレード期間が短いため、トレンド予測やトレード時間の確保が難しいため、デイトレよりも長い目線でチャートやトレードを行えるスタイルの方が初心者には向いているのです。
そのトレードスタイルは数日~数週間、建玉の保有を続けるスイングトレードとなります。
スイングトレードなら、日中にトレードができなくても夜や早朝、もしくは昼の休憩時間などに余裕を持って注文を出しておくことができます。
トレンド予測やテクニカル分析についても、中長期の予測に従ったトレードができるので信頼度が高く利益を狙いやすいのです。
何よりも、デイトレのように咄嗟に売買の判断を下さなくても、スイングトレードであれば余裕を持って慎重に考えることができるので、トレード自体に慣れていない初心者でも勉強しながら行うことができるのです。
スイングトレードについては「サラリーマンの株取引にはスイングトレードがおすすめ。無理なく利益を狙う方法を解説」でさらに詳しく解説してあるので参考にしてみてください。
スイングトレードはデイトレのように資金を急激に増やす方向には向いていませんが、デイトレよりも1度のトレードで狙える利益が大きいため、長期的にみると安定してデイトレよりも稼げる可能性が高いのです。
まとめ
- デイトレは1日でトレードを完結させるスタイル
- デイトレ向けの銘柄とチャート設定がある
- 稼ぎたい初心者にはスイングトレードがおすすめ
いかがでしたでしょうか。
デイトレは短期トレードとなるため、トレンド予測やテクニカル分析が難しくなり初心者には、あまりおすすめできません。
もちろん、だからといってデイトレをやらない方が良いというわけではなく、初心者の内は利益を狙いやすく安定しているスイングトレードの方がおすすめということです。
株のトレードに慣れてきて、稼げるようになった時にはデイトレもはじめてみると良いでしょう。
ぜひ株初心者の方は、まずトレードで利益を出せるスタイルや方法を優先して身に付けていきましょう。