【相場流株技術】キリのいい株価(節目)には注意が必要?株初心者にもわかりやすく解説します

当サイトの監修者である相場先生のセミナーやラジオなどの中で「キリのいい株価」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「節目」とも呼ばれていますが、株価の動きを見ていく中で、このキリのいい株価について理解しておくことは重要です。

この概念を理解できていないと「せっかくトレードで売買シグナルなどをもとにエントリーしたのに損失が膨らんでしまった」ということにもなりかねません。

では、さっそく見ていきましょう。

この記事でわかること

  • キリのいい株価とは
  • キリのいい株価で注意すべきこと
  • キリのいい株価をチャンスに変える方法

【相場流株技術用語】A局面・B局面・C局面とは?

目次

キリのいい株価とは

キリのいい株価は上図の赤い点線部分のように、15,000円や20,000円などのキリの良い株価の部分を言います。

こちらのチャートは日経平均を表した株価ですが、個別銘柄などでも同じ概念が当てはまります。

見ていただくと、このキリのいい株価周辺で株価の上昇や下落が一旦止まっていることがおわかりいただけるかと思います。

キリのいい株価は「節目」とも呼ばれ、多くのトレーダーに意識されるポイントで、ここを抵抗線として株価の上昇や下落の流れが止まることがよくあるのです。

キリのいい株価で注意すべきこと

キリのいい株価で注意すべきこととしては、高値掴みなどの損失を被ってしまう可能性がある点です。

上図でいうと、一見上昇に繋がっていきそうに感じて、キリのいい株価周辺で買い玉を建ててしまうと、その後株価が下落して損失になってしまうような場面です。

高値掴みに関してはなぜ株は高値掴みしてしまうのか。その理由と対処法を徹底解説の記事をご覧ください。

こうした場面では、より慎重に建玉を行う必要があるでしょう。

上昇トレンドだから、このまま株価が上がり続けるだろうと考えて建玉をしてしまうと、危険かもしれません。

株式投資初心者の方は特に、一旦踏みとどまって経過を観察するようにしましょう。

キリのいい株価をチャンスに変える方法

キリのいい株価は注意しなければならないこともある反面、チャンスに変える方法もあります。

上の図の中でもあるように、抵抗線として流れが止まることもありますが、そこを抜けると上昇や下落の勢いが加速するケースもあるのです。

このキリのいい株価付近での攻防は、観察してみるとおもしろいでしょう。

なかなかキリのいい株価を抜けられずにその価格付近で株価が停滞するか、キリのいい株価を更新できずに下落していくか、キリのいい株価を更新して流れに勢いがつくかなど、株価の動きがわかれやすいポイントです。

ただ、キリのいい株価を更新したからとすぐに玉を建ててしまうと、その後逆側に株価が動き出す可能性もあるため、しっかりと流れを見極める必要があるでしょう。

ここは、一朝一夕では上手くいくわけではないので、繰り返しの修練で技術を習得していく必要があります。

当サイトの監修者である相場先生が主催する『株塾』では、このような場面でのケーススタディーも多く扱っています。

書籍などではなかなか解説しきれない生の講義が満載ですので、ご興味がある方は下記のページもご覧になってみてください。

まとめ

  • キリのいい株価は上昇・下落の流れをストップさせることがある
  • キリのいい株価付近での建玉には注意が必要
  • キリのいい株価はチャンスにもなるが、技術の鍛錬が必要

いかがでしょうか。

今回は、キリのいい株価について見てきました。

利益にも直結しやすい内容なので、しっかりと覚えておきチャートを見るようにしましょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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