200日移動平均線とは?長期トレンドの見方と売買ルールで勝率を上げる方法を解説!

200日移動平均線

「200日移動平均線をどう使えば勝てるのか」と悩んでいませんか。

結論から言うと200日移動平均線は長期トレンドを的確に把握し勝率を上げるための非常に強力な武器になります。

この記事を読めば指標の正しい設定方法から実践的な売買ルールまで全てがわかるためこれまでのトレードの迷いが完全に消え去り自信を持って相場に向き合えるはずです。

大局的な流れを読み解き安定した利益を目指しましょう。

【プロ直伝】移動平均線の最適な設定値とは。設定変更の方法についても解説します

   
目次

200日移動平均線とは

200日移動平均線

200日移動平均線はチャート分析において世界中の投資家が最も注目するテクニカル指標の一つです。

具体的には過去200日間の終値をすべて足し合わせその合計を200で割った数値を毎日計算して線でつないだものを指します。

株式市場は土日や祝日が休場となるため1年間における実際の取引日数はだいたい200日前後となります。

つまり200日移動平均線を見るということは過去1年間に株を買った人たちの平均的な取得単価を見ているのと同じ意味を持ちます。

日々の細かなニュースや一時的な暴落といった短期的なノイズが排除されるため相場の大きな方向性を確認するための最も信頼できるツールとして多くの機関投資家にも愛用されています。

短期や中期の移動平均線との明確な違い

200日移動平均線,比較表

移動平均線には5日や20日といった短い期間を設定するものもありますが、これらと200日移動平均線とでは相場における役割が明確に異なります。

5日移動平均線は約1週間の値動きを20日移動平均線は約1ヶ月の値動きを表しており目先の売買タイミングを計るのに適しています。

しかし、短期の線だけを見ていると一時的な株価の上下に過剰に反応してしまい大きなトレンドを見失う危険性があります。

一方で、200日移動平均線は1年という長期の視点を持っているためどっしりとした相場の土台を示してくれます。

短期線が日々の戦術を決めるための武器だとすれば200日線は全体の戦略を立てるための広大な地図のような存在です。

両者の性質の違いを深く理解し正しく使い分けることが投資初心者から抜け出すための第一歩となります。

平均足とボリンジャーバンドの最強手法!利益を増やす組み合わせを徹底解説

200日移動平均線でわかること

長期的なトレンドを分析できる

200日移動平均線は、長期的なトレンドを分析するのに役立ちます。

多くの投資家たちが使用する指標の一つであり、相場をより広い目で見たときに「今上昇トレンドなのか」「それとも下降トレンドなのか」を見極められる指標です。

短期的な値動きの分析とは相性が悪いため、5日移動平均線などとは使い分けるようにしましょう。

一方で、短期の移動平均線と組み合わせることで、買い時・売り時を見つけることもできます。

サポートライン・レジスタンスラインになる

200日移動平均線は単なる方向の目安だけでなく価格が反発しやすいサポートラインやレジスタンスラインという重要な壁としても機能します。

例えば上昇トレンド中にある株価が一時的な利益確定売りなどで下落してきた場合200日移動平均線に近づいたところで下げ止まり再び上昇に転じるケースが頻繁に見られます。

これは過去1年間の平均単価付近まで下がってきたことで割安感を感じた投資家が一斉に買いを入れるからです。

逆に下降トレンド中で株価が反発して上昇してきた際にも200日移動平均線にぶつかると今度はそこがレジスタンスラインとなり再び下落に転じることがよくあります。

この壁の存在をあらかじめ知っておくことで有利な価格帯でエントリーする準備を整えることが可能になります。

200日移動平均線,反転

上記は、サイバーエージェント(4751)の例です。

200日移動平均線がレジスタンスラインとなり、価格が反転していることがわかります。

移動平均線はどう見ればいいの?株初心者にもわかりやすく解説します。

200日移動平均線の基本的な使い方

200日移動平均線を使いこなすためにも、具体的な活用法をまとめました。

間違った使い方をすれば、利益を生み出していくことはできません。

200日移動平均線を、自分のトレードに落とし込んでいってください。

必ず日足チャートに設定して確認する

200日移動平均線は、日足で見るようにしましょう。

週足や月足に切り替えてしまうと、ツールによっては「200日移動平均線」でなくなる可能性が高いです。

分足・日足・週足・月足それぞれで数値を設定する必要がありますから、日足で200日に設定していても、他の時間足では時間設定が変わってきてしまいます。

正しく使うためにも、200日移動平均線は基本的に日足で見るようにしましょう。

他の時間足でも見る場合は、数値の設定が200日に相当するかどうか気を付けるようにしてください。

チャートの日足・週足・月足ってどうやって使い分けるの?初心者向けに解説します

株価と200日移動平均線の位置関係をみる

200日移動平均線,トレンド

株価と200日移動平均線の位置関係によって、トレンドの方向性が掴めます。

200日移動平均線より株価が上で推移しているなら、大きな上昇トレンドだと分析でき、逆であれば下降トレンドとしてみることができるのです。

大まかなトレンドを見極めることで、今後の株価がどう推移していくかだけでなく、今の値動きが一時的なものかどうか判断するのに役立ちます。

200日移動平均線で相場全体のトレンドを掴んでおくと、短期の値動きも分析しやすくなります。

株のトレンドについて知る!テクニカルにおける上昇・下降トレンドとは

トレンド中の反発・反落の目安にする

200日移動平均線,反発

200日移動平均線を、トレンド中の反発・反落の目安にしましょう。

上図の場合、上昇トレンドにある中で、一時的に下落しているものの200日移動平均線に触れて反発していることがわかります。

反発のポイントで追加の買いを入れていけば、より大きな利益を狙いに行けますね。

いわゆる押し目買いと呼ばれる手法ですが、200日移動平均線を使いこなすことで、押し目買いの精度を上げることができます。

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ローソク足と200日移動平均線の交差でトレード

200日移動平均線,交差

ローソク足と200日移動平均線の交差が、売買のタイミングです。

ローソク足が200日移動平均線を下から上に突き抜けたら買い、逆に下へ突き抜けたら売りと判断します。

なお、上昇トレンドか下降トレンドかを見極めておくのがポイント。

上昇トレンド中であれば問題ありませんが、下降トレンドの場合は買っても価格は下がる一方ですから、売りから入り、買いで手仕舞うやり方がオススメです。

ローソク足が200日移動平均線を上から下へ突き抜けたら空売りをして、逆に上へと突き抜けたら利益確定するわけですね。

【株技術】プロトレーダー直伝!移動平均線を使いこなそう

200日移動平均線とゴールデンクロスの関係

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ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜ける形のことです。

一般的には、買いのサイン候補として知られています。

たとえば、25日移動平均線や75日移動平均線が200日移動平均線を下から上に抜けた場合、短期から中期の買い圧力が長期の流れを上回り始めたと考えられます。

つまり、200日移動平均線はゴールデンクロスにおける「長期トレンドの基準線」として使われることがあります。

ただし、ゴールデンクロスが出たからといって、必ず株価が上がるわけではありません。

特に200日移動平均線が横ばい、または下向きのままの場合は、一時的に短期線が上抜けただけで再び下落するケースもあります。

これがいわゆるダマシです。

ゴールデンクロスを確認するときは、以下の点もあわせて見ることが大切です。

・200日移動平均線が上向きになっているか
・株価が200日線の上で推移しているか
・出来高が増えているか
・直近高値を超えているか
・短期線だけでなく中期線も上向いているか

特に初心者は「ゴールデンクロスだからすぐ買う」と判断しがちですが、これは危険です。

200日移動平均線が上向きになり、株価もその上で安定して推移し、さらに短期線や中期線が上向いている場合に、買いを検討する根拠が強くなります。

反対に、200日移動平均線が下向きのまま出たゴールデンクロスは、下降トレンドの中の一時的な反発にすぎない可能性があります。

ゴールデンクロスは単体で使うのではなく、200日移動平均線の向きや株価の位置関係と組み合わせて判断することで、より実践的に活用できます。

200日移動平均線を使う際の注意点と落とし穴

200日移動平均線を使う時の注意点をまとめました。

  • レンジ相場では活用しにくい
  • 売買タイミングは遅くなりがち

トレードに役立てるためにも、注意点は抑えたうえで活用しましょう。

レンジ相場では活用しにくい

200日移動平均線,レンジ相場

大まかなトレンドをみる200日移動平均線は、レンジ相場では活用しにくいです。

レンジ相場で利益を狙おうとしても、200日移動平均線からわかる買い時・売り時では、利益を狙いにくくなっています。

上昇か下降、どちらのトレンドかを見極めるのは難しいのです。

200日移動平均線が横ばっている状態の銘柄は、避けるようにしましょう。

ピボットとは?正しい使い方や注意点をプロ目線でわかりやすく解説

売買のサインが出るタイミングは遅くなりがち

200日移動平均線の場合、売買タイミングは遅くなりがちです。

長い期間のデータを用いているため、200日移動平均線の動きは株価に対してゆったりとしています。

200日移動平均線をもとにした買い時・売り時だと、株価が明確に下降トレンドに入ってからしばらくして利益確定することになるのです。

200日移動平均線,遅い

上昇トレンドから下降トレンドに切り替わったタイミングを狙えていれば、より大きな利益を狙えます。

200日移動平均線だけでトレードをしようとすると、どうしても「ある程度下がってから」取引をすることになると覚えておきましょう。

スイングトレードに適した銘柄の探し方!初心者でも利益を出すコツ

勝率を上げるためのおすすめ組み合わせ指標

200日移動平均線だけよりも、さまざまな分析手法を組み合わせたほうがトレードの精度は上がります。

特に組み合わせて使いたい指標・シグナルをまとめました。

200日移動平均線での勝率をより上げるためにも、合わせて使いこなしていきましょう。

【比較表付】SMAとEMAの違いは?項目別に徹底比較

短期移動平均線との併用

200日移動平均線だけでなく、短期移動平均線も組み合わせてチャートを分析しましょう。

オススメは、5日・20日・60日・100日の移動平均線です。

短期移動平均線も合わせてみることで、「一時的な値動きかどうか」見極めやすくなります。

200日移動平均線,短期移動平均線

例えば上図の場合、200日移動平均線だけであれば、ローソク足と触れた時点で売りたくなりますが、他の短期移動平均線が下向き出ないことから、「上昇トレンドは継続中であり、一時的な下落である」と予想できます。

そして短期移動平均線が下向きになり200日移動平均線と交差するタイミングで売買をすれば、より大きな利益を狙えるようになるのです。

相場流では「PPP(パンパカパン)」という移動平均線の組み合わせによるシグナルが読み取れます。

ぜひ合わせて参考にしてください。

【相場流株技術用語】PPP(パンパカパン)・逆PPPとは?移動平均線でトレンドの波をとらえよう

MACD

MACDも、200日移動平均線と合わせて使うのがオススメな指標です。

移動平均の発展版といわれるMACDでは、相場の過熱感がわかります。

つまり、200日移動平均線で「上昇か下降かトレンド」を見極めて、MACDで「買われすぎか売られすぎかで反転するタイミング」を見極めるわけです。

株はMACDだけで勝てる?勝率が上がるやり方・オススメの組み合わせ

【相場流】下半身・逆下半身

下半身

より実践的で素早いエントリーを実現するために相場流の下半身逆下半身というシグナルを取り入れることを強くおすすめします。

下半身とは5日移動平均線をローソク足の陽線が力強く上へと突き抜けた状態を指しこれから株価が上昇する強力な合図となります。

200日線よりも上で推移している銘柄でこの下半身が出現した時は迷わず買いでエントリーする絶好のチャンスです。

反対に逆下半身は5日線をローソク足の陰線が下へと割り込んだ状態であり手仕舞いや空売りのサインとなります。

長期のトレンドに逆らわずに短期の明確なシグナルで行動を起こすことでリスクを抑えながら利益を最大化する理想のトレードが可能になります。

【相場式株技術用語】下半身・逆下半身とは?株初心者にもわかりやすく解説します

よくある質問

200日線を上回れば上昇トレンドですか?

現在の株価が線の上にあるという位置関係だけで完全な上昇トレンドであると断言することはできません。

200日移動平均線自体の傾きがしっかりと右肩上がりになっているかどうかが非常に重要です。

また線が横ばいの状態から単に上振れしただけの場合やすぐ上の価格帯に強力なレジスタンスが存在する場合はすぐに下落に転じるリスクがあります。

上位の足のトレンド状況や直近の高値と安値を切り上げているかなど複数の要素を総合的に確認してから判断することが安全なトレードにつながります。

200日線が交差したらすぐに売買すべきですか?

ローソク足が交差したからといって焦ってすぐに売買してはいけません。

相場が方向感を失っているレンジ局面では意味のない交差が何度も頻発し無駄な損失を重ねるダマシに遭う確率が高まります。

交差した瞬間のローソク足の勢い出来高が伴って大きく増加しているか重要な節目となる過去の価格帯を明確に抜けたかどうかなど、他のシグナルと状況が一致しているかを必ず確認してください。

複数の根拠が揃ってからエントリーすることが重要です。

200日線はどんなトレード期間に向いていますか?

200日移動平均線は数週間から数ヶ月の期間で利益を狙うスイングトレードやさらに長期間保有する中長期の投資において現在の相場環境を認識するのに最も適した指標です。

1日に何度も取引を繰り返すスキャルピングやデイトレードのような超短期売買における直接的な売買サインとしては反応が遅すぎるため機能しません。

しかし短期売買であっても今日は買いと売りのどちらをメインに狙うべきかという大きな方向性のフィルターとしては非常に有効に機能します。

まとめ

200日移動平均線は、長期のトレンドを分析するのに役立つ指標です。

チャートを見る手段の一つとして持っておけば、トレードの選択肢も広がります。

200日移動平均線の正しい使い方をマスターして、売買のタイミングを的確なものにしていきましょう。

トレードで大切なのは、運ではなく練習の積み重ねです。

焦らず基礎を固めていけば、200日移動平均線は“相場の地図”としてあなたのトレードを支える武器になります。

株塾では、こうした移動平均線の実践的な使い方や「相場流」の売買判断法を体系的に学べます。

感覚や運ではなく、再現性あるトレード技術を身につけたい方は、ぜひ学びを深めてください。

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インテク編集部がおすすめ!相場師朗が直伝する値動きを読むチャート分析術

株塾の体験会では、売買明細の公開ができる多くのプロトレーダーを多数育成してきた相場師朗先生が、実際のチャートを使って「値動きを読むチャート分析術」を解説します。

株価チャートを見ていると、

「今は買っていい場面なのか」
「もう少し待つべきなのか」
「この上昇は続くのか、それとも一時的なものなのか」

「そもそも、チャートのサインがわからない」

など、判断に迷う場面は少なくないでしょう。

株塾体験会では、相場先生が、「移動平均線の向き」、「ローソク足の本数」を組み合わせながら「次にどう動く可能性が高いのか」を読み解いていきます。

特に見逃してはいけない「大きなトレンドサイン」は必見です。

【株塾受講者の声】

M・Aさん
チャートの読み方も分からない状態で入塾しましたが講義を受けるうちに読める様になりました。
特徴は難しい専門用語ではなく、オノマトペのような直感で理解できる用語で講義を進めてもらえるので経済・経営学が解らなくても受講できます。

 

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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