【株技術】建玉の操作って何?株初心者にもわかりやすく解説します

「建玉の操作」という言葉をご存知でしょうか?

当サイトの監修者である株歴37年以上のプロトレーダー「相場師朗(あいばしろう)」先生がよく使う株の技術の一つで、リスクヘッジや利益を増やすためによく利用するものの一つです。

株初心者の方のよくある失敗として一気に大きな建玉をしてしまい、その後身動きが取れなくなってしまうということがありますが、そうしたリスクを軽減するためにも利用することが可能です。

両建ての考えを応用した技術ですので、まずは両建てについて理解しておくとよいかもしれません。

両建てについては、両建ての意味とは?初心者の方にわかりやすく解説しますの記事をご覧ください。

建玉の操作ができている方も、まだ理解がない方も、しっかりと内容を理解してトレードにお役立ていただければと思います。

この記事でわかること

  • 建玉の操作とは何か
  • 建玉の操作が有効なケース
目次

建玉の操作とは何か

建玉の操作とは、株価の動きに合わせて玉(ポジション)を操作することを言います。

例えば、図の赤丸の部分で建玉したとしましょう。

一見、先が見えていないと上昇していきそうな場面に見えます。

しかし、実際にはこの後株価は下落の局面を迎えます。

これだけ勢いの強い陽線を見ると全力で買い玉を建ててしまう人もいるかもしれませんが、もし自己資金を全て買いで玉を建ててしまうと、損失が大きくなってしまいますね。

まずは打診買いなどを行い、自己資金に余裕を持った上で建玉をする必要があります。

打診買いについては、打診買いとは?株初心者にもわかりやすく解説しますの記事をご覧ください。

建玉に余裕を持っていれば、リスクヘッジで売り玉を建てることもできますし、株価の動きに応じて両建てを維持しながら様子見をすることなどもできます。

この場合の例でいくと、赤丸の陽線で買いを入れた翌日に陰線が出たのでリスクヘッジとして売り玉を建てておいて、翌日も陰線だったから買い玉を手仕舞って売り玉を追加というような建玉の操作の例が挙げられます。

そうすれば、損失は最小限に抑えて、下落に応じて利益を得ることができますね。

一見すると簡単なようにも思えますが、建玉の操作は実際のトレードで簡単にできるかというと、決してそんなことはありません。

トレード技術を磨き、冷静な判断ができるようになることが大切です。

しかし、建玉の操作の技術を磨いていけば、株価の動きに応じて玉を追加したり手仕舞いしたりなど柔軟な対応ができるようになり、想定外の動きにも対応しやすくなります。

これは、練習を重ねていくことにより少しずつ上達させていくしかありません。

最初から完璧な建玉の操作ができる人はいないので、根気強く練習をしていく必要があるでしょう。

建玉の操作が有効なケース

建玉の操作が有効なケースは、主に2パターン存在します。

どのようなケースか、それぞれ見ていきましょう。

玉を建てていた方向と反対に株価が動いてしまったケース

例えば、今後株価が上昇するだろうと見越して買い玉を建てたのに、その後株価が下落してしまうケースです。

この場合、状況によっては様子見でもいいかもしれませんが、リスクが気になる場合は買い玉を手仕舞うか、もしくは買い玉を維持したまま売り玉を建てるなどの戦略があります。

株価に応じて、このように玉を操作することで、予想に反した株価の動きをした際にも損失を最小限に抑えつつ、利益に繋げていくことができます。

プロのトレーダーはこのような建玉の操作を駆使して予想とは違う株価の動きでも利益に繋げていくことが可能です。

想定通りの株価の動きをして、利益額を増やしたいケース

想定通りに株価が動いている場合は、より利益額を増やしたいと思うものです。

そうした際には、現在建てている玉(買い玉であれば買い玉、売り玉であれば売り玉)と同じ玉を追加していくことで、利益額を増やしていくことができます。

しかし、方向性が合っているからとむやみに玉を重ねるのはよくありません。

なぜならば、追加したタイミングが天井や底などの場合、すぐに株価の動きが反転してマイナスになってしまう可能性があるからです。

相場先生の『株塾』の講義の中であるように、追加する条件があるのであれば、追加していくことで利益額を着実に増やすことも可能でしょう。

両建ての手法を徹底解説!リスクを減らしつつ利益を増やすための極意

リスクを抑えつつ利益を増やしたいなら建玉の操作が必須

ここまで見てきたように、リスクを抑えつつ利益を増やしていくためには、建玉の操作は必須だといえます。

建玉の操作が上手くできるようになれば、株式投資での利益額は大きく増えていくことでしょう。

ただし、株式投資初心者の方がいきなり建玉の操作をできるようになるのは難しいといえるでしょう。

相場先生主催の『株塾』では、月2回の株塾勉強会や同じ志を持つ株仲間との出会いなどを通じ、建玉の操作の技術を磨くことも可能です。

もちろん、ただ参加するだけでなく主体的に学んで、積極的にアウトプットをすることが大事です。

まとめ

  • 建玉の操作は株の技術の一つ
  • 建玉の操作が上手くできれば、損失を最小限に抑えることが可能
  • リスクを抑えつつ利益を増やしたいなら建玉の操作が必須

いかがでしょうか?

ここまで、建玉の操作について見てきました。

『株塾』の勉強会の中では、実際に受講生の方が建玉を披露する場面もあり、他の受講生の方も大きな刺激を受けながら学習をしていらっしゃいます。

自分ひとりでの学習に行き詰っている方は、株塾への入塾をご検討されてみてはいかがでしょうか?

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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