株式投資を始めたいけれどチャートが難しそうと感じていませんか。
本記事では投資初心者向けにローソク足の見方をゼロから丁寧に解説します。
結論からお伝えするとローソク足は色と長さとヒゲの3つの要素を見るだけで誰でも簡単に値動きを理解できます。
この記事を読めば複雑に見えるチャートもただの記録であるとわかり相場を見る不安がすっきりと解消されるはずです。
基礎を固めて自分で投資判断ができるスキルを身につけましょう。
ローソク足とは価格の動きを一本にまとめたグラフ

ローソク足とは、株価や為替などの価格の動きを1本の図形で表したグラフです。
価格は1日の中で上がったり下がったりします。
その細かな動きをすべて追うのは大変です。
そこで役立つのがローソク足です。
ローソク足を見ると、その日1日の値動きをひと目で把握できます。
たとえば、株価が上がって終わったのか、下がって終わったのか。
一時的にどこまで上がったのか、どこまで下がったのか。
こうした情報が、1本のローソク足にまとまっています。
つまりローソク足は、相場の動きを写真のように切り取って記録したものです。
株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ
ローソク足の色は価格の上げ下げを意味する

最初に確認するのは色(陽線・陰線)です。
終値が始値より高ければ“上がって終わり(陽線)”、低ければ“下がって終わり(陰線)”を意味します。
上図はYahoo!ファイナンスのNTT株のチャートです。
実際に見てみると、確かに青色は下がっていて、赤色は上がっているのがわかります。
使うチャートによっては、色が赤ではなく白だったりするため、事前に確認しておきましょう。
白・赤は上昇を意味する

白・赤色は、株価上昇を意味します。
上図は、みんかぶの三菱UFJフィナンシャル・グループのチャートです。
白い部分で上昇していることがわかりますね。
ローソク足の色は、自分で設定できるツールもあるため、好きな色を選ぶと良いでしょう。
おすすめは他のチャートでも採用率の高い白色か赤色です。
黒・青は下落を意味する

黒・青色は株価下落を意味します。
例えば上図は、カゴメのチャートです。
青は一般に陰線(いんせん)を示し、終値が始値より低かった日=下落して終えた日を意味します。
チャート上で黒・青の足が続いていれば、「その期間は下落して引けた日が相対的に多かった」と読めます。
ただし、連続陰線=今後も必ず下がるということではありません。
色は“その日の結果”を示す情報です。まずは色=上げ下げを即座に認識できるようにしつつ、流れの判断は前後の値動きや出来高・上位足の方向などと合わせて確認すると安定します。
ローソク足の長さ(四角形+棒線)はどれだけ値動きしたか

ローソク足の長さ(四角形+棒線)は、どれだけ値動きしたかを意味しています。
長いローソク足は値動きが大きい、短いローソク足は値動きが小さいということですね。
ローソク足の長さから、「今日はかなり値動きしたな」と読み取れるわけです。
長ければ長いほど値動きしている
ローソク足の長さが長ければ長いほど、値動きの幅は大きいです。
これまでくらべてかなり長いローソク足が出現したときは要注意。
もしかしたらのその企業に関するニュースが出ているかもしれません。
逆に短いローソク足は、ほとんど値動きしなかった証拠です。
同じ長さでも値動きの仕方は異なることも

ローソク足の長さが同じだったとしても、どのように価格が動いたかは異なります。
一直線に上昇したのか、それとも上下を繰り返しながら最終的に上昇で終わったのかは、ローソク足を一つ見るだけではわからないのです。
1日1本のローソク足で見る以外にも、1時間1本・1分1本など時間の単位を変えることで、より細かな値動きを見ることができます。
とはいえ、まずは長いローソク足を見たら「色々あったかもしれないけど、最終的には上昇した(下落した)」と捉えておけばOKです。
ローソク足の四角形は何を表している?
ローソク足は、四角形と棒線で構成されています。
四角い部分=実体は、始値と終値の差です。
どこから始まり、どこで終わったかを示します。
取引が始まったときの値段

四角形の片方は、取引が始まった時の値段を示しています。
上昇している赤色のローソク足なら下側、下落している青色のローソク足なら上側です。
株式市場は、9時から11時30分までと、12時30分から15時まで開いています。
つまり9時の株価を示しています。
取引が始まった時の値段のことを「始値(はじめね)」といいます。
ローソク足を見るだけで、その日の株価がいくらから始まったのかもわかるのです。
取引が終了したときの値段

ローソク足の四角形、もう片方は取引が終わった時の値段を示しています。
株式市場が閉まる時間、つまり15時の株価となるわけです。
取引が終わった時の値段のことを「終値(おわりね)」といいます。
始値と終値が近い値段であればあるほど、ローソク足は短くなるということです。
株初心者におすすめのYoutubeチャンネル・動画!本当に役立つ動画を厳選
ローソク足の棒線は何を表している?
ローソク足の上下に突き出ている棒線、いったい何を表しているのでしょうか。
棒線は、最も高い時と最も安い時の値段を表しています。
上と下の棒線について、それぞれ見ていきましょう。
その日最も高かったときの値段

上に突き出ている棒線は、その日最も高かったときの値段を示しています。
100円でスタートした株価が、お昼ごろに200円にまで上がったが、その後下がって150円で終わったなら、200円が最も高い値段ですね。
その日最も高かった時の値段を、「高値(たかね)」といいます。
その日最も安かったときの値段

下に突き出ている棒線は、その日最も安かったときの値段です。
安ければ安いほど、棒線も下に長く伸びていくわけですね。
その日最も安かったときの値段を「安値(やすね)」といいます。
ローソク足を見るだけで、その日始まったときの値段・終わったときの値段・最高値・最安値がわかるわけですね。
上ヒゲ陽線とは?相場の転換点を見極めて勝つための買い時・売り時
棒線しかないローソク足は何?

ローソク足を見ていくと、棒線しかないタイプのローソク足があります。
上図は、フュージョンという銘柄のチャートです。
パッと見ただけだと、ローソク足がほとんどないようにも見えます。
このように棒線しかないタイプのローソク足は、「その日値動きしなかった」「最初と最後が同じ値段だった」ときに出現します。
始まりと終わりの値段が同じ

始まったときの値段と、終わったときの値段が同じだった場合、横棒のようなローソク足となります。
その日ほとんど値動きしなかったことが読み取れます。
上下に線が伸びている場合は、「値動きはしたけれども、結局最初の値段に戻った」ことを意味するのです。
この横棒のローソク足が出現しているときは、「買いと売りの勢いが拮抗しているな」ともとらえられますね。
十字線の翌日株価はどう動く?4000銘柄の検証データと勝率を上げるトレード術を解説
取引数が少ない銘柄にもよく出現する
横棒のローソク足は、取引数が少ない銘柄にもよく出現します。
取引する人が少ないから、値段も動きづらいというわけです。
にもかかわらず、先ほどのフュージョンのチャートを見てみると、横棒のローソク足ながらも、価格は動いています。
これは、株式市場が閉まっている間に買いや売りの注文が溜まっており、市場が始まった瞬間に価格が動いた状態からスタートするからです。
買い注文がたくさん溜まっていれば、その分価格も一気に上がった状態でスタートするイメージ。
詳しく知りたい方は、始値についてまとめた記事でチェックしてみてください。
ローソク足の見方をマスターしたらパターンを覚えていこう

ローソク足の見方をマスターしたら、さまざまなパターンを覚えていきましょう。
そのパターンを覚えることで、今後の値動きを予想できるようになるのです。
「このパターンだから暴落するかもな」「この種類のローソク足ならまだ上がるな」
投資で利益を積み重ねていくためにも、ローソク足の知識をさらに深めてきましょう。
チャートの日足・週足・月足ってどうやって使い分けるの?初心者向けに解説します
ローソク足の見方をマスターした後のステップ
ローソク足の基本的な見方を理解したら、次のステップとして複数のローソク足を組み合わせて相場を分析する力を身につけましょう。
ローソク足は1本だけで見るよりも、2本や3本あるいはそれ以上の並び方を見ることで、より精度の高い予測が可能になります。
たとえば長い陰線のあとに小さな十字線が出てさらに翌日に長い陽線が出現した場合は、下落トレンドが終わって上昇に転じる強いシグナルとして知られています。
このように、複数のローソク足が織りなすパターンを覚えていくことで、チャートの奥深さを味わいながら投資の勝率を少しずつ引き上げていくことができるはずです。
トレード手法に合わせて時間軸を使い分ける
ローソク足は、一日単位の動きを表す日足だけでなく、さまざまな時間軸で作成することができます。
一週間分の値動きを1本にまとめた週足や、一ヶ月分をまとめた月足は長期的な相場のトレンドを把握するのに最適です。
逆に1時間足や5分足といった短い時間軸のローソク足は、デイトレードなどの短期的な売買タイミングを計るために欠かせません。
自分がどのようなスタイルで投資をしたいのかに合わせて、最適な時間軸を選ぶことが成功への近道となります。
まずは初心者におすすめな日足チャートで基本的な型をしっかりと叩き込んでから、別の時間軸に挑戦してみるのが良いでしょう。
よくある質問
ローソク足は1本だけ見れば相場の流れがわかりますか?
1本のローソク足は、その日の「結果」を示す記録にすぎません。
上昇して終わった(陽線)としても、全体の流れが下降トレンドなら一時的な戻りにすぎないこともあります。
複数本の並び方(連続陽線・陰線、長短の変化)をあわせて見ると、より信頼度の高い判断ができます。
どの時間軸のローソク足を見ればいいですか?
目的によって使い分けます。
-
短期トレード:1分足・5分足など(細かな値動き)
-
スイングトレード:日足(1日の動き)
-
中長期投資:週足・月足(トレンドの流れ)
初心者のうちは、日足チャートで値動きの「型」を覚えるのがおすすめです。
ローソク足の色はツールによって違うのでしょうか?
はい。
利用する証券会社のアプリやチャートツールによって、ローソク足のデフォルトカラーは異なります。
日本のツールでは陽線が赤色で陰線が青色や緑色に設定されていることが多いですが、海外のツールや一部のアプリでは、陽線が緑色で陰線が赤色になっていることも珍しくありません。
色が違うだけでパニックにならないよう、自分が使っているツールの設定画面を事前に確認しておくことが大切です。
まとめ
本記事では、投資初心者に向けてローソク足の基本的な見方を解説してきました。
色と長さとヒゲという3つの要素を順番に確認するだけで、これまで難解に思えていたチャートが手に取るようにわかるようになります。
ローソク足は過去の投資家たちが残してくれた貴重な足跡であり、相場の心理を読み解く最強のツールと言っても過言ではありません。
いきなり高度な分析に挑戦するのではなく、まずは日々のチャートを眺めて、陽線や陰線の意味をじっくりと味わうところから始めてみてください。
基本を反復して身につけた知識は、今後の投資生活において一生の財産となってあなたを支えてくれるでしょう。
チャートには窓がある?「窓開け」「窓埋め」について徹底解説します
インテク編集部がおすすめ!相場師朗が直伝する値動きを読むチャート分析術

株塾の体験会では、売買明細の公開ができる多くのプロトレーダーを多数育成してきた相場師朗先生が、実際のチャートを使って「値動きを読むチャート分析術」を解説します。
株価チャートを見ていると、
「今は買っていい場面なのか」
「もう少し待つべきなのか」
「この上昇は続くのか、それとも一時的なものなのか」
「そもそも、チャートのサインがわからない」
など、判断に迷う場面は少なくないでしょう。
株塾体験会では、相場先生が、「移動平均線の向き」、「ローソク足の本数」を組み合わせながら「次にどう動く可能性が高いのか」を読み解いていきます。
特に見逃してはいけない「大きなトレンドサイン」は必見です。
【株塾受講者の声】
M・Aさん特徴は難しい専門用語ではなく、オノマトペのような直感で理解できる用語で講義を進めてもらえるので経済・経営学が解らなくても受講できます。

これまで10以上のメディア運営に従事。現在は自身も株塾で学びつつ、毎日コンテンツ作成をし続ける。
あらゆるジャンルで編集者として活動してきた経験を活かし、初心者から上級者まで役立つ記事を作成。






