【相場流株用語】株の局面とは?A局面・B局面・C局面の意味と見分け方をわかりやすく解説!

【相場流株用語】株の局面とは?A局面・B局面・C局面の意味と見分け方をわかりやすく解説!

株の「局面」とは、株価が上昇・下落・横ばいのどの流れにあるかを捉える考え方です。

相場流では、下落をA局面、横ばいをB局面、上昇をC局面と呼びます。

局面がわかると、目先の値上がりや値下がりに振り回されず、チャート全体の方向を確認しやすくなります。

この記事では、A局面・B局面・C局面の特徴、移動平均線を使った見分け方、初心者が気をつけたい「だまし」の仕組みを解説します。

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目次

株の局面とは

「局面」とは、ある時点の状況や物事の成り行きを指す言葉です。

株式投資では、今の値動きが上昇・下落・横ばいのどこにあるかを考える際に使います。

たとえば、一日だけ株価が上がっても、数週間にわたり安値を切り下げていれば、下落の流れが続いている可能性があります。

一日の動きと一定期間の流れを分けて見ることがポイントです。

局面を把握するメリットは、株価の方向と自分の見立てが合っているかを確認しやすいことです。

買うかどうかを考える前に、現在の状況を整理する手掛かりになります。

局面は将来の株価を言い当てるものではないため、移動平均線や高値・安値など、複数の材料と組み合わせて読み取りましょう。

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A局面・B局面・C局面とは

A局面・B局面・C局面は、相場流で株価の流れを3つに分類した呼び方です。

一般的な言い方では、A局面が下降トレンド、B局面がレンジ相場、C局面が上昇トレンドにおおむね当たります。

上図のように、A局面は株価が下がる場面、B局面は一定の価格帯を行き来する場面、C局面は上昇が続く場面です。

それぞれ、移動平均線の傾きや高値・安値の変化にも特徴があります。

3つの局面を区別するのは、今の値動きを同じ基準で観察するためです。

相場流では、A局面は売り、C局面は買いを狙い、B局面は方向が出るまで待つのが基本とされています。

まず株価の方向を確かめ、次にその流れが続いているかを見ていきます。

チャートでは、下落から横ばい、横ばいから上昇へと移ることがあります。

ただし、必ずA→B→Cの順番になるわけではありません。

B局面から再び下落するケースもあります。

また、上昇や下落の途中で、一時的にB局面が現れることもあります。

上昇中の銘柄でも、買い手と売り手のバランスが変われば値動きの方向は変化します。

利益確定の売りや企業業績のニュース、相場全体の変化などが、そのきっかけになることがあります。

だからこそ、図の形だけで決めつけず、直近の高値・安値と移動平均線の動きを照らし合わせることが大切です。

A局面の特徴

A局面は下落が続く場面

A局面は、株価が全体として下向きに動き、前回より低い高値や安値をつけやすい場面です。

一時的に反発しても(この動きを「戻り」と呼びます)、前回の高値に届かず再び売られると、山と谷が切り下がります。

たとえば株価が以前より安くなっていても、安値の更新が続く間は下落が止まったとはいえません。

価格の安さだけでなく、値動きの変化にも目を向けましょう。

A局面で意識したいこと

A局面では、まず下落が続いているか、勢いが弱まっているかを見分けることが重要です。

相場流では、A局面は売り(空売り)で利益を狙う局面とされています。

空売りは、借りた株を先に売り、あとから買い戻す取引で、株価が上がると損失が広がります。

現物株の買いを考える場合は、安値の切り下げが止まったか、直近の高値を越えられるかなどを確認します。

一度の反発だけでは、流れの転換と判断できません。

A局面の特徴を知っておけば、「大きく下がったから買い時」と短絡的に考えずに済みます。

下落の継続と反転の兆しを、分けて観察しましょう。

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B局面の特徴

B局面は横ばいの場面

B局面は、株価が一定の価格帯を上下する横ばいの場面です。

この上下の範囲を「レンジ」といいます。

レンジの上限付近では売り、下限付近では買いが入りやすい場合があります。

売買が拮抗すると、価格は一方向に進まず、似た水準を行き来します。

移動平均線も横向きになりやすく、株価が上限を少し超えてもすぐ戻ることがあります。

反対に、下限を一時的に下回ってから反発する動きも見られます。

初心者が難しい理由

B局面が初心者に難しいといわれる理由は、レンジを抜けたように見えても、その方向へ動き続けるとは限らないからです。

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たとえば、上限を一時的に上抜けても、買いが続かなければ価格はレンジ内に戻ります。

こうした値動きを「だまし」と呼ぶことがあります。

上抜けと上昇の定着は別のものです。

相場流では、B局面は方向感がないため、次のA局面かC局面への動き出しを確認するまで、待つことが基本とされています。

レンジ内の値幅を狙う考え方もありますが、上限・下限の位置は一定ではなく、売買回数が増えると取引コストがかさむこともあります。

迷うときは売買を急がず、どの価格帯で反転を繰り返しているかを観察しましょう。

レンジの上端・下端と移動平均線の傾きを記録しておくと、横ばいが続いているのか、別の局面へ移りつつあるのかを振り返りやすくなります。

C局面の特徴

C局面は上昇が続く場面

C局面は、株価が高値と安値を切り上げながら、全体として上向きに進みやすい場面です。

上昇の途中で一時的に下がる動きを「押し」と呼びます。

その後、前回より高い安値で買いが入り、再び高値を更新した場合は、上昇の流れが続いていると考える材料のひとつです。

C局面では、山と谷が上がっていく様子をチャートで追いやすくなります。

初心者にとっても、押しと反発の関係を学びやすい場面でしょう。

上昇した株価が日々の平均値に反映されるため、移動平均線も上向きになりやすくなります。

相場全体の変化や売り注文によって流れが変わることもあるため、注意が必要です。

相場流では、C局面は買いで利益を狙う局面とされています。

C局面でも気をつけたいこと

C局面でも、次の値上がりが約束されているわけではありません。

大きく上昇したあとの下落が、一時的な押しなのか、下落への転換なのかは、その時点では判断しきれない場合があります。

注目したいのは、直近の高値・安値との位置関係です。

前回の安値を下回ったか、反発で高値を更新できるかなどを確認します。

株価が移動平均線から大きく離れているときは、短期的な過熱にも注意が必要です。

1本の陽線だけで判断せず、前後の値動きを見てください。

C局面は上向きの流れを確認しやすい反面、高値圏での急な反落もあります。

局面を把握できても損失は起こり得るため、損失への備えは別に考えておきましょう。

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局面の見分け方

移動平均線の向き

局面を見分ける最初の手掛かりが、移動平均線の向きです。

移動平均線は、一定期間の株価の平均をつないだ線を指します。

5日線(短期線)は直近の値動きを比較的早く反映し、20日線(長期線)はより長い期間の変化をならして示すことが特徴です。

線が下向きならA局面、ほぼ横向きならB局面、上向きならC局面の可能性があります。

短期線が長期線より下にあればA局面、上にあればC局面の手掛かりです。

短期と長期で方向が異なる場合は、両方を見て判断材料を整理しましょう。

高値と安値の切り上げ切り下げ

移動平均線に加えて、直近の高値と安値がどのように変化しているかを確認します。

山と谷がともに切り下がればA局面、切り上がればC局面の手掛かりです。

一定の範囲で行き来していれば、B局面の可能性があります。

一度だけ高値を更新しても、その後すぐ安値を切り下げることもあるため、注意が必要です。

複数の山と谷を続けて見れば、一時的な動きと全体の流れを区別しやすくなります。

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局面を捉える方法

局面を捉えるには、移動平均線と高値・安値を順番に見ると整理しやすくなります。

まず、上図の細い赤色・緑色の線(移動平均線)が上向きか、下向きか、横向きかを確認してください。

次に、ローソク足の高値と安値の変化を見ます。

移動平均線が上向きで、山と谷も切り上がっていれば、上昇方向を考える材料が重なった状態です。

直近の高値や安値を超えると、値動きが強まることがあります。

これは、その水準付近に売買注文が集まっている場合があるためです。

たとえば、高値を上抜けたところで新たな買い注文が集中すると、短い時間に株価が大きく動くことがあります。

すぐ元の価格帯へ戻る「だまし」にも注意が必要です。

どの局面でも、移動平均線の向き、直近の高値・安値、株価が抜けた後の動きを組み合わせて確認しましょう。

相場流の売買シグナルも、単独で結果を保証するものではありません。

利益を狙いやすい局面はあるのか

利益を狙いやすい局面は、取引方法や運用期間によって異なります。

どの局面でも安定して利益を得られるわけではありません。

現物株の値上がり益を考えるなら、上昇方向が見えやすいC局面は分析の手掛かりになります。

一方、A局面は下落方向、B局面は様子を見て待つ場面です。

A局面を空売り、C局面を買いの方向で分析することは、相場流の考え方として知られています。

方向がはっきりしていても、入る位置や流れの転換を見誤れば損失につながる点には注意が必要です。

相場流の売買シグナル「下半身」は、5日線が横ばいか上向きのときに、陽線の実体が5日線を下から上に抜け、実体の半分以上が5日線の上に出る形で、トレンド転換の初動を捉えるシグナルとされています。

局面の分類と組み合わせて、何を示しているかを確かめましょう。

たとえば上昇が続いていても、直近の高値付近から反落すれば、買った価格を下回る可能性があります。

局面の名前だけで売買を決めず、チャートのどこにいるのか、判断が違った場合に何を確認するのかを考えることが大切です。

よくある質問Q&A

局面とは何ですか?

局面とは、株価が下落・横ばい・上昇のどの流れにあるかを整理する考え方です。

相場流では、それぞれをA局面・B局面・C局面と呼びます。

局面を把握すれば、目先の値動きだけでなく、一定期間の流れも確認しやすくなることがメリットです。

初心者はどの局面を狙うべきですか?

初心者が現物株の値動きを学ぶなら、まずC局面を観察すると、高値と安値が切り上がる動きを確かめられるため、理解しやすいでしょう。

もちろん、C局面でも利益が約束されるわけではありません。

B局面は方向感が出るまで待つのが基本で、上抜け・下抜けが続かない「だまし」にも注意が必要です。

A局面では、価格が安く見えても下落が続く場合があります。

いずれの局面でも、一度の動きだけで結論を出さないことが大切です。

まとめ

A局面は下落、B局面は横ばい、C局面は上昇の流れを示します。

相場流では、A局面は売り、C局面は買いを狙う局面で、B局面は待つことが基本です。

局面を知ると、目の前の値動きが全体の流れと合っているかを整理しやすくなります。

まずはA・B・Cの違いをチャートで確かめ、移動平均線と高値・安値が同じ方向を示しているか観察してみましょう。

相場流の解説や関連記事を読む際も、局面ごとの特徴がわかっていると内容を理解しやすくなります。

売買は、局面だけでなく損失の可能性も踏まえて判断してください。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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