日経先物はパンパカパン継続?相場流・ローソク足の本数で見る売買判断

日経先物の相場流分析

日経先物が大きく上昇し、相場全体に強気ムードが広がる一方で、米国株やコモディティ、個別銘柄を見ると、すべてが同じように上がっているわけではありません。

今回(2026年6月25日放送時)の相場師朗先生の解説では、日経先物の「パンパカパン」局面をどう判断するか、上昇中の銘柄をどこで手じまうべきか、さらにオールカントリー・S&P500・原油・コーヒー・三菱マテリアルなどのチャートをもとに、実践的な売買判断が語られました。

特に注目したいのは、「もっと上がるかもしれない」と欲張るのではなく、本数や移動平均線の形を見ながら区切って利益を残す考え方です。

この記事では、番組内で解説された相場の見方を、投資初心者〜中級者にもわかりやすくお伝えします。

【株は技術だ】相場流株技術まとめ!相場式チャートの基礎から応用までを徹底解説

   
目次

日経先物はパンパカパン継続中!ただし本数管理が重要

2026年6月25日放送_ラジオ動画

番組の冒頭では、日経先物のチャートについて解説がありました。

相場師朗先生は、日経先物について「パンパカパン」の形になっていると説明しています。

パンパカパンとは、移動平均線が上から順番にきれいに並び、上昇トレンドが強い状態を示す相場流の用語です。

このような局面では、基本的には買い目線で見ることになります。

ただし、重要なのは「上がっているからずっと持つ」のではなく、上昇の本数を数えながら判断することです。

今回の解説では、上昇本数がすでに10本以上になっているため、明日か明後日に陰線が出た場合は、いったん終わりと見る可能性があると説明されていました。

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「もっと上がるだろう」は危険

上昇しているチャートを見ると、多くの投資家は「まだ上がるのではないか」と考えがちです。

しかし、相場師朗先生は、買ったあとに上昇が続いても、陰線が出たタイミングや逆下半身が出たタイミングで区切ることの重要性を話しています。

たとえば、過去の上昇局面でも、買いで入ったあとに12本目の陰線や13本目の逆下半身で手じまうことで、利益を確保できた場面がありました。

一方で、「もっと上がるだろう」と思って持ち続けると、その後の下落に巻き込まれる可能性があります。

利益を残すためには、感情ではなく、チャートの形と本数で判断することが大切です。

オールカントリーは揉み合い。移動平均線の変化に注意

日経先物が強い一方で、オールカントリーは揉み合いの状態にあると解説されました。

同じ位置で長く揉み合うと、移動平均線は徐々に横ばいになっていきます。移動平均線は平均値であるため、価格が同じエリアで停滞すると、その価格帯が平均になっていくためです。

特に青の移動平均線が横ばいになってくると、上昇の勢いが鈍っている可能性があります。

番組内では、NISAなどでオールカントリーを買っている投資家が多い可能性にも触れられました。

価格が伸び悩む中で、危険を感じて手じまいを始める人が出てくる可能性もあるため、注意が必要です。

ビットコインはオレンジ割れ後の戻りに注意

ビットコインについては、オレンジの移動平均線を割ったあと、緑の移動平均線を超える場面があったものの、簡単には上がらずに下げていると解説されました。

一度上昇の形が出たとしても、移動平均線の位置関係やその後のローソク足の動きを確認しなければ、すぐに買いと判断するのは危険です。

番組内では、前回の放送時にリスナーからビットコインのチャートについて質問があり、その後に一度上昇したものの、今回の時点では再び注意が必要な形になっていると説明されていました。

ココアで764万円の利益確定。成功者はどこを見ていたのか

今回の放送で特に印象的だったのが、塾生から報告されたココアのトレード事例です。

報告によると、6月16日の陽線を見てエントリーし、6月24日に前の高値付近まで到達。

その後、1時間足でダブル逆下半身になったため利益確定したとのことです。

利益額は、IG証券で約641万円、GMO証券で約123万円、合計で764万円でした。

成功のポイントは「前の高値」と「短い足での手じまい」

この事例で重要なのは、ただ上がったから利益が出たわけではないという点です。

相場師朗先生は、チャート上に赤線が引かれていることに触れながら、前の高値付近まで到達したところを意識していると説明しました。

さらに、1時間足でダブル逆下半身が出たため、そこで手じまったという判断も重要です。

つまり、日足で大きな流れを見ながら、手じまいは短い時間軸で判断しているのです。

これは、利益を伸ばすことと、利益を守ることのバランスを取るうえで非常に参考になる考え方です。

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S&P500とナスダックはやや注意。米国株は停滞感あり

次に、S&P500についても解説。

S&P500は、ダブル天井のような形になっており、やや危ない可能性があると説明されています。

青の移動平均線が右肩上がりのときは、一時的に赤の移動平均線がへこんでも再び戻ることがあります。

しかし、今回は一度大きく下がり、再び上げたものの、前回の高値を超えられていません。

そのため、赤・緑・青の移動平均線がそれぞれダブル天井のような形になっていると見られます。

このような形では、何か悪材料が出たときに崩れやすい状態になっているため、買い目線だけで見るのは危険です。

ナスダックについても、S&P500と同じく停滞感が出てきていると解説されています。

一方で、日経先物だけが先走っているようにも見えるため、全体相場を一括りにせず、指数ごとの違いを見ることが大切です。

原油は逆パンパカパン。ファンダメンタルズよりチャートを重視

原油については、オレンジの移動平均線をめぐる攻防に負け、逆パンパカパンの形になっていると解説されました。

逆パンパカパンとは、移動平均線が下向きに並び、下落トレンドが強い状態を示す相場流の用語です。

原油の場合、ファンダメンタルズではさまざまな解釈が出てきます。

需給、地政学リスク、在庫統計など、見るべき材料が多く、人によって意見が分かれやすいのが特徴です。

しかし、相場師朗先生は、チャートで下げているなら売ればよいというシンプルな見方を示しました。

初心者にとっては、材料を追いすぎて判断が複雑になるよりも、まずはチャートの形を見て、上昇トレンドなのか、下落トレンドなのかを判断することが重要です。

コーヒー・ココア・大豆・とうもろこしもチャートで判断する

番組では、コーヒーやココア、大豆、とうもろこしといったコモディティについても解説されました。

ココアとコーヒーは同じ飲料系の商品ですが、チャートの動きはまったく異なります。

相場師朗先生は、ココアではなくコーヒーを買っていると話していました。

これは、商品名やイメージではなく、チャートの形を見て判断しているということです。

とうもろこしについては、下落が続いているものの、いずれ何本か上がる場面が来る可能性があるため、その短い上昇を狙いたいという見方も示されました。

大豆については、コーンより先に上げ始めたものの、青の移動平均線にきれいに押し返されている形が解説されました。

移動平均線に上値を抑えられる動きを理解しているかどうかで、売買判断は大きく変わります。

カルビーの反発と三菱マテリアルの空売り事例

リスナーからは、前回解説されたカルビーについて、「先生の話通りに23本目から反発した」とのコメントが寄せられました。

これに対して、相場師朗先生は、オレンジの移動平均線を割っているため、反発してもオレンジまで届かない可能性があると指摘しました。

また、上ヒゲが出ていることから、弱ったところで早めに手じまう判断も必要だと説明しています。

三菱マテリアルは空売りで利益が出ている状態

同じような動きとして、リスナーは三菱マテリアルを見つけ、6月19日から空売りしていると報告しました。

相場師朗先生は、このトレードについて「儲かっている」としながらも、注意点も示しています。

三菱マテリアルは、オレンジの移動平均線を割っているため、今後さらに下落する可能性があります。

ただし、オレンジを割ったあとに上下を繰り返すボックスのような動きになる可能性もあるため、利益が出ているなら一度利食いする選択肢もあると説明されました。

最終的に下落方向だとしても、途中で一時的に上がる場面はあります。

その戻りを想定せずに持ち続けると、せっかくの利益を減らしてしまう可能性があるため注意が必要です。

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トレードは「反省して稽古する」ことが大切

今回の放送では、トレードを上達させるうえで重要な考え方も語られました。

リスナーがカルビーの反省から、似たような動きの三菱マテリアルを探し、実際に空売りしていることに対して、相場師朗先生は「やりっぱなしではなく、反省して稽古することが大事」と話しています。

これは投資初心者にとって非常に重要なポイントです。

トレードでは、勝った・負けたという結果だけを見るのではなく、なぜその判断をしたのか、どこで入るべきだったのか、どこで手じまうべきだったのかを振り返ることが欠かせません。

失敗したトレードをそのままにせず、似たようなチャートを探して練習することで、次のトレードに活かせるようになります。

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どんなきっかけでトレードを始めるのか

番組後半では、「どんなきっかけでトレードを始めるか」というテーマも取り上げられました。

相場師朗先生は、観察している複数の銘柄について、なぜその銘柄を見始めたのかを解説しようとしていました。

トレードで大切なのは、何となく銘柄を選ぶことではありません。

「移動平均線の形が変わってきた」
「前の高値を超えられなかった」
「オレンジを割った」
「本数が進んできた」
「パンパカパン、または逆パンパカパンになっている」

このように、チャート上の明確な変化をきっかけにして観察を始めることが大切です。

トレードは、ニュースや雰囲気で始めるものではなく、技術的な根拠をもとに始めるものです。

インテク編集部のまとめ

今回の相場師朗先生の解説では、日経先物の強い上昇局面から、米国株の停滞、原油やコモディティの下落、さらに個別銘柄の空売り事例まで、幅広いチャート判断が紹介されました。

特に重要なのは、次の3つです。

1つ目は、上昇しているからといって、いつまでも持ち続けないことです。

パンパカパンの形で買いが有利に見えても、本数が進んで陰線や逆下半身が出たら、いったん区切る判断が必要です。

2つ目は、指数や商品によって動きが違うことです。

日経先物が強くても、オールカントリーやS&P500、ナスダックが同じように強いとは限りません。全体相場を一括りにせず、それぞれのチャートを個別に見ることが大切です。

3つ目は、トレード後の反省と稽古です。

カルビーの反省から三菱マテリアルを見つけて空売りしたリスナーのように、過去のチャートから学び、似た形を探して練習することで、トレード技術は少しずつ磨かれていきます。

明日からのトレードでは、まず「今は買いなのか、売りなのか」を移動平均線の並びで確認し、そのうえで本数・陰線・下半身・逆下半身を見ながら、エントリーと手じまいの判断を行ってみてください。

利益を伸ばすことも大切ですが、それ以上に大切なのは、利益を残すことです。

YouTube動画で詳しく見る

この記事では、相場師朗先生のラジオ番組の内容をもとに、日経先物・米国株・コモディティ・個別銘柄のチャート判断を整理して解説しました。

実際のチャートを見ながら学ぶことで、パンパカパン、逆パンパカパン、下半身、逆下半身、本数管理の考え方がより理解しやすくなります。

この記事の動画版はこちらからご覧いただけます。

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相場師朗先生の解説を聞きながら、チャートのどこを見て判断しているのかを確認してみてください。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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この記事を書いた人

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。

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