株の長期投資っていいの?メリットデメリットだけでなくおすすめの投資も紹介

株の投資は長期的におこなった方が安定すると聞いたことはありませんか?

株式市場は経済の成長と共に拡大を続けるので、市場参加者の損益合計がプラスになると言われています。

そのため株は他の投資と違い、プラスサムゲームと呼ばれ長期的に見ると勝ちやすく安定しているのです。

しかし、プラスサムゲームで勝ちやすいと言っても確実に勝てるわけではありませんし、長期投資のメリットデメリットを理解していなければ、自分の求める投資を行うことができない場合があるのです。

そこで今回は、株の長期投資にはどのようなメリットデメリットがあるのかを紹介しつつ、長期投資よりも資金効率が良い投資法があるのかについて紹介をします。

この記事でわかること

  • 長期投資の特徴
  • 長期投資のメリットデメリット
  • 長期投資よりも資金効率の良い投資法

株の長期保有を始める前に必ず押さえておきたい3つのデメリット

目次

株の長期投資

株の投資では、銘柄を保有する期間によっていくつかの投資スタイルがあります。

短期トレードであるデイトレ、数週間程度銘柄を保有するスイングトレード、数ヵ月から1年程度銘柄を保有する中期投資、そして数年から数十年銘柄を保有する長期投資があります。

短期トレードは短期間で資金を回転させて上手くトレードを繰り返して稼いでいきますが、長期投資は企業や日本経済が成長するのをじっくりと待ちながら投資を行うのです。

そのため、長期投資ではチャートを分析するテクニカル分析よりも、企業の成長などを予測するファンダメンタルズ要因を使って投資を行っていきます。

つまり株の長期投資は、企業の成長と共に株価が上昇するのをじっくりと待つ投資なのです。

では投資を行う上で、長期投資にはどのようなメリットデメリットがあるのかについて見ていきましょう。

長期投資のメリット

長期投資には、安定した投資を行えるメリットがあります。

株式投資はプラスサムゲームで、株価は日本経済の成長と共に上昇をしていくため、長期的に見ると高値を更新していく可能性が高いからです。

同時に、銘柄によっては株を保有し続けるだけで、報酬が発生する配当金や株主優待などもあるためです。

つまり、株を買い長期的に保有を続けるだけで、将来的に売買差額と配当金などによって投資の収益がプラスになりやすいと言えます。

それと、一時的な株の暴落が起きたとしても、1年や2年単位では株価の下落が見られますが、5年や10年という長い期間で見れば下落は一時的なものであったり、下落後に株価の上昇を期待することもできます。

そのため、普段仕事で忙しく、頻繁に投資を行ったり勉強する時間が確保できないサラリーマンで投資で利益を狙えるというメリットもあります。

長期投資のデメリット

長期投資には、資金効率が低いというデメリットがあります。

1つの株に資金を投資し続けることになるので、5年や10年後の株価変動分しか利益を得ることができません。

5年で株価が1.5倍となった場合には資金は1.5倍となり、10年で2倍となった場合には2倍となるのです。

短期トレードであれば、トレード回数を増やすことによって資金効率が高くなり、上手くトレードを行う事で2,3ヶ月で資金を2倍以上にできる可能性もあるのです。

株価のチャートを確認してみるとわかりますが、株価は常に上昇を続けているわけでは無く、上昇と下落を繰り返して変動を続けています。

株価が上昇していく局面で、長期投資は買値から上昇した分だけの利益しか得られませんが、短期トレードなら上昇局面中の上昇や下落を利用して利益を狙うことができるのです。

つまり、長期投資は1度投資をした資金を途中で動かすことができないため、結果的に資金効率が低くなってしまうのです。

それと、長期投資の基本は企業や経済の上昇を予測するファンダメンタルズ要因が基本となります。

ファンダメンタルズ要因は、元となる情報を全て得ることが個人投資家では難しかったり、企業の分析をより精度が高い状態で行える機関投資家などが積極的に活用する方法となります。

そのためファンダメンタルズ要因は初心者が行うには難しく、長期であっても日本経済や世界情勢によって状況が変わった際には予測が大きく外れてしまうこともあるのです。

ちなみに「テクニカル分析とファンダメンタルズ分析とは?それぞれのメリット・デメリットを解説します」でファンダメンタルズ要因のメリットデメリットについて紹介をしているので参考にしてみてください。

長期投資は資金効率が低く、ファンダメンタルズ要因による予測も難しいというデメリットがあるのです。

株は長期投資よりもテクニカル分析で投資をした方が利益を狙いやすい

ここまで株の長期投資について紹介をしてきましたが、基本的に株を行う人の多くが効率よく稼ぎたいと考えるでしょう。

長期投資であれば安定的に稼げる可能性があるかもしれませんが、資金効率が低く、株の保有期間も長いため効率よく稼げているとは言えません。

さらに、安定的に稼げると言っても、企業や経済が上昇を続ける前提があってのことです。

万が一に、経済が低迷期に入り長引くようでは安定的に長期投資で稼ぐことは難しいのです。

長期間保有している間に株価の価値が半分以下に低下してしまうということも珍しくありません。

そこで、株で効率よく稼ぎたい場合におすすめなのが、テクニカル分析を使った中短期間の投資となります。

長期投資ではファンダメンタルズ要因がメインの分析となるため、テクニカルによる分析は基本的に使われることが少ないのです。

しかし、中短期間の投資であればテクニカル分析によってトレンドを予測することができ、投資回数が増えるので資金効率が高くなるのです。

テクニカルなら技術を磨くことで上達し、短期間で稼ぐことも可能

株の投資において資金効率を上げるためには必然的に、トレード回数を増やさなければなりません。

長期投資ではそれを行うことができないので、トレード回数が多くなるデイトレやスイングトレードがおすすめとなります。

デイトレやスイングトレードは、テクニカル分析によってチャートの値動きを予測しやすく、トレンドを予測することで効率よく稼ぐことができるのです。

何よりも、ファンダメンタルズ要因では分析の結果、企業などが業績を上げて株価が上昇しなければ利益を得ることができません。

テクニカル分析であれば、チャート上で株価のトレンドを予測することができ、自分からチャンスを見つけトレードで利益を狙える回数を増やすこともできるのです。

つまり、テクニカルによるトレードを行う場合だと、デイトレやスイングトレードがメインで必然的に資金効率も高くなり、自分の努力次第で稼げる金額を上げていくことができるのです。

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まとめ

  • 長期投資は安定して利益を狙いやすいが、逆にマイナスになる可能性もある
  • トレード回数が少なく安定している分、資金効率が低くなってしまう
  • 資金効率を求めるのであればテクニカルによるトレードがおすすめ

いかがでしたでしょうか。

一見安定した取引ができる長期投資ですが、資金効率が低かったり、ファンダメンタルズ要因は確実に株価の上昇などを予測できるわけではありません。

そこで、資金効率が高い投資を求めるのであれば、テクニカルによるトレードがおすすめとなります。

テクニカルによるトレードは株の技術を磨けば磨くほど上達をすることができるので、自分の努力次第で大きく稼ぐこともできます。

そのためまずは、株の基礎を学びつつ技術を磨いていくようにしましょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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