テクニカル分析ならこの本を読め!おすすめ5選

テクニカル分析はこの本を読めばOK、あなたは今、そんな一冊を探していませんか?

株チャートをもとに今後の相場を予測するテクニカル分析は、実際にチャートも掲載されている本で勉強するのがオススメです。

実際、本屋に行けばテクニカル分析を学べる本は無数にあります。

しかし、テクニカル分析について深く理解していない状態で、どの本が良いかを見極めるのは難しいもの。

私自身、なんとなく手に取った一冊が専門用語を多用していて、内容を理解できずに挫折した経験があります。

そこで今回は、累計受講者数40万人を超える「株塾」を運営する弊社が厳選した、チャートについてさっぱりわからない初心者にもオススメできるテクニカル分析の本をご紹介。

さらにその先の一歩として、より実践的なオススメ本も合わせて紹介します。

テクニカル分析の基本を本で身につけて、株価チャートの隅から隅までわかるようになりましょう。

まだ株式投資の基本知識を学んでいない人は、まずそちらから学んでおいてくださいね。

株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ

株式投資の勉強に最適な本6選!初心者向けおすすめを厳選

目次

チャートがわからない!テクニカル分析未経験者におすすめの本

テクニカル分析をするためには、株のチャートが読めるようにならなければなりません。

「そもそもチャートって何?」という方向けに、基本的な知識を学べる本をご紹介します。

7日でマスター 株チャートがおもしろいくらいわかる本

7日でマスター 株チャートがおもしろいくらいわかる本

著者:梶田洋平
参考価格:1,628円(税込)
ページ数:224ページ
出版社:ソーテック社

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チャートを見ても何を表しているかわからない、でもスイングトレードをしたい…。

そんな方には基礎知識が網羅されている本書を読みましょう。

株チャートについて、7日間でマスターできる1冊です。

スイングトレード前提の話が多いため、デイトレードや中長期投資ではなく、スイングトレードをする予定の方に特にオススメ。

チャートのなりたちから、ストーリーを追うように進んでいくため、学んだ内容を整理しながら読んでいけます。

本書を読み終えたころには、株のチャートが読めるようになりますよ。

この本の概要

本書は、下記のように7日間で株チャートについて学べる本です。

  • 0日目 オリエンテーション
  • 1日目 チャートのなりたち
  • 2日目 重要なパターン
  • 3日目 指標について
  • 4日目 注文方法について
  • 5日目 実戦!買いサイン
  • 6日目 実戦!売りサイン
  • 7日目 株で失敗しないために

テクニカル分析において、株チャートは欠かせない存在です。

そんな株チャートについて、前提知識から実戦形式までがまとめられています。

初心者が使いこなすには難しい指標に対して、きちんと「難しい」と明記してあるのが好印象。

自分が使いこなせない指標を判断材料に使うのはリスクが高いですよね。

例えば相場の過熱具合を測る指標「騰落レシオ」は、数値が120%以上になると買われすぎ、70%以下になると売られすぎという目安になります。

しかし、騰落レシオが120%近くになったからといって、「もう天井圏だな」と判断してしまうのは危険です。

すぐに下落するとは限りませんし、120%以上になってもさらに上昇することもあります。

そのため、本書ではあくまでも目安として、補足的に使うことをオススメしているのです。

おすすめポイント

  • 知識ゼロでもOK
  • 図解や例えが多くイメージしやすい
  • 失敗を避けるための工夫も学べる

今日から分析を始めるような初心者も対象になっている本なので、テクニカル分析の知識ゼロでも本を読み始められます。

また図解や例えが随所に挟まれているため、今回紹介する本の中でも優しさはピカイチです。

例えばRSIについて、本書では体温計で例えられています。

買われすぎか売られすぎかを判断するRSIを、40~60を平熱として考えれば、「70は高すぎだな、30は低すぎだな」ととらえやすくなるわけです。

利益を狙っていくのであれば、平熱よりも下、30以下になったら買うという戦略を立てられます。

それに加えて本書では、ダマシを避けるために30を割り込んだタイミングではなく、さらにそのあと再度30以上に復活してきたタイミングがねらい目だというアドバイスまでしてくれるところがオススメのポイント。

初心者ではイメージできない部分までカバーしてくれていますから、大きな失敗を避けることができますよ。

勝ってる投資家はみんな知っている チャート分析

勝ってる投資家はみんな知っている チャート分析

著者:福島理
参考価格:1,650円(税込)
ページ数:175ページ
出版社:扶桑社

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「これから投資を始めるけど、テクニカル分析を本当に理解できているか少し不安…」、そんな方に本書はオススメです。

マンガとテキストによる解説で、テクニカル分析について広く浅く学べる一冊。

著者は、相場と長く付き合い長期的な資産運用を心がけることを推奨しています。

また、過去の経験則に従って、できるだけ機械的に投資することの重要性も説いています。

本書を読めば、テクニカル分析の基礎知識はもちろん、堅実に勝っていくための考え方も身につきますよ。

「なかなか結果がでない…」と悩んでいる人も、本書を読めば直すべきポイントが見えてくるはずです。

この本の概要

本書では主に下記の内容について触れられています。

  • 過去の高値と安値
  • ローソク足
  • トレンドライン
  • チャートパターン
  • 移動平均線
  • MACD
  • ボリンジャーバンド
  • 一目均衡表
  • RSI
  • フィボナッチ

基本的な部分から、フィボナッチなど初心者にはやや難易度の高いものまであり、情報量は多めです。

まずは一本のローソク足から理解することが重要だとして、ローソク足について約20ページ丁寧にまとめられています。

実際、ローソク足の見方さえわかれば、一目でその日の株価の動きがどうなっているかわかるものです。

チャートの見方がわからない人でも、ローソク足の勉強と分析はすぐにでも取り組めるようになっていますよ。

本書を読み込めた方は、やや難易度が上がる続編「勝ってる投資家はみんな知っている チャート分析2」にも挑戦してみましょう。

おすすめポイント

  • 10大テクニカルがわかる
  • 未経験者でもイメージしやすい
  • ローソク足と移動平均線の説明が特にわかりやすい

「勝ってる投資家はみんな知っている」というタイトルの通り、勝つためには押さえておきたい必要最低限のテクニカル指標について学べます。

要所要所に「POINT!」という項目があり、重要な内容だけがピックアップされているのも読みやすいポイント。

マンガとチャートを織り交ぜつつ解説してくれるため、投資未経験者でもイメージしやすくなっています。

特にローソク足と移動平均線の解説は本書で学ぶのがオススメ。

知識が全くない人でも理解できるように、一つ一つ順を追って解説してくれます。

ローソク足と移動平均線を理解できれば、株価チャートや相場の動きを先読みする力が身につきますよ。

株を買うなら最低限知っておきたい 株価チャートの教科書

株を買うなら最低限知っておきたい 株価チャートの教科書

著者:足立武志
参考価格:1,760円(税込)
ページ数:280ページ
出版社:ダイヤモンド社

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「株価チャートを見ても、いつ買えばいいのかわからない」という方は本書を読みましょう。

教科書というだけあって、丁寧にテクニカル分析の解説をしてくれる1冊。

売買タイミングについては、25日移動平均線前提で紹介されています。

最低限知っておくべき情報がまとめられていますから、今回オススメしているほかの書籍と同様、初心者であればまずはこの一冊で基礎が学べます。

本書が他と違うところは、問題集もついてくるところ。

株で成功するためには、その成功を再現することが重要です。

学んだ知識をきちんと再現できるか、問題集で確認できますよ。

この本の概要

株価チャートの仕組みから、売買のタイミング、トレンド分析に決算・増資・IPOについてなど順を追って話が進んでいく構成です。

失敗しないためにも必ず押さえておきたい「損切り」についても、具体的にまとめられています。

本書がまとめている損切りのルールは下記の通り。

  1. 25日移動平均線割れで損切り
  2. 直近安値割れで損切り
  3. 5日移動平均線割れで損切り
  4. 買値からの下落率を基準として損切り

特に1つ目のルールを原則としており、このルールさえ守れば、下降トレンドに転換する可能性が高くなったときに損切りできるようになります。

初心者のうちは、なかなか損失を認められずに膨らませてしまいがちです。

本書のルールを守っていれば、最小限の損失に抑えられます。

初心者だからこそ知っておくべき、損失を避けるための知識・マインドが身につきますよ。

おすすめポイント

  • 25日移動平均線基準で学べる
  • 問題集で実践できる
  • 損失を最小限にできる

売買タイミングについて、必ず25日移動平均線基準で解説されるため、初心者でも混乱しにくいところが本書のオススメポイント。

必要最低限の知識で、テクニカル分析を身につけられます。

「こういう状況ならコレ!」と簡潔にまとめるのではなく、丁寧に考え方から解説しているので、じっくり学びたい方にオススメです。

身につけた知識を問題集でより確かなものにできれば、投資家デビューの準備はできたといえるでしょう。

また、稼ごうというよりも損失を最小限にすることの大切さが説かれているため、初心者にぴったりです。

デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術

デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術

著者:オリバー・ベレス/グレッグ・カプラ
参考価格:2,420円(税込)
ページ数:293ページ
出版社:日経BP

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「投資で失敗したらどうしよう…」と少しでも不安に思っている方はこの本を読みましょう。

テクニカル分析をするうえで覚えておきたい「メンタルコントロール術」が学べる本です。

全米でもロングセラーになっており、バイブルとして多くの投資家に愛されています。

本書を読めば、株価の変動に惑わされることはなくなるでしょう。

テクニカル分析そのものの知識ではなく、あくまでも考え方に関しての本なので、チャートなどは一切出てきません。

テクニカル分析の入門書とセットで読むのがオススメです。

この本の概要

とにかくメンタル部分について書かれている本です。

「株式を取引するのではなく人を取引する」という教訓から始まり、株式を買うということは必ずそれを売っている相手がいるのだと書かれています。

本質的にトレーディングの8割以上は心理的なものでもあるとしており、どういう心構えをすべきか様々な表現・エピソードを交えて繰り返し解説されていきます。

特に注目したいのが、「トレーディングにおける7つの大罪」を紹介している章です。

本書が紹介する7つの大罪は以下の通り。

  1. すぐに損切りできないこと
  2. 利益を勘定すること
  3. 時間軸を変更すること
  4. より多くを知ろうとすること
  5. 過度に自己満足に陥ること
  6. 間違った勝ち方をすること
  7. 正当化

投資家であれば、どれも耳が痛くなるような内容です。

この7つの大罪を排除するためにはどうすればいいかまでをまとめているのが、ぜひ読んでいただきたいポイント。

例えば「すぐに損切りできないこと」に対しては、まず損切りの水準を決めずにポジションは取ってはいけないとしています。

また必ずその水準で損切りしなければならないとも。

投資家であれば必ず意識しておきたいルールといえるでしょう。

けどそれでも損切りできない…、そんな人に対しては「ポジションの半分を損切る癖をつける」ことを勧めています。

ここまで懇切丁寧に解説してくれれば、損切りできそうな気がしてきますよね。

おすすめポイント

  • 勝つトレーダーの思考法がわかる
  • 次につながるトレードができるようになる
  • 守るべきルールを定められる

勝者のセオリー、勝ち続けるための思考術が学べます。

どういうメンタルでいれば、投資で勝つことができるのか。

初心者こそ知っておくべき心構えがこれでもかというほど繰り返し書かれています。

テクニカル分析の技術を覚えることも重要ですが、実際の投資となったら感情に動かされてしまうことはよくありますよね。

本書でメンタルコントロールの大切さを胸に刻むことができれば、より他の本で学んだことを活かせるようになりますよ。

もっと勝ちたい!テクニカル分析経験者におすすめの本

テクニカル分析についての基礎知識が身について、実際の株式投資経験を積んできたら、さらなる一歩を踏み出す時です。

さらに利益を増やしていきたい方にオススメな本をご紹介します。

チャートについて最低限の知識がある前提のため、初心者向けの入門書を読んでから手に取ってくださいね。

37年連戦連勝 伝説の株職人が教える 株の技術大全

37年連戦連勝 伝説の株職人が教える 株の技術大全

著者:相場師朗
参考価格:1,540円(税込)
ページ数:160ページ
出版社:SBクリエイティブ

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「テクニカル分析の技術を磨いて、もっと利益を増やしていきたい」人にオススメの1冊です。

実際に連勝している株のプロが、実践的な技術について解説してくれます。

何をどうすべきかハッキリ書いてくれているので、初心者でも迷う必要がなく、とにかくわかりやすい本です。

「これは勝ちにいける」パターンだけでなく、「これは手を出さないほうがいい」というパターンも紹介しています。

ファンダメンタルズは不要という考え方なので、この1冊で技術を磨いていけますよ。

この本の概要

「株は技術だ」という著者の言葉通り、技術についてまとめられています。

7つ道具と3つのシグナルをもとに話が進んでいき、勝ちに行ける「ストライク」だけを狙い撃ちしていこうという流れです。

7つ道具とは、移動平均線・局面・節目・前の高値・前の安値・9の法則・17の法則のこと。

3つのシグナルとは、PPP・下半身・ものわかれのことを指しています。

投資経験者であれば、この時点で「何か聞きなれない用語があるぞ?」と違和感を覚えたはず。

それもそのはず、著者オリジナルの用語が本書では出てくるのです。

これがまた初心者にとっては、よりイメージしやすく、覚える手助けになります。

投資方法は初級者~上級者向けに、それぞれ「ショットガン」「ショートトレード」「うねり取り」3つに大きく分けられているのも本書の特長。

初心者であれば、2日から1週間ほどのトレードを指す「ショットガン」の練習から始めましょう。

必要な資金は30万円と設定されています。

できうる限りの準備をして挑みたいですね。

おすすめポイント

  • 実戦的な技術が学べる
  • 実際の事例を基に学べる
  • レベル別に学べる

サンプルのチャートではなく、実際の銘柄・実際のチャートを基に解説している本です。

そのためこの本を読むだけでも、「実際の市場で練習を重ねる」ことができます。

もちろん本書以外でも実戦で経験を積む必要はありますが、実例から学べるのは信頼度も高いですよね。

また後半になるほど難易度が上がっていくという構成になっていますから、自分のレベルに合わせて着実にスキルを磨いていけますよ。

まとめ

テクニカル分析について学ぶのであれば、チャートや図解を見ながら読み進められる本がオススメです。

いきなり難しい内容にチャレンジすると挫折のきっかけになるので、自分のレベルに合わせて本を選ぶようにしましょう。

初心者の方は、今回ご紹介した本の中から気になる一冊を見つけてみてください。

もし10分ほど読んで「合わないな」と感じたらほかの本に変えても構いません。

自分にぴったりな本で、テクニカル分析ができるように知識を蓄えていきましょう。

知識を頭の中に入れたら、実践を重ねて身につけていってくださいね。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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