プロトレーダーとは?相場師朗が語る真の「プロフェッショナル」の条件とは

【株技術】プロトレーダーが語る「プロフェッショナル」の定義

今回は、当サイトの監修者でもある投資歴37年以上のプロトレーダー 相場師朗(あいばしろう)先生が語る

「プロフェッショナル」

というテーマの動画をご覧になっていただきたいと思います。

提供元2015年10月24日『株塾』勉強会より

目次

NHKアナウンサーのプロフェッショナリズム

動画ではプロフェッショナルにとって重要なことについて紹介しています。

動画の冒頭で紹介されたのは、致知出版社の発行する月刊誌「致知」に掲載されたインタビュー記事です。

月刊誌「致知」は稲盛和夫氏など各界のリーダーも愛読するなど、知名度の高い雑誌のためご存知の方も多いのではないでしょうか。

記事ではNHKのベテランアナウンサーである宮田氏が、プロフェッショナルとしての仕事ぶりを語っています。

宮田アナウンサーは「正確な音が出せない人は、アナウンサーではない」と考え、ベテランとなった今でも発声練習を毎日繰り返しているそうです。

忙しい仕事の合間を縫って1日3時間も発声練習をするということには、驚かれた方も多いのではないでしょうか。

毎日練習をしなくてはと思っても、仕事で疲れた日には「今日くらいは休んでもいいか」とサボリがちになりますよね。

1日3時間もの発声練習を毎日続けることはとても大変そうですが、

「プロとしてお金をもらっているのだから当然のこと、プロの仕事ができるために必要なことはやらなければだめ」

という信念で続けているそうです。

宮田アナウンサーは後輩にも

「発声練習をしなかったアナウンサーは絶対に出世しないし、大成しない」

と言い聞かせていたそうです。

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「お稽古」を続けられる人は強い

NHKアナウンサーは花形職業ですが、その採用基準はどのようなものなのでしょうか。

見た目の爽やかさや滑舌の良さなど、生まれ持った性質や採用試験時点での能力の高さを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

宮田アナウンサーによれば、若いアナウンサーの採用基準は

「つまらないことを繰り返し繰り返しちゃんとできる、忍耐力のある人」

だといいます。

見た目や採用試験時点での完成度ではなく、基礎的な練習をコツコツ続けてやがて大成できるようなポテンシャル能力を重視していることが分かりますね。

どんなにつまらなくても必要な「お稽古」を毎日続けられる人が、本当のプロフェッショナルになれるということです。

職業人として大成するためには、他の人と同じことをしていては駄目で、「おっすごいね!」と思わせられるようにならなくてはなりません。

1日3時間も「あいうえおあお」といった基礎的な発声練習を続けることは、普通の人には難しいでしょう。

しかも他の人に分からないように練習し、「何も練習してませんよ」という顔をするのです。

まさに並々ならぬ忍耐力がなせる技であり、継続は力なりを体現しているといえるでしょう。

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株で成功するためには「積み重ね」が大切

地道に鍛錬することの大切さは、アナウンサーだけでなくあらゆる職業のプロフェッショナルに通ずることだといえるでしょう。

株で成功するためにも、毎日のお稽古の積み重ねが大切です。

動画の中で相場先生もおっしゃっているように、株の練習にはつまらないことが多くあります。

しかし、つまらなくても毎日地道に練習を積み重ねることが成功につながります。

例えば、動画の中で相場先生は「お絵描き(ペイント)」という練習法の話をされていますが、野球で言うところの素振りに近いイメージでしょうか。

高校野球で甲子園に行くようなチームの選手であれば、毎日1,000本近くの素振りを日々続けていることにより実戦で力強いスイングをすることができ、甲子園の観客を驚かせるようなホームランを打つこともできるのです。

株式投資も同様で、株のプロフェッショナルとなり成功するためには、毎日の積み重ねが欠かせません。

相場先生は、この「お絵描き(ペイント)」の練習も毎日30分は続けることが大切だとおっしゃっています。

毎日株のチャートを見続けることは、飽きてしまう人も多いでしょう。

特に毎日練習を続けて基礎的な力が身についたところで、あと一歩突き抜けるというところに辿り着くには相当の忍耐力が必要となる場合が多くあります。

なかなか思った通りに成果が出ないと、投げ出してしまいたくなることもあるでしょう。

しかし「つまらないことを、忍耐強くやる」ことの大切さを理解し練習を積み重ねることが、株取引のプロフェッショナルとして成功するために大切なのです。

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まとめ

  • ベテランのアナウンサーでも毎日3時間もの発声練習を欠かさないなど、プロフェッショナルは日々の練習を大切にしている
  • どんなにつまらなくても必要な「お稽古」を毎日続けられる人がプロフェッショナルとして大成する
  • 株の練習はつまらないこともあるが、毎日積み重ねられる人が成功する

プロフェッショナルとして、株式投資の世界で利益を上げ続けられるようになるにも、技術を磨いていくことが大事です。

今はまだ大きな利益を上げられていない人も、地道に継続な努力を続けることで、少しずつ株の技術を磨いていくことができるのです。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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