日々のトレードにおいて、相場の方向性を正確に読み解くことは非常に重要です。
しかし、連日のニュースや値動きに翻弄され、どのように判断すればよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、プロトレーダーである相場師朗先生のYouTubeラジオ番組(2026年7月16日放送分)の解説をもとに、日経平均株価やNYダウ、さらにはコモディティ(商品)相場の最新動向と実践的なトレード手法をご紹介します。
相場先生独自の「株は技術だ」の視点から、チャートが示すサインを論理的に読み解く方法を学び、明日からのトレードに活かしていきましょう。
今週の日経平均とNYダウの相場動向

日経平均は「6万7,000円〜6万9,000円」のボックス相場
直近の東京株式市場では、日経平均株価が大きく下落する場面が見られました。
アメリカ市場での半導体関連銘柄の下落や、韓国市場の急落に歩調を合わせる形で、日本でも売り圧力が強まっています。
「上がったものは基本的に下がる」というのが相場の原則であり、利益確定の売りが出やすい状況です。
しかし、日経先物の日足チャートを詳しく観察すると、単純な下落トレンドではないことが分かります。
実は、直近の数日間は6万7,000円から6万9,000円の間の「ボックス相場」を形成しています。
過去のチャートを見ても、現在と同じ価格帯でボックスを形成していた時期がありました。
つまり、多くの投資家やトレーダーがこの価格帯を強く意識しているということです。 今後のシナリオとしては以下の2つが考えられます。
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上昇シナリオ: ボックスの下限(6万7,000円)に達した後、反発して陽線を描き、6万9,000円を目指す。さらにはそこを上抜けて上昇トレンドに入る。
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下落シナリオ: ボックスの下限である6万7,000円を割り込んで、さらに下落していく。
ボックス相場は最終的に必ずどちらかへブレイクします。そのため、現在の価格がボックスのどの位置にあるのかを把握し、上抜け・下抜けのサインを逃さないことが重要です。
【株は技術だ】相場流株技術まとめ!相場式チャートの基礎から応用までを徹底解説
NYダウは下落の周期に警戒
NYダウの日足チャートを見ると、過去1年ほどの間に一定の周期で下落を繰り返していることが分かります。
具体的には、上昇した後に青色の移動平均線(20日線)まで下がるという動きを、月に1回程度のペースで繰り返しています。 (※相場流における特定の移動平均線)
投資家心理として、長く上昇が続くと「そろそろ利益確定をしないと危ない」と考える人が増えます。これが周期的な下落を生み出しています。
今後の展開として、再び青色の線まで確実に下げた後、さらに下の紫色の線まで下落するのかどうかが焦点となります。
もし紫色の線まで下落するのが3回目となれば、そこが大きな天井となる可能性もあるため、強い警戒が必要です。
コモディティ(商品)相場のトレード戦略
株式市場だけでなく、コモディティ相場にも技術を活かせるチャンスがあります。
銅は「下値切り上がり」で買いのサイン
銅のチャートでは、前の高値に届かずに大きく下落した後、反発してボックスの天井を作りました。
そして、ボックスを上抜けし、下値が切り上がったタイミングが訪れました。相場先生はこのチャートの形を見て「買い」と判断しています。
下値が切り上がる動きは、買いの勢いが強まっている証拠であり、トレンド転換を狙う重要なサインとなります。
プラチナ・ゴールドは下げ止まりの兆し、シルバーは売り目線
貴金属の相場も銘柄によって動きが異なります。
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プラチナ: 長らく下落が続いていましたが、直近の下げが前の安値まで届かず、下値が切り上がっています。青色の線の上で推移し始めており、復活の兆しを見せているため「買い」目線で検討できる状態です。
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ゴールド: 下落が続いているものの、過去20日間の平均(青色の線)と過去10日間の平均(緑色の線)がかなり接近してきています。これは「直近の値動きが変わらなくなってきた(=下げ止まってきた)」ことを意味します。明日以降に陽線が出て下値が切り上がれば、反転上昇の可能性があります。
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シルバー: 移動平均線の角度が急激に下を向いているため、下落の可能性が高いと判断し「売り」目線で対応しています。
また、ナスダックのチャートも値動きが「ぎゅっと詰まってきている」状態であり、近いうちに上下どちらかに大きく振れる可能性が高いため、要観察です。
大豆先物から学ぶ「月足」の節目
目先の動きだけでなく、長期的な視点を持つことも重要です。大豆先物(CFD)の月足チャートを見ると、現在の価格帯が過去の重要な節目と一致していることが分かります。
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2022年の暴落時の底値(下ヒゲ)
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2016年の最高値
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2012〜2013年の暴落時の大底
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2009年の高値圏
このように、現在の価格は過去10年以上にわたって何度も意識されてきた「超重要な価格帯」に位置しています。
月足レベルでの過去の高値・安値は、強力なサポート(支持線)やレジスタンス(抵抗線)として機能するため、過去のチャートをさかのぼって現在地を確認する癖をつけることが大切です。
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インテク編集部のまとめ
今回の相場師朗先生の解説から学べる、明日からのトレードに活かせる実践的なポイントは以下の3点です。
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日経平均は「現在地」を把握する: 単なる暴落と捉えるのではなく、6万7,000円〜6万9,000円のボックス圏内にあることを認識し、上限・下限での値動き(反発かブレイクか)を見極める。
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移動平均線の間隔と角度に注目する: ゴールドのように短期線と中期線が接近すれば「下げ止まり」のサイン。シルバーのように角度が急であれば「下落継続」のサインとして活用する。
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過去の重要な節目を意識する: 大豆先物の月足チャートのように、現在の価格が過去数年〜十数年前の高値・安値と一致していないかを確認し、大きなトレンドの転換点に備える。
相場は常に変動しますが、チャートに表れる「技術的なサイン」を読み解くことで、冷静かつ優位性の高いトレードが可能になります。
ぜひ、ご自身のチャートでも移動平均線や過去の節目を確認してみてください。
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株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。






