レバレッジ投資とは？株の信用取引で稼ぐ方法

株式投資に興味を持たれている方なら、「レバレッジ投資」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

「『レバレッジ投資』という方法があると聞いたけれど、稼げるの？」

「そもそも『レバレッジ』ってどういうこと？」

レバレッジ投資は大きな利益を期待できる一方で、初心者が十分に理解しないまま行うと大きな損失につながる危険性もはらんでいます。

今回はレバレッジ投資とは何か解説し、さらに効率的にレバレッジ投資で稼ぐ方法もご紹介します。

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レバレッジ投資とは

まずレバレッジ投資とは何か、その仕組みを見ていきましょう。

「てこの原理」で大きなリターンが狙える

レバレッジ（Leverage）とは「てこの原理」という意味です。小学校の理科でも学習する、重いモノを小さな力で動かせる法則のことですね。

投資の世界では、レバレッジは「借入を利用することで、自己資金のリターンを高める効果が期待できること」を指します。

つまり「てこの原理」のように、自己資金が少なくても、大きな資金を動かせるということです。

信用取引

では、どうやって自己資金を増やした状態で取引をするのでしょうか。

レバレッジ投資を行うためには、「信用取引」という仕組みを利用します。

信用取引とは、現金や株式を担保として証券会社に預け、証券会社からお金を借りて株式を購入したり、株券を借りてそれを売却したりする取引です。

預けた担保の評価額の最大3.3倍まで株取引が可能です。

例えば自己資金が10万円でも、３倍のレバレッジをかけて30万円の株を購入することができるのです。

このとき差額の20万円は、証券会社からお金を借りている状態です。

もし購入した株が倍の60万円に値上がりすれば、30万円の利益が出ます。

このように信用取引によるレバレッジ投資は、少ない金額で大きなリターンが期待できる仕組みなのです。

ただし購入した株が半値まで値下がりして15万円となってしまったら、15万円の損失が発生します。

元資金は10万円しかないので、10万円-15万円=5万円は「追証（おいしょう）」という借金になってしまいます。

つまりレバレッジをかける分、損失が出た場合のリスクも大きくなるのです。

株式以外のレバレッジ取引も

レバレッジ取引ができるのは、株式の取引だけではありません。

FX取引

日本円とドルの交換など、通貨の売買時に生じる利益を目的とする「FX（Foreign Exchange：外国為替証拠金取引）」では、担保となる証拠金の25倍まで取引が可能です。

たとえば10万円の元手で25倍のレバレッジをかければ、最大250万円もの取引ができてしまうということです。

仮想通貨取引

またビットコインなどの仮想通貨の場合、最大２倍のレバレッジをかけて取引することができます。

仮想通貨のレバレッジ取引は、2019年の法改正で規制が強化され、以前は最大25倍のレバレッジ倍率で取引ができていましたが、現在では最大２倍に規制されています。

なお海外の仮想通貨取引所のなかには、100倍～1,000倍など非常に高い倍率でのレバレッジ取引が可能なところもあります。

ただしこのような取引所はハイリスクであるうえ、詐欺的な業者が運営している場合もあるので注意が必要です。

CFD取引

CFD取引（Contract for Difference：差金決済取引）は、買いと売りの差額のみを交換する取引です。

現物での受け渡しは行わず、差額だけのやり取りが発生します。

少しイメージしにくいかもしれませんが、広い意味では株式の信用取引やFX取引も、このCFD取引に含まれます。

CFD取引で投資できるのは、ドル円などの為替や株式のほか、金や原油といった商品、日本225や米国ダウ30などの株式指数など多岐にわたります。

レバレッジの最大倍率は投資する銘柄によって異なりますが、５倍～20倍など高いレバレッジでの取引が可能です。

少ない資金で投資できることから投資家に人気がありますが、高いレバレッジをかけられる分、ハイリスク・ハイリターンな投資になるので注意が必要です。

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レバレッジ投資で稼ぐ方法

レバレッジ投資の仕組みが理解できたところで、具体的にどうレバレッジ取引に取り組めばよいのか不安に思われている方もいらっしゃるかもしれませんね。

ここからはレバレッジ投資で実際に稼ぐ方法についてご紹介します。

初心者は現物取引から始めよう

レバレッジ投資では、高いレバレッジをかけるほど、成功した時の利益は大きくなります。

約３倍という最大倍率で信用取引を行う、「フルでレバレッジをかけている」状態のことを「フルレバ」と呼びます。

フルレバは成功した時のリターンは約３倍となりますが、失敗したときの損失も約３倍になります。

特に確度の高いトレードが難しい初心者は、フルレバは避け、レバレッジをかけない現物取引から始めるのがよいでしょう。

テクニカル分析で利益を狙う

現物取引で株式投資に慣れ、自分のトレードスタイルを確立できるようになったら、レバレッジをかけてより大きな利益を狙いに行くのもひとつの選択肢となるでしょう。

その際に役立つのが、過去の値動きをチャートで分析し、そこからトレンドやパターンを把握し、将来の値動きを予測する「テクニカル分析」という手法です。

テクニカル分析は、ひとたび習得すれば、銘柄を問わず応用することができ、「勝てる」トレードを積み重ねられるようになります。

少ない資金で大きな利益が狙えるレバレッジ投資をするなら、テクニカル分析は強い味方になってくれるはずです。

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まとめ

レバレッジ投資とは何か解説しました。

レバレッジ投資は、レバレッジをかけることで大きなリターンが期待できる分、リスクも高くなるので特に初心者は慎重に取り組む必要があるでしょう。

なおFXや仮想通貨で高いレバレッジをかけて一攫千金を狙う人もいますが、取り返しのつかない借金を抱えるリスクもあり非常に危険です。

株式投資なら信用取引でかけられるレバレッジの最大倍率は3.3倍という上限があり、一定の節度を持って取り組むことができるでしょう。

より効率的にレバレッジ投資で利益を狙うなら、株価チャートを分析して値動きを予測できる「テクニカル分析」を活用することが近道となるはずです。

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