株式投資のトレードスタイルとは?初心者におすすめの方法を徹底解説!

株式投資をはじめる際には、株式投資の基礎やテクニカル分析を勉強したり、どの程度の資金を投資しようかと考えるものです。

しかし、株式投資をはじめるにあたって必ず決めておかなければならないものがあります。

それが株式投資におけるトレードの「スタイル」です。

ここで言うスタイルとは、主にデイトレードやスイングトレードなどと呼ばれるトレード期間のこととなります。

スタイルを決めておかなければ、トレードで狙う利益の幅やテクニカル分析の方法が定まらないため、株式投資をはじめても効果的に利益を狙うことができないのです。

ただ、トレード経験の少ない初心者の場合、株式投資にどのようなスタイルがあるのか分からないかと思います。

そこで今回は、株式投資におけるスタイルについて特徴などを紹介していきます。

この記事でわかること

  • 株式投資のスタイル
  • 副業で稼ぎたい場合のスタイル
  • スタイルを決めた後はどうすれば良いのか

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目次

株式投資のスタイル

株式投資では、どれくらいの期間株式を保有するのかを決めなければトレードをはじめることができません。

チャートに表示をする時間足やテクニカル分析の使い方、狙う利益幅を決められないため的確なトレードを行うことができないためです。

そこで多くのトレーダーが自分の株を保有する期間を、デイトレード・スイングトレード・中長期のスタイルから決めるのです。

実際に各スタイルにおいて、保有期間が大きく変わるためトレード方法も狙える利益も違います。

特に初心者の場合だと、自分に合っている適切なスタイルを選ばなければ、トレードで利益が出せない期間が長くなってしまう可能性が高いでしょう。

では初心者でもスタイルを選べるようにまずは、株式投資における各スタイルを紹介していきます。

デイトレード

デイトレードとは、1日の中でトレードを行うスタイルとなります。

朝に株を買えば市場が終わる午後15時までに株を売るスタイルです。

1日の中でトレードを完結させるため、利益をだせるのであれば何度でもトレードを繰り返して問題ありません。

そのためデイトレードは、1日の中で午前9時~午後15時の間でチャートを見ながらトレードができることが条件となります。

もちろん、スタイルのルールとして翌日まで株を持ち越してはいけないのです。

デイトレードのメリットとしては、短期間でトレードを繰り返すことによって、資金を回転させることができるので、短期間でも資金を大きく増やすことができます。

それと、翌日に株を持ち越さないため、適宜損切りを行うことができ、翌日に株の短期トレンドが変わったとしてもその日その日で対応することができるのです。

このようにデイトレードは短期売買となるので、株価の変動が大きい銘柄を選ぶ必要があり、ハイリスクハイリターンなトレードとなりやすいという特徴もあります。

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スイングトレード

スイングトレードとは、数日~数週間の中でトレードを行うスタイルとなります。

数日間のチャートの値動きを予測するため、常にチャートに張り付いている必要がなく、1日の中で必要な時だけチャートを確認すれば良いのです。

スイングトレードのメリットとしては、デイトレードよりも上昇もしくは下降のトレンドを予測しやすく、安定した利益を狙うことができます。

毎日トレードを行う必要がないので、エントリー(株の売買)を行う際にチャート分析を行い、決済ポイントと損切ラインを決めれば、あとはテクニカル分析通りにトレードを行うのです。

そのため、普段日中忙しい人でも、朝や夜の時間に分析を行い注文を出しておくことでトレードを行うことができます。

デイトレードのように咄嗟の判断を行う必要がないため、初心者でも落ち着いて自分のタイミングでトレードを行うことができるのです。

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中長期

中長期とは、数ヵ月~数年単位でトレードを行うスタイルとなります。

株式の保有期間が非常に長くなるため、スイングトレードよりも1回のトレードで大きな利益を狙うことができますが、かなり長期的な視野で未来の価格を予測していく必要があります。

そのため、株式投資に詳しいだけではなく、経済の状況なども読め、日本全体の状態から予測をしていかなければならないため、ある程度株式投資になれていないと難しいのです。

特に、リーマンショックやコロナショックのような株価に急激な変動を与えてしまう要因は予測が難しかったりと、中長期の投資では考慮しなければならない情報も多いため初心者向きではなく中上級者向けの投資であるとも言えます。

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株式投資をはじめる前にどのスタイルを選ぶべき?

株式投資のスタイルである、デイトレード・スイングトレード・中長期の3つを紹介してきました。

ただ、これではまだ、自分がどのようなスタイルでトレードを行えばよいか決めかねている人もいるかもしれません。

そこでここからは、初心者と副業で株式投資を行う視点からおすすめのスタイルを紹介しつつ、スタイルを決めた後は何をすれば良いのかについても見ていきましょう。

初心者やサラリーマンの副業ならスイングトレード

株式投資をこれからはじめる初心者やサラリーマンが副業ではじめるならスイングトレードがおすすめとなります。

まず、中長期のスタイルは価格変動の予測が難しく、経済に大きなダメージを与える要因が発生した際には、株価の急落により持ち株のほとんどがマイナスになってしまう恐れがあるので初心者にはおすすめできません。

デイトレードに関しても、日中仕事で忙しいため朝9時~15時という間でトレードを行うことができず、株を買ったとしてもマイナスになってしまっていないかと気になるため仕事に集中できないこともあるでしょう。

これが数日~数週間株式を保有するスイングトレードであれば、チャートを分析することでどのようなトレンドが発生しているのかを読むことができ、仕事で忙しくても夜家に帰ってからでも注文をだせます。
株を保有している間も、隙間時間にスマホでチャートを確認するだけで良いので、副業でも稼ぐことができるのです。

そのため3つのスタイルから考えると、スイングトレードが一番初心者やサラリーマンには適切となるのです。

ちなみにサラリーマンがスイングトレードを行う方法としては「サラリーマンの株取引にはスイングトレードがおすすめ。無理なく利益を狙う方法を解説」で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

スタイルを決めた上で株の技術を磨いていく

株式投資のスタイルを決めたのであれば、株式投資で必要となる株の技術を磨いていきましょう。

チャートの見方、テクニカル分析、売買のタイミングなど、株のトレードで勝つためには様々な技術を磨いていかなければなりません。

単に株を買ってみた、最近業績が良いというニュースを見た、という理由で株を買っていては儲けることはできないでしょう。

きちんと株価の変動を分析し、なぜ価格が上昇するのか下降するのかを考えて、何度もトレードの練習をすることが大切なのです。

その練習が株式投資における基礎となり、将来的にも安定して稼げるスキルとなっていきます。

なので株式投資のスタイルをきめたらまずは、株の技術を磨くために練習をしてみてはいかがでしょうか?

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まとめ

  • 株式投資にはデイトレード・スイングトレード・中長期のスタイルがある
  • 初心者や副業で稼ぎたい場合にはスイングトレードがおすすめ
  • スタイルを決めたら株の技術を磨いていくべき

いかがでしたでしょうか。

株式投資におけるスタイルは、今後トレードを行っていく上で重要なものとなります。

スタイルによってテクニカル分析の方法も時間軸も変わってくるためです。

人によって各スタイルで向き不向きがあるかもしれませんが、初心者のころから使っていけば習得して得意なスタイルとすることができるのです。

途中でスタイルを変えるよりも、1つのスタイルを使い続けた方が株の技術を磨いていく上でも、練習によって経験を積み重ねていくことができます。

そのため、自分のトレードスタイルを決めて、株の技術を磨いていきましょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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