当サイトの監修者である相場先生の株用語で「トライ届かず」はご存知でしょうか?
相場先生の講義や書籍などで聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
トライ届かずのサインを見つけた際は、空売りで利益を狙えるチャンスでもあります。
まだ先生の手法を上手く使えないという方は、特にこの記事をしっかりと読んでいただきご自分の技として使えるようにしていきましょう。
この記事でわかること
- 相場先生の株用語「トライ届かず」とは
- トライ届かずが発生する要因
- トライ届かずが起こりやすい局面とは
相場先生の株用語「トライ届かず」とは
トライ届かずとは、上図の赤い点線の部分が示す部分のことです。
前の高値に対して、そこを抜けようと株価が挑戦(トライ)していくものの、前の高値に届くことなく下落しているのがおわかりいただけるかと思います。
株価の動きは上昇する際、以前の高値や安値というのが多くの投資家に意識されるポイントの一つとなりやすいのです。
以前の高値にトライして、そこを超えていく動きを見せればその後上昇の動きに繋がりやすく、逆にトライ届かずとなり株価が下落する場合は、継続的な下落の動きになりやすいのです。
では、なぜこのような株価の動きが起こりやすいのでしょうか?
トライ届かずが発生する要因
トライ届かずが発生する要因の一つに、高値が購入していたトレーダーの売り注文が発生することが考えられます。
高値付近で買い注文を入れて、その後株価が下落してしまったトレーダーは含み損を抱えている状態です。
含み損については、含み益・含み損とは?株初心者にもわかりやすく解説しますの記事をご覧ください。
そうしたトレーダーが、株価が上昇してきたタイミングで含み損を解消するために売り注文が出すようなケースが想定されます。
また、高値で買い注文を入れていたトレーダー以外でも前の高値というのは意識している部分です。
そのため、そこで売り注文を入れているトレーダーも多くいると想定されることから、下落の動きが加速しやすいのです。
トライ届かずが起こりやすい局面とは
株価が直近の高値を超えらずに下落していく動きがトライ届かずだということは理解いただけたかと思いますが、トライ届かずが起こりやすい局面はどのような場面でしょうか?
それは、「節目」と言われるようなキリのいい株価付近だったり、その他の相場式の売買シグナルが合わさっている場面など、複数の要素が合わさっている場面です。
そのようなポイントを見つけることができれば、より精度の高いエントリーポイントとなるでしょう。
トライ届かずだけで判断するのではなく、前後の状況や他のシグナルなども合わせて考えていくことで、より利益を狙うことも可能です。
実際に、トライ届かずの後にどのような動きを見せているか、過去の株価チャートを確認して研究してみましょう。
まとめ
- トライ届かずは相場式売買シグナルの一つ
- トライ届かずの後は下落の動きに繋がりやすい
- 節目など、他の売買シグナルと合わさるとより強力になりやすい
いかがでしょうか。
ここまで、相場先生の株用語の一つであるトライ届かずについて見てきました。
株価チャートを見ていく中で、トライ届かずの動きを見つけたら、その後の下落局面に備えるようにしましょう。
【相場流株技術用語】キリのいい株価(節目)とは?株初心者にもわかりやすく解説します
著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。