株を買うには何から始めるべき?初心者でもわかる手順とルールを解説

株を買いたくても、口座の作り方や注文の仕方などがわからない方も多いのではないでしょうか。

成行や指値といった専門用語も多いため、勘違いをして損をしないか不安になりますよね。

この記事では、株を買うまでの流れと口座開設、口座の種類、必要資金、注文方法、手数料と税金、買った後の管理までを解説します。

初心者の方はぜひ参考にしてみてください。

   
目次

株を買うには?手順と必要なものを紹介

「株を買う」と聞くと難しい手続きが多そうで、身構えてしまいますよね。株を買う手順は、口座開設・入金・注文の3ステップのみです。

株を買う手順は3ステップ

株を購入するには、まず証券口座を作り、次に購入資金を入金し、最後に注文を出します。

株の売買は銀行口座では完結せず、証券会社の取引口座を通して行います。

ネット証券ならスマホで口座を申し込み、本人確認が終わると口座が使えるようになります。

その後、銀行から資金を移して注文画面で銘柄と数量を入力してください。

まずはこの流れを頭に入れておきましょう。

証券口座の開設方法を解説!必要なものと最短で開設するためのステップとは?

証券口座への入金方法を徹底解説!3大ネット証券の手軽な入金手順とは?

本人確認とマイナンバーなど事前に必要なもの

口座開設でつまずきやすいのが、必要書類の準備不足です。

証券口座は本人確認とマイナンバーの確認が求められます。

本人確認書類として運転免許証やマイナンバーカードが使えることが多く、マイナンバー確認も同時に求められます。

住所変更が反映されていない書類だと再提出になることもあります。

これらの書類を事前に用意しておきましょう。

予算と買い方のルールを決めよう

初心者の場合、銘柄選びより先に決めるべきことがあります。

それは予算と買い方のルールです。

いきなり大きな金額で売買すると、値動きのストレスで判断がぶれやすいからです。

例えば、まずは生活費とは別の範囲で少額から始める、1回の購入金額に上限を置く、買う前に注文内容を必ず見直す、といったルールを決めておきましょう。

株は知識よりも事前のルール設計が大事です。

この章のポイント

・株を買う流れは①口座開設②入金③注文の三段階

・本人確認とマイナンバーの準備で口座開設のつまずきを減らせる

・最初は銘柄より予算とルールを決める

次は、株を買うために必須となる証券口座の仕組みと開設手順を解説します。

証券口座を作らないと株は買えない

銀行口座があればそのまま買えると勘違いしている人も多いです。

株を買うには証券口座が必要で、申込と本人確認ができれば初心者でも難しくありません。

証券口座は株を売買する入れ物

証券口座は、株を保有し売買するための専用の口座です。

株は現金のように銀行口座に置くのではなく、証券会社が管理する形で保有します。

株を買うと口座内の現金が減り、代わりに保有銘柄と数量が記録されます。

売れば現金が増えます。

これが売買の基本です。

証券口座は「株の置き場所」と考えましょう。

口座開設の手順は?

口座開設は、申込、本人確認、審査という順で進むことが多いです。

金融機関として本人確認や適合性確認が必要になります。

ネット証券ではフォーム入力後に本人確認書類をスマホで撮影して提出し、審査が終わるとログイン情報が届きます。

対面型では書面手続きが中心になり、やり取りが増えることがあります。

証券会社の選び方

証券会社選びで迷う場合は、サポートと手数料の違いで比較しましょう。

使いやすく、コストがかからない方が長く使いやすいです。

ネット証券は手数料を抑えやすく、自分で操作して完結させる設計が多いです。

対面証券は相談しやすい反面、費用体系が異なることがあります。

初心者なら、管理画面の使いやすさ、手数料のわかりやすさ、ソフトやアプリが充実しているかなどを条件にしましょう。

株初心者に最適な証券会社の選び方!重要ポイントを徹底解説

この章のポイント

・株の売買には銀行口座ではなく証券口座が必要

・口座開設は①申込②本人確認③審査の順で進むことが多い

・証券会社はサポートとコストで比較する

次は、口座を作った後に必ず選ぶことになる口座の種類と税金の扱いを解説します。

口座の種類は?選び方で税金の扱いが変わる

口座にはいくつか種類があるため、初めに覚えておきましょう。

口座の種類は税金と管理の手間に直結します。

特定口座は税金計算を任せやすく初心者向き

特定口座は、取引の損益計算を証券会社がまとめてくれる設計が多いです。

利益が出たときに必要な税金の計算を証券会社に任せることができます。

年間の取引結果が整理されたデータが用意され、損益の把握がしやすいでしょう。

自分で一つひとつ計算する手間がないのがメリットです。

一般口座は管理しやすいが手間が増える

一般口座は、取引の記録を自分で管理しやすい反面、手間が増えます。

損益計算や記録整理を自分で行う必要があるからです。

しかし、複数の証券会社を使う、取引の記録を自分の形式で残したい、といった目的がある場合には向いている口座です。

初心者がなんとなくで口座を選ぶと、後から管理を面倒に感じることがあります。

自分の目的と合っているかどうかで選びましょう。

NISA口座は非課税枠を使うもの

NISA口座は、制度上の非課税枠を使う前提で設計されています。

NISA口座であれば、利益が出た分は非課税となります。

同じ銘柄でも、NISA枠で買うのか課税口座で買うのかで、利益が出たときの税金の扱いが変わります。

まずはNISAの条件を理解した上で、口座を使い分けましょう。

新NISA(ニーサ)とは? 従来NISAとの違いから始め方まで徹底解説

  • 口座の種類は税金の扱いと管理の手間に直結する
  • 特定口座は損益計算を任せやすく初心者が管理しやすい
  • NISAは非課税枠の制度条件を理解して使うことが重要

次は、株はいくらから買えるのかを決める単元株と必要資金の考え方を解説します。

いくらから株を買えるかは「単元」と「株価」で決まる

「株はまとまったお金が必要そうで不安」と感じて、なかなか一歩を踏み出せない人も多いですよね。

株の必要資金は単元と株価の2つで決まります。

この仕組みが分かると「自分の予算で買える銘柄はどれか」を考えられるようになりますよ。

日本株は「単元株」が基本!購入できる数は決まっている

日本株は「単元株」という単位で売買することが基本です。

多くの銘柄では、1株ずつではなく、一定数をまとめて購入する仕組みになっています。

必要資金もそれに合わせて決まります。

「株は1株から自由に買える」と思い込まず、あらかじめ購入単位を理解しておきましょう。

最低購入金額は「株価×購入単位」で考える

最低購入金額は、株価に購入単位を掛けた金額が目安になります。

取引は指定された数量で成立するからです。

例えば、株価が仮に2,000円で購入単位が100株の銘柄なら、単純計算で200,000円程度が必要になります。

ここに手数料が加わることもあるため、余裕を持った資金管理が必要です。

この計算方法が分かれば、「自分はいくら必要か」が具体的にわかります。

少額なら単元未満株や投資信託という選択肢もある

予算に余裕がない場合でも、投資経験を積む方法はあります。

単元未満での売買や投資信託のように、購入単位の壁を下げる仕組みがあるためです。

単元未満株に対応したサービスを使えば、少額で個別銘柄を購入し、注文の流れを体験できます。

投資信託であれば、毎月一定額から積立を始められるケースもあります。

まずは一度、投資の流れを経験したいのであれば、少額から始めてみましょう。

株の買い方を初心者向けにわかりやすく解説!銘柄の選び方のポイントや注意点も紹介します

  • 必要資金は単元と株価で決まる
  • 最低購入金額は株価×購入単位で目安が作れる
  • 少額なら単元未満株や投資信託で経験を積む方法もある

次は、初心者が最もミスしやすい注文方法を、具体例と確認項目で解説します。

注文方法を知らないと、買い方のミスが起きる

「注文は買うボタンを押すだけ」と思っていると、意外なところでつまずきます。

まずは成行と指値の違いを理解しましょう。

成行は成立しやすいが、価格のブレに注意が必要

成行は、価格を指定せずに出す注文で、条件が合えばすぐに成立しやすいのが特徴です。

その一方で、約定価格が想定とズレる可能性があります。

例えば、値動きが激しい時間帯では、思っていたより高い価格で買えてしまうこともあります。

成行はスピード重視の注文方法なので、「価格が多少ズレることがある」という前提で使いましょう。

指値は価格を決められるが、買えないこともある

指値は、買いたい価格を指定する注文方法です。

指定した価格に届かない限り約定しないため、希望する価格で買える反面、取引が成立しないこともあります。

指値を低く設定しすぎると、そのまま株価が上昇し、買えずに終わるケースもあります。

指値は「条件を守る注文」と考えておくとよいでしょう。

注文前に数量・価格・有効期限・手数料を確認する

初心者の注文ミスは、入力内容の見落としから起きやすいです。

注文画面には、数量や価格だけでなく、有効期限や手数料など、確認すべき項目が複数あります。

数量を一桁多く入力してしまう、指値の価格を打ち間違える、有効期限を誤って意図しないタイミングで約定する、といったミスがあります。

対策はシンプルで、注文前に同じ項目を確認することです。

数量、価格、注文種類、有効期限、概算手数料をチェックする習慣をつけるだけで、ミスはかなり防げます。

  • 成行は成立しやすい反面、価格がブレやすい
  • 指値は価格を守れるが買えない可能性もある
  • 数量・価格・有効期限・手数料の確認をルール化する

次は、手数料と税金を理解して、実際の損益がどう見えるかを解説します。

手数料と税金を把握すると、実際の損益が見える

株価が上がったのに、「思ったほど増えていない」と感じた経験はありませんか。

手数料と税金は損益の見え方に直結します。

購入前にこの仕組みを押さえておきましょう。

手数料には、取引ごと・定額制など複数の方式がある

売買手数料には、いくつかの方式があります。

証券会社や料金プランによって、取引ごとに手数料がかかる場合と、一定条件までは定額になる場合があるためです。

取引回数が多くなると、選んだ方式によって手数料の負担感は大きく変わります。

初心者のうちは「自分はどれくらい取引しそうか」を想定し、仕組みが分かりやすい手数料プランを選ぶと安心です。

利益には税金がかかる前提で考える

利益が出た場合は、税金がかかる前提で損益を見積もりましょう。

なぜなら、利益の全額がそのまま手元に残るわけではないからです。

利益が出ても、実際に受け取れるのは、手数料や税金を差し引いた後の金額になります。

細かな税率を暗記する必要はありません。

しかし、「利益には課税される可能性がある」と理解しておくだけで、期待が過度に膨らむのを防げます。

【初心者向け】株の税金はいくら?確定申告・節税の基本をわかりやすく解説

NISAは税金の扱いが異なるため、分けて管理する

NISA口座は、課税口座とは税金の扱いが異なります。

同じ値動きでも、口座によって手取りの計算が変わることがあります。

NISA枠での利益は、税金面の扱いが異なるケースがあります。

同じ銘柄でも「どの口座で保有しているか」を分けて把握してください。

  • 手数料は方式によって負担感が変わる
  • 利益は税金と手数料を差し引いた手取りで見る
  • NISAと課税口座は分けて管理する

最後に、株を買った後にやることを決めて、初心者がつまずきにくい運用の型を作っていきます。

株を買った後にやることを決めておく

株は買えた瞬間がゴールではありません。

保有後に何を確認するか、どんな基準で売るかを先に決めておきましょう。

保有後は決算・開示・ニュースを確認する

株を買った後は、保有中の情報を最低限チェックしましょう。

株価は、企業の業績や開示情報、市場環境の変化によって動きます。

情報を把握しているだけでも判断がしやすくなります。

決算発表や適時開示が出たタイミングだけでも確認すると、「何が起きているのか分からないまま不安になる」状態を避けられます。

毎日追いかける必要はないので、確認する場面をあらかじめ決めておきましょう。

損切りと利確の基準をあらかじめ決めておく

売る判断は、買うとき以上に難しく感じやすいです。

含み益や含み損が出ていると、感情が動きやすく、判断がブレやすくなります。

そのため、「どれくらい下がったら見直すか」「どれくらい上がったら一部を確定するか」といった基準を事前に決めておきましょう。

基準は完璧でなくてOK。

大切なのは、その場の気分で判断しないことです。

最初は少額で、記録して振り返ると上達しやすい

初心者が上達しやすい方法は、少額で経験し、その内容を記録して振り返ることです。

結果だけでなく、判断の過程を見直すことで、改善点が見えやすくなります。

買った理由、注文方法、買った後の気持ち、売った理由を簡単にメモしておくだけでも、同じ失敗を繰り返しにくくなります。

記録があると成長のスピードは確実に上がります。

  • 決算や開示などを確認する場面を決める
  • 損切りと利確の基準を先に決める
  • 少額で始めて、記録し振り返る

よくある質問(FAQ)

株を買うにはまず何をすればいいですか?

まずは証券口座を開設し、次に購入資金を入金し、最後に注文を出します。

この3ステップを覚えておきましょう。

初心者は成行と指値どちらが分かりやすいですか?

成行は成立しやすい一方、価格のブレがあります。

指値は価格を指定できますが、買えないこともあります。

特徴を理解して、注文前の確認を徹底しましょう。

株はいくらから買えますか?

必要資金は株価と購入単位で決まります。

銘柄によって最低購入金額が異なるため、株価と購入単位を確認して目安を計算してください。

NISA口座があれば税金は気にしなくていいですか?

税金面の扱いが異なる場合があるので、制度条件を理解しておきましょう。

NISAと課税口座を分けて管理し、どの口座で買うかを決めてください。

株を買った後は何をすればいいですか?

保有後は決算や開示など確認する場面を決め、売る基準も事前に決めておきましょう。

最初は少額で初めて記録を取り、振り返りながら学ぶと上達しやすくなります。

まとめ

株を買う際は、口座開設・入金・注文という三段階を押さえておきましょう。

また、口座の種類と税金の扱い、単元と必要資金、注文方法の違いを理解しておくことで、ミスを防ぎやすくなります。

次に、自分にとって使いやすい証券会社を選び、本人確認書類を準備して口座開設に進みましょう。

そのうえで、少額で一度注文を経験し、買った後の確認ルールを決めておくと安心です。

 

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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この記事を書いた人

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。

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