順張り・逆張りとは?それぞれのリスクや注意点を解説

株式投資には、順張りと逆張りという投資方法が存在します。株を始める場合、どちらかの投資方法で取り組むことになりますが、どちらを選ぶべきか悩む方も多いことでしょう。

順張りと逆張りは、それぞれ仕組みや特徴が異なるため、理解した上で投資を行わないと思わぬ損失を招いてしまいます。

今回は株式投資の基本である順張りと逆張りの特徴をはじめ、リスクや注意点についてご説明します。

この記事でわかること

  • 順張り・逆張りとは
  • それぞれのメリット・デメリット
  • 株初心者にはどちらがおすすめなのか

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目次

順張りとは

順張りとは、トレンドの流れに沿って売買を行うことを指します。

例えば、ある銘柄が1株100円から200円に向かって上昇しているとします。

このような場合は上昇トレンドに沿って買い注文を入れ、200円付近になるまで保有し、売却します。

購入タイミングですが、基本的に上昇し始めた段階で買い注文を入れます。

ただ、一瞬上昇してすぐ下がるような場合もあるので、注意が必要です。

上昇トレンドになっているかどうかを判断するには、テクニカル分析と呼ばれる分析手法で複数のシグナルを確認することで見極めの精度が向上するでしょう。

当サイトの監修者である株歴37年以上のプロトレーダー「相場師朗(あいばしろう)」先生の売買シグナルを活用すれば、エントリー精度を高めることも可能です。

ご興味がある方は、まずは相場先生の手法のひとつである【相場流株技術用語】下半身・逆下半身とは?の記事をご覧になってみてください。

また、底値を記録した段階では新規注文はしません。

順張りは底値を記録した銘柄やボックス相場(そうば)の銘柄は、下落リスクを考慮して買い注文を入れないことが基本だからです。

基本的には上昇・下落の流れに乗って、そのまま方向で進むことを期待してエントリーするのが順張りの手法です。

順張りはトレンドに沿って売買するため初心者でも取引しやすく、逆張りと比較して比較的安全なトレードの方法といえるでしょう。

順張りのリスク・注意点

順張り投資の場合は、高値掴みにならないように注意が必要です。

たとえ上昇のトレンドであっても、ずっと上昇し続けるということはありません。

上昇の終盤でエントリーしてしまい、そのまま下落トレンドに転じて株価がマイナスになって損失が膨らんでしまう可能性もあります。

株初心者の方は特に、チャートを見た時に上昇の局面がどの段階にあるのかを判断するのが難しいでしょう。

まずは、過去のチャートを見返して正しい手法をもとに勉強することが損失を防ぐためには必要と言えます。

「上昇しているから」といっていきなり大きな金額を入れないように注意しましょう。

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逆張りとは

逆張りとは今のトレンドが終了し、逆のトレンドが形成されることを見越して株式を購入(空売り)する投資方法です。

買い玉でエントリーする場合は、下落トレンドがそろそろ終了するだろうというのをチャート上のシグナルから推測して、買い玉を建てていきます。

空売りでエントリーする場合は、株価が上昇している時に「そろそろ株価が下がりそう」というのを察知して、事前に空売りの玉を仕込んでおく投資手法になります。

順張りと異なり、トレンドに逆らって売買を行う投資方法で、より大きな利益を狙うことが特徴です。

逆張りのリスク・注意点

逆張りは順張りと比較して大きな利益を狙いやすいのが特徴でもありますが、株初心者にはリスクも大きいので注意しましょう。

例えば割安と考えて購入した下降トレンドの銘柄の株価が、更に下落してしまう可能性があります。

情報収集・分析能力が不足していると、トレンドの終わりを見極めることができません。トレンドが切り替わるタイミングを読み間違えると、損失を生んでしまう可能性もあるのです。

順張りと逆張り、どちらを選ぶべきか

順張りと逆張りどちらにもメリット・デメリットがあり、人によって相性も異なります。

長年株式投資を行っているプロの投資家は、逆張りを基本としていることが多いです。

これは、逆張り投資はあること有利な価格で売買できるメリットに加え、プロの投資家は情報収集能力も高いためリスクが低いからです。

株初心者の場合は、利幅を増やそうと逆張りでエントリーしてしまうと、局面を見誤って損失が拡大してしまう可能性が高くなります。

そのため、株初心者の方であればまずは「順張り」で投資をすることがおすすめです。順張り投資は、流れに逆らったエントリーをしない戦略ですので、株初心者の方でも比較的利益を上げやすい投資手法です。

まずは、順張りでマーケットの流れや売買タイミングを掴んだ段階で、逆張りも組み合わせた投資を検討すると良いでしょう。

当サイトの監修者の相場先生の手法であれば、順張りのトレードの上達を加速させることができます。

【相場先生株用語】下半身・逆下半身とは?株初心者向けに徹底解説します

まとめ

  • 順張り、逆張りそれぞれにメリット・デメリットはある
  • 初心者におすすめなのは順張り
  • プロは逆張りでより有利にトレードしている

ここまで、順張りと逆張りのそれぞれについて解説してきました。

どちらの投資手法でトレードをするにしても、まずは正しい知識をもとに勝ちパターンを身に付けることが大事です。

しっかりと練習をして、自分のトレードに自信が持てるようになってからエントリーをするようにしましょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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