X（旧Twitter）で押し目買いしたと言っている人がいたけど、押し目がなにかわからないから「押し目について知りたい」という声をよく耳にします。
また押し目を利用した、押し目買いができるタイミングを知りたい方も少なくないようです。
そこで今回は、押し目買いとはなんなのかについて投資初心者の方に向けて解説します。
他にも、押し目買いをするときの注意点や押し目なのか下落のはじまりなのかを判断する方法も解説しています。
この記事を読むことで、押し目について理解し押し目を活かした取引ができるようになるでしょう。
押し目買い・戻り売りとは？初心者でも利益を狙える売買タイミングを解説
押し目とは
押し目とは、上昇トレンドにあった株価が一時的に下落することです。
なぜ上昇トレンド中に押し目といった下落がおきるのかというと、株価が安いときに買っていた投資家の利益確定の売りなどが原因です。
今後も株価が上がっていくと予想される上昇トレンド中に、一時的に下げるためそのタイミングを利用した押し目買いという取引方法があります。
押し目買いをすると上がっている株へ安全にエントリーできるので、上手く押し目買いができるようになると効率よくお金を増やせるようになります。
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押し目買いができるタイミングを2つ紹介
押し目買いをするなら、適切なタイミングで行うことが重要です。
そこでここでは、押し目買いに適したタイミングを紹介します。
押し目買いをするなら、闇雲に下げたときに買うのではなくここで解説するタイミングを意識することが大事です。
移動平均線まで押したとき
押し目買いができるタイミングとして、移動平均線に触れたときがあげられます。
移動平均線とは、一定期間の価格の平均を表したものです。
移動平均線付近は、安値買いをしたい投資家に買われることが多いです。
そのため、移動平均線辺りの価格帯は需要が大きくなります。
この仕組みを利用すると、移動平均線まで押したタイミングは比較的安全に株を買えます。
トレンドラインまで押したとき
押し目買いをするにふさわしいタイミングとして、トレンドラインまで押したときがあげられます。
トレンドラインとは、株価の安値同士を線で結んでできるラインです。
トレンドラインは、需要が供給を圧倒するポイントを視覚的に見極めやすくした線です。
そのため、今後もトレンドラインで株価は反発することが予想できます。
このことからトレンドライン付近は、比較的安全に株を買えるポイントだと言えます。
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押し目で買うときの3つの注意点
押し目買いで株を買うとき、タイミングがよければどんな株でも押し目買いをして儲かるわけではありません。
そこで、押し目で買うときに意識しておきたい注意点について3つ解説します。
ここで紹介する注意点は、以下のとおりです。
- 業績がいい銘柄を選ぶ
- トレンドを見極める
- 必ず損切りをする
それぞれ紹介します。
業績がいい銘柄を選ぶ
押し目買いをするときの注意点として、銘柄を選ぶ際は業績のいい株を選びましょう。
前提として、押し目買いをして利益をだすなら大きく成長してもらわなければいけません。
仮にすぐに伸び悩む株を押し目買いしても、たいした利益はでないためリスクだけを抱えることになります。
そこで、業績がよくて今後も大きく成長しそうな株で押し目買いをするのがおすすめです。
将来大きく成長する株の特徴として、以下の条件を満たす株を推奨します。
なお初心者の方にとっては少し難しいと思いますので、軽く目を通す程度で大丈夫です。
- 年間の業績予想の売上とEPSが、前年比で20％以上成長している
- 当期四半期の業績の伸び率が、前年同期比で売上は20％以上、EPSは20％以上成長している
これらの条件を満たすような株で、押し目買いをするのがおすすめです。
トレンドを見極める
押し目買いをするなら、必ずトレンドに合わせた取引をしましょう。
上昇トレンドで押し目買いをするなら買いから入るなど、いわゆる順張りといわれる買い方のことです。
基本的にトレンドは転換するまでずっと継続するので、株の売買をする際はトレンドに従った取引をしましょう。
そこで、押し目買いをする前に必ず現在のトレンドを確認することが重要です。
トレンドの種類は以下の3つです。
- 上昇トレンド
- 下降トレンド
- 横ばい
それぞれのトレンドを実際の画像で紹介します。
自分でトレンドを読むとき、参考にしてみてください。
必ず損切りする
押し目買いをする場合、押し目ではなかったと判断できたら必ず損切りをしましょう。
実際に時間が経ってみないと、押し目なのかトレンド転換なのか判断することはできません。
押し目買いをしたはいいものの想定以上に下げ続けてしまった場合は、間違いを認めて絶対に損切することが重要です。
どのタイミングで間違いを認めて損切りをするのかは、過去の移動平均線やトレンドラインから下抜けたときの下落率を参考にするのがいいでしょう。
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押し目と下落の違いを見極めるときに注目するポイント
前節でも解説しましたが、下落の初期段階で押し目になるのかトレンド転換になるのかは誰にもわかりません。
ですが、株式市場の特性からみるとある程度は予想できます。
そこで、押し目と下落のはじまりを見極める際に注目しておくべきポイントを2つ紹介します。
確認するポイントは以下の通りです。
- 個別株に異変はないか
- 株価指数の影響はどうか
それぞれ解説していきます。
個別株に異変はないか
押し目かトレンド転換なのかを見極めるときに確認するポイントとして、個別株に異変はないのかを確認します。
まずは、個別株の悪いニュースがでていないか確認しましょう。
もし悪材料がでていれば、それが原因でトレンド転換がおこるかもしれません。
また、個別株を取り巻く業界にネガティブな変化がないのかを確認することも重要です。
もしネガティブな原因がなく下げているのであれば、安いときに買っていた投資家の利益確定による健全な下落の可能性が比較的高いと言えます。
株価指数の影響はどうか
押し目か本格的な下落なのかを見極めるときに注目するポイントとして、株価指数の動向を確認しましょう。
株価指数が下落していて、個別株も下落していれば健全な押し目と言える可能性が高いです。
個別株は株価指数につられる傾向にあります。
株価指数は強さを見せているのに、個別株が下落しているなら個別株に問題があって売られている可能性があります。
そのため、押し目か下落の初期段階なのかを見極めるときに株価指数の強さと比べて、取引しようとおもっている個別株は強いのか弱いのか確認するようにしましょう。
押し目を狙いで儲ける方法
押し目をする場合、前提として以下の2つの条件を満たした株を選びましょう。
- 上昇トレンドの株を選ぶ
- 業績がいい株を選ぶ
そこで過去に押し目となっている移動平均線を見つけて、再度移動平均線まで降りてきたタイミングで購入するのがおすすめです。
実際の例で見てみましょう。
ここで紹介するのはメドピアです。
当時のメドピアの業績は、上昇トレンドの間3四半期連続で大きく業績を伸ばしていました。
そして見てのとおり、上昇トレンドにあります。
最初の1回目の押し目の時点で、赤線の10週移動平均線が押し目のポイントとして機能していることがわかります。
その後10週移動平均線まで降りてきタイミングで、購入すると安全にポジションを取れるのがわかりますね。
画像でみてもわかるようにメドピアでは、天井を打つまでの間に安全に押し目買いができるチャンスが2回ありました。
このように業績がよくて上昇トレンドにある株を選んで、機能している移動平均線で押し目買いをすると上手くいく可能性が高いです。
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まとめ
今回は、押し目とはなんなのかについて解説しました。
ネット上では、押し目買いで簡単に儲かるかのように言われています。
ですが実際は、初心者にとって難易度が高い購入方法だと言えます。
押し目買いをできるようになるためには、ある程度知識と経験が必要です。
そこで当メディアを参考にして知識を蓄えつつ、経験を積んで再度この記事を読み返すのがおすすめです。
知識と経験を積んで押し目買いができるようになると、強い株へ安全にポジションを取れるようになります。
押し目買いをマスターできるよう当メディアで基礎から勉強していきましょう。
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