ほったらかし投資とは?おすすめのほったらかし投資を9つ解説

ほったらかし投資とは?おすすめのほったらかし投資を9つ解説

「ほったらかし投資ってどんな投資方法なんだろう?」と疑問に思っていませんか?

資産形成に興味はあるものの、忙しくて時間がないため手間をかけずにはじめられそうなほったらかし投資について知りたいという方が多いようです。

そこで今回は、ほったらかし投資の基本的な内容からおすすめの投資方法について解説します。

本記事を読むと、初心者の方でも自分に合ったほったらかし投資の方法を選べるようになります。

ぜひ記事の内容を参考に、手間をかけない投資で将来の資産づくりの第一歩を踏み出してみてください。
ほったらかし投資で本当に儲かる?放置で利益を出すための方法と注意点

   
目次

ほったらかし投資とは?

ほったらかし投資とは、最初に設定を済ませて日常的な管理の手間をほとんどかけず、自動的に資産運用ができる投資スタイルを指します。

たとえば安定したリターンが期待できる投資商品に、毎月決まった金額を自動で積み立てる設定をしておけば、日々の値動きを気にせず長い目で資産を育てることが可能です。

このように、多忙な会社員の方でもほったらかしておくだけで資産運用ができるため、近年ではほったらかし投資への関心が高まっています。
投資信託を長期保有するデメリットとは?初心者が陥るほったらかし投資の罠を徹底解説!

おすすめのほったらかし投資9選

ほったらかし投資にはさまざまな方法がありますが、本章では代表的な9つの手法を紹介します。

  • NISA
  • iDeCo
  • ロボアドバイザー
  • 不動産クラウドファンディング
  • ソーシャルレンディング
  • 株式の自動売買
  • FX自動売買
  • 外貨預金
  • 純金積立

それぞれみていきましょう。

NISA

NISAとは、国が用意した非課税の投資制度であり、NISA口座で得た利益に税金がかからない仕組みです。

通常であれば投資の利益には約20%の税金が発生しますが、NISA口座で運用すれば税負担がゼロになるため、資産が効率よく膨らみます。

2024年に制度が刷新され、つみたて投資枠で年間120万円、成長投資枠で年間240万円、合計で年間最大360万円まで非課税で投資できるようになりました。

さらに生涯を通じた非課税保有限度額は1,800万円に設定されており、非課税で保有できる期間にも制限がありません。

NISA口座で毎月一定額をインデックスファンドへ積み立てると、複利の力と非課税の恩恵を同時に受けられます。

そのため、初めてのほったらかし投資としてNISAでの積立投資は、有力な選択肢だといえます。

iDeCo

iDeCoは、毎月一定額を積み立てることで老後資金を準備できる私的年金制度です。

金融機関でiDeCo口座を開設し、毎月自分で決めた掛金を拠出して、投資信託や保険などの商品を選んで運用していきます。

つまり、最初に掛金の額と運用商品を設定しておけば、毎月自動的に口座から引き落とされて積み立てが進むため、日々の手間をかけずに資産形成ができます。

なお、iDeCoもNISAと同様に、運用益は非課税となるので効率よく資産を増やすことが可能です。

iDeCoは、原則60歳まで引き出せないという制約はありますが、逆にいえば老後資金を確実に確保できるという安心感があります。

そのため、ほったらかしながら老後資金を備えたい方に適した制度です。

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとは、AIやアルゴリズムが投資家に代わって資産運用を自動で行ってくれるサービスです。

いくつかの質問に答えるだけで、自分の投資目的に合ったポートフォリオを構築し、運用までしてくれます。

そのため、投資の知識や経験が少ない方でも気軽にはじめられるのが大きな魅力です。

契約後はリバランスもすべて自動で行われるため、まさに「ほったらかし」で資産形成を目指せます。

ただし、運用手数料やサービスごとの特徴は異なるため、自分に合ったサービスを比較検討することが大切です。

不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングは、複数の投資家が少額の資金を出し合い、不動産プロジェクトに共同出資する仕組みです。

物件の管理や運営はすべて運営会社が担当するため、オーナーのような手間は一切かかりません。

従来のマンション投資などと比べると、まとまった頭金や住宅ローンの審査も不要なため、投資初心者にとっても参入のハードルが低い手法といえます。

ただし、運営会社の信頼性やプロジェクトの内容を事前にしっかり確認してから出資を判断しましょう。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとは、運営会社を通じて投資家から集めた資金を企業に融資する仕組みです。

投資家は案件を選んで出資すれば、運用期間が終わるまで待つだけなので、ほったらかしに向いた投資といえます。

利回りは年2%〜7%程度の案件が多く、銀行預金と比べて高いリターンを期待できる点が魅力です。

一方で、貸し倒れ(デフォルト)のリスクや、運用期間中は原則として途中解約ができない点には注意する必要があります。

リスクを抑えるためには、複数の案件に分散投資することや、運営会社の実績・信頼性をしっかり確認するのが大切です。

少額からはじめられるサービスも多いため、投資初心者にも取り組みやすい選択肢の一つです。

株式の自動売買

株式の自動売買は、あらかじめ設定した条件にもとづいてプログラムが自動的に株の売買を実行する手法です。

「〇〇円まで下がったら購入、△△円まで上がったら売却」というルールを決めておけば、感情に流されない機械的な取引が可能です。

相場を常に監視する必要がなくなるため、日中は仕事で忙しい会社員でも継続的にトレードの機会を逃しにくくなります。

株式の自動売買は、規律を持った取引を長期間にわたって維持できる点が強みです。

FX自動売買

FX自動売買は、事前に設定した売買ルールに従ってシステムが外国為替証拠金取引を自動的に行う手法です。

FX市場は平日24時間動き続けているため、常時監視は難しいですが、自動売買なら深夜や早朝のチャンスも逃さずに取引を続けられます。

たとえば「トラリピ」のようなサービスでは、一定の価格帯の中で自動的に売買を繰り返す仕組みが整っています。

一方で、為替相場は政治・経済の影響で大きく変動する場合があるため、レバレッジ(のかけすぎには注意しましょう。

外貨預金

外貨預金は、日本円を米ドルやオーストラリアドルなどの外国通貨に両替して預け入れ、海外の高い金利を狙う預金商品です。

日本の金利と比較して高い利率の通貨で預金しておくだけで、利息収入を得られる可能性があります。

たとえば、日本円の普通預金金利が年0.2%~0.3%程度のときに、米ドル建ての定期預金の利息が年4%~5%だったケースをみてみましょう。

上記のような状況で、それぞれに100万円を1年間預けた場合の利息は以下のとおりです。

  • 日本の普通預金:約2,000円~3,000円
  • 米ドル建ての定期預金:約4万円~5万円

このように、外貨預金では円預金と比べて大幅に高い利息収入を得られる可能性があります。

ただし引出時の為替レートが預入時よりも円高に振れると、為替差損によって元本割れするリスクがあるため、為替変動の仕組みを理解したうえで取り組むことが大切です。

純金積立

純金積立は、毎月一定額を積み立てながら少しずつ金を購入していく投資方法です。

月々1,000円程度からはじめられる手軽さが魅力で、一度積立設定をすれば自動的に買い付けが行われるため、ほったらかし投資に適しています。

金は株式や債券と異なる値動きをする傾向があり、資産全体のリスク分散にも役立ちます。

また、現物資産である金は世界共通の価値を持ち、インフレや有事の際にも資産価値が保たれやすい点が大きなメリットです。

そのため、純金積立は投資初心者でもはじめやすい、守りの資産形成として注目されています。
資産運用の勉強はどう始める?初心者向け「失敗しない」3ステップと学習のコツを解説!

ほったらかし投資でお金を増やすときの注意点

ほったらかし投資でお金を増やすときの注意点は、以下のとおりです。

  • 分散投資を徹底する
  • 元本割れリスクがある
  • 余剰資金で取り組む

それぞれみていきましょう。

分散投資を徹底する

ほったらかし投資でも、一つの商品に資金を集中させるのは避けましょう。

特定の資産だけにお金が偏ると、値下がりしたときに投資資金全体が大きなダメージを受けてしまうからです。

たとえば、株式だけに全資金を投じていた場合、リーマンショックのような大暴落が起きると資産が一気に半減してしまうリスクがあります。

ですが、株式の他に金や不動産など複数の資産にお金を振り分けておけば、リスクヘッジ効果により全体の損失を最小限に抑えることが可能です。

このように、分散投資は安定的に資産を増やし続けるための基本となるので必ず行うようにしましょう。

元本割れリスクがある

ほったらかし投資は、一度設定すれば手間をかけずに資産形成を目指せる手軽さが魅力です。

しかし投資である以上、元本割れのリスクがあることを忘れてはいけません。
たとえインデックスファンドのような分散性の高い商品であっても、市場全体が下落すれば資産価値は一時的に大きく目減りすることがあります。

特に短期間で成果を求めると、値下がりしたタイミングで不安になり、損失を確定させてしまいがちです。

そのため、長期的な視点を持ってほったらかし投資に取り組むようにしましょう。

余剰資金で取り組む

ほったらかし投資に充てるお金は、生活費や万が一の備えとなる緊急予備資金を差し引いた余剰資金に限定するのが鉄則です。

投資は長期保有により成功確率が高まりますが、緊急時の資金需要により早期売却を余儀なくされた場合、損失を被る恐れがあるからです。

そのため、まずは当面の生活に困らないだけの現金を貯めて、投資をはじめるようにしましょう。

目安としては、生活費の3か月分~6か月分の現金を手元に確保したうえで、残った余裕資金だけを投資に回すのが理想的だといえます。
投資信託の売り時はいつ?後悔しない売却タイミングと判断基準をわかりやすく徹底解説!

ほったらかし投資について知りたい人によくある質問

ほったらかし投資について知りたい人によくある質問は、以下のとおりです。

  • Q1. ほったらかし投資は危険ですか?
  • Q2. ほったらかし投資は初心者でもできますか?

それぞれみていきましょう。

Q1. ほったらかし投資は危険ですか?

  1. 一概に危険とは言えませんが、完全な放置にはリスクがあります。
    市場環境やライフステージの変化によって、当初の資産配分が自分のリスク許容度と合わなくなる可能性があるからです。
    したがって「ほったらかし」とはいえ、年に一度は運用状況を確認し自分の目的に合っているか確認するのが大切です。

Q2. ほったらかし投資は初心者でもできますか?

  1. はい、投資経験のない初心者も可能です。
    ほったらかしできる投資として、頻繁な売買判断が不要で初期設定を終えればあとは自動で運用が進むサービスが数多く用意されているからです。
    また、NISAのつみたて投資やロボアドバイザーであれば、スマートフォン一つで口座開設から積立設定まで完了できます。
    そのため、ほったらかし投資は資産運用をはじめる際の一歩目として取り組みやすい選択肢といえます。
    長期保有株のオススメは?勝率が上がる選び方を徹底解説

まとめ

今回は、ほったらかし投資の基本的な意味やおすすめの投資手法9選、取り組む際の注意点について解説しました。

ほったらかし投資は、最初に設定を済ませれば日常的な管理の手間がほとんどかからないため、忙しい会社員や投資初心者でも無理なく資産形成をはじめられる投資スタイルです。

ただし、ほったらかしであっても元本割れのリスクはあるため、余剰資金の範囲で取り組むことや分散投資を意識するなど、基本的なリスク管理が欠かせません。

ぜひ本記事を参考に、自分に合ったほったらかし投資で資産形成の第一歩を踏み出してみてください。
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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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この記事を書いた人

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。

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