新NISA口座は子供名義で開設できる?子供の教育資金を投資で作る際の注意点も紹介

新NISA口座は子供名義で開設できる?子供の教育資金を投資で作る際の注意点も紹介

「新NISA口座って子供名義で開設できるのかな?」と疑問に思っていませんか?

子供の教育資金をNISAで作りたいけど、子供名義で新NISA口座を開設できるのかわからないから知りたいという方が多いようです。

そこで今回は、新NISA口座を子供名義で開設できるかどうかや子供の教育資金を投資で作る際の注意点について解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次

新NISA口座は子供名義で開設できる?

新NISA口座を子供名義で開設したいと考える親は多いものの、現行制度では不可能となっています。

また、未成年者少額投資非課税制度であるジュニアNISA自体も2023年で終了しています。

そのため2026年現在、子供名義で活用できる非課税投資制度は残念ながら存在しないのが実情です。

ただし、子供の教育資金を投資で準備する方法として、他の選択肢もあります。

そこで、次の章では子供の教育資金を投資で準備する方法を解説していきます。
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子供の教育資金を作るための投資手段

本章では、子供の教育資金を作るための投資手段として以下の4つの方法について解説します。

  • 親名義の新NISA口座を活用する
  • 未成年口座で運用する
  • 学資保険に加入する
  • 債券で運用する

それぞれみていきましょう。

親名義の新NISA口座を活用する

最も現実的な代替手段は、親名義の新NISA口座を活用する方法です。

新NISAでは年間360万円、生涯1,800万円までの非課税投資枠が用意されており、教育資金作りにも十分な規模です。

親名義の新NISA口座で利回り3%~7%の商品に毎月1万円つみたて投資した場合、18年間で約285万円〜約421万円の資産形成が期待できる計算になります。

親の非課税枠を活用すれば、子供の教育資金を税金で目減りさせずに効率よく準備できます。

未成年口座で運用する

証券会社が用意している未成年口座を開設して運用する方法も、選択肢の一つです。

未成年口座は0歳から開設でき、株式や投資信託など幅広い金融商品に投資できます。

ただし未成年口座は非課税ではなく通常の課税口座扱いとなり、運用益に対しておよそ20%の税金がかかる点には注意が必要です。

新NISAと比べると税制面では不利になりますが、子供本人の名義で資産が積み上がっていく仕組みのため、金融教育の教材として役立てられる側面もあります。

子供の教育資金を作りながら、お金の増やし方や投資の仕組みを子供と一緒に学びたいご家庭に向いている方法です。

学資保険に加入する

確実に教育資金を貯めたい場合は、学資保険も有力な選択肢になります。

学資保険は満期時の受取金額があらかじめ決まっており、契約者である親に万が一のことがあっても以降の保険料が免除され、満額を受け取れる保障機能が備わっているからです。

なお、学資保険は月1万円程度の保険料で、ライフプランに合わせてまとまった金額を受け取れる商品が一般的に提供されています。

一方で返戻率(払い込んだ保険料に対して受け取れる金額の割合)は110%〜120%程度と低めに設定されており、運用効率の面では株式や投資信託などと比べると見劣りする部分もあります。

そのため、確実性と保障を最優先したい方に適した方法といえるでしょう。

債券で運用する

リスクを抑えて運用したい方は、債券での運用も適した手段となります。

債券は満期まで保有すれば元本と利息が受け取れる仕組みで、株式と比べて値動きが安定しているのが特徴です。

たとえば、個人向け国債の場合は満期まで持つと元本割れリスクがなく、年0.05%以上の最低金利が保証されています。

そのため、債券への投資は大きく増やすよりも着実に守りながら育てたい方に向いています。

子供の教育資金を投資で作るメリット

本章では、子供の教育資金を投資で準備することで得られるメリットについて、以下の内容に沿って解説します。

  • インフレに対抗できる
  • 複利効果を活かしやすい
  • 老後資金作りにも投資の知識が活かせる

それぞれみていきましょう。

インフレに対抗できる

子供の教育資金を投資で作るメリットとして、インフレに対抗できる点が上げられます。

預貯金で教育資金を貯めても、インフレが進む局面では実質的な価値が目減りしてしまうリスクがあります。

一方、株式などの資産に投資すると、長期的にみればインフレ率を上回るリターンが期待できるため、実質的な資産価値を保ちながら教育資金を育てることが可能です。

したがって、教育資金作りに投資を活用するとインフレリスクを回避しつつ、必要な資金を確保できるというメリットがあります。

なお、インフレ対策も兼ねて投資で教育資金作りをする際は、学資保険や債券より利回りが高い株式で運用するのが好ましいです。

複利効果を活かしやすい

投資による教育資金作りでは、長期運用による複利効果を活かせる点も大きな魅力です。

複利とは、運用で得た利益が元本に組み込まれてさらに利益を生む仕組みで、運用年数が長くなるほど加速度的に資産が拡大していく効果を指します。

たとえば、100万円を年5%で運用すると5年後には約127万円、10年後には約162万円となり、15年後には約207万円まで成長します。

この間の利益の増え方は、以下のとおりです。

期間 元利合計 利益額 各期間の利益増加分
当初 100万円 0円
5年後 約127万円 約27万円 約27万円
10年後 約162万円 約62万円 約35万円
15年後 約207万円 約107万円 約45万円

このように、複利は投資期間が伸びるにつれて、威力が高まっていくのが特徴です。

子供が生まれてから大学進学までは18年程度の期間があるため、投資で教育資金作りをすると複利を活かして効率よく資産形成ができるでしょう。

老後資金作りにも投資の知識が活かせる

子供の教育資金を投資で準備するメリットとして、資金準備の過程で得た知識やノウハウが、そのまま老後資金作りに活かせる点にもあります。

教育資金の準備には15年以上の長い期間を要しますが、この期間を通じて資産運用の感覚が自然と身についていきます。

加えて、相場の変動を幾度も経験することで、一時的な値動きに左右されない冷静な投資姿勢も養われるでしょう。

子供の教育資金を作る過程で培われた知識と経験は、子供の独立後に本格化する老後資金作りにおいて、大きな財産となります。

教育資金準備は、単に資金を蓄える手段にとどまらず、家庭のマネーリテラシーを高める機会としても重要な意味を持つといえます。
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子供の教育資金を投資で作るためポイント

本章では、子供の教育資金を作るためのポイントとして以下の内容について解説します。

  • 計画的に投資する
  • なるべく早く始める
  • 投資金額は無理のない範囲に設定する

それぞれみていきましょう。

計画的に投資する

教育資金を投資で作る際は、いつまでに・いくら必要になるのかを明確にしたうえで計画的に投資することが大切です。

たとえば18年後に500万円を準備したい場合、年利5%のリターンが期待できる商品で運用するなら月約1.5万円の積立が必要になると試算できます。

このように、目標金額・運用期間・想定利回りの3つを整理しておけば、無理のない計画が立てやすくなります。

まずは「いつまでに・いくら必要か」を書き出すところから始めてみると、自分に合った無理のない投資プランがみえてくるはずです。

なるべく早く始める

教育資金作りは、なるべく早くスタートすると効率よく形成できます。

投資期間が長くなるほど複利効果が大きく働き、少ない元本でもまとまった資産を築きやすくなるからです。

たとえば、100万円を年利3%で一括投資した場合、運用益には次のような差が生まれます。

  • 5年間:元本100万円 → 合計約116万円
  • 10年間:元本100万円 → 合計約134万円(運用益の差:約18万円)
  • 15年間:元本100万円 → 合計約156万円(運用益の差:約22万円)

5年から10年で運用益は約18万円増えるのに対し、10年から15年では約22万円増えており、同じ5年間でも後半の方が利益の伸びが大きくなっています。

これが「利息が利息を生む」複利効果の特徴です。

つまり、できる限り早い段階で投資をスタートすると運用効率が高まり、家計への負担も小さく抑えられます。

投資金額は無理のない範囲に設定する

教育資金を投資で作る際は、家計を圧迫しない範囲で投資金額を設定するようにしましょう。

投資は長期にわたって続けることで効率よく資産形成ができますが、途中で家計が苦しくなって中断してしまうと複利効果が十分に得られなくなるからです。

そのため、まずは毎月の収支を見直し、緊急予備資金を確保したうえで無理なく続けられる適切な金額を算出して始めるのが大切です。
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子供の教育資金を投資で作る際の注意点

本章では、教育資金を投資で準備する際に押さえておきたい注意点として以下の内容について解説します。

  • 元本割れリスクがあることを理解しておく
  • リスクの高い投資商品は選ばない

それぞれみていきましょう。

元本割れリスクがあることを理解しておく

教育資金を投資で作る際は、元本割れリスクが存在することを十分に理解しておく必要があります。

株式や投資信託は預貯金と違って元本保証がなく、市場環境によっては資産価値が投資した金額を下回ってしまう可能性があるからです。

たとえば、2008年のリーマンショック時には世界的に株価が半値近くまで下落し、回復までに数年を要した事例もあります。

そのため、教育資金のように使う時期が決まっている資金については、必要な時期が近づいたら段階的に安定性の高い資産へ移し替えて価格変動リスクを抑えるのが重要です。

リスクの高い投資商品は選ばない

子供の教育資金を投資で準備する際は、リスクの高い商品を避けるのが重要です。

もし値動きの大きい個別株や暗号資産などを選んでしまい、元本が大きく目減りすると、教育資金が足りなくなるおそれがあるからです。

そのため高リスクの商品は避けて、全世界株式や債券を組み合わせたバランス型の投資信託など、比較的値動きの緩やかな商品を中心に選ぶのがよいでしょう。

なお、進学が近づくにつれて株式比率を下げて、現金や債券へ移していくことで築いてきた資産を確実に教育費へとつなげられます。
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新NISA口座は子供名義で開設できるのか知りたい人によくある質問

新NISA口座は子供名義で開設できるのか知りたい人によくある質問は、以下のとおりです。

  • Q1.未成年口座があれば新NISAの代わりになりますか?
  • Q2.ジュニアNISAは今から始められますか?

それぞれ回答していきます。

Q1.未成年口座があれば新NISAの代わりになりますか?

A.未成年口座は、新NISAの完全な代わりにはなりません。
未成年口座は通常の課税口座として扱われ、運用益に対しておよそ20%の税金がかかるため、非課税メリットを持つ新NISAとは制度上の魅力が大きく異なるからです。
ですが、未成年口座は子供の金融教育につなげやすいというメリットも備わっています。
そのため非課税メリットを優先したい方は親名義の新NISA、教育目的を兼ねたい方は未成年口座といった具合に、目的に応じて使い分けるとよいでしょう。

Q2.ジュニアNISAは今から始められますか?

A.ジュニアNISAは2023年で新規受付を終了しているため、現時点で新たに口座開設して始めることはできません。
これから子供のために非課税で投資を始めたい場合は、親名義の新NISA口座を活用する方法が最も現実的な選択肢になります。
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まとめ

今回は、新NISA口座を子供名義で開設できるのかについて解説しました。

新NISA口座は、子供名義では開設できないため、子供の教育資金を投資で作るなら親名義の新NISA口座を活用するのが最も現実的な方法です。

ただし、投資には元本割れのリスクがあるので、無理のない範囲で長期的に運用を続けることが大切です。

ぜひ本記事を参考に、子供の将来を見据えた教育資金作りをスタートしてみてください。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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この記事を書いた人

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。

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