ほったらかし投資とは?ほっとくだけで株で儲けられるのか

株で投資をはじめた方の中には、将来的に株で資産を形成したい、もしくは今の給料だけでは心もとないから少しでも投資で稼ぎたいと考える人は多いのではないでしょうか。

しかし、仕事が忙しくて投資をしている時間があまりない、投資をするならなるべく手が掛からない方がいいと考えている人も多いはずです。

そんな投資をはじめたいけどあまり時間が取れない人が検討するものの一つに、「ほったらかし投資」というものがあります。

株を保有してほったらかしておくだけの投資であり、時間が無い人でもはじめることができるのです。

ただ、ほったらかし投資という手法があるのは確かですが、その手法で儲けられるのかと気になる方もいると思います。

そこで今回は、株のほったらかし投資について紹介をしていきます。

この記事でわかること

  • 株のほったらかし投資について
  • 株のほったらかし投資で儲かるのか
  • ほったらかし投資よりもおすすめの方法

投資信託を長期保有するデメリットとは?

目次

ほったらかし投資とは

株のほったらかし投資とは、その名の通り買った株をほったらかしておき、将来的に価格の上昇を期待する投資法となります。

ほったらかし投資のいいところは、一度買った株を忘れたようにほったらかしておき、久しぶりに見てみると株価が上がって儲かっていたという、誰でもできる投資です。

そのため預金をしておいても金利が低く資産が増えるわけでは無いので、少しでも値上がり利益を期待することができる株を保有しておき、ほったらかしている株初心者の方もいるのです。

ただ、株のほったらかし投資は明確なルールなどがあるわけではなく、株を買いほったらかしておき、利益が出ていれば良いと言った概念がある程度なので、ほったらかし投資と名がついていない投資法もほったらかし投資となるのです。

株の長期投資もほったらかし投資

株の長期投資の一部もほったらかし投資となります。

毎日チャートを確認し、買い足したり建玉を調整する長期投資はほったらかしではありませんが、一度買った株を数年単位で保有する場合はほったらかし投資と呼ぶことができます。

長期投資の性質上、毎日チャートを確認する必要がありませんし、人によっては週1回や月1回程度など、たまにしか確認しない場合もあるためです。

特に、長期投資の場合はファンダメンタルズ要因による分析を行うことが多く、将来的にこの産業や企業は成長しそうと業績や経済状況を見て予想し投資を行うため、初心者が行ないやすい投資でもあります。

自動売買もほったらかし投資

株の自動売買もほったらかし投資に分類することができます。

自動売買は自動売買ソフトもしくはプログラムにより、機械的に取引を行う投資となります。

自動売買では資金を口座に入れておき、ソフトに売買判断のルールなどを設定することで、自分が取引を行わなくても取引を行ってくれるのでほったらかし投資と呼ぶことができるのです。

機械的に投資を行ってくれるので、感情が入らない理想の取引ができそうですが、株価の値動きを完全に予測することは難しく、ソフトで決めたルール外の値動きも発生しやすいため、儲かりやすいとは言いにくい投資です。

ちなみに株の自動売買については「株式投資の自動売買は儲かるのか?自分で投資するのと何が違う?」で詳しく解説をしているので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

結局のところ株のほったらかし投資はいいの?悪いの?

初心者でも簡単にはじめることができ、手間が掛からないほったらかし投資ですが、ほったらかしておいたとして利益が出るのかについては別の話となります。

特にほったらかし投資は、投資の中でも良し悪しについて意見が分かれやすく、投資をはじめる際にこの投資で良いのだろうかと悩んでしまうポイントになるのです。

そこでここからは、ほったらかし投資について儲かりやすいのか、それとも儲かりにくいのかについて紹介をしていきます。

最終的に利益が出ていればいいが、完全ほったらかしはおすすめしない

ほったらかし投資は、基本的に長期的に株を保有し続けるため、株価が上昇するか下降するかは購入時での予測となります。

長期の予測となるためテクニカル分析などがあまり通用せず、ファンダメンタルズ要因での分析となる場合が多く、予測を行うことが難しいのです。

例えば、10年後の日本経済や企業の業績を予測することは非常に難しく、立てたとしても当たらない場合が多いのです。

それは、リーマンショックやコロナショックのような世界的な株価の下落が発生したり、日本では災害などの経済にダメージを与える事象が発生することもあるため、世界経済が上昇していたとしても日本経済が上昇を続けるとは言い切れないのです。

例として、平成の30年間で日本の株価の平均値とも言える日経平均株価の推移を見てみると、日経平均株価は約30年間で約26%下落していることがわかります。

つまり、完全に買った株をほったらかしておくと儲からない可能性も十分にあるのです。

そのため、完全にほったらかしておくと先行きの見通しが立てにくい経済において、運任せで株を保有し続ける結果となるためおすすめできません。

株はほったらかしておくよりも自分で投資をした方が儲かる

もし、株できちんと利益を狙い、儲かる投資を行いたい場合にはほったらかしではなく、自分で投資を行うようにしましょう。

株価とチャートを確認し、これから上昇するのか下落をしていくのかをテクニカルにより分析予測をすることで売買を行うのです。

株式投資は決して運に身をまかせて投資をすることで利益を得られるわけではありません。

正しい知識や技術を持つことで、チャート上でチャンスを狙い取引を行っていくのです。

もちろん、忙しくて勉強をしたり取引を行う暇がないという人もいるでしょう。

そういった場合には、数週間から数ヵ月株を保有するスイングトレードなどの保有期間が長いスタイルを選ぶことで、株の投資を行うことができます。

どうしてもほったらかし投資をやりたいという人は、毎週や毎月、株価やチャート、企業の業績などを調べつつ、株の保有を続けるか買い増すかなどの判断を行いながら投資をしましょう。

決して運任せの保有を続けるのではなく、自分で分析を行い予測を立てていくことが、株式投資で儲けるためには必要なのです。

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まとめ

  • ほったらかし投資は株を保有しほったらかし続ける投資
  • 株のほったらかし投資で儲けられるかもしれないが運任せになる
  • ほったらかし投資を行うよりも自分で分析をして投資をした方がいい

いかがでしたでしょうか。

実現できたら不労所得になるかもしれないほったらかし投資ですが、現実では簡単に利益を得られる投資ではありません。

ほったらかして株を保有し続けるのは、株価の上昇下落を運に任せるようなものであり、この先日本の株式市場の拡大が続くという予測があったとしても、確実に起こることではないのです。

そのため株式投資で利益を狙って行くのであれば、ほったらかすのではなく、少しでもいいので自分で取引を行うようにしましょう。

ちなみに、テクニカル分析や普段仕事で忙しい人でも副業で出来る投資法を当サイトでは紹介しています。

詳しくは、株価チャートはどうやって見ればいい?テクニカル分析の基本とはの記事をご確認ください。

その他にも、インテクのサイト内は株式投資に必要な情報をお届けしていますので、いろいろとチェックしてみてくださいね。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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