初心者必見!避けるべき銘柄選びのポイント3つを徹底解説

初心者必見!避けるべき銘柄選びのポイント3つを徹底解説

株式投資初心者の方で、銘柄選びの際にご自身の基準を決めている方はいらっしゃいますか?

恐らくトレードを始めるために本や動画やメルマガ等で学び、そこでおすすめされた銘柄選びの方法や買うべき銘柄を基準に選んでいると思います。

その中には例えば、東証一部もしくは二部に上場している銘柄であったり、上昇トレンドを形成している銘柄など、様々な基準があるでしょう。

しかし、銘柄を選ぶ際には買うべき基準と同様に、初心者は選ばない方がいい銘柄選びの基準があるのをご存じでしょうか。

そこで今回は、株式投資初心者がトレードで負けないためにも「選んではいけない銘柄」について紹介していきます。

危険な投資は避けて、確実に勝てる銘柄を選んでいきましょう。

この記事でわかること

  • 株式投資初心者が選んではいけない銘柄
  • トレードを行う前の銘柄選びの重要性

株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ

目次

株式投資初心者が選んではいけない銘柄選びの基準

株のトレードを始めるまでには投資の勉強はもちろんのこと、証券口座を開設したり、中にはパソコンを買ったり環境を整えた方もいらっしゃると思います。

色々な気持ちを抱えてこの記事を読んでくださっていることと思います。

株は技術ですが、その技術を磨き上げ成果を出すためには「勝負する場所=銘柄選び」がとても重要になってくるのはお分かりですよね。

プロやアナリストがおすすめする銘柄を参考にする初心者の方もいらっしゃいますが、プロが選ぶ銘柄はプロが持つ技術から選んだ銘柄であり、初心者が同じもの選んでトレードをしても上手く利益が出せないといこともよくあることです。

初心者がトレードを行う際には初心者のレベルに合った銘柄を選ぶことが一番であり、自分に合わない銘柄を避けることが利益に直結しやすいのです。

ではこれから、選ばない方がいい銘柄の基準について3つ紹介していきます。

株価が低い銘柄(低位株)

株式市場に上場している銘柄の中には、株価が数十円程度の極端に低い銘柄が存在しています。

株価が低い銘柄は少しの変動で大きく稼げるチャンスがあり、一部そういった魅力を狙ってトレードを行う投資家もいるようです。

例えば、取引値が10円の銘柄があった場合、株価が20円まで上昇したら2倍の利益になり、100円まで上昇すると10倍のテンバガー(株価が急騰し10倍まで跳ね上がること)になります。

すでに取引値が2,000円の銘柄だと、4,000円の取引値にならなければ倍にはならず、10倍となると20,000円の取引値まで上昇しなければなりません。

2,000円から20,000円に株価が上昇するのは現実的に考えてかなり難しいのですが、10円から100円までの上昇であればありえないことでは無く、期待を持つことができるのです。

しかし、魅力的な株価が低い銘柄ですが、そもそも株価が極端に低いということは企業の業績や経営状態が悪かったりと将来性が無い銘柄でもあるのです。

つまり、将来的には上場廃止となる可能性が高く、株価上昇が一切期待できない場合もあり、上昇とは逆に下落が起きた際にも大きな損失につながるため初心者は避けるべき銘柄となります。

取引値10円の銘柄が20円まで上昇すると2倍になるという魅力がありますが、株価が1円まで下落したり監理銘柄から上場廃止となる可能性も十分にあるということです。

監理銘柄に関しては「監理銘柄とは?取引の対象にしてもいいのか解説します」で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

出来高が少なすぎる銘柄

出来高が少なすぎる銘柄に関しても、初心者の方は避けるようにした方が良いです。

出来高は1日や1週間などの一定の期間中に売買が成立した数量のことで、出来高が多いと頻繁にトレードが行われている銘柄、逆に出来高が少ないとトレードが行われていない銘柄と判断することができます。

出来高が少ないと現在の価格よりも株を買う時には高値となりやすく、売る際には安値となりやすく不利になり希望通りになりません。

さらにちょっとした大量の注文が入るとすぐに値が動いてしまい、不意に短期的な急騰急落が発生してしまいます。

この急騰急落を逆手に取れば株価操作が可能になるため、たまたまそこに居合わせた場合は対応が出来ず大損する可能性もあるため危険です。

他にも保有銘柄を売ろうと思っても、買い手が少ないことから自分の希望売値でトレードができないという点もあるため、初心者は避けた方が良い銘柄と言えるのです。

ボラティリティ(価格の値動き)が大きく予測が難しいセクター銘柄

株の銘柄には各業種などで分類されたセクターが存在します。

セクターごとに特徴があり、ボラティリティが大きく株価変動の予測が立てにくいセクターに関しては、初心者は避けた方が良いでしょう。

例えば、普段から新薬の発表や最近ではコロナの影響で大きな価格変動が起きやすいバイオセクターは避けた方が安全です。

個人投資家では新薬の研究結果や発表を事前に知ることは不可能であり、バイオセクターはそれらの情報(ファンダメンタルズ分析により)株価のボラティリティが高くなりやすい傾向があります。

つまり初心者では気が付いた時にはすでに急騰急落に巻き込まれてしまい、一瞬にして大損失を抱えてしまう恐れがあるのです。

他にもITなどのハイテク系のセクターも新商品や業績の影響が株価に強くでるセクターであるため初心者は避けるようにした方が良いと言えます。

そのため初めの段階ではバイオやハイテク系のセクターは避けるようにし、トレードに慣れてきた段階から選ぶようにしましょう。

予測が難しいセクターでトレードをするよりも、ボラティリティが落ち着いたセクターでトレードをした方が安定的に利益を狙うことができます。

ちなみに株のセクターに関しては「株のセクター(業種)は見た方がいいの?意識すべき分散と集中とは」で詳しく解説しているので良ければ参考にしてみてください。

講座

銘柄選びはトレードをはじめるための第一歩

ここまで選んではいけない銘柄に関して紹介をしてきました。

株式のトレードにおいては、銘柄選びはトレードをはじめるための第一歩となるため慎重に選ぶべき場面でもあります。

そのため、株式投資初心者の方は大きな損失やリスクをさけるために今回紹介した選んではいけない銘柄を参考にして、安定した利益を狙える銘柄を選ぶようにしましょう。

ちなみに初心者におすすめの銘柄選びの基準の記事もインテクでご用意していますので、本記事と合わせて初心者におすすめの株の買い方とは?プロも活用する3つの基本ポイントを押さえようを参考にしてみてください。

それとひとつ大事なことをお伝えします。

ここまでお伝えしてきた銘柄を選びとトレードの方法に関してはテクニカル分析によるものです。

実際にトレードをする際は、トレードをしても大丈夫な銘柄なのかを判断した後、テクニカル分析によりトレードのタイミングを見計らい売買するのがおススメの流れです。

つまり、トレードをしない銘柄を抑えておくと共に、トレードをすべきタイミングを見計らうためのテクニカル分析も重要となるので、両方しっかりと勉強して身に付けておきましょう。

当サイトを監修しているプロトレーダーの「相場師朗(あいばしろう)」先生はテクニカル分析を主に研究されている方で、株塾という株トレードで1億円以上の資産を本気で築くことを目的としたトレード塾を主催されています。

講座

まとめ

  • 初心者は株価や出来高が低すぎる銘柄は選ばない方がいい
  • ボラティリティが高いセクターの銘柄も避けるべき
  • 銘柄選びは結果的に利益に直結してくる

いかがでしたでしょうか。

株価が低い銘柄、出来高が少ない銘柄、ボラティリティが大きく予測が難しいセクターの銘柄、は極力選ばないようにしましょう。

初心者の方でよくあるのが、早くトレードを始めたいという気持ちから、人気の銘柄やなんとなく好きな企業だからと言う理由で選んでしまうことがあります。

しかしそこはトレードをはじめる第一歩と意識して慎重に銘柄を選ぶようにしてください。

銘柄選びも株の技術同様に繰り返し行っていく中で、自分がトレードを行う上で得意な銘柄のチャートやセクターを見つけることができます。

ぜひ、毎回自分が得意と思える銘柄はどのようなものなのかを意識しながら、選ばない方がいい銘柄を避けて探していきましょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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