「スイングトレードは忙しい人向けだと聞いたのに、なぜか勝てない……」そんな悩みを抱えていませんか?
数日から数週間で利益を狙うスイングトレードは、日中チャートを見られないサラリーマンや主婦の方に最適ですが、実は「ただ保有するだけ」では勝てません。
本記事では、スイングトレードで勝てない明確な理由と、利益を出すための具体的な見直しポイントを解説します。
最後まで読めば、あなたの負けパターンが明確になり、自信を持ってエントリーできる技術の磨き方がわかります。
スイングトレードで勝てないのはなぜ?多くの投資家がハマる落とし穴

スイングトレードは、デイトレードに比べてゆったりとした時間軸で取引できるため、初心者でも始めやすいのが魅力です。
しかし、その「手軽さ」というイメージが、実は最大の落とし穴になっています。
- 「長く持っていれば上がる」という根拠のない期待
- 兼業だからといって、分析を疎かにしている
- プロと同じ土俵に立っているという意識の欠如
「本業が忙しいから」という理由は、相場には通用しません。スイングトレードで勝てない人の多くは、手法以前に「勝つための準備」が不足しているケースがほとんどです。
まずは、なぜ自分が今のトレードで損失を出しているのか、客観的に原因を探ることから始めましょう。
【原因1】トレンドに逆らった「逆張り」トレードをしていないか
スイングトレードの基本は「トレンドフォロー(順張り)」です。
株価が上昇している波に乗り、その利益を享受するのが最も効率的な戦い方ですが、勝てない人はわざわざ下落している株を「割安だ」と判断して買ってしまいがちです。
- 上昇トレンド: 安値を切り上げ、高値も更新している状態。
- 下落トレンド: 高値を切り下げ、安値を更新し続けている状態。
- レンジ相場: 一定の幅で行ったり来たりし、方向感がない状態。
下落トレンドで株を買うのは、落ちてくるナイフを素手で掴むようなものです。
また、方向感のないレンジ相場では、スイングトレード特有の大きな値幅を狙うことが難しく、手数料負けしたり、急なブレイクに巻き込まれたりするリスクが高まります。
「今、この銘柄はどちらに向かおうとしているのか?」をチャートから読み解く技術が不可欠です。
【原因2】損切りラインが浅すぎる、または利益を急ぎすぎていないか
スイングトレードは数日から数週間の「波」を獲る手法です。
そのため、1日の小さなノイズ(株価の上下)に一喜一憂していては、本来獲れるはずだった大きな利益を取りこぼしてしまいます。
- 損切り貧乏の罠: 損を怖がるあまり、損切りラインを現在値に近づけすぎると、一時的な押し目でカットされ、その後に株価が急騰する「置いてけぼり」の状態になります。
- 短期利益の追求: デイトレードのような感覚で、数%の利益で早々に利益確定(利確)してしまうと、たまに来る大きな損失をカバーできなくなります。
スイングトレードにおける損切りは、「トレンドが崩れた場所」に置くのが鉄則です。価格ではなく、チャートの形(節目)を基準に判断しましょう。
余裕を持った損切り幅を設定しつつ、大きな利益をじっくり待つ「構え」が、勝率以上にトータル収支を改善させる鍵となります。
ちなみに損切り貧乏については「損切り貧乏はなぜ起きる?原因と対処法を徹底解説」で詳しく解説しているので、よければ参考にしてみてください。
【原因3】投入資金が自分の実力(技術レベル)に見合っているか
株式投資で最もコントロールすべきは「手法」ではなく「自分自身の感情」です。
そして、その感情を揺さぶる最大の要因が「投資資金の大きさ」です。
- 資金管理の重要性: 初心者が100万円の資金をフルレバレッジで投入すると、1%の変動で1万円の損益が発生します。この金額の重みに耐えられなくなると、冷静な判断ができなくなります。
- プレッシャーによる自滅: 「負けたくない」という恐怖心が強まると、シナリオ通りの損切りができず、逆に少し含み益が出ただけで怖くなって利確してしまう「利小損大」に陥ります。
まずは、「もしこのトレードが外れても、夜ぐっすり眠れる金額」からスタートしましょう。
技術が伴っていない段階で大きな資金を投じるのは、免許取り立てのドライバーがF1マシンを運転するようなものです。
まずは小額で勝ちパターンを確立し、自信と共に資金を増やしていくのが王道です。
【原因4】テクニカル分析を軽視し、トレードシナリオを立てていないか
「なんとなく上がりそう」「有名なインフルエンサーが推奨していた」という理由で銘柄を選んでいませんか?
スイングトレードで継続的に勝つためには、根拠に基づいた「シナリオ」が必須です。
- エントリー根拠: なぜ今買うのか?(移動平均線の乖離、節目を突破したなど)
- エグジット根拠: どこまで行ったら利確し、どこを下回ったら損切りするのか?
- 時間軸の想定: およそ何日くらいで目標値に達すると考えているのか?
銘柄選びは入り口に過ぎません。
その銘柄を「いつ、いくらで買い、どうなったら売るのか」を事前に決めていないトレードは、ただのギャンブルです。
テクニカル指標(移動平均線、出来高、ローソク足の形など)を組み合わせ、自分なりの「勝てる勝ち筋」を可視化することで、不測の事態にも慌てず対応できるようになります。
③投入資金が自分の実力に見合っているのか
株のトレードは、売買差額および保有株式数で利益が決まります。
同じトレードを行っても保有株式数が多ければ利益が多くなるため、資金量を持つ人が有利な一面があることは確かです。
しかし、保有株式数を増やせば増やすほど、必ず利益が多くなり勝てるわけではありません。
自分の技術レベル相応の資金量でトレードができているのかによって、スイングトレードは勝ちやすくも負けやすくもなってしまうのです。
例えば、株式投資初心者が100万円の資金を持ってトレードを行う場合、100万円全額で株式を買ってしまう場合と、30万円分だけで株式を買う場合には、株価変動に対する損益変動が違います。
100万円でトレードを行う場合は30万円でトレードを行う場合に対して約3.3倍近くの金額差があり、30万円で5万円の損失が出た時には100万円では約16万円の損失が出てしまいます。
この3.3倍差が毎日の価格変動で反映されるため、自分の力量以上の資金を持ってトレードを行うとプレッシャーに耐えられず、損切りライン前で損切りを行ったり微益で利益確定をしてしまい勝てない状況に陥っていくのです。
そのため、自分の実力に見合った資金量でトレードを行えているのかを、確認してみることを一度おすすめします。
練習して技術を磨かないとトレードのシナリオを立てられるようにならない

「テクニカル分析をして、シナリオを立てる」というのは簡単ですが、実践してみるとその難しさがわかるはずです。
なぜなら、トレードをしていると自分を正当化してしまう傾向があるからです。
後から客観的に見れば、このタイミングで損切りをするべきだったと後悔することもあるでしょう。
でも、実際その場でトレードをしている時は自分は正しいと思い込み、なかなか損切りもできないものです。
損失を確定させるということ自体を多くの人が嫌うため、塩漬け状態が発生してしまうのです。
塩漬け株の詳細については、「塩漬け株とは?用語の意味と塩漬け株の整理方法を解説します」の中で整理方法とともに詳しく解説しているので、ご参考にしてみてください。
トレードで利益を上げ続けている上級トレーダーの人たちは、予め複数のシナリオを立てながらトレードをしています。
例えば、
「翌日陰線が出たらリスクヘッジを入れる」
「陽線で前の高値を超えたら追加の玉を入れる」
など、チャートを見ながら日々の研究をされている方が、成果も伴っているケースが多いのです。
このような分析をするためには、正しい技術を学び、アウトプットをする習慣を付けることが必要になります。
技術を磨くなら「相場式(あいばしき)」がおススメ

スイングトレードでなかなか勝てないという方は、練習をしてトレード技術を磨くことが必要ということをご紹介させていただきました。
しかし、ただ単に練習をすればいいのかというと、そうではありません。
技術を磨く際には「正しい技術」をもとに練習をしていくことが必要です。
なぜなら、いくら練習をしたとしても間違ったやり方では利益を上げ続けることは難しいからです。
東京から北海道に行こうとしているのに、南に進みだしたらいつまでもたどり着けませんよね?
それと同様に、トレード技術を磨く際も「正しい手法」に基づいて練習をすることが大事です。
正しい手法というのは、再現性が高く継続して利益が狙えるような手法のことを言います。
過去のチャートを見返してみるとわかりますが、株価の動きはある一定の法則があるのです。
当サイトの監修者である株歴約40年のプロトレーダー相場師朗(あいばしろう)先生が主宰する『株塾』では、3,500名以上の受講生の方が、再現性の高い技術を学んでいます。
株塾についてより詳しくお知りになりたい方は、「株のスクールなら『株塾』がおススメ!他のどのスクールよりも継続的な利益が狙える5つの理由 」の記事をご覧ください。
再現性の高いトレード技術を磨くことが、スイングトレードで勝てない原因を払拭してくれるはずです。
スイングトレードに関するQ&A
Q1. 兼業でもスイングトレードで月10万円稼げますか?
A. 可能です。
ただし、最初から金額を目標にするのではなく、まずは「正しいトレードを繰り返す」ことを目標にしてください。
技術が身につけば、資金量に応じて利益は自然とついてきます。
Q2. 損切りがどうしてもできません。どうすればいいですか?
A. エントリーする瞬間に、逆指値注文(ストップロス)を同時に入れてしまうことを徹底してください。
感情が介入する隙を与えない「仕組み化」が重要です。
Q3. 銘柄選びに時間がかかりすぎてしまいます。
A. 監視する銘柄を絞ることをおすすめします。
あちこちの銘柄に手を出すよりも、決まった20〜30銘柄の動きを毎日追い続ける方が、トレンドの変化に気づきやすくなります。
まとめ
スイングトレードで勝てない状況を打破するためには、以下の3点を徹底することが不可欠です。
- トレンドに逆らわず、波に乗る技術を習得する
- 資金管理を徹底し、自分のキャパシティを超えた勝負をしない
- 「なんとなく」を排除し、明確な根拠とシナリオを持ってエントリーする
投資はギャンブルではなく、正しい努力が報われる「技術職」の世界です。
もし今、あなたが暗闇の中を歩いているような感覚なら、一度立ち止まって「正しい技術」を学ぶことに時間を使ってみてください。
本記事で紹介した見直しポイントを一つずつ実践し、チャート練習を積み重ねることで、あなたのトレード成績は劇的に変わるはずです。
まずは今日、気になる銘柄の過去チャートを1年分眺めることから始めてみましょう。

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。






