株式数比例配分方式とは?メリット・デメリットも解説

株式数比例配分方式とは?メリット・デメリットも解説

「株式数比例配分方式ってなんだろう?」と疑問に思っていませんか?

株式数比例配分方式という言葉は聞いたことがあるものの、具体的にどのような仕組みなのか知りたいという方が多いようです。

そこで今回は、株式数比例配分方式の概要について解説します。

また、株式数比例配分方式のメリット・デメリットについてもまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

株式数比例配分方式とは

本章では、株式数比例配分方式について以下の内容に沿って解説します。

  • 株式数比例配分方式とは
  • ほかの受け取り方との違い

順番にみていきましょう。

株式数比例配分方式とは

株式数比例配分方式とは、上場株式の配当金やETF・REITの分配金が、証券会社の口座で保有している株式数に応じて、各証券口座に直接入金される方式です。

複数の証券会社で同一銘柄を保有している場合でも、それぞれの口座の保有株数に応じて配当金が振り分けられます。

株式数比例配分方式を利用するメリットとして、配当金が証券口座に自動的に入金されるため、受け取りの手間が省けることが挙げられます。

なお、株式数比例配分方式を選択すると、保有しているすべての証券口座にこの方式が適用される点に注意が必要です。

ほかの受け取り方との違い

配当金の受取方法には、株式数比例配分方式を含めて全部で4つの方式があります。

受取場所や手続きの手間が方式ごとに異なるため、以下の表で違いを比較してみましょう。

受取方式 受取場所 特徴
株式数比例配分方式 証券口座 保有株数に応じて各証券口座へ自動で入金される
配当金領収証方式 ゆうちょ銀行などの窓口 郵送されてくる領収証を窓口へ持ち込み、現金で受け取る
登録配当金受領口座方式 銀行口座 全銘柄の配当金を、指定した1つの銀行口座でまとめて受け取る
個別銘柄指定方式 銀行口座 銘柄ごとに受取用の銀行口座を指定して受け取る

表のとおり、4つの方式のうち証券口座で配当金を受け取れるのは、株式数比例配分方式だけです。

また、NISA口座で得た配当金を非課税で受けられる唯一の方式でもあるため、NISA利用者の方は株式数比例配分方式を選んでおくとよいでしょう。

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株式数比例配分方式のメリット

本章では、株式数比例配分方式のメリットについて、以下の内容に沿って解説していきます。

  • 配当金を受け取る手間がない
  • 配当金を再投資に回しやすい
  • 受取忘れ・受取漏れが起きない

それぞれみていきましょう。

配当金を受け取る手間がない

配当金領収証方式で株を保有している場合だと、領収証が届くたびにゆうちょ銀行へ行く手間が発生します。

一方、株式数比例配分方式なら何も手続きをしなくても、配当金が自動で証券口座に振り込まれます。

仕事・家事で忙しい人や保有銘柄数が多い人ほど、手間なく配当金を受け取れる便利さを実感できるでしょう。

配当金を再投資に回しやすい

株式数比例配分方式を選択すると、配当金が証券口座に直接入金されるため、受け取った配当金をスムーズに再投資へ回せます。

入金され次第、すぐに新たな株式の購入資金として活用できるのです。

特に複数の銘柄から定期的に配当を受け取っている場合、資金が証券口座に自動で集約されるため、効率的に運用できます。

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受取忘れ・受取漏れが起きない

株式数比例配分方式では証券口座へ自動入金されるため、配当金の受取忘れや受取漏れといったうっかりミスの心配がありません。

一方、配当金領収証方式には払渡期間と呼ばれる受取期限があり、期限内に手続きが必要です。

期限を過ぎてしまうと、信託銀行などで別途手続きをしなければ、配当金を受け取れません。

さらに一定期間放置した場合、配当金を受け取る権利自体が消滅してしまうこともあります。

大切な配当金を取り損ねるリスクをなくせる点は、投資家にとって大きな安心材料といえるでしょう。

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株式数比例配分方式のデメリット

本章では、株式数比例配分方式のデメリットについて、以下の内容に沿って解説していきます。

  • 配当金を生活費に充てるなら出金の手間がかかる
  • 配当金を銀行受取にすることで得られる特典を逃す場合がある
  • すべての証券口座が株式数比例配分方式に一括変更される

ひとつずつ確認していきましょう。

配当金を生活費に充てるなら出金の手間がかかる

配当金を毎月の生活費に充てる場合、証券口座から銀行口座へ出金する作業が毎回発生します。

操作自体は難しくないものの、ひと手間かかる点は押さえておきたいポイントです。

配当金を日常的に使いたい場合には、銀行口座で直接受け取れる「登録配当金受領口座方式」のほうが向いていることもあります。

配当金の使い道を具体的にイメージして、自分に合った受取方式を選ぶことが大切です。

配当金を銀行受取にすることで得られる特典を逃す場合がある

一部の銀行では、配当金の受け取りを条件として、現金やポイントを付与するプログラムを実施しています。

たとえば、楽天銀行では配当金の受け取り1件ごとに現金がもらえる「配当金受取プログラム」を提供しています。

株式数比例配分方式を選択すると、配当金は証券口座で受け取ることになるため、こうした配当金受取プログラムの対象外となる場合がある点には気をつけましょう。

すべての証券口座が株式数比例配分方式に一括変更される

配当金の受取方式の届出は、各証券会社ではなく証券保管振替機構(ほふり)を通じて株主単位で一元管理されています。

そのため、株式数比例配分方式を選択すると、保有する全証券口座が一括でこの方式に変更されます。

「A証券は株式数比例配分方式、B証券は登録配当金受領口座方式」といった使い分けはできません。

複数の証券会社を利用している人は、全口座へ影響が及ぶ点を理解したうえで設定しましょう。

株式数比例配分のやり方

株式数比例配分方式への変更は、利用中の証券会社で簡単に設定できます。

ネット証券を利用している場合の基本的な変更の流れは、以下のとおりです。

  1. 証券会社の会員ページへログインする
  2. 「口座管理」や「お客様情報 設定・変更」などのメニューを開く
  3. 配当金受取方法を「株式数比例配分方式」に変更して確定する

ただし、変更した設定が実際に反映されるまでには、数営業日~1週間程度かかることがあります。

NISA口座を利用している人は、非課税メリットを逃さないためにも早めに設定しておきましょう。

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よくある質問

株式数比例配分方式に設定しないとどうなる?

株式数比例配分方式に設定しなくても、配当金は受け取れます。

しかし、NISA口座で得られる配当金に税金がかかる点には気をつけてください。

NISA口座で発生した配当金が非課税になるのは、株式数比例配分方式での受け取りが条件です。

NISA口座で保有する株式でも、配当金領収証方式や登録配当金受領口座方式を選ぶと、配当金から約20.315%の税金が引かれる点に注意しましょう。

株式数比例配分方式ではどこにお金が入る?

株式数比例配分方式では、配当金は株式を保有している証券口座へ直接入金されます。

入金は自動で行われるので、投資初心者でも受け取りの流れについて迷う心配はありません。

受け取った配当金は株式の買付資金としてすぐに使えるほか、出金手続きをすれば銀行口座へも移せます。

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まとめ

今回は、株式数比例配分方式の仕組みやメリット・デメリット、設定方法について解説しました。

株式数比例配分方式は配当金が証券口座へ自動入金されるため、受取の手間がなく再投資にも回しやすい方式です。

ただし、全証券口座に一括適用される点や、銀行受取の特典を逃す場合がある点には注意しましょう。

ぜひ本記事を参考に、NISA口座の非課税メリットを活かすためにも受取方式を確認してみてください。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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この記事を書いた人

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。

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