投資の格言と名言。たかが格言だが学べることはたくさんある

日本には古くは江戸時代の米市場で取引が行なわれていたことから、投資家たちが残してきた格言や名言が数々存在しています。

そこで今回は、投資の世界で今でも語られる格言や名言を紹介します。

たかが格言かもしれませんが、実際に結果を残してきた投資家の経験が語られており、学べることはたくさんあるので参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 投資の格言や名言について
  • 投資の格言や名言は現代の株式投資で使えるのか

相場格言「卵は一つのカゴに盛るな」とは

目次

覚えておきたい投資の格言や名言

日本だけではなく世界中に投資家がいることを考えると、生み出されてきた格言や名言はかなりの数となります。

言葉は違えど意味は共通していたり、数百年前の格言でも現在の株式市場で通用するものがあったりと、覚えておいて決して損はありません。

ただ、闇雲に言葉ばかりを覚えていても自分のトレードに役立てることができなければどうしようもないでしょう。

そんな無数に損じする名言や格言の中から、実際に現在の株式市場でも役に立つ可能性がある格言や名言を集めましたので、紹介をしていきます。

人の行く裏に道あり花の山

株式投資の格言を語る上で外せない言葉が「人の行く裏に道あり花の山」です。

この言葉自体はかなり古くに生まれており、誰が創り出したのかについては不明です。

「きれいな花を求めて山に行くのであれば、誰も行かない裏道を行った方がいい」という意味になります。

解説するならば、「大勢の人と同じことを行うのではなく、大勢の人とは反対の行動をとった方がいいよ」と訳すのが妥当でしょう。

投資に例えるなら相場格言「人の行く裏に道あり花の山」とはにおいて、相場先生が詳しく解説していますので是非読んでみてください。

節分天井、彼岸底

「節分天井、彼岸底」はアノマリー面の格言です。

「2月初旬の節分あたりで株価は天井をつけ、3月下旬の彼岸にかけて下落し底をつける」という意味があります。

この格言も古く米取引が行なわれていた時代に生み出されたものと言われ、当時は当たりやすい格言でした。

現代の株式市場では、新年の期待買いから節分まで株価の上昇が続き、彼岸や年度末頃の各企業の決算等に関連して下落していくため、似たような動きをするとされています。

ただ、実際に株価を確認してみるとこの格言通りにはなっていない年の方が多くあるため、毎年通用する格言ではないと覚えておきましょう。

鹿を追うものは山を見ず

「鹿を追うものは山を見ず」は、「目先の利益ばかり追っている人は、それ以外のことが見えなくなり道理を忘れてしまう」という言葉です。

株式投資に例えるなら、目先の利益ばかりを気にして大局が見えておらず、長期トレンドでは上昇なのに短期的には下降であることばかりに目が行ってしまうことです。

長期トレンドが上昇であるのに短期トレンドに惑わされて株を売ってしまうと、小さな利益しか獲得できず、逆に損失を出してしまう可能性も出てきます。

広い視野を持って、チャートを見ることが大事です。

二番底は黙って買え

「二番底は黙って買え」は、「チャート上で二番底が形成された時は株を買うべき」という言葉です。

チャート上ではじめに株価を下げて安値を記録したものを一番底と呼び、その後反発して株価が上昇し再び一番底付近まで株価が下げてきたものを二番底と呼びます。

一番底で記録した安値は急落場面で一時的に買いが勝った状況であり、その後に下げてくる二番底が本当の安値となりやすいといった特徴があるのです。

しかし、この格言通りに買ってしまうと、さらに暴落してしまう可能性もあるので、やみくもに買うのは気を付けましょう。

見切り千両

「見切り千両」は、「早めに取引を見切ることに千両の価値がある」という格言になります。

早めに損を覚悟して損切りを行うことで大損失を避けることができれば、失わなかった資金に対して千両の価値があるという行為だったという意味です。

次の一手を打つための資金を残せることができれば、株式投資の世界では生き続けて利益を狙って行くことができます。

そのため見切り千両と同時に「損切り万両」と紹介されることもあります。

格言や名言は必ずその通りになるわけでは無いことは覚えておこう

ここまで投資の世界に残る格言や名言を紹介してきました。

見切り千両などは実際のトレードで応用することができる格言ではないでしょうか。

しかし、これらの格言や名言は必ずしもその通りになるわけではありません。

二番底は黙って買えと信じて買ってみると、一時的には上昇するかもしれませんが再び下落していく可能性もあります。

その後の、再び底値付近で反転上昇し逆三尊であるトリプルボトムを形成する場合もあるのです。

他の格言についても同様のことが言えます。

そういった失敗を犯さないためにも、格言などは知識として蓄えて起き、実際に現在のチャートを分析しながらトレード判断を行うようにしましょう。

相場格言「噂で買って事実で売る」とは

まとめ

  • 投資の格言や名言は様々存在する
  • 投資の格言や名言は必ずその通りになるわけではない

いかがでしたでしょうか。

今回紹介した格言や名言以外にも様々な言葉が存在しているので、興味がある方は調べてみると面白いかもしれません。

しかし何度もお伝えしますが、必ずしも格言通りにチャートが動くわけではないということをしっかり念頭に入れておいてください。

きちんとリアルタイムでチャートを分析し、株価を予測していくことが大切となるので格言や名言は参考程度に覚えておくようにしましょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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