ボリンジャーバンドの最強手法を知りたいと思ってはいませんか?
投資をするなら、より勝てる方法をマスターして、利益を積み重ねていきたいですよね。
しかし、ボリンジャーバンドの使い方を覚えたからといって勝てるようになるわけではありません。
ボリンジャーバンドの最強手法をマスターする必要があるのです。
そこで今回は、ボリンジャーバンドの最強手法を徹底解説。
累計受講者数40万人を突破している投資塾「株塾」を運営している私たちが、プロ目線でわかりやすくお伝えします。
私自身が実践し、その中でも特に成果が出ているものを紹介していますから、ぜひ参考にしてくださいね。
【プロ直伝】移動平均線の最適な設定値とは。設定変更の方法についても解説します
ボリンジャーバンドの最強設定
ボリンジャーバンドを使う前に、最強の設定をまずは覚えましょう。
どの設定にするかによって、分析結果は異なってきます。
ボリンジャーバンドを使いこなすためにも、最強設定にしてから取り組みましょう。
一目均衡表の最強設定は「9・26・52」!利益を生む手法を徹底解説
オススメの期間は20
上記は、楽天証券で利用できるチャートツール「MARKET SPEEDⅡ」の設定画面です。
テクニカル指標の中でも、トレンド系の中にあるボリンジャーバンドの設定を変更しましょう。
オススメの期間は20です。
ボリンジャーバンドの開発者が推奨している期間であり、中期的なトレンドを得るには十分な期間といえます。
標準偏差は±2σ
標準偏差は±2σまでにしておきましょう。
今回ご紹介する最強手法では、±3σを活用することはありません。
不必要な線まで出してしまうと見づらくなってしまいますから、必要最低限の設定にしてくださいね。
ボリンジャーバンドって何?株初心者にもわかりやすく解説します
ボリンジャーバンドの最強手法
ボリンジャーバンドの最強手法を5つご紹介します。
- ±1σに触れたら順張り
- バンドウォーク発生で順張り
- RSIとの組み合わせ
- MACDとの組み合わせ
- 移動平均線との組み合わせ
一つずつ詳しく解説していきます。
±1σに触れたら順張り
ボリンジャーバンドの最強手法一つ目は、「±1σに触れたら順張り」です。
順張りとは、トレンドに乗っていく投資スタイル。
上昇しているなら買い、下降しているなら売りで入るわけですね。
+1σに触れたタイミングで買い
+1σに触れたタイミングで、買いを入れましょう。
上図は、アシックス(7936)のチャートです。
+1σに何度か触れた後、上昇トレンドが発生していますね。
一度下落していますが、再度+1σに触れる形で上昇トレンドが継続しています。
-1σに触れなくなり、+1σに触れるようになってきたら上昇トレンド発生を見逃さないようにしましょう。
-1σに触れたタイミングで売り
-1σに触れたタイミングで、売りを入れましょう。
上図はシャープ(6753)のチャートです。
小さな上昇トレンドの後、陰線が続きそのまま下降トレンドとなっていることがわかります。
下降中に少し上がっていたとしても、再度-1σに触れる形で下がるのであれば、売りを入れていきましょう。
下降トレンドに乗っかり、利益を積み重ねていけますよ。
バンドウォーク発生で順張り
バンドウォーク発生で、順張りをしましょう。
バンドウォークは、ボリンジャーバンドの中でも±2σにローソク足が沿っている状態のことです。
トレンド発生中のシグナルですから、トレンドに乗っかる順張りであれば利益を狙えるわけですね。
スクイーズからのエクスパンションを探す
バンドウォークを見逃さないためにも、スクイーズからのエクスパンションを探しましょう。
スクイーズとは、バンド幅が狭くなりもみ合っている状態のこと。
そこから上下に拡大(エクスパンション)することでバンドウォークが発生します。
バンドウォークになりそうな状況を見逃さないようにしてくださいね。
±2σに触れたらエントリー
バンドウォークになりそうな状態で+2σに触れたら買い、-2σに触れたら売りでエントリーしましょう。
そのままバンドウォークが発生すれば、無事トレンドに乗り利益を積み重ねていけます。
±2σからローソク足が外れ始めたら、バンドウォーク終了の合図。
含み益がなくなってしまう前に、素早く手仕舞いましょう。
上位足を見てトレンドの強さを測る
バンドウォークを活用する際は、上位足を見てトレンドの強さを測るようにしましょう。
日足なら週足、週足なら月足を見るといったように、一つ上の時間軸でもチェックするのです。
週足・月足で上昇トレンドが発生している状態なら、日足で下降トレンドのバンドウォークが発生しそうになっていても様子見をすべきかもしれません。
下降トレンドは続かず、バンドウォークにまで至らない可能性があるからです。
トレンドの強さを測ったうえで、バンドウォークでのエントリーをするかどうか決めてくださいね。
バンドウォークとは?順張りで利益を出せるようになる見極め方を解説
RSIとの組み合わせ
ボリンジャーバンドはRSIとの相性がとても良いです。
最強手法として、RSIとの組み合わせもマスターしましょう。
RSIの設定は、14がオススメです。
-2σかつRSI30%未満で買い
ボリンジャーバンド上で-2σに触れている、かつRSIが30%未満の場合買いを入れましょう。
RSI30%未満は、売られすぎているサイン。
-2σに触れている状態は下降トレンドが発生して価格が下落します。
そのタイミングで売られすぎのサインが出ていれば、買いに転じる可能性が高いといえるわけです。
上図はメルカリ(4385)のチャートです。
-2σに触れている状態で、RSI30%未満の状態が続き、そこから上昇トレンドが発生しています。
買いを入れていれば、利益を狙える場面ですね。
+2σかつRSI70%以上で売り
ボリンジャーバンド上で+2σかつRSI70%以上の時は売りを入れましょう。
RSI70%以上は、買われすぎているサイン。
+2σに触れている状態は上昇トレンドが発生して価格は上昇します。
その状態で買われすぎのサインが出ているため、売りで入って下降での利益を狙うわけですね。
上図はカシオ(6952)のチャートです。
実際に大きく株価が下落し、上昇トレンドから下降トレンドに切り替わっていることがわかりますね。
MACDとの組み合わせ
ボリンジャーバンドとMACDとの組み合わせによる最強手法もオススメです。
MACDは、買われすぎ・売られすぎという相場の過熱感がわかるテクニカル指標。
組み合わせることで、より分析の信頼度を挙げられますよ。
ゴールデンクロス・デッドクロスかつバンドウォークでエントリー
MACDでのゴールデンクロス・デッドクロスとバンドウォークのタイミングでエントリーしましょう。
ゴールデンクロス発生直後にバンドウォークが始まったら、買いを入れるわけですね。
上図は、トヨタ自動車(7203)のチャートです。
実際に株価が上昇していることがわかります。
MACDでのデッドクロスかつバンドウォーク終了と同時に手仕舞えば、上昇分を利益として得られますね。
株はMACDだけで勝てる?勝率が上がるやり方・オススメの組み合わせ
移動平均線との組み合わせ
トレンドの方向性・強さを測る移動平均線も、ボリンジャーバンドと組み合わせれば最強手法になります。
特に5日移動平均線と±1σを活用したトレード方法がオススメです。
5日移動平均線と±1σの交差でエントリー
エントリーするポイントは、5日移動平均線と±1σが交差する部分です。
上図は日本郵政(6178)のチャート。
5日移動平均線と+1σの交差で買いを入れ、再び交差するタイミングで手仕舞えば、利益を狙えますね。
中心線が上向きか下向きかに注意
注意しておきたいのが、ボリンジャーバンドの中心線の向きです。
上昇トレンドを掴むなら、中心線が上向きかどうかを確認しておきましょう。
下降トレンドであれば、中心線が下向きかどうかですね。
中心線が逆向き、もしくは水平に近ければトレンドとしてはあまり強いとはいえません。
だましの可能性がありますから、無理にトレードするのは避けましょう。
移動平均線はどう見ればいいの?株初心者にもわかりやすく解説します。
ボリンジャーバンドでだましに合わないために
ボリンジャーバンドの最強手法でも、だましに合う可能性は0ではありません。
できるだけだましに合わないようにするためにも、押さえておくべきポイントをまとめました。
上位足のトレンドを必ず確認する
トレンドは必ず上位足の分も確認しておきましょう。
日足なら週足・月足ですね。
上位足のトレンドと異なるトレンドが発生しそうなのであれば、だましの可能性は高め。
あるいは、かなり短期的なトレンドの可能性が高いです。
結局大した利益が狙えないどころか、むしろ損をしてしまう可能性がありますよ。
チャートの日足・週足・月足ってどうやって使い分けるの?初心者向けに解説します
直近の高値・安値を意識する
直近の高値・安値は常に意識しておきましょう。
価格がそこで反発・反落する可能性があります。
いわゆる「しこり」とも呼ばれる部分にも要注意。
多くの投資家たちが利益確定・損切りなどをすることで、一気に値動きするケースがあります。
【相場流株技術用語】前の高値・安値とは?株初心者にもわかりやすく解説します
まとめ
ボリンジャーバンドの最強手法をマスターするためにも、日々練習するようにしてください。
今回紹介した5つの手法も、まずは試してみて、実際に勝てることを確認してからトレードに活用するのがオススメ。
勝ち方を学んでから取り組むようにしましょう。
トレードを重ねていくうちに、より自分に合った手法が見つかるかもしれません。
日々の鍛錬を忘れないでくださいね。
これまで10以上のメディア運営に従事。現在は自身も株塾で学びつつ、毎日コンテンツ作成をし続ける。
あらゆるジャンルで編集者として活動してきた経験を活かし、初心者から上級者まで役立つ記事を作成。
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