そもそも銀行って何?その種類と役割とは

「そもそも銀行って何?」

「銀行にはどんな種類があるの?」

「銀行が誕生したのって、いつごろ?」

銀行という存在は、私たちの日々の暮らしに欠かせないものです。

ATMでキャッシュカードを使ってお金を引き出したり、勤め先から給料を受け取ったり、家賃や学費を振り込んだり。

日常生活で、銀行をよく利用する人は多いでしょう。

いっぽう、ひとことで銀行と言っても、その種類はメガバンクから地方銀行、信託銀行、ネット銀行、信用金庫、投資銀行など多岐にわたります。

そしてそれぞれの銀行には特徴があり、異なる役割を持っています。

例えば「メガバンク」や「地方銀行」では預金ができますが、一般的に「投資銀行」に行っても個人のお金は預かってくれません。

また、「大きい銀行なら安心」と何気なくメガバンクで定期預金をしている人は、もっと定期預金の金利の高い地方銀行やネット銀行があることを知らないかもしれません。

銀行の違いを理解していなければ、不便な思いをしたり、損をしてしまうかもしれないのです。

そこで今回の特集記事では、銀行の種類と役割について、詳しく解説します。

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目次

そもそも銀行とは何か

私たちの日々の暮らしに欠かせない銀行ですが、そもそも銀行とは何なのか、説明できるでしょうか?

銀行は「銀行法」で定められている

日本において銀行とは、内閣総理大臣の免許を受けて、銀行業を営む者のことをいいます。

日本には、銀行に関して定めた「銀行法」という法律があります。

その銀行法では、銀行の業務として「預金」「貸出」「為替」の3つが定められています。

またそれに付随する業務として、債務の保証や手形引受け、有価証券投資なども掲げられています。

さらにこれらの業務を妨げない範囲内で、国債等の引受けや売買ができ、別途免許を受けた業務も営むことができるとされています。

お金を自宅に保管しようとすると盗難が心配ですし、かといって金庫を用意すると場所を取りますよね。

「預金」機能を持つ銀行にお金を預けておけば、安心ですし利子まで付くのです。

またお金が足りないときも、「貸出」機能を持つ銀行の存在のおかげで、お金を貸してくれる人を探し回る必要がありません。

さらに銀行の振り込みや引き落としなどの決済業務のおかげで、お給料を現金で持ち帰ったり、わざわざ営業所まで行って電気代やガス代などの公共料金を支払う必要もありません。

このように銀行は私たちの生活に欠かせない存在であり、その業務は銀行法で定められているわけなのです。

銀行の語源

さて銀行はそもそも、なぜ「銀行」という名前なのでしょうか。

まず銀行は英語でBankといいますが、この語源は12世紀ごろ北イタリアで両替商が使用していた「Banco(長机や腰掛のこと)」との説が有力となっています。

そして銀行という言葉は、日本で1872年に国立銀行条例が制定された際、英語のBankを銀行と翻訳したのが始まりだといわれています。

「金行」とする案もあったようですが、より語呂が良い「銀行」に決定されたといわれています。

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銀行の歴史

続いて、銀行はどのように誕生したのか、その歴史を振り返ってみましょう。

銀行のルーツは紀元前3000年

銀行のルーツは、なんと紀元前3,000年までさかのぼるとされています。

現在のイラク南部にあった古代王朝「バビロニア」の神殿で、家畜や穀物を貸したり、利用者の貴重品を預かったりしていたことが銀行の起源といわれています。

現在のようなお金が誕生する前から、銀行のルーツは存在していたのですね。

江戸時代の「両替商」

いっぽう日本では江戸時代に、銀行の役割を持つ「両替商」が誕生しました。

当時は金貨と銀貨、銅貨という3種類の通貨が流通しており、売買の対象物などによって使い分けられていました。

各通貨を交換するための両替相場もひんぱんに変動していたため、お金の交換を専門的に扱う両替商が活躍したのです。

特に「鴻池」「三井」「住友」という3つの両替商は、経済発展にともなって多大な財力を誇りました。

このうち三井と住友は現在の大手銀行グループに発展し、鴻池も旧三和銀行(現:三菱UFJ銀行)のルーツとなっています。

なお日本で初めて誕生した銀行は、現在のみずほ銀行である第一国立銀行(旧第一勧業銀行)で、1873年に開業しました。

また最古の私立銀行である旧三井銀行も、1876年に設立されています。

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まとめ

身近な存在である「銀行」とは何なのか、その定義や歴史を解説しました。

銀行については「銀行法」で定められており、預金や融資、決済など私たちの生活に欠かせない役割を担っています。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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