都市銀行と地方銀行はどう違う?ゆうちょ銀行も解説

「都市銀行と地方銀行ってどう違うの?」

「メガバンクと地元の銀行は、どう使い分ければいいの?」

「ゆうちょ銀行って、何となく他の銀行と違うような…なんで郵便局にあるの?」

身近な存在である銀行ですが、色々な名前の銀行がありすぎてよく分からない、という人も多いのではないでしょうか。

例えば「メガバンク」や「都市銀行」、「地銀」という言葉はよく使われますが、その違いを説明できるでしょうか?

今回は大手銀行と地方銀行の違いについて解説します。

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目次

都市銀行とは

都市銀行は「都銀(とぎん)」とも呼ばれ、東京や大阪などの大都市に本店を構え、日本全国の主要都市に支店を擁する、大規模な普通銀行のことです。

都市銀行を定義する法律は特になく、大手銀行と呼ばれることもあります。

また都市銀行のなかでも、特に大きな資金や規模を持つ銀行がメガバンクと呼ばれます。

「三菱UFJ銀行」と「みずほ銀行」、「三井住友銀行」は日本の3大メガバンクとして大きなシェアを有しています。

一般的には、これに「りそな銀行」を加えた4行が、現在の日本における都市銀行とされています。

都市銀行は全国に支店があるため、日本中どこでもサービスを提供できます。

さらに豊富な資金力により大企業の資金需要に対応できるため、主な融資取引先は大企業や上場企業となっています。

またメガバンクは国際的な展開にも積極的で、その営業エリアは国内のみならず世界各地にまで広がっています。

地方銀行とは

いっぽう地方銀行は「地銀」とも呼ばれ、地方都市に本店を置いて営業しています。

一般的に所在する都道府県を営業基盤としていますが、2000年代には県境をまたいだ合併や統合も多くなり、地方銀行の広域化が進んでいます。

そして地方銀行の中でも特に預金額や融資額が多い「横浜銀行」と「千葉銀行」、「静岡銀行」は「3大地銀」と呼ばれています。

さらに「常陽銀行」と「京都銀行」、「福岡銀行」を加えて「6大地銀」とされることもあります。

地方銀行は特定の地域に集中してサービスを提供しており、同じ地域の中で多くの支店やATMを持っています。

また地域発展への寄与を使命として、地域の中小企業や個人に積極的な融資を行っています。

メガバンクよりも融資基準が緩やかであることが多く、住宅ローンや教育ローン、カーローンなどの融資の相談もしやすいでしょう。

なお地方銀行はメガバンクなどの都市銀行に比べると収入は劣るものの、地域が限定されていることから転勤の可能性が少ない傾向があります。

そのため、地元で働きたい人の就職先としても根強い人気があります。

ゆうちょ銀行とは

ここまで都市銀行と地方銀行について詳しく見てきましたが、「ゆうちょ銀行」の位置付けも気になりますよね。

「何か他の銀行と違う」と感じる人もいると思います。

日本では公営だった郵便事業が民営化され、2007年10月に「日本郵政グループ」が誕生しました。

親会社の日本郵政株式会社の傘下には日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の3社があり、銀行窓口業務を担っているのがゆうちょ銀行なのです。

「郵便局に行くとゆうちょ銀行のATMがあるのはなぜだろう?」と不思議に思った人もいるかもしれませんね。

郵便局には「ユニバーサルサービス義務」という、利用者が公平に利用できるようにする義務があります。

このため民営化された後も従来のサービスを提供しており、郵便局の貯金を取り扱う部門が、ゆうちょ銀行として民間の銀行になったというわけです。

ゆうちょ銀行は国民の認知度が高く、日本全体の約20%もの預金額を預かっています。

皆さんの中でも、ゆうちょ銀行の口座を持っている人は多いのではないでしょうか。

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まとめ

今回は大手銀行と地方銀行の違い、そしてゆうちょ銀行について解説しました。

各銀行にはそれぞれ特徴があるため、違いを理解したうえで用途に応じて最適な銀行を利用するようにしたいですね。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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