株式投資初心者のギモンとして、株式投資をやっていると初めて聞く言葉や単語が出てくることはないでしょうか?
株式投資では株の世界でしか使われていない単語があるため、言葉を覚えておかなければ意味が完全に理解できないことがあります。
実際に株式投資初心者向けのサイトを見ても専門用語は当たり前のように使われていますし、初心者向けのセミナーに参加をしても時間の関係上全てを説明してもらえるわけではありません。
そのため、株式投資初心者がまず勉強することと言えば、株式投資に関する単語や言葉を覚えることになるのです。
ただ闇雲に覚えても、実際にはあまり使われていない用語などもあります。
そこで今回は、株式投資でよく使う初心者が覚えて起きたい単語や言葉を紹介します。
当サイト監修者である相場先生の株技術用語も紹介をするので、株の技術を磨いていきたい方はぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 株式投資で覚えておくべき単語と言葉
- 実際のトレードで使う単語
- 相場流株技術用語
株式投資をはじめるなら覚えておきたい単語や言葉
株式投資では株式の世界でしか使われていない単語や言葉があるため、まずはその言葉たちを覚えることが必要となります。
言葉を知らないのに、トレードのやり方や分析方法を勉強しても完全に理解ができないためです。
そこで初心者でも安心して株式投資の勉強やトレードを始められるために、株式投資の基本的な単語、トレードで使う単語、そして相場先生の技術である相場流株技術用語を紹介していきます。
株式投資の基本的な単語
- 始値(はじめね)
始値は、その日の取引で一番初めに成立した取引の価格となります。
ある期間で最初に成立した価格とも言え、午前9時の株式市場で取引が始まった瞬間に付いた価格です。
- 終値(おわりね)
終値は、その日の取引で一番最後に成立した取引の価格となります。
ある期間で最後に成立した価格とも言え、午後15時の株式市場で取引が終わる瞬間に付いた価格です。
- 銘柄(めいがら)
銘柄は、株式市場で取引の対象となる株の名前です。
基本的には企業の名前がそのまま銘柄になることが多く、各銘柄には銘柄コードと呼ばれる4桁の数字が付けられており、数字から銘柄を探すこともできます。
- 出来高(できだか)
出来高は、1日や1週間などの一定の期間中に成立をした売買の数量のことになります。
これは一定期間中に取引が行なわれた株数でもあり、出来高が高い銘柄は活性度が高く人気があると評価ができ、出来高が低い銘柄は活性度が低く人気が無いと評価をすることができます。
- 建玉
建玉は、ある銘柄で買いもしくは売りを行った際に保有をする未決済の株となります。
買い注文による建玉を買い建玉、空売り注文による建玉を売り建玉と呼ぶこともあります。
- 約定(やくじょう)
約定は、取引の売買が成立したこととなります。
ある銘柄で買い建玉を持っていた場合に、その銘柄を売りたい人と条件が合い、取引が成立した状態を約定と言います。
売り建玉の場合も買いたい人との条件が成立した状態のことを指し、基本的には建玉と逆の決済注文が成立した状態とも言えます。
- 寄付き(よりつき)
寄付きは、前場(午前9時~11時半)と後場(午後12時半~15時)で最初に成立した取引のことです。
ただ基本的にはその日についた一番はじめの取引の事を指すことが多いため、寄付きは前場だけを指すことが多いです。
- 引け・大引け(ひけ)
引けは、前場と後場で最後に成立した取引の事です。
単に取引の終わりの事を引けと呼ぶこともありますが、最終売買が成立したことを大引けと呼ぶ場合もあります。
株式投資のトレード使う単語
- 成行注文(なりゆきちゅうもん)
成行注文は、トレード(取引)を行う際に数量だけを指定して、現在の価格で注文を出す方法となります。
そのため、価格を指定せずに注文を出すことで、即座に注文が成立します。
株のトレードは基本的に片方の注文だけでは成立せず、買いの注文を出した場合には同じ条件の売り注文と売買が成立し、売り注文の場合には買い注文と成立します。
- 指値注文(さしねちゅうもん)
指値注文は、数量と価格を指定して注文を出す方法となります。
成行注文とは違い、その場で注文は成立せず、株価が指定した価格に到達した際に成立します。
- 逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
逆指値注文は、指値注文と同様の数量と価格を指定して注文を出す方法となりますが、自分にとって不利となる注文を出す場合に使います。
例えば、ある銘柄を1,000円の時に買い建玉を持ち、800円に下落をした際に売るという注文を出す方法です。
基本的に逆指値注文は損切りを行う際に使われることが多い注文方法です。
- トレンド・局面(きょくめん)
トレンド・局面は、株価のチャート形状の一つで、一方方向に価格が変動している際に使います。
上昇トレンドであれば、株価の価格が上昇を続けてチャートが右肩上がりに形成されていき、下降トレンドであれば、株価は価格が下落を続けてチャートが右肩下がりに形成されるものとなります。
- 順張り(じゅんばり)
順張りは、流れに乗る投資方法の一つで上昇トレンド中であれば買い注文を出し、下降トレンド中であれば空売り注文を出す方法となります。
- 逆張り(ぎゃくばり)
逆張りは、流れに逆らう投資方法の一つで上昇トレンド中であれば空売り注文を出し、上昇トレンド中であれば買い注文を出す方法となります。
順張りとは逆の作業をおこなう逆張りですが、トレンドに逆らう方法でありトレンド反転を予測しますが、一歩間違えるとトレンドが反転せずにさらにトレンドが強くなる恐れもあるため、慣れていない内は使わない方がよい投資方法でもあります。
- 押し目
押し目は、株価が上昇している局面において一時的に下落したタイミングで買い注文を入れる投資方法となります。
強い上昇トレンド中に使える投資方法であり、押し目を拾うという言われ方もされます。
相場流株技術用語
基本的な株式投資の単語と言葉に加えて、相場流株技術用語も紹介をします。
ここでは簡単に用語だけを紹介して、各技術に関して詳細に解説を行っている記事を張るので、詳しく知りたい場合にはそちらを参考にしてみてください。
- くちばし・逆くちばし
くちばしは、短期移動平均線が長期移動平均線を上向いて抜いた状態のことです。
逆くちばしは、逆に短期移動平均線が長期移動平均線を下向いて抜いた状態のことです。
似た用語としてゴールデンクロスとデッドクロスがありますが、くちばし逆くちばしは長期移動平均線も短期移動平均線と同様の方向を向いているという特徴があります。
「【相場流株技術用語】くちばし・逆くちばしとは? 株初心者にもわかりやすく解説」
- 下半身・逆下半身
下半身は、短期移動平均線が横ばいもしくは上向きに転じた時、陽線のローソク足が移動平均線をカラダ(実体)半分以上飛び出している状態となり、強烈な上昇を示すシグナルです。
逆下半身は、短期移動平均線が横ばいもしくは下向きに転じた時、陰線のローソク足が移動平均線をカラダ(実体)半分以上下抜けている状態となり、強烈な下落を示すシグナルです。
「【相場流株技術用語】下半身・逆下半身とは? 株初心者にもわかりやすく解説します」
- N大・逆N大
N大は、短期移動平均線が長期移動平均線を上抜けた後に一度下落の動きを示し、その後上昇のしていく動きとなり、強い上昇を示すシグナルです。
逆N大は、短期移動平均線が長期移動平均線を下抜けた後に一度上昇の動きを示し、その後下落をしていく動きとなり、強い下落を示すシグナルです。
「【相場流株技術用語】N大・逆N大とは? 忘れがちな株技術をあらためてチェック!」
- PPP・逆PPP
PPPは、5日・20日・60日・100日の移動平均線が順番に並んで上昇をしている、強い上昇局面のことです。
逆PPPは、PPPの逆で100日・60日・20日・5日の移動平均線が順番に並んで下落をしている、強い下降局面のことです。
「【相場流株技術用語】PPP・逆PPPとは? 移動平均線でトレンドの波をとらえよう」
- A局面・B局面・C局面
A局面は下降トレンドを指す株価下落の流れで、B局面は上昇下降でもない横ばいの状態で、C局面は上昇トレンドを指す株価上昇の流れのことです。
まとめ
- 株式投資の単語や用語は、はじめに勉強すべきもの
- 実際にトレードで使いながら覚えて行くのも一つの手
- 株の技術を磨きたい場合には場流株技術用語がおすすめ
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した株式投資の単語や言葉は、数ある中の一部であり他にもたくさんの用語が存在しています。
ただ、全てを覚えるのは大変であり、トレード方法によっては使わないものもあるので、まずは今回紹介をした単語を覚えておくようにしましょう。
もし、単語の意味を忘れてしまった場合には、何度もこの記事を参考にしてみてください。
反復してこの記事を読むことで、確実に記憶として定着をさせることができるので、ぜひともトレードで勝つために活用していきましょう。
著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。