「パンパカパンと逆パンパカパンは、発明だと思います」そう話すのは、個人投資家として知られるちょる子さん。
実はちょる子さんは、投資を始めたばかりだった2019年、相場師朗の講演を聞いていたといいます。
そこで学んだもののひとつが、移動平均線を使ったチャートの見方でした。
その後、240万円からスタートした資金は大きく成長。
そんなちょる子さんと相場師朗が今回語ったのが、「相場には“力学”がある」という話です。
なぜ株価は上がったり下がったりするのか。
なぜ、同じように上昇しているチャートでも「まだ強い相場」と「そろそろ危ない相場」があるのか。
そして、2026年後半の相場で「これだけはやらない方がいい」と相場師朗が話したこととは——。
今回は、その対談の一部をご紹介します。
ちょる子さんが初心者時代に見ていた「相場師朗のチャート解説」

ちょる子さんが相場師朗のことを知ったのは、まだ株を始めて間もない頃でした。
2019年の投資戦略フェアで講演を聞き、その後もラジオNIKKEIなどで相場師朗の解説をチェックしていたそうです。
特に印象に残っているのが、2020年3月ごろ。
コロナショックによって株式市場が大きく下落していた時期です。
当時、相場師朗はチャートを見ながら、「三角持ち合いを抜けてきた」という趣旨の解説をしていました。
ちょる子さんは、その説明を聞いて、「これ、買っていいんだ」と思ったといいます。
では、なぜ「三角持ち合いを抜けた」だけで、相場の変化を感じ取ることができるのでしょうか。
相場師朗が今回の対談で説明したのは、単なるチャートパターンの暗記ではありませんでした。
三角持ち合いとは?チャートの形で相場心理を読み解く基本パターン
チャートの裏側では「売る人」と「買う人」が戦っている
株価が上昇すると、どこかで利益を確定する人が現れます。
すると株価は下がる。
ところが再び買われて上昇し、次の下落では前回ほど安いところまで下がらなかったとします。
相場師朗は、この動きを単に「安値を切り上げている」とは見ません。
その背景にある、「もうこの値段では売りたくない人」と「多少高くても買いたい人」の力関係を見るといいます。
前回よりも安いところまで売り込まれない。
さらに次も、もっと浅いところで買いが入る。
これが何度も繰り返される。
チャート上では単純な線に見えていても、その裏では世界中の投資家による「売り」と「買い」の綱引きが行われています。
そして、その力関係がどちらか一方に大きく傾いた瞬間、株価が動き出す。
これが、相場師朗が話す「相場の力学」のひとつです。
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「8日上がって3日下がる」。ここから何が分かる?

対談の中で、相場師朗はさらに興味深い例を挙げています。
ある銘柄が、8日間上昇して、3日間下落する。
そして、また8日間上昇する。
これだけを見ると、単純に上昇トレンドに見えるかもしれません。
しかし相場師朗が見ているのは、上がったか下がったかだけではありません。
「何日かけて上がったのか」「何日かけて下がったのか」その変化です。
たとえば、それまで8日続いていた上昇が、次は4日しか続かなかったら?
さらに3日しか続かなかったら?
相場師朗は、「買いの力が弱くなっている」と考えます。
しかも、この考え方について対談中、「私にとってドル箱」とまで話しています。
ただし、ここで注意しなければならないことがあります。
「買いの力が弱くなった=すぐに売ればいい」というほど、相場は単純ではありません。
弱くなったように見えて、その後さらに上へ抜けるケースもある。
一方で、本当に天井をつけて下落へ向かうケースもある。
では、その2つを何で見分けるのでしょうか。
対談では、日足だけではなく、「週足」「月足」まで使った具体的な見方へと話が進んでいきます。
日足・週足・月足とは?初心者向けに使い方とエントリー判断を解説
「一直線に上がる株」は基本的にない

ちょる子さん自身も、これまでのトレードについてこう振り返ります。
株価は一方向に上がり続けるものではない。
だからこそ、押し目を捉えながら、
買って、売って、また買う。
その動きを繰り返してきたといいます。
相場師朗も、ファンダメンタルズだけを見ると、「業績の良い会社だから株価も上がる」と考えがちだと指摘します。
しかし、どれだけ良い会社であっても、利益が出れば売る投資家がいます。
機関投資家も個人投資家も、どこかで利益確定を行う。
だから株価は、
上がる
↓
下がる
↓
また上がる
という動きを繰り返します。
相場師朗は、40年以上マーケットを見続けてきた中でも、「昔の相場も今の相場も、結局は上げ下げを繰り返している」という本質は変わっていないと話します。
だからこそ重要なのは、「次に上がる銘柄を当てること」だけではありません。
今、買いと売りのどちらが強いのか。
その変化をチャートから読み取ることなのです。
240万円から5億円へ。その途中で大切にしていたこと

今回の対談では、ちょる子さんが資産を増やしてきた過程についても話が及びました。
スタートは240万円。
東日本大震災のころにオリエンタルランド株を購入し、その後アベノミクスなどの相場環境も追い風となり、2018年10月時点では約2,000万円まで増えていたといいます。
しかし、その後ただ株を長期間持ち続けていたわけではありません。
相場の上げ下げを見ながら売買を繰り返してきました。
そして、相場師朗が特に強く反応したのが、ちょる子さんのこの言葉です。
「いきなり大きく張らない」うまくいったからといって、
1,000株を2,000株へ。
2,000株を4,000株へ。
と一気に増やしてしまう。
もし、ちょうどそのタイミングが天井だったらどうなるでしょうか。
それまで積み重ねてきた利益以上の損失を、一度に出してしまう可能性があります。
だからこそ、「急がば回れ」なのだと相場師朗は話します。
ちょる子さんも、「必勝法はない」「楽して稼ぐものでもない」「自分の力をつけるしかない」と語っています。
2026年後半の相場で「これだけはやるな」
また、ちょる子さんが相場師朗に、こんな質問をしています。
「2026年後半の相場を生き抜くために、これだけはやるなということはありますか?」
相場師朗の答えは非常にシンプルでした。
「自分がエントリーする理由が分からないまま、雰囲気で入らない方がいい」
SNSで話題だから。
なんとなく上がりそうだから。
急騰しているから乗り遅れたくない。
そうした理由だけで株を買うのではなく、「なぜここで買うのか」「なぜここでは見送るのか」を自分で説明できるようになること。
そのために必要なのが、チャートの形を暗記するだけではなく、その裏側にある「力関係」を理解することなのかもしれません。
対談動画では「記事では書き切れないチャートの見方」まで語っています
今回の記事では、対談の一部だけをご紹介しました。
実際の動画では、このほかにも、
- 買いの力が弱くなってきたとき、相場師朗は何を見るのか
- 日足ではなく「週足」を重視する理由
- 上昇相場で空売りを仕込むときの考え方
- なぜ値がさ株をあえて狙わないのか
- 金・原油・先物でも「相場の力学」は通用するのか
- ちょる子さんが絶賛した「パンパカパン・逆パンパカパン」
- 相場師朗が長年チャートを見続けて発見した「力関係」の正体
などについて、2人が具体的に語っています。
文章だけでは分かりにくい、
「どこを見て、何を根拠に判断しているのか」
という感覚こそ、ぜひ実際の対談で確かめてみてください。
特に、
「チャートを勉強しているのに、実際の相場になると判断に迷う」
「買ったあと、いつ売ればいいのか分からない」
「なんとなくではなく、自分なりの根拠を持ってトレードしたい」
という方には、参考になる内容です。
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「株価が動いたあと」を追いかけるのではなく、
株価が動き出す前に、チャートの中で何が起きているのか。
相場師朗が語る「相場の力学」を、ぜひ動画でご覧ください。

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。





