「銀行でNISA口座を開いて積立投資をするはやめた方がいいのかな?」と疑問に思っていませんか?
結論から言って、銀行で新NISAのつみたて投資枠を使った投資をするのはやめた方がいいです。
なぜなら、銀行での投資は証券会社と比べるといくつかのデメリットがあるからです。
そこで今回は、銀行で新NISA制度を活用した積立投資はやめた方がいい理由について詳しく解説します。
本記事を読むと、ご自身でもNISAを銀行でやるべきではないのかについて判断できますので、ぜひ最後までご覧ください。
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積立NISAは銀行ではやめた方がいい?
新NISAのつみたて投資枠を使った投資を銀行で始めるのは、できれば避けた方がよいでしょう。
なぜなら、銀行は取り扱う投資信託の種類がネット証券と比べて大幅に少なく、低コストで人気の高い商品を選べない場合があるからです。
また、銀行の窓口では手数料の高い商品を勧められることもあるため、長期的に見るとコスト面で不利になりやすいと言えます。
一方、窓口で相談できる安心感があるなどの利点も存在するので、銀行で積立投資をする強みと弱みの両方を理解することも大切です。
そこで次の章からは、NISAでの積立投資を銀行で始めるデメリットとメリットについて詳しく解説していきます。
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銀行でNISAはやめた方がいい7つの理由
本章では、NISAでの積立投資を銀行でするのはやめた方がいい理由を、以下の内容に沿って解説します。
- 取扱商品が少ない
- 最低積立金額が高いケースがある
- 手数料が高い商品が多い
- 信託報酬が高い商品に誘導されやすい
- 窓口での勧誘・営業がある
- ポイント還元がない
- 個別株やETFが買えない
それぞれみていきましょう。
取扱商品が少ない
銀行はネット証券と比べて、取扱商品が少ないのがデメリットの一つです。
大手ネット証券がつみたて投資枠で200本以上の商品を取りそろえているのに対し、銀行では多くても20本程度しか扱っていないケースが目立ちます。
具体的な金融機関ごとの取扱本数は、以下のとおりです。
|
大手ネット証券 |
金融機関 | つみたて投資枠 |
| SBI証券 | 293本 | |
| 楽天証券 | 287本 | |
| マネックス証券 | 282本 | |
| 松井証券 | 284本 | |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 267本 |
|
大手銀行 |
金融機関 | つみたて投資枠 |
| 三菱UFJ銀行 | 24本 | |
| ゆうちょ銀行 | 18本 | |
| みずほ銀行 | 17本 | |
| りそな銀行 | 20本 | |
| 三井住友銀行 | 4本 |
※2026年6月22日現在
取扱商品の少ない銀行を選んでしまうと、いざ投資しようとしたときに「買いたい商品がない」という事態に陥る可能性があります。
そのため、特にこだわりがなければ、取扱商品の多いネット証券で口座を開設するのが無難だと言えるでしょう。
最低積立金額が高いケースがある
銀行で積立投資をするなら、最低積立金額がネット証券と比べて高めに設定されているケースがある点に注意が必要です。
具体的な違いは、以下のとおりです。
|
大手ネット証券 |
金融機関 | 最低積立金額 |
| SBI証券 | 100円 | |
| 楽天証券 | 100円 | |
| マネックス証券 | 100円 | |
| 松井証券 | 100円 | |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 100円 |
|
大手銀行 |
金融機関 | 最低積立金額 |
| 三菱UFJ銀行 | 1,000円 | |
| ゆうちょ銀行 | 1,000円 | |
| みずほ銀行 | 1,000円 | |
| りそな銀行 | 1,000円 | |
| 三井住友銀行 | 10,000円 |
※2026年6月22日現在
このように、ネット証券は月100円から積立投資を始められるところが多い一方で、銀行では月1,000円や1万円からといった設定になっている場合があります。
つまり、投資金額の柔軟性でも銀行よりネット証券の方が優れていると言えます。
手数料が高い商品が多い
積立投資を銀行で始めるのは避けた方がいいと言われる理由として挙げられるのは、手数料の高い投資信託が目立つからです。
銀行で扱う投資信託は、取扱商品が少ないにもかかわらず信託報酬が割高な商品が多く含まれています。
一方、ネット証券では数多い商品の中から、信託報酬が極めて低い人気の低コストファンドを選べます。
なお、長期運用する積立投資では、信託報酬のコスト差が将来の資産額に大きく響きます。
たとえば、年利5%の上昇が期待できる商品に毎月3万円を20年間積み立てた場合、信託報酬の違いがどの程度最終的なリターンに影響を及ぼすのかをみてみましょう。
- 信託報酬0.1%のファンド:約1,208万円
- 信託報酬1.0%のファンド:約1,095万円
このように、同じ金額を同じ期間積み立てても、信託報酬の差で最終的なリターンに100万円以上の違いが生まれることもあります。
ネット証券なら幅広い商品の中から低コストなファンドを選べますが、銀行では選択肢が限られます。
そのため、銀行での積立投資はコスト面で不利になりやすいので、やめた方がいいと言われる場合が多いです。
ちなみに、信託報酬とは投資信託を持っている間ずっと差し引かれ続ける運用管理費用のことです。
信託報酬が高い商品に誘導されやすい
積立投資を銀行で始めるのはやめた方がよいと言われるのは、信託報酬の高い商品に誘導されやすいことも理由の一つです。
銀行の窓口では、低コストのインデックスファンドではなくアクティブファンドやバランス型商品をすすめられるケースが少なくありません。
なぜなら、銀行は信託報酬の一部を「代行手数料」として受け取る仕組みになっているからです。
そのため窓口ですすめられるまま購入すると、知らないうちに割高な商品を長期保有してしまう恐れがあるので、銀行での積立投資はおすすめされていません。
窓口での勧誘・営業がある
銀行の窓口で新NISAの相談をすると、口座開設や手続きの流れの中で、本来は不要な商品をあわせて提案されることがあります。
たとえば、定期預金やキャンペーン中の保険商品などが挙げられます。
窓口担当者は「セットでお得」「今だけ」といった形で案内してくることもありますが、上記の商品は新NISAを始めるうえで必ずしも必要なものではありません。
こうした提案に流されると、手数料の高い商品を契約してしまったり、自分に合わない金融商品を抱え込んだりする可能性があるため注意が必要です。
ポイント還元がない
積立投資を銀行で始めるデメリットとして「ポイント還元が受けられない」点が挙げられます。
ネット証券では、投資信託の積立をクレジットカードで決済すると、積立額に応じて0.5%~1.0%程度のポイントが貯まる仕組みがあります。
年間120万円を積み立てれば、6,000~12,000相当のポイントが還元される計算です。
これは何もせず投資を続けるだけで得られる、確実なリターンとも言えます。
一方、銀行ではこうしたクレカ積立やポイント付与に対応していないケースが多く、長期的にみると数十万円単位の差が生まれてしまいます。
そのため、ポイント還元を活用して少しでもお得に資産形成を進めたい方は、銀行ではなくネット証券で新NISAを始めることを検討するとよいでしょう。
個別株やETFが買えない
銀行は取扱商品が投資信託に限定されているので、個別株やETF(上場投資信託)を購入することができません。
そのため、将来的に投資の幅を広げたいと考えても、銀行で開設した新NISA口座では対応できない点に注意が必要です。
証券会社への変更手続きは、時間も手間もかかるうえ年単位でしか切り替えられないため、最適な投資のタイミングを逃すリスクもあります。
上記のようなデメリットを踏まえると、最初から取扱商品が多い証券会社で始めておく方が無難だと言えます。
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銀行でNISAをする4つのメリット
本章では、銀行でNISAをする4つのメリットを以下の内容に沿って解説します。
- 対面で相談できる安心感がある
- 普段使っている口座と一括管理できる
- 住宅ローン金利の優遇を受けられるケースがある
- 高齢の方でも始めやすい
それぞれみていきましょう。
対面で相談できる安心感がある
銀行で積立投資を始めるメリットの一つが、担当者と対面で相談できることです。
投資の経験がない方にとって、商品の選び方や運用の仕組みは分かりにくく感じられるものです。
ですが、対面であれば自分の状況を伝えたうえで、疑問点をその場で解消できます。
こうした対面ならではのきめ細かなサポートは、長期にわたる資産形成を続けるうえで心強いです。
普段使っている口座と一括管理できる
普段利用している銀行で積立投資を行えば、効率よくお金の管理ができます。
給与の受け取りから生活費の引き落とし、そして投資信託の買付までを同じ銀行内で完結できるため、お金全体の流れを把握しやすくなります。
さらに、普通預金口座から積立代金が自動で引き落とされるので、本来なら発生する資金移動の手間を省くことも可能です。
このように、普段利用している銀行で積立投資を行うと、資金の管理や移動にかかる負担を減らせるため、無理なく投資を続けやすい環境を整えられます。
住宅ローン金利の優遇を受けられるケースがある
NISA口座開設先として銀行を選ぶメリットとして、住宅ローン金利の優遇を受けられる場合があることが挙げられます。
一部の銀行では、自行で積立投資を行う顧客に対し、住宅ローンの適用金利を引き下げる優遇制度を設けています。
そのため、住宅ローンの利用を検討している人は、金利優遇の恩恵を受けられる可能性があるので口座開設先として銀行を選ぶメリットは大きいと言えるでしょう。
高齢の方でも始めやすい
高齢の方にとって、ネット証券での口座開設やオンライン上の操作は、ハードルを感じやすいものです。
しかし、銀行であれば最寄りの店舗に直接足を運び、担当者と顔を合わせながら手続きを一つひとつ進められます。
必要書類の記入方法や本人確認書類の準備といった細かな点も、丁寧に案内してもらえるため、戸惑うことなくスタートできるでしょう。
さらに、運用を始めた後も気軽に店舗へ訪れて相談できる点も大きなメリットです。
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よくある質問
銀行でNISAを始めてしまったけどネット証券に変更できる?
銀行で開設したNISA口座は、ネット証券への変更が可能です。
NISA口座の金融機関変更は年1回可能で、その年に買付がなければ同年中、買付済みなら翌年から変更できます。
銀行で積立NISAをすると元本割れしやすいって本当?
銀行だから元本割れしやすいということはありません。
元本割れのリスクは金融機関の種類ではなく、選ぶ商品や運用期間によって決まるからです。
ただし、銀行はネット証券と比べて取扱商品数が少ないため、選択肢が限られる点には注意が必要です。
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まとめ
今回は、NISAでの積立投資を銀行で始めるべきではない理由について解説しました。
銀行は取扱商品が少なく、最低積立金額が高いなどのデメリットがあります。
一方で、対面で相談できる安心感や口座の一括管理など、銀行ならではの利点もあります。
ぜひ本記事を参考に、自分に合った金融機関で積立投資を始めてみてください。
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株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。






