株投資用語を初心者向けにプロが解説!勝てる投資家になるための必須知識

【知っておきたい株式投資用語集】マーケットや指数・指標に関する基本用語その2

株式投資をスタートさせたばかりの頃は、ニュースや銘柄分析レポートに並ぶ専門用語の多さに圧倒されてしまうかもしれません。

しかし、用語を正しく理解することは、単なる知識習得ではなく「投資のリスクを下げ、利益を得るための武器」を手に入れることと同じです。

本記事では、初心者の方がまず覚えるべき基本用語から、プロも重視する分析指標までを網羅的に解説します。

読み終える頃には、投資情報の読み解き方が劇的に変わり、自信を持って最初の一歩を踏み出せるようになっているはずです。

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目次

株式投資の用語を学ぶことが資産形成の成功につながる理由

投資の世界において、用語を知らないまま取引を始めることは、地図を持たずに見知らぬ土地を歩くようなものです。

多くの初心者が「なんとなく」で株を買い、予期せぬ株価の変動に驚いて損切りをしてしまうのは、マーケットの仕組みや指標の意味を正しく理解できていないことが原因の一つです。

投資用語は、いわば投資家同士の共通言語であり、世界中の経済動向や企業の健康状態を読み解くための「鍵」となります。

まず理解しておきたいのは、用語を覚える目的は暗記そのものではなく「判断基準を持つこと」にあるという点です。

例えば、株価が高いか低いかを判断する際に、単に価格だけを見るのではなく、企業の利益に対して妥当かどうかを測る指標を知っていれば、根拠のある投資が可能になります。

このように、用語の理解が深まるほど、情報のノイズに惑わされることがなくなり、冷静な判断を下せるようになります。

マーケットに関する用語

「株価」は株式が取引されている時の、その時点の値段のことです。チャートを見る際によく使われるマーケット用語をピックアップしました。

始値/終値とは?

「始値」とは、その日の取引が始まって最初に成立した株価のことを指します。

前日の夜に流れたニュースや海外市場の動向を反映して決まることが多く、その日の市場の期待値が凝縮された数字といえます。

一方「終値」は、その日の取引の最後に付いた値段です。終値はその日の最終的な評価として、翌日以降の分析でも非常に重要視されます。

始値の決まり方をどこよりもわかりやすく解説!【図解付き】

高値/安値とは?

「高値」はある一定期間、例えば一日の中で最も高く売買された価格のことです。

逆に「安値」はその期間で最も安く売買された価格を指します。

この高値と安値の差を見ることで、その日の相場がどれほど激しく動いたのか、いわゆる「ボラティリティ(変動率)」を把握することができます。

4本値とは?

始値、終値、高値、安値のことを総称して「4本値」といいます。

株価分析の際に使用します。

底値/天井値とは?

「株価が下がり続けてこれ以上下がらないだろうと思われる価格帯を「底値」と呼び、逆に上がり続けて限界に達したと思われる価格帯を「天井値」と呼びます。

底値圏で株を買い、天井圏で売るのが理想ですが、実際には「一番底」「二番底」といった具合に、底だと思ってもさらに下がるケースもあります。

また、株価が際限なく上昇し続ける状態を「青天井」と表現することもあり、投資家の心理状態を映し出す言葉として使われます。

ストップ安/ストップ高とは?

株価には変動制限として値幅が設定されています。

幅制限まで下がった時のことを「ストップ安」といい、逆に株価が値幅制限いっぱいまで上がった時のことを「ストップ高」といいます。

ストップ安やストップ高になると、その日はそれ以上株価が変動しません。

指数・指標に関する用語

株式投資でよく使われる指数や指標をご紹介します。

日経平均株価とは?

日経平均株価は、日本を代表する225の銘柄を選出し、その株価を平均して算出する指標です。

歴史が長く、投資家だけでなく一般の人々にも広く知られています。

値がさ株と呼ばれる株価の高い銘柄の動きに影響を受けやすいという特徴がありますが、市場の「勢い」や「話題性」を察知するのに適しています。

東証株価指数=TOPIXとは?

TOPIXは、東京証券取引所の「プライム市場」に上場している全銘柄などを対象にした、時価総額ベースの指数です。

日経平均が225銘柄に絞っているのに対し、TOPIXはより広範囲の銘柄を含んでいるため、日本経済全体の実態をより正確に反映していると言われています。

プロの投資家や機関投資家は、自分の運用成績を比較するベンチマークとしてTOPIXを重視することが多いのが特徴です。

BPS=1株当たり純資産とは?

BPS(Book-value Per Share)は、1株当たりの純資産を指します。

会社の貸借対照表において、総資産より負債を差し引いたものが純資産です。会社が解散する際は保有株式数に応じて株主に還元されます。

EPS=1株当たり純利益とは?

EPS(Earnings Per Share)は、1株当たりの純利益を指します。

計上された利益から全てのコストを差し引いたものが純利益(1事業年度における当期純利益)です。

PBR=株価純資産倍率とは?

PBR(Price Book-value Ratio)は、株価純資産倍率のことです。現在の株価がBPS(1株当たり純資産)と比較して、何倍の値段が付けられているのかを見ます。

PBRの計算式は、「PBR=現在の株価÷BPS」です。

PBRが高ければ、現在の株価は割高、低ければ割安といえます。

PERとは?

PER(Price Earnings Ratio)は、株価収益率のことです。

現在の株価がEPS(1株当たり純利益)と比較して、何倍の値段が付けられているのかを見ます。

PERの計算式は、「PER=現在の株価÷EPS」です。

PERが高ければ、現在の株価は割高、低ければ割安といえます。

PERとは?株式投資初心者でもわかる収益率の基礎と使い方

移動平均線とは?

移動平均線は、過去の一定期間の株価の平均値を結んだ線です。

5日線(短期)、25日線(中期)、75日線(長期)などがよく使われます。

株価が移動平均線より上にあるときは上昇トレンド、下にあるときは下降トレンドと判断します。

また、短期の線が長期の線を下から上に突き抜ける「ゴールデンクロス」は買いのサイン、その逆の「デッドクロス」は売りのサインとして有名です。

損をしないための注文方法とリスク管理に関する用語

どれだけ良い銘柄を見つけても、注文の出し方を間違えたり、リスク管理を怠ったりすれば大きな損失につながります。

初心者が最も失敗しやすいのは、感情に任せた取引です。

それを防ぐために、あらかじめ取引のルールを定義する用語を使いこなせるようになりましょう。

「成行注文」と「指値注文」とは?

注文方法には大きく分けて2種類あります。「成行注文」は価格を指定せず「今すぐ買いたい(売りたい)」という注文です。

即座に取引が成立しますが、予期せぬ高い価格で買わされるリスクがあります。

一方「指値注文」は「〇〇円以下なら買う」と価格を指定する方法です。希望の価格で買えるメリットがありますが、株価がその値段まで来なければ取引は成立しません。

初心者はまず、リスクをコントロールしやすい指値注文から慣れるのが定石です。

「損切り(ロスカット)」とは?

「損切り」とは、株価が購入価格を下回り、さらに下がりそうだと判断した際に、損失を確定させるために売却することです。

非常に苦痛を伴う作業ですが、致命的な損失を防ぐためには不可欠な技術です。

あらかじめ「買値から10パーセント下がったら売る」といったルールを決めておくことを「逆指値注文」などで自動化することも可能です。

「配当利回り」とは?

株式投資の利益には、売買益だけでなく、企業から配当を受け取る「インカムゲイン」もあります。

「配当利回り」は、株価に対して1年間でどれだけの配当金がもらえるかを示す数値です。

計算式は「1株当たりの配当金÷株価」です。

銀行預金の利息と比較して非常に高い銘柄も多く、長期的な資産形成において重要な用語となります。

ただし、利回りがあまりにも高すぎる場合は、業績悪化による株価急落のサインであることもあるため注意が必要です。

株用語に関するよくある質問(Q&A)

Q1. PERとPBRはどう違うのですか?

A. PER(株価収益率)は「株価が利益の何倍になっているか」を示す指標で、企業の収益力を基準に株価が割安か割高かを判断します。

一方、PBR(株価純資産倍率)は「株価が純資産の何倍になっているか」を示す指標で、企業の資産価値を基準に割安か割高かを判断します。

つまり、PERは「利益」、PBRは「資産」を基準に見る点が大きな違いです。

Q2. 日経平均株価とTOPIX、投資する時にどちらを見れば良いですか?

A. 日経平均株価は代表的な225銘柄の株価を平均した指標で、短期的な市場の動向をつかみやすいです。

一方、TOPIXは東証プライム上場の全銘柄を対象にしており、日本全体の株式市場の動きをより正確に反映します。

そのため、ニュースや相場の全体感を知るにはTOPIX、投資家心理や話題性を追うには日経平均株価を見るとよいでしょう。

まとめ

株式投資でよく目にする用語として、今回は相場に関する用語、指数や指標に関する用語のうち主なものをピックアップしました。

実際はさらに多くの用語が存在しています。まずはマーケットに関する用語を元に、株価チャートのチェックや情報収集をしてみてはいかがでしょうか。

また、株価を分析する指標もいくつかご紹介しましたので、ご自分で株価を適切かどうか判断する際に試してみるとよいかもしれません。

株式投資用語についてもっと知りたい人は、

知っておきたい株式投資用語集|マーケットや指数・指標に関する基本用語 その1

も合わせてご覧ください。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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