「株に興味があるけど本当に儲かるのかな」
「株を買ってみたけど株価が下がって損をした」
株に興味を持った人の多くが、本当に株で儲けることができるのかという疑問を持つのではないでしょうか。
今でも世間的には株は怪しいものであったり、大損して借金を抱えてしまうというイメージを持っている人がいるのです。
しかし、株は決して怪しいものではありませんし、きちんと技術を学べば儲けることは可能なのです。
株価が安い時に買い高くなったら売る、もしくは株価が高い時に空売りで入り、安くなったら買い戻すということで利益を得られる仕組みとなっています。
空売りについては下落相場でも稼げる方法とは?空売りでトレードの機会を広げようの記事をご覧ください。
仕組みとしては非常に単純で初心者でも簡単に理解をすることができます。
しかし、株の仕組みは簡単でも、株で儲けることは単純ではありません。
株で儲かる方法や技術を持っているかどうかで、結果は大きく変わるのです。
そこで今回は、株で本当に儲かるのかという疑問を解消するために、株で儲かる方法と稼ぐために大切なことを紹介します。
この記事でわかること
- 株で儲かる方法
- 株の勝率の高い手法
- 株で稼ぐために大切なこと
株で儲けるための3つの方法
株で儲けるための方法として、大まかに3つの方法にわけることができます。
株で儲けるための方法1.株主優待
株主優待とは、企業が自社の株を購入してくれた株主に向けて、自社商品やサービスなどの優待品や割引券などのプレゼントをすることを言います。
有名投資家の「桐谷さん」が実践されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
野村インベスター・リレーションズ株式会社調べによる株主優待人気ランキングの上位には、[8591]オリックス、[8267]イオン、[3197]すかいらーくホールディングなどがランクインしています。
優待の内容としては、自社サービスの割引券や2,000円分の自社サービス優待券などがあるようです。
株主優待のメリットとしては、指定された期間内株式を保有していれば確実に優待が受けられる点です。
一方のデメリットとしては、企業の業績悪化などにより株主優待が廃止になったり、株価が値下がりすることによる損失が発生する可能性があることです。
株主優待目当てで株式を保有しているとなかなか売却することができず、損失が拡大してしまう可能性もあるでしょう。
権利落ち日に売るべきではない理由!トレードで大切にしたい考え方
株で儲けるための方法2.配当金
株で儲けるための2つ目の方法は、配当金による利益です。
配当金とは、企業が営業活動などにより得た利益の一部を株主に還元するお金のことを言います。
配当金も、株主優待と同じく指定された期限の間株式を保有していることで受け取ることができます。
ただし、配当金は企業の判断で分配が決定されるため、必ずしも受け取れるというものではありません。
業績悪化などにより、配当金が出ないという可能性もあります。
また、配当金自体の金額はそれほど大きいものではないので、株価が値下がりすることによりマイナスになる金額の方が大きいというリスクもあります。
こうしたデメリットも考慮した上で、配当金による利益を狙うかどうか判断しましょう。
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株で儲けるための方法3.キャピタルゲイン(株式の売買による利益)
株で儲けるための3つ目の方法は、キャピタルゲイン(株式の売買による利益)を狙うというものです。
株式投資で最も利益を上げやすいのが、このキャピタルゲインを狙うというものです。
株価が上昇する銘柄を見抜いて、あらかじめ玉を仕込んでおければ、大きな利益を狙うことも可能です。
また、馴染みのない方も多いかもしれませんが、空売りという手法を使えば株価が下落している時でも利益を上げることができます。
空売りについては、下落相場でも稼げる方法とは?空売りでトレードの機会を広げようで詳しく解説しているので、気になる方は合わせてご覧ください。
株には儲かる銘柄や稼げる方法があるのか
株で儲けるためには、前述のように安く買って高く売るということが基本となります。
しかし、実際に株の売買益を狙ってトレードをしてみると、簡単に儲けられないと実感する人も多いのです。
そのため株は儲けられないと疑心暗鬼になってしまい、株のトレードを辞めてしまう場合もあります。
実際に株で儲けている人は、株で儲かる方法を知っており、それを実行していることがほとんどです。
初心者でも、株で儲かる方法を知っているのと知らないのでは、結果が大きく変わってしまうということになります。
スポーツや遊びと同様で、やり方を知っているのと知らないのでは、勝敗が簡単についてしまうのと同じようなものです。
では、株で儲かるためにはどのような方法があるのかを、まずは紹介しましょう。
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株で儲けるための銘柄選び
株をはじめたばかりの人の中には、「銘柄で儲かりやすさとかあるの?」
と疑問を持つ人もいるでしょう。
実際に株の銘柄によって儲かりやすさは変わってきます。
100円ショップのセリアは、2011年の段階では160円程度の株価しかありませんでしたが、3年後の2014年には2,000円まで株価が上昇し、その4年後の2018年には7,000円近くの最高値を記録しました。
株価が160円の時に買っていれば40倍近くの株価まで上昇をしたので、かなり儲けることができたはずです。
他にもジェイアイエヌ(JINSメガネ)やコシダカホールディングス(カーブス)といった銘柄も数十倍近くに株価が上昇しました。
このように企業の業績が上がると同時に、株価も上昇していく傾向があるため、個別の株をきちんと選ぶだけでも、儲けやすい株を見つけることができるのです。
しかし、こうした株価が何十倍にもなる銘柄を見つけることは簡単ではありません。
初心者の方が利益を狙うのであれば、安定した値動きをする銘柄で利益を狙う方が現実的です。
安定した値動きをする銘柄にはいくつかの特徴があります。
銘柄の選び方については初心者におすすめの株の買い方とは?プロも活用する3つの基本ポイントを押さえようの記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧になってみてください。
IPO投資や長期投資は稼げる?
株で儲ける方法には、IPOや長期投資を行う方法があります。
IPOとは、未上場の企業が株式市場上場することで、新規公開株と呼ばれることもあります。
IPOは、上場前に公募価格(あらかじめ決めた株価)で一定数の株式だけを売り出します。
そのため、IPOで株を買うためには、各証券会社が行う抽選に当選しなければなりません。
IPOがなぜ儲かる方法なのか、それはIPOに当選した人の数よりも後から株を買う人の数が多く、公募価格を初日に上回る可能性が高いためです。
実際に、IPOが行なわれた株については8割以上が公募価格を上回り、上場前から人気があった株は価格が倍以上上昇したケースもあるのです。
つまり、IPOに申込み、当選をして公募価格で株を買うことができれば高い確率で儲かることができ、上場初日の上昇に合わせてトレードを行うだけでも儲けやすいのです。
しかし、IPOには公募割れのリスクがあったり、詐欺の可能性もあるので、初心者には注意が必要なケースもあります。
詳しくは、IPO(新規公開株)とは?初心者はリスクがあることもの記事をご覧ください。
それと、株で儲ける方法というと長期投資を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
長期投資は、株を5年や10年といった長期間保有するトレード方法です。
長期投資は基本的に儲かりやすいと言われており、経済自体が一時的な不況に見舞われたとしても成長を続け、長い目で見ると右肩上がりとなるため、株を保有しているだけでも株価が上昇しやすいためです。
たしかに、銘柄選定を間違えていなければ利益を狙いやすいのも確かですが、資金効率としては少し悪いと感じる方も多いかもしれません。
サラリーマンの方で株式投資をしている方であれば、より資金効率を上げて利益を上げていきたいと考えるはずです。
サラリーマンの株取引にはスイングトレードがおすすめ。無理なく利益を狙う方法を解説でもご紹介しているように、もう少し短期的な視点でトレードをしてみてもいいかもしれませんね。
株で儲ける方法よりも株の技術を磨いた方が安定的に稼げる
株で儲かる方法について紹介をしてきましたが、個別の銘柄で成長をしていく株を探すのは大変ですし、いつでも見つかるものではありません。
長期投資についても、投資をする銘柄によっては数年後に株価が下落をして損失を抱えている場合もあります。
つまり、株の銘柄を選ぶことも大切ですが、選んだ銘柄の株価が上昇するのか、それとも下落するのかの予測をする精度を高めることが重要になります。
そのための判断として非常に重要なのがテクニカル分析であり、株のトレード技術を磨いていくことなのです。
テクニカル分析は、過去のチャートから未来の株価を予測することができます。
儲かりそうな銘柄を探してきて、テクニカル分析を行う事によって、本当に儲かる銘柄なのかを見分けることができるのです。
さらに、株の技術を磨き続ければ、多くの銘柄で儲かるかを見分けることができ、長期的に安定した利益を出していくことができます。
株で儲かる方法は、再現性の高い「技術」を手に入れること
テクニカル分析を学び、株の技術を学ぶことは、株における基礎的な技術を学ぶため様々な応用に使うことができます。
儲かる方法と聞くとどの銘柄が上がりそうかなど、投資顧問会社が推奨しているような銘柄を知りたいと思うかもしれませんが、銘柄に関係なく稼ぐ「株の技術」を身に付けることが、継続的に利益を上げていくためには重要になります。
特にIPOだと、株価の上昇が高いと判断できるのは上場時だけであり、その後株価を保有し続けたとしても上昇を続ける確証はありません。
もし、株の技術を磨いている場合には、テクニカル分析によって上場後も株価が上昇するのかを予測することができるのです。
何事でも同様ですが、目先の利益を追いかけてしまうと結果的には儲からない場合が多いため、どんな時でも株で儲けられるため技術を学ぶことが大切なのです。
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まとめ
- 株には儲かる銘柄がある
- IPOや長期投資といった儲けやすい手法がある
- 儲かる銘柄や手法を使っても、株の技術が無ければ儲け続けられない
いかがでしたでしょうか。
株で儲かる方法は確かに存在しますが、長期的にみて儲け続けるためには株の技術を磨いていかなければなりません。
もし、まだ株で儲けられるイメージがつかない人は「株はホントに大儲けできるのか?成功者の事例を徹底研究!」で株で儲けている人たちや事例を紹介しているので、参考にしてみてください。
著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。