株価が暴落するとどうなる?暴落後のトレードについて紹介

普段株価の暴落を意識しながらトレードをしている人はいるでしょうか?

おそらく、株価の暴落なんてそう簡単に起きない、起こったとしても明日ではないと思いながらトレードをする人がほとんどでしょう。

しかし、リーマンショックやコロナショックのように投資をしている以上株価の暴落を避けることはできません。

そのため株価が暴落するとどのようになるのかを、知っておくことは投資家として必要なスキルでもあるのです。

そこで今回は、株価が暴落するとどうなるのかについてと、暴落に対してできることについて紹介します。

この記事でわかること

  • 株価の暴落について
  • 株価は暴落後どのように動く?
  • 株価が暴落した時の対処法

株価の暴落はなぜ起きる?暴落理由と利益に変えるための方法とは

目次

株価は年に1〜2回は暴落する

リーマンショックやコロナショックのように限らず、株の暴落は年に何回か起こる可能性があります。

もちろん、世界経済にダメージを与えるような出来事によって全体の株価が暴落してしまう以外に、個別の株だけが暴落してしまう場合もあるでしょう。

投資をしている以上は、株価暴落という状況は避けることが難しいということになります。

そのため投資家としては暴落を乗り切るために、株価の暴落が起きるとどのようになるのかを知っておくことが重要となります。

まずは株価の暴落が起きるとどうなるのかを紹介しましょう。

株価が暴落すると二番底を形成する可能性がある

株価が暴落すると、数日かけて株が急落していきます。

いつまでも下がり続けることはなく、安値を記録し株の売りが止まると一度下落から反転して上昇をし、一番底を形成します。

ここでそのまま上昇を続けていくこともあるのですが、暴落時には基本的に二番底を形成する可能性が高いのです。

二番底とは、一番底の形成後に株価が上昇している最中に再び下落に転じ、一番底の安値付近まで株価が下落する状況のことを言います。

そして、一番底は暴落の影響を大きく受けた安値となり、その様子を見て形成される二番底が、暴落時の本当の安値になりやすいのです。

暴落後や二番底の後はB局面(横ばい)に移行しやすい

暴落後の二番底を形成した後から、株価は上昇に転じることがありますが、ここでもすぐに上昇するとは限りません。

それはB局面(横ばい)に移行する可能性があるためです。

株のチャートを長い期間でみるとわかるのですが、株価は基本的に下落(A局面)・横ばい(B局面)・上昇(C局面)という流れで動きます。

そのため暴落後、つまり下落後はすぐに上昇するのではなく一旦横ばいとなり、その後上昇に転じていく可能性が高いのです。

投資の世界には必ずということはあり得ないのですが「暴落・一番底・二番底・横ばい・上昇」が暴落後の株価の流れの基本であるため、今後暴落が起こった際にも対応できるように覚えておきましょう。

株価の流れであるA局面やB局面に関しては【相場流株技術用語】A局面・B局面・C局面とは?の記事の中で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

暴落後はどのようなトレードをすれば良いのか

さて、株価が暴落するとどうなるのかがわかったところで、次は株価の暴落後にどのようなトレードをすれば良いのかを紹介していきます。

初心者だと暴落時の取引判断が難しいため是非とも参考にしてください。

まずは一番底や二番底の確認

まずは株価の暴落が起きた際に形成される一番底や二番底を確認するようにしましょう。

ここで投資初心者に注意をしてもらいたいのが、株価の暴落の最中には株を持たない(買わない)ようにすることです。

一番底などは、株価の暴落が止まり上昇に転じることではじめて底とわかります。

つまり暴落の最中だと底だと予測することが難しく、まだ半値しか下落していないのに株を買ってしまう恐れがあるためです。

ここで買ってしまうと、間違いなく大きな損失につながる可能性が高いので、まずは底を確認するようにしてください。

そして一番底や二番底を確認できてから、トレードの判断をするようにしましょう。

株を買い始めるのは上昇の傾向が現れてからでも遅くはない

株式投資の基本は、安く買い高く売ることです。

一番底や二番底で株を買うことが理想となりますが、底は下落から上昇に転じることではじめて確認ができるので、底で買うことは非常に難しいのです。

そのため株式投資初心者におすすめなのが、無理に底で買うのではなく、上昇の傾向が現れてから買うことです。

二番底を形成したとしても、その後B局面に入る可能性もありますし、時に二番底から再び下落していく場合もあります。

つまり株価の方向性が分からない時に、無理に株を買うのではなく、きちんと上昇の方向性が確認できてから株を買っても遅くはありません。

底で買えることは投資家として理想の投資になりますが、株初心者の方には判断も難しいため、まずは上昇の傾向が確認できてから株を買い始める方が安全と言えるでしょう。

暴落直後から対応できるように普段からトレード技術を磨くことが大切

ここまで暴落後のトレードについて紹介してきましたが、暴落後の株価の動き方やトレード方法を知っているのと知らないのでは、トレード結果に大きな影響を与えるでしょう。

知っている人は十分な利益を狙うことができ、知らない人は暴落というチャンスに乗り遅れてしまうのです。

では今後暴落が起こった際に、チャンスに乗り遅れないようにするためにはどうすれば良いのでしょうか。

それは普段から株式のトレード技術を磨くことが大切になるのです。

例えば、コロナショックの暴落では数日かけて一番底を形成しました。

つまり適切な知識とスキルがあれば、暴落による下落が始まっていると判断することができ、空売りで利益を狙うことができるのです。

暴落後のB局面などでも、当サイトの監修者である株歴38年以上のプロトレーダー「相場師朗(あいばしろう)」先生の「株技術」を駆使すれば、利益を狙うことも可能です。

B局面の場面では、すぐに株価が反転する可能性もあるので、安全な場面での一本取りなどの技が有効に働くでしょう。

このようなトレードができるのは、普段から技術を学び、実際のトレードで空売りなどを実践しているからこそ、できるトレードになるのです。

もちろん、暴落が始まった際に買い玉を保有していた場合には、すぐに損失を抑えるために損切などを行う事もできるでしょう。

株式のマーケットでいつどのようなことが起こっても対応できるように、トレード技術に関しては正しいものを身に付けておくようにしてくださいね。

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まとめ

  • 株価の暴落は年に何回か起こる可能性がある
  • 株価の暴落後は一番底や二番底を確認する
  • 初心者は株価の上昇が確認できてから買っても遅くはない

いかがでしたでしょうか。

株価の暴落は毎月のような頻度で発生するわけではありませんが、1年に1〜2回程度で起こります。

そのため普段は起こらないと思ってトレードをしているかもしれませんが、暴落はある日突然やってくるのです。

つまり株式投資をしている以上暴落を避けて通ることはできないということです。

そうした動きも、株価チャートを分析する技術を身に付けておけば、事前に予測することも可能です。

そのため暴落時に株価はどのように動き、どのようにトレードをすればいいのか知識や技術を身に付けておくことが、常に利益を狙える投資家となるのです。

当サイトでは株式投資に必要なスキルや情報を多数紹介しているので、興味を持たれた方は、ぜひ他の記事もチェックをしてみてください。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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