「金を買うならどこがいいんだろう?」と疑問に思っていませんか?
金に投資したいと考えているものの、どこで購入すればよいのかわからないという投資初心者の方が多いようです。
そこで今回は、金の基本的な購入方法から購入先について詳しく解説します。
本記事を読むと、初心者の方でも自分に適した金への投資方法と購入先がわかるようになります。
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金に投資する方法
金投資は、以下の投資方法に応じて様々な購入先があります。
- 実物で金を買う方法
- 株式と同じように手軽に金を買う方法
- 積立サービスを通じて金を買う方法
まずは、どこで買うのかを考える前に、どのような方法で金に投資するのか決めましょう。
実物で金を買う方法
実物の金投資では、金貨や金地金(きんじがね)を直接購入して所有する方法が代表的です。
金貨は1オンス(約31グラム)や1/10オンスといった小さな単位から購入可能で、数万円程度の予算があれば投資初心者でも手軽にはじめられます。
金地金は100グラム、500グラム、1キログラムなどのサイズで販売されており、まとまった資金での本格的な投資に適した選択肢です。
実物の金を保有するメリットは、手に取って確認できる安心感と、有事の際に即座に換金できる流動性の高さにあります。
また、経済危機や戦争などの緊急時に、現金や株式よりも金の方が価値を保ちやすいです。
ただし、実物投資では保管場所の確保と盗難対策が重要な課題となります。
自宅保管では火災や盗難のリスクがあるため、銀行の貸金庫利用や複数箇所での分散保管を検討することが推奨されます。
株式と同じように手軽に金を買う方法
金ETF(上場投資信託)は証券口座があれば、株式と同じ手順で金投資ができる投資商品です。
ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で、投資信託を株式市場で売買できる仕組みを指します。
代表的な商品として「SPDR ゴールド・シェア」や、国内の金価格連動型ETF「iシェアーズ ゴールド ETF」があり、数千円程度の少額から投資可能です。
金ETFの利点は、現物を保管する手間や費用が不要で、スマートフォンやパソコンから手軽に売買できる利便性にあります。
市場が開いている時間帯であればリアルタイムで価格変動を確認でき、株式投資と同じように指値注文や成行注文も可能です。
ただし、実際の金を所有するわけではないため、現物資産としての安心感が得られないことは理解しておかなければいけません。
積立サービスを通じて金を買う方法
純金積立は、毎月一定額を自動的に金投資に回すサービスで、投資初心者でもはじめやすい金投資の方法です。
月々1,000円程度の少額から開始でき、まとまった資金がなくても長期的な金投資が可能になります。
毎月定額で購入するとドルコスト平均法の効果が働き、金価格が高い月は少なく、安い月は多く購入されるため価格変動リスクを自然に分散できます。
証券会社や貴金属会社が純金積立サービスを提供しており、口座開設と積立設定の手続きも簡単です。
ただし純金積立では年率数パーセントの手数料がかかる場合が多いため、事前に各社の手数料体系を比較検討するのが重要です。
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金を買うにはどこがいいのか
金に投資する方法が決まったら、次は金をどこで買うのか選びましょう。
金を買える主な場所は、以下のとおりです。
- 貴金属店・地金商
- 銀行
- 証券会社
- ネットショップ
それぞれみていきましょう。
貴金属店・地金商
貴金属店や地金商では、実物の金地金や金貨を直接確認してから購入できるのが最大の特徴です。
経験豊富な専門スタッフから金の純度や重量について詳しい説明を受けられ、初心者でも安心して取引できます。
店頭では様々な重量やデザインの金商品を豊富に取り揃えており、用途や予算に応じて最適な商品を選択可能です。
購入後は即座に現物を受け取れるため、保管場所を自分で確保したい投資家には最適な選択肢といえるでしょう。
また、多くの店舗で買い取りサービスも提供しているため、売却時も同じ店舗で対応してもらえる利便性があります。
ただし、店舗運営コストが価格に反映されるため市場価格より割高になる傾向がある点には注意が必要です。
銀行
一部の銀行では金地金販売サービスを提供しており、金融機関ならではの信頼性と安全性が魅力です。
銀行の保管サービスも併用できる場合があり、購入から保管までワンストップで利用できます。
また、銀行員から金投資に関する基本的な説明を受けられるため、投資初心者にとって安心です。
ただし、取り扱い店舗が限定されている場合が多い点に気をつけておきましょう。
証券会社
大手証券会社は、金ETFや金関連の投資信託を豊富に取り扱っています。
証券会社で取引するメリットは流動性の高さで、金ETFであれば市場が開いている時間帯はいつでも売買可能です。
また、少額からはじめられる金関連の商品も豊富に用意されており、月々1,000円程度から金投資をスタートできます。
SBI証券や楽天証券のようなネット証券では、市場が空いている間はいつでもオンラインで金投資商品を売買できます。
既存の証券口座があれば、追加の手続きなしですぐに投資をはじめられる手軽さも魅力です。
ネットショップ
インターネット上で金地金や金貨を購入できるオンラインサービスは、24時間いつでも価格比較や注文ができるのが特徴です。
楽天市場やYahoo!ショッピングなどの大手ショッピングモール内の店舗であれば、モール運営会社の審査を通過しているため一定の信頼性があります。
また、複数の業者の価格を簡単に比較できるため、最安値で購入できる業者を効率的に見つけられるでしょう。
しかし実物を事前に確認できないため、信頼できる業者を慎重に選択することが極めて重要です。
詐欺業者が存在する可能性があるため、極端に安い価格や不自然な販売条件には十分注意しましょう。
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金購入時の注意点
金購入時に気を付けなければならない注意点は、以下のとおりです。
- 元本割れリスクがある
- 紛失リスクがある
- 手数料がかかる
- 本物と偽物を見分けにくい
それぞれみていきましょう。
元本割れリスクがある
金への投資において理解しておかなければいけないのが、投資元本を下回る損失が発生するリスクです。
元本割れリスクは投資商品である以上、避けられないものとして認識する必要があります。
金の価格は、世界経済の動向に左右されて大幅に変動するため、投資のタイミングによっては長期間にわたり損失が継続する場合があります。
たとえば、金価格が史上最高値に達した2011年に投資を開始した人々は、その後の相場下落により複数年間の含み損を経験することとなりました。
上記のような事例も実際にあったため、金投資を検討する際は日常生活に必要な資金以外の余裕資金で実施するようにしましょう。
紛失リスクがある
現物の金を所持する際には、紛失や窃盗といった危険性を念頭に置く必要があります。
家庭での保管は火事や強盗のリスク、金融機関の貸金庫においても災害による損失の可能性を完全に排除できないからです。
したがって、現物での保有を選択する場合には、複数の場所に分けての保管や十分なセキュリティ対策が欠かせません。
保管に要する費用やリスクを踏まえると、投資経験の浅い方は金ETFや金投資信託といった間接的な投資手法からはじめるのが適しているでしょう。
手数料がかかる
金投資には購入時と売却時にそれぞれ手数料が発生し、これらのコストが投資収益を大きく圧迫する要因となるため手数料率には注意が必要です。
実物の金地金では購入価格と売却価格の差(スプレッド)が2%~5%程度存在し、売買を行うだけで数%の損失が確定してしまいます。
特に少額の金貨や、10グラム以下のサイズが小さくなるほどスプレッドが大きくなる傾向があり、投資効率が著しく悪化しやすくなる点に注意が必要です。
したがって、投資期間が短い場合は手数料負けするリスクが極めて高いため、最低でも5年以上の長期投資を前提として検討するのが重要です。
なお、金ETFや純金積立サービスでも手数料はかかります。
本物と偽物を見分けにくい
金は、外観だけで本物と偽物を見分けるのが非常に難しいとされています。
そのため、偽物を買ってしまうリスクを避ける注意深さが求められます。
特に、ネット上での個人間取引や市場価格を大幅に下回る商品には十分な警戒が必要でしょう。
安全な金への投資を行うには、実績のある貴金属取扱店や金融機関、銀行といった正当な販売経路を利用するのが重要です。
購入の際は信頼性の高い取引先を選択し、品質保証書や鑑定書の存在を確かめるようにしましょう。
金を買うにはどこがいいのか知りたい人によくある質問
金を買うにはどこがいいのか知りたい人によくある質問は、以下のとおりです。
- 金の現物を買うならどこがいい?
- 実物の金と金ETFはどちらが安全ですか?
それぞれみていきましょう。
金の現物を買うならどこがいい?
金の現物購入では、信頼性と手数料が重要なポイントです。
特に信頼性があるのは田中貴金属工業などの老舗貴金属商で、純度保証があり売却も容易です。
また、百貨店の貴金属売り場も信頼性が高く、実物を確認してから購入することが可能です。
一部の銀行でも金地金を扱っており、金融機関ならではの安心感があります。
購入時は手数料だけでなく、保管方法や将来の売却のしやすさも考慮し、複数の業者で価格を比較検討するとよいでしょう。
実物の金と金ETFはどちらが安全ですか?
安全性の観点では、実物の金とETFそれぞれに独自のメリットとデメリットが存在するため、どちらが安全なのかは一概にいえません。
実物の金は、物理的な資産として手元に存在するため、証券会社の破綻や金融システムの混乱などの金融リスクから完全に独立しています。
ただし、実物の金には盗難や紛失などの物理的リスクが伴うため、安全な保管には相当なコストと手間がかかります。
一方、金ETFは物理的な保管が不要で盗難・紛失リスクがなく、保管コストもかかりません。
ですが、証券会社や金融システムに依存するため、証券会社が破綻したり金融危機がおきたりした場合はリスクが生じる可能性があります。
したがって、金融システムへの信頼度と物理的保管への対応能力を総合的に判断し、自身の投資スタイルに適した方法を選択するのが賢明だといえるでしょう。
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まとめ
今回は、金を購入する方法や購入先の選び方、注意点について解説しました。
金投資には実物購入、ETF、積立サービスといった複数の方法があり、それぞれに適した購入先が存在します。
貴金属店や地金商、銀行は実物購入に、証券会社はETFや積立投資に適しているため、自分の投資スタイルに合った方法を選ぶのが重要です。
また、金投資では元本割れリスクや手数料負担、保管コストなどの注意点があることを理解しておく必要があります。
特に偽物を掴まされるリスクを避けるため、信頼できる業者を慎重に選択することが欠かせません。
ぜひ本記事を参考に、自分に適した金投資の方法と購入先を見つけて、長期的な視点で資産形成に取り組んでみてください。

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。






