移動平均線の最強の設定が分からず悩んでいませんか。
結論からお伝えすると「5日 10日 20日 50日 100日」の組み合わせがトレンドを正確に把握する最適解です。
本記事ではプロのトレーダーも実践する株塾流の考え方をもとに具体的な設定基準やチャートの見方を分かりやすく解説します。
本記事を読めば設定に迷って無駄な損失を出す不安が完全に解消され自信を持ってトレードに臨めるようになるはずです。
移動平均線とは?
株式投資に慣れてくるとチャートの値動きだけでなくテクニカル指標を使いこなしてトレードの精度を上げたいと考えるようになります。
数ある指標のなかでも移動平均線は世界中の投資家が意識している基本中の基本といえる存在です。
ここではまず移動平均線の基本的な役割やなぜこれほどまでに重要視されているのかを初心者にもわかりやすく解説していきます。
初心者にもわかる移動平均線の仕組み

移動平均線とは一定期間における株価の終値の平均値を計算しそれを線でつないでチャート上に表示したグラフのことです。
たとえば5日移動平均線であれば過去5日間の終値を足して5で割った数値を日々のチャートにプロットしていきます。
株価は毎日上がったり下がったりと激しい動きを見せますが平均値をとることでそのノイズが滑らかになり相場全体の方向性が一目でわかるようになります。
毎日の細かな値動きに一喜一憂してしまう初心者にとって相場を冷静に俯瞰するための強力な武器となるのです。
なぜ移動平均線がトレードに必要なのか

刻々と変化し時に乱高下する株価の動きを正確に予測することは経験豊富なベテラン投資家であっても非常に困難です。
しかし移動平均線を使えば目先の小さな上下変動に惑わされることなく大局的なトレンドを冷静に見定めることができます。
株式投資において最も重要なのは現在の相場が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを把握しその流れに逆らわずに乗ることです。
移動平均線は市場参加者の多くが意識しているためこの線自体が株価のサポート(下値支持)やレジスタンス(上値抵抗)として機能することも多くトレード戦略を立てる上で欠かせない指標となっています。
単純移動平均線とその他の種類
移動平均線と一口に言っても計算方法によっていくつかの種類が存在します。
最も一般的で多くの投資家が利用しているのが本記事でもメインで解説する単純移動平均線です。
これは指定した期間の終値を単純に平均したものであり非常にシンプルでわかりやすいのが特徴です。
ほかにも直近の価格に比重を置いて計算しより相場の変化に敏感に反応するように作られた指数平滑移動平均線や加重移動平均線などがあります。
どれを使うべきか迷うかもしれませんがまずは市場で最も意識されやすい単純移動平均線をマスターすることがトレード上達への最短ルートとなります。
相場流移動平均線の最強の設定は?(最強設定の基準・考え方)
移動平均線を使う際に多くの投資家がぶつかる壁が「結局どの期間を設定すればいいのか」という疑問です。
ネットや書籍を調べるとさまざまな設定値が紹介されており迷ってしまうのも無理はありません。
ここでは実践的なトレード技術を指導する株塾が推奨する再現性の高い最強の設定とその根拠について詳しく解説します。
トレンドを網羅する最強の5本
相場流移動平均線の最強設定は「5日、10日、20日、50日、100日」です。
これらの移動平均線の意味は以下のとおりです。
| 設定 | 意味 |
| 5日 | 1週間 |
| 10日 | 2週間 |
| 20日 | 1ヵ月 |
| 50日 | 2ヵ月半 |
| 100日 | 5ヵ月 |
5日移動平均線は1週間の平均価格を表し、直近の短期的な値動きを表しています。
同様に、20日移動平均線は約1ヵ月の平均値を示し、中期的なトレンドを把握するのに役立ちます。
100日移動平均線は、約5ヵ月分の価格を平均化することで、より長期的な相場の方向性を示している指標です。
上記で紹介した5本の移動平均線を設定しておけば、短期・中期・長期のトレンドを漏れなく把握できます。
ちなみに、ほかの時間軸でも設定方法は同じです。
たとえば、週足なら以下のような設定になります。
| 設定 | 意味 |
| 1週 | 5日 |
| 2週 | 10日 |
| 4週 | 20日 |
| 10週 | 50日 |
| 20週 | 100日 |
このように「5日、10日、20日、50日、100日」を軸に設定して移動平均線を使っていくのがおすすめです。
なお、この設定は2026年6月現在推奨している設定です。
最新の移動平均線の設定が知りたい方は、株塾をチェックしてみてくださいね。
【プロ直伝】移動平均線の最適な設定値とは?設定変更の方法についても解説します
株塾流PPP(パンパカパン)
ここでは移動平均線の最強設定として、株塾流PPP(パンパカパン)を紹介します。
PPPとは、強力な上昇トレンドを示しています。
PPPの基本は、100日、50日、20日、10日、5日の移動平均線が長期から短期へと下から順番に並び、すべてが上向きの状態です。

移動平均線がこの並びになっていると、強い上昇トレンドにあることがわかります。
仮に、5日移動平均線が10日移動平均線を下抜けるなど並び順が入れ替わった場合は、トレンドが弱くなっていることを示唆しています。
そのような場合は、利益確定を検討するタイミングです。
このことから、PPPはトレンドの弱さをいち早く察知するように考えられた設定だといえます。
売却はしなかったとしても、トレンド転換が起こらないか警戒するのがいいでしょう。
ちなみに、PPP(パンパカパン)は強い上昇トレンドに対する祝福のイメージを連想させて名付けられました。
移動平均線の種類とは?単純・加重・指数の3つの違いと活用法を解説
勝率を上げる移動平均線の見方と実践テクニック
ここでは、基本的な移動平均線の見方について解説します。
先ほど紹介したPPPをみる際にも、応用できるものです。
- 移動平均線の向きに注目
- 移動平均線の角度に注目
- 移動平均線と株価の位置に注目
それぞれみていきましょう。
移動平均線の向きに注目
単純移動平均線の向きに注目すると、相場のトレンドが簡単にわかります。

右肩上がりなら買い手優勢の上昇トレンドで、投資家たちは株価が上がっていくことを期待しています。
反対に右肩下がりなら売り手優勢の下降トレンドで、市場は弱気です。
水平に近い状態はレンジ相場と呼ばれ、買いと売りの力が均衡し、株価は一定範囲内で変動します。
このように移動平均線は線の傾きだけで、市場全体のトレンドが瞬時に把握できます。
株式投資では相場の流れに合わせた売買が成功の鍵となるため、一目でトレンドを把握できる移動平均線は投資家にとって欠かせない武器といえるでしょう。
移動平均線の角度に注目
移動平均線の角度をみると、トレンドの「強さ」がわかります。

緩やかに上がっている移動平均線より急角度で上昇している移動平均線の方が、市場の買い圧力が強いことを意味します。
また、移動平均線の角度から将来の値動きも予測可能です。
急角度で上昇する銘柄は短期的に大きなリターンを期待できますが、急な反落リスクも伴います。
反対に緩やかに上昇する銘柄は、値動きが落ち着いているため急にトレンドを大きく崩す可能性は低いと考えられるでしょう。
移動平均線の角度を読み解くことで、市場の勢いと今後の値動きを予測する助けになります。
移動平均線と株価の位置に注目
株価と移動平均線の位置を比較すると、投資家の心理状態がみえてきます。
移動平均線は「過去n日間の平均購入価格」です。
そのため、現在の株価が移動平均線より上にあれば、多くの投資家が利益を出している状態だとわかります。

含み益がある投資家は前向きで、売る動機が少ないため相場は上昇しやすいです。
反対に株価が移動平均線を下回ると、多くの投資家が損失を抱え、さらなる下落を恐れて売りが増加し、株価の下落圧力が強まります。
このシンプルな移動平均線と価格の位置関係から、市場全体の感情と今後の動きを予測できます。
移動平均線を使いこなすための注意点
最後に移動平均線を実際のトレードで活用するにあたって、初心者が陥りがちな罠とそれを回避するためのマインドセットについて触れておきます。
ツールがどれだけ優れていても使う側の心構えが間違っていては宝の持ち腐れとなってしまいます。
初心者が陥りがちな設定変更の罠
投資を始めたばかりの人が最もやってしまいがちな失敗が勝てない理由をインジケーターの設定値のせいにして頻繁に期間の設定を変更してしまうことです。
5日線が合わないから7日線に変えてみる20日線ではなく25日線が良いのではないかと迷走し始めると自分の中で相場を見る基準がブレてしまい正しい判断ができなくなります。
大切なのは一度決めた「5 10 20 50 100」という最強設定を信じて固定しその設定のもとで相場がどう動くのかを繰り返し観察して経験値を蓄積することです。
設定を固定することで初めて相場の異常や変化に気づけるようになります。
ほかのテクニカル指標との組み合わせ
移動平均線は非常に優秀な指標ですが万能ではありません。
特に一定の価格帯を行ったり来たりするレンジ相場では移動平均線が頻繁に交差しダマシが多く発生するという弱点があります。
これを補うためには相場の過熱感を示すRSIやMACDといったオシレーター系の指標を補助的に組み合わせるのもひとつの有効な手段です。
しかし初心者のうちはチャートに多くの指標を表示させすぎると情報過多になり決断ができなくなってしまうため、まずは移動平均線とローソク足の値動きだけに集中して基礎を固めることを強くおすすめします。
よくある質問
移動平均線の「最強の設定」は本当に決まっているのですか?
「これを使えば必ず勝てる」という設定があるわけではありません。
ただし、5日・10日・20日・50日・100日といった期間は、多くの投資家が見ているため、相場の節目として意識されやすいのは事実です。
移動平均線は何本まで表示すればいいですか?
最初は多すぎると見づらくなることもあります。
短期・中期・長期が分かる程度であれば、3〜5本あれば十分です。
慣れてきたら、本数を増やして流れの重なり方を見ていくのも一つの方法です。
株価が移動平均線を割ったら、下落が始まると考えていいですか?
一つの目安にはなりますが、それだけで決めつけるのは避けたいところです。
一時的に割り込んだあと、すぐに戻る場面も少なくありません。
線を割ったあと、移動平均線の向きや角度がどう変わるかまで見て判断する人が多いです。
まとめ
今回は移動平均線の最強の設定について解説しました。
株塾が推奨している移動平均線の最強の設定は「5日、20日、50日、100日」です。
この設定をもとにPPPの配列になっている株に投資できれば、利益を稼ぎやすくなると思います。
ぜひ、PPPの配列の株をみつけて投資してみてください。
また、株塾では投資に関する様々な情報を教えています。
興味のある方は、ぜひ無料講座から受けてみてはいかがでしょうか。

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。






