「副業をやってみたいけど、本当に儲かる?」
「本業と副業を並行させるのは大変では?」
「実際のところ、どのくらい収入が得られるのだろう」
副業を検討している方の中には、このような悩みを抱えている方もたくさんいます。
副業はどのくらい稼げるのか、どうすれば安定して収入を得られるのか、気になりますよね。
今回は、副業で月20万円を稼ぐために必要な知識を解説します。
副業で20万円稼ぐのは茨の道
まだ副業にチャレンジしたことがない方は、「実際に、どのくらい稼げるのだろう」という部分が非常に気になるのではないでしょうか。
引用:Utilly「会社員の副業収入のボリュームゾーンは「1ヶ月あたり1万円以上5万円未満」 | 会社員の副業に関するアンケート調査(2023年6月)」
副業に関するリサーチによると、副業で得ている金額としてもっとも多いのは「月1万円以上、5万円未満」でした。
全体の42.2%と、およそ半分を占めています。
一方で、月20万円以上稼いでいる方は、全体の4.5%に過ぎません。
この数値から、月20万円というハードルの高さがうかがえます。
しかし、裏を返せば「副業で月20万円以上稼いでいる方も実際に存在している」と言えるでしょう。
副業でしっかり稼げる人とお小遣い程度の収入しか得られない人の差がどこにあるのかを理解し、計画的に行動すれば、達成可能な目標であると言えます。
会社員が副業で月20万円を稼ぐ5つの方法
会社員として働きながら副業で月20万円を稼ぐには、必ず守るべき5つのポイントがあります。
- 専門的なスキルを身に着ける
- 目標を設定し改善を繰り返す
- 時間管理を徹底する
- 継続力を身に着ける
- ポジティブ思考になる
まずは、この5つを徹底していきましょう。
専門的なスキルを身に着ける
副業として取り組める案件には単価の安いものも多いですが、低単価の仕事をしていては月20万円という目標は達成できません。
専門的なスキルを身に着け、高単価の案件を獲得する必要があります。
もっとも効率的なのは、本業で得たノウハウを副業に生かすというやり方です。
例えば、本業でエンジニアをしている方は、副業でもエンジニアの案件を探してください。
上流工程に携わるスキルや、クラウドなどのインフラスキルがあれば、短い稼働時間で効率的に稼げるため、月20万円を稼ぐこともできます。
もし本業とまったく同じ案件がなくても、ゼロから未経験の職種にチャレンジするのではなく、近しいものを選びましょう。
例えば人事部で新卒採用をメインに仕事をしている方は、中途採用に関する案件を探すなどすると、自分の経験を生かして高単価の案件を獲得しやすくなります。
目標を設定し改善を繰り返す
月20万円という金額は、なんとなく仕事をこなしていて達成するものではありません。
具体的な計画を立て、実行し、改善を繰り返しましょう。
例えば「最初の3か月は月5万円稼ぎ、半年で10万円、1年後には20万円を稼げるようになる」といった大枠の目標を立て、そのためにはどのくらいの案件が必要か、時間はどの程度確保すればよいかなどを逆算してください。
そして、最初に立てた計画はどんどん実際とのズレが生じてくるので、何度も改善をしていきます。
また、「土日の両方に予定を入れると間に合わないから、必ず日曜日は副業に充てる」といった新しいルールも生まれるはずです。
PDCAサイクルを回し続けることで、生産性が上がりどんどん月20万円という目標に近づきます。
働きながらPDCAを回す!株式投資で効率よく成長する方法を解説
時間管理を徹底する
月20万円を安定して稼ぐには、徹底した時間管理が必要です。
お小遣い程度の収入でよければ、「今週はさぼったけど、明日まとめて頑張ろう」という無計画さでも問題ありません。
しかし、月20万円を稼ぐにはそれなりの稼働時間が必要なので、時間管理ができていないとどんどん目標達成から遠ざかります。
まずは、「今日やること」「今週やること」「今月やること」をまとめ、優先順位をつけてください。
その中でも「今日やること」を終わらせるためには何時間必要かを算出し、いつその時間を捻出するのか決めましょう。
「時間が空いたらやろう」という曖昧な状態では長続きしないので、「早起きして朝30分の作業時間を確保する」「通勤電車でここまでやる」と具体的にいつ何をやるか決めてください。
継続力を身に着ける
副業を始めたばかりのころは誰しもモチベーションが高く、副業にかける時間も長いです。
しかし、月日が過ぎるとやる気が失われ、最終的には副業を完全にやめてしまうというパターンが非常に多くの人に見られます。
これでは月20万円達成にはほど遠いので、継続力を身につけましょう。
また、副業でいきなり高単価の案件を得られるケースは非常にまれです。
基本的には月1~3万円程度から始めることが多く、「頑張っているのに結果が出ない」という理由で諦めてしてしまう方もいます。
「最初から月20万円を目指すのではなく、まずは3万円から頑張ろう」という適切な目標を作ることで、継続的に努力できるようになります。
ポジティブ思考になる
冒頭に紹介したリサーチにもあった通り、月20万円を稼げる人は全体の5%未満に過ぎません。
この目標を達成するのは決して簡単なことではなく、「いい案件が見つからない」「困った時に相談できる人がいない」など、数々の困難に直面します。
そういったときにも「何とかなる」「頑張ろう」とポジティブに考えられる人でなければ、これだけの金額を副業で得るのは難しいでしょう。
ポジティブ思考を身につけるには、2つのポイントを意識してください。
1つ目が、「失敗した時に改善策に目を向ける」です。
例えば本業が忙しくて副業の仕事が思うように進まない時、「自分に副業は向いていない」と落ち込むのではなく、「時間がとれない原因は何か」「来週からはどのようにすれば時間がとれるか」など、何をすれば改善するか前向きに考えましょう。
2つ目が、「ネガティブな口癖をやめる」です。
人は自分が話す言葉に思考が影響されるので、「どうせ」「ダメだ」「意味ない」といった言葉ではなく「できた」「ラッキー」「成長した」といった言葉を積極的に使うだけでも、少しずつポジティブ思考が身につきます。
副業で月20万円を稼げる職種5選
副業で月20万円を稼ぐには、どのような職種がおすすめか、5つをピックアップしました。
いずれも、今後も安定して案件が獲得できると予測されている職種です。
また、オンラインで完結する仕事のため、休日や夜間など本業に支障をきたさず取り組むことができます。
- Webデザイナー
- エンジニア
- Webライター
- 動画編集者
- マーケター
Webデザイナー | エンジニア | Webライター | 動画編集者 | マーケター | |
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単価目安 | 40万~150万円 | 40万~200万円 | 5万~80万円 | 1万~50万円 | 40万~80万円 |
必要なスキル | グラフィックデザイン、プログラミング等 | プログラミング、システム設計等 | ライティング、SEO知識、インタビュー等 | 構成、企画、撮影、グラフィックデザイン等 | SEO知識、企画力、情報収集力、分析力等 |
おすすめの資格 | ウェブデザイン技能検定、Photoshop(R)クリエイター能力試験 | 基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、システムアーキテクト試験 | Webライティング能力検定、WEBライティング技能検定、Webリテラシー試験等 | Adobe認定プロフェッショナルPremiere Pro、CGクリエイター検定、動画編集検定等 | マーケティング・ビジネス実務検定、マーケティング検定、ネットマーケティング検定等 |
スキル取得目安 | 3か月~1年 | 半年~1年半 | 3か月~1年 | 1か月~1年 | 3か月~1年 |
Webデザイナー
Webデザイナーの仕事は、Webサイトのデザインを行うことです。
ディレクターの作る構成をもとにワイヤーフレームを作り、レイアウトを決めます。
Webサイト全体とページごとのデザインを担当し、ユーザーがストレスなく利用するためにUIにも配慮します。
Webデザイナーとして月20万円稼ぐには、プログラミングの勉強がおすすめです。
最近ではWebデザイナーに対し単にデザインをするだけでなくコーディングまで求められることも多いため、対応できるスキルを身に着けるだけで単価の高い案件にチャレンジしやすくなります。
また、WordPress案件は数が多いので、サイトデザインや独自テーマの制作などできるようになると高単価を目指せます。
エンジニア
エンジニアの仕事は、システムやソフトウェアの開発・運用などを行うことです。
ITエンジニアは開発系とインフラにわかれており、それぞれ扱う製品が異なります。
具体的には、システムエンジニアやプログラマー、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアなどがあります。
エンジニアとして月20万円稼ぐには、スキルの幅を持つことが大切です。
例えばフロントエンジニアとしてのスキルしかない方より、バックエンジニアの知見も持ち、AIエンジニアやサーバーエンジニアとしての仕事も請け負える方の方が、より高単価な案件を獲得できます。
また、エンジニアをまとめるプロジェクトマネージャーとしての仕事もできるようになると、さらに高単価を目指せるでしょう。
Webライター
Webライターの仕事は、Webに掲載される文章を作成することです。
企業のホームページやオウンドメディア、商品を紹介するLPなど、種類は様々あります。
Webライターの仕事はいくつかに細分化されますが、商品やサービスを訴求するセールスライティングや、特定のキーワードで検索した人の訪問者数を増やすSEOライティングなどがメインです。
Webライターとして月20万円稼ぐには、専門性を身に着ける方法がおすすめです。
例えば、薬事法に詳しいWebライターは美容や健康に関する専門的な記事を作成できるようになります。
こういったライターの元には書ける人が少ない案件が舞い込むようになり、単価が高い仕事を選べるようになります。
動画編集者
動画編集者の仕事は、撮影した映像をカットしてつないだり、音声やエフェクトを追加したりと編集を加えることです。
撮影された映像の中から必要な部分を抜き出し、順番を変えたり不要な部分を削除したりして、テンポよく視聴できる動画に整えます。
動画編集者として月20万円稼ぐには、編集技術だけでなく企画や撮影、納品後の運用までできるようになることが重要です。
クライアントが動画を通じて何を成し遂げたいのか、そのためにはどのような動画が必要なのか、どの媒体でどのようタイミングで投稿すべきかなど一括で請け負えるようになると、単価が上がります。
マーケター
マーケターの仕事は、商品やサービスを顧客に購入してもらうための仕組みを作ることです。
具体的には、自社サイトやメールなどを活用するWebマーケターや、InstagramやXなどを担当するSNSマーケター、オウンドメディアなどを使うコンテンツマーケターなどがあります。
マーケターとして月20万円稼ぐには、情報収集力と分析力を高めることが重要です。
例えば、SNSのアルゴリズムはしばしば変更されますが、その変化に常にキャッチアップしていかなければ実力のあるマーケターにはなれません。
また、マーケティングを実施して得られた数値について「なぜこの結果になったのか」を突き詰めて考えられるマーケターは成果を出しやすく、次の案件に繋がり収入をどんどん増やしていけます。
副業で月20万円を稼ぐために避けるべき3つのポイント
副業で月20万円稼ぐため、避けた方がよいポイントが3つあります。
- 低単価の案件を選ばない
- 苦手意識のあるジャンルに手を出さない
- 本業に悪影響が出ない程度に努力する
それぞれについて、詳しく解説します。
低単価の案件を選ばない
本業の時間をしっかり確保しながら副業で月20万円の収入を得るには、効率性が重要です。
低単価の案件ばかりを請け負っていると短い時間で稼げず、「時間をかけても月2~3万円にしかならなかった」となってしまいます。
まずはクラウドソーシングなどで案件の相場を知り、平均以下の仕事は選ばないようにしましょう。
苦手意識のあるジャンルに手を出さない
苦手意識のある仕事で高い収入を得ることは、非常に難しいです。
自分にとって苦ではないものや、人より得意だと感じるものを副業として選びましょう。
例えば、文章を書くことに苦手意識のある方が「看護師の本業を生かして、医療ライターになろう」と努力しても、なかなか上手くいきません。
医療系の漫画を描いてSNSに掲載したり、医療系の採用サイトで人事のサポート業務を行ったりと案件の選び方を工夫してください。
本業に悪影響が出ない程度に努力する
副業で月20万円を得るには、継続することが大切です。
いきなりこれだけの金額を稼げるケースはほとんどないため、数か月から1年かけてじっくりとチャレンジする必要があります。
そのため、本業に差し支えない程度に時間を使うようにしましょう。
副業のタスクが終わらず徹夜をして本業に支障が出るといったことになると、長期的に続けることが難しく、結局は目標を達成しないまま脱落してしまいます。
まとめ
今回は、副業で月20万円稼ぐ方法について解説しました。
本業のかたわらでこれだけの収入を得るのは簡単なことではありませんが、実際に達成している方もいます。
やみくもに努力してもなかなか実現できないため、まずは今回ご紹介したポイントをおさえるようにしてください。
サラリーマンが副業でスイングトレードを成功させるための順張り戦略
株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。