株初心者はこれを読めばOK!最短で実力をつける勉強ロードマップ

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「株について勉強したいけど、何から始めるべきかわからない」そんな悩みを持つ初心者の方へ。

株式投資は“知っているかどうか”で結果が大きく変わります。

ですが、やみくもに勉強しても非効率です。

本記事では、株初心者が最短で理解・実践力を身につけるための勉強ステップを目的別に解説します。

株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ

   
目次

株の勉強は「銘柄選び」から始めよう

株について勉強するなら、「銘柄の選び方」から始めましょう。

間違った銘柄選択をしてしまうと、大きな損失を抱えかねないからです。

株の仕組みを理解していたとしても、どの銘柄に投資するかで、結果は大きく変わってきます。

口座の開設方法や注文方法がわかっていても、「銘柄の正しい選び方」がわからずに、100万円損する銘柄を選んでいては意味がないですよね。

自分にとって本当に価値がある銘柄を、自力で見つける必要があるのです。

株式投資の勉強に最適な本6選!初心者向けおすすめを厳選

銘柄の選び方は投資の目的で決まる

投資の目的によって、銘柄の選び方は異なります。

短期でお金を増やすためにデイトレード・スイングトレードをしたい人が、銘柄を選ぶ際にどんな優待を受け取れるかなどを見比べることはないからです。

銘柄を選ぶうえで見るべき情報はさまざまありますが、特に注目すべき要素は、投資の目的によって変わってきます。

投資の目的をハッキリさせて、銘柄の正しい選び方を身につけるために、何から勉強すべきか確認していきましょう。

下記で、実際に自分がどれに当てはまるかチェックしてみてください。

ファンダメンタルズ分析とは、企業の本質的な価値を分析する分析手法のことで、長期投資向きです。

一方、テクニカル分析は、過去の株価からトレンドやパターンを把握し、今後の動きを分析するもので、短期投資向きであるといえます。

ファンダメンタルズは、企業分析にかなり時間を要するため、株初心者であればテクニカル分析がオススメです。

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上のチャートでたどり着いたものから、勉強を進めてください。

それぞれ詳しくまとめていますので、当てはまったものを確認しましょう。

ブックマーク必須!株の勉強におすすめのサイトまとめ

優待目的なら利回りから

優待目的で株をやるなら、利回りから勉強しましょう。

利回りを理解していなければ、損をする可能性が高くなるからです。

例えば、A社銘柄を買って100円分の金券を優待品として受け取ったとします。

しかし、A社の株主優待を受け取るためには、100万円の投資が必要だとしたらどうでしょうか。

100円のために100万円を投資しているのでは、お得だとは言えないですよね。

利回りは、そんな「銘柄がお得かどうか」というのがわかるようになる指標です。

優待目的なら、まずは利回りから勉強して、お得な銘柄を選べるようになりましょう。

利回りには、優待の価値を表す「優待利回り」と、配当金の価値を表す「配当利回り」の2種類があります。

利回りの計算式は以下の通り。

優待利回り(%)=優待の価値(円)÷投資金額(円)×100
配当利回り(%)=1株当たりの配当金(円)÷株価(円)×100

利回りの良いかどうかを判断するうえでの目安は、3%以上です。

それでは実際に、SFPホールディングス(3198)の場合で見てみましょう。

優待利回り計算例

株価は2,144円(2024年1月26日時点)、受け取れる優待は8,000円相当(年間)の食事券です。

優待は100株で受け取れるようになるため、必要な投資金額は214,400円。

つまり優待利回りは、8,000÷214,400×100=3.73%となります。

利回り3%以上ですから、上記の優待はお得だと判断できるわけですね。

あくまでも3%は目安ですから、ほかの株主優待目的で投資を行っているブロガーなども参考にして「自分に取って価値を感じる利回りが何%以上なのか」考えていきましょう。

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長期投資なら「ファンダメンタルズ分析」から学ぶ

ファンダメンタルズ分析をするのであれば、企業情報から勉強しましょう。

投資でお金を増やすためにも、その企業が健全かどうか、成長が見込めるかどうか、企業情報から読み取る必要があるからです。

例えば、もうすぐ倒産しそうな企業があるとします。

企業の業績や財務状況を確認すればその企業が倒産しそうかどうかわかったにも関わらず、「企業情報の見方」がわからないから気付かずそこに投資してしまった…なんてことになりかねないのです。

逆に企業情報をしっかり分析できれば、「これから伸びていく企業」に投資できます。

そうなれば利益はどんどん大きくなっていきますね。

そのためにも、企業情報を分析できるように勉強してください。

企業情報を勉強するなら、まず四季報を読めるようになりましょう。

四季報とは、すべての上場企業の情報がまとめられた季刊雑誌です。

季節ごとに発行されるため、四季報と呼ぶわけですね。

四季報を読み込めば、どの銘柄に投資すべきかが見えてきます。

そんな四季報に掲載されている企業情報は大きく6つ。

  • 基本情報
  • 業績
  • 株主情報
  • 役員・グループ会社情報
  • 配当情報
  • 株価情報

どんな会社かを基本情報で知り、儲かっているかが業績でわかります。

そして安全性や将来性を加味したうえで、最終的に投資すべき銘柄かどうかを判断していきます。

企業価値を把握するファンダメンタルズ分析において、四季報はまさにバイブルと呼べるもの。

紙版だけでなくオンライン版もありますから、取り組みやすい形式を選びましょう。

株の正しい勉強方法は?優待・ファンダ・テクニカルそれぞれ完全ガイド

短期投資なら「テクニカル分析」から学ぶ

テクニカル分析で投資をするなら、まずチャートから勉強しましょう。

チャートが理解できなければ、今後の相場が予測できず、買うべき銘柄もタイミングもわからないからです。

チャートを見れば「今後株価が下がるであろう」ことがわかったのに、気付かずその銘柄に投資していてはもったいないですよね。

相場の動きを予測するテクニカル分析を使いこなすために、チャートを読めるようになるのは大前提といえます。

まずはチャートにおける下記2つを理解しましょう。

  • ローソク足
  • 移動平均線

ローソク足は、株価の動きを表すものです。

ローソク足を見ていくことで、株価が今後上昇するか下落するかの予測ができるようになります。

移動平均線は、一定期間の株価の平均値をグラフにしたものです。

5日間の平均なら5日移動平均線、20日間なら20日移動平均線です。

移動平均線を使えば、その株価のトレンドや売買タイミングがわかります。

チャートについて勉強するなら、初心者向けの入門書を読むのがオススメです。

テクニカル分析ならこれを読め!おすすめ本5選

株初心者が勉強を続けるためのコツ

株の勉強は一度覚えて終わりではありません。

日々の相場変化に合わせて、学び続ける姿勢が成果につながります。

  • 毎日5分でもチャートを見る習慣をつける

  • ニュースを「企業の影響」に置き換えて読む

  • 投資日記をつけて“判断の記録”を残す

こうした習慣を続けることで、相場感覚が自然と身につき、損を減らしやすくなります。

よくある質問(Q&A)

Q1. どの分析から始めるのが正解ですか?

A. 目的によります。

短期で結果を出したいならテクニカル分析、将来性を見たいならファンダメンタルズ分析から始めましょう。

どちらも体験的に学ぶのが早道です。

Q2. 本を読むだけで上達しますか?

A. 理論理解には本が有効ですが、チャートを実際に触ってみる実践が欠かせません。

学び→試す→振り返るを繰り返すことで身につきます。

Q3. 少額からでも勉強になりますか?

A. はい。

1株単位で買える“単元未満株”を使えば、数千円でも実際の相場経験を積めます。

リスクを抑えて学ぶには最適です。

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まとめ

株初心者が最短で上達するには、目的に合った順序で学ぶことが大切です。

  • 銘柄の選び方から始める

  • 優待目的なら利回り

  • 長期投資なら企業分析

  • 短期投資ならチャート分析

基礎を固めたうえで、実践を通じて経験を積めば、株の世界は確実に見えてきます。

最初の一歩を踏み出したあなたは、すでに投資家としてのスタートラインに立っています。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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