不労所得で月10万円目指す方法を解説!不労所得はやめとけといわれる理由や注意点も紹介

不労所得で月10万円目指す方法を解説!不労所得はやめとけといわれる理由や注意点も紹介

「不労所得で月10万円は本当に可能なの?」と疑問に思っていませんか?

働いて得る収入以外に、継続的な収入源を作りたいと考える方が増えている一方で、具体的にどのような方法があるのかわからないと思っている人が多いようです。

そこで今回は、不労所得で月10万円を達成するための方法を解説します。

また、不労所得で月10万円の収入を目指す際の注意点も紹介しました。

ぜひ本記事の内容を参考に、ご自身でも資産形成の第一歩として不労所得作りを検討してみてください。

不労所得で自由な生活を実現する方法!一生役立つ技術を手に入れるには?

目次

不労所得で月10万円の収入は現実的?

不労所得で月10万円を得るのは簡単ではありませんが、現実的にみても可能な目標です。

ただし、何もしなくても簡単に稼げるという甘い話ではありません。

月10万円の不労所得を実現するには、元手資金や継続的な努力が不可欠になります。

たとえば、資産運用で月10万円の収入を得る場合、年利5%の商品で運用したとしても約2,400万円の元本が必要です。

また、ブログなどで不労所得を得ようとすると収益化までに1年以上かかる場合が多く、定期的な記事更新やSEO対策などの地道な作業が必要となります。

ですが、正しい知識を身につけ計画的に目標に向かって取り組めば、不労所得による月10万円の収入の実現は可能だといえます。

初心者がお金の勉強を始めるなら?失敗しないためのステップとコツ

診断コンテンツバナー (正方形)

不労所得で月10万円を目指す方法

不労所得を目指すなら、まず代表的な手法を理解することからはじめましょう。

  • 株式投資の配当金
  • 不動産投資による家賃収入
  • ブログでアフィリエイトや広告収入
  • YouTubeの広告収入
  • コンテンツ販売

それぞれみていきましょう。

株式投資の配当金

配当金は株式投資で得られる不労所得で、企業が利益の一部を株主に分配する仕組みです。

株式を保有するだけで定期的な収入を得られるため、不労所得に適しています。

日本株では年1回〜2回、米国株では年4回など、銘柄によって配当金の支払い頻度が異なります。

一般的な個別株の配当利回りは1%〜3%程度のため、月10万円の配当金を目指すなら4,000万円〜1億2,000万円程度の投資資金が必要です。

配当金投資の魅力は、企業の成長とともに配当額が増加する可能性があることと、株価の値上がり益も期待できる点にあります。

ただし、企業業績の悪化により配当金が減額されたり、株価が下落したりするリスクもあるため、分散投資によるリスク管理が重要になります。

不動産投資による家賃収入

不動産収入は物件を購入し、入居者からの家賃収入を得る不労所得です。

マンションやアパートの所有者として、毎月安定した家賃収入を受け取れるため、自分が働いていない間も継続的に収益を生み出します。

不動産投資は自己資金が少ない人でも、金融機関からの融資を活用すると大きな物件を購入できる点が魅力です。

区分マンション投資なら利回り8%、一棟アパート投資なら利回り20%程度が一般的です。

そのため、月10万円の収入を目指すなら管理の手間や空室リスクを考慮すると最低でも1,500万円〜2,000万円程度の物件が必要になります。

不動産投資のメリットは家賃収入の安定性と、インフレ対策としての資産価値維持効果があることです。

一方で空室リスクや修繕費用がかかるといったデメリットもあるため、立地選びや事前のシミュレーションが成功の鍵を握ります。

不動産収入は労働に依存しない継続的な収益が魅力で、安定性の高い不労所得手段として多くの投資家に選ばれています。

ブログでアフィリエイトや広告収入

ブログ収益は、記事を書いてアフィリエイト報酬や広告収入を得る不労所得で、一度軌道に乗れば継続的な収入源となります。

ブログで紹介した商品を買ってもらったり、広告クリックしてもらったりすると報酬が発生する仕組みです。

アフィリエイトでは商品購入1件につき100円〜数千円、Googleアドセンスでは1クリックあたり20〜30円程度の報酬が得られます。

月10万円を目指すなら、月間数十万PV程度のアクセス数と収益性の高い記事の作成が必要です。

ブログ運営の初期段階では記事作成に多くの時間を要し、収益化まで6ヶ月〜1年程度かかるのが一般的です。

しかし一度検索上位に定着した記事は長期間にわたって収益を生み続けるため、労働時間に依存しない不労所得を実現できます。

ブログは初期費用が少なく誰でもはじめられる一方で、継続的な記事更新と SEO対策(検索エンジン最適化)の知識が重要となる不労所得手法です。

YouTubeの広告収入

YouTube収益は動画コンテンツを作成して広告収入を得る不労所得で、一度公開した動画が長期間にわたって収益を生み出し続けます。
チャンネル登録者数1,000人以上、年間再生時間4,000時間以上という条件を満たせば、動画に広告が表示されるようになります。
YouTube広告収入は1再生あたり0.05円〜0.5円程度が相場で、月10万円を目指すなら月間20万再生〜200万再生が必要になる計算です。
YouTubeの魅力は趣味や得意分野を活かしてコンテンツ作りができることですが、企画力や継続的な投稿が必要で、収益化まで時間がかかります。
そのため、最初は収益を期待せず、まずは視聴者に価値を提供することに集中し、長期的な視点で取り組むのが重要です。

コンテンツ販売

コンテンツ販売は自分の知識やスキルを商品化して継続的に販売する不労所得手法で、一度作成したコンテンツを繰り返し販売できる点が魅力です。

オンライン講座や電子書籍など、様々な形態でコンテンツを商品化できます。

Amazon Kindleやnoteなどのプラットフォームを活用すれば、集客から決済、商品配信まで自動化されるため運営の手間を大幅に削減できます。

1つのコンテンツを1,000円〜10,000円で販売し、月10件〜100件の販売を目指せば月10万円の収益も可能です。

コンテンツビジネスの優れているところは、在庫を持たずに済む点と、一度作成すれば追加コストなく無限に販売できることです。

また、専門知識や経験を活かしやすいため、自分の得意分野があれば比較的はじめやすいといえます。

【初心者向け】不動産投資のはじめ方を7つのSTEPで解説

診断コンテンツバナー (正方形)

不労所得で月10万円を狙う際の注意点

不労所得で月10万円を目指すなら、事前にリスクを理解しておくのが重要です。

甘い話に騙されたり、生活に支障をきたしたりしないよう、以下の注意点をしっかり把握して安全に取り組みましょう。

  • 資金管理を徹底する
  • 詐欺に注意する
  • 勤務先に副業制限がないか確認する

それぞれみていきましょう。

資金管理を徹底する

不労所得を目指す上で重要なのが、生活に必要なお金と投資資金を分けることです。

投資や不労所得の仕組みを構築するには、元本割れや損失のリスクが伴うため、生活資金まで投入してしまうと家計が圧迫される危険性があります。

なので、最初に生活費の6ヶ月分を万が一の備えとして確保し、さらに毎月の生活に必要なお金を別口座で管理してから、余剰資金で不労所得作りに取り組むのが鉄則です。

たとえば、資金管理を怠ると短期的な損失に動揺して冷静な判断ができなくなったり、生活費不足により途中で投資を中断せざるを得なくなったりする可能性があります。

そのため、資金管理を徹底して、心理的な余裕を持って不労所得作りに取り組みましょう。

詐欺に注意する

不労所得で月10万円を目指す際に、警戒すべきなのが詐欺被害で「簡単に稼げる」「確実に儲かる」などの甘い誘い文句に騙されないよう気をつけなければいけません。

オンラインサロンやスクール形式での高額商材販売、実態のない投資商品など、悪徳業者による詐欺手口は年々巧妙化しています。

「元本保証で月利10%」「リスクゼロで年利20%」など現実離れした投資話は典型的な詐欺の特徴です。

金融庁が認可した正規の金融商品でも年利5〜7%程度が上限であることを考えれば、異常に高い利回りを謳う商品がいかに危険かわかるでしょう。

怪しい投資話を持ちかけられた場合は、事業者の登録状況を金融庁のホームページで確認し、消費者庁の注意喚起情報もあわせてチェックするのが重要です。

少しでも疑問や不安がある場合は、契約や送金を控えて家族や専門家に相談してから判断しましょう。

勤務先に副業制限がないか確認する

不労所得を目指す前に、副業や兼業に関する制限がないかを事前に就業規則などで確認しておくのが重要です。

多くの企業で副業解禁の流れが進んでいるとはいえ、まだ禁止している会社も多く存在しているからです。

株式投資による配当金は「資産運用」として副業に該当しないケースが多い一方で、ブログやYouTubeからの広告収入は「事業所得」とみなされ副業扱いになる可能性があります。

もし就業規則違反が発覚した場合、減給や解雇などの処分を受ける可能性があるので、会社に直接相談するか就業規則を詳しく読み込んで確認するようにしましょう。

公務員でも株式投資をしても問題ない?法的根拠から注意点まで徹底解説

診断コンテンツバナー (正方形)

不労所得で月10万円を狙う人によくある質問

不労所得で月10万円を狙う人によくある質問は以下のとおりです。

  • 不労所得で月10万円稼ぐなら元手はいくら必要?
  • 不労所得での生活を目指すのはやめとけといわれる理由は?

それぞれみていきましょう。

不労所得で月10万円稼ぐなら元手はいくら必要?

不労所得で月10万円を安定して得るために必要な元手は、投資先の利回りによって大きく変わりますが、一般的に1,700万円〜4,000万円程度の資金が必要とされています。

年間120万円の収入を得るための元本を、利回り別に計算すると以下のようになります。

  • 年利3%の場合:約4,000万円
  • 年利5%の場合:約2,400万円
  • 年利7%の場合:約1,700万円

ただし、高い利回りを狙うほどリスクも大きくなるため、不労所得で安定して月10万円稼ぎたいなら年利3%〜5%程度で計算しておくのが現実的でしょう。

不労所得での生活を目指すのはやめとけといわれる理由は?

不労所得は魅力的にみえるにもかかわらず「やめとけ」と警告される理由は、楽して稼げるというイメージと、現実のギャップが大きいためです。

まず元手資金の負担が大きく、失敗した場合の損失が深刻な問題となります。

月10万円の不労所得を目指すなら数千万円規模の資金が必要で、元本割れが発生すれば損失は大きいです。

また「不労」という言葉に反して、実際は継続的な努力やスキルアップが必要になるケースがほとんどです。

株式投資では市場分析、不動産投資では空室対策、ブログやYouTubeでは継続的なコンテンツ作成が求められるため決して何もしなくていいわけではありません。

さらに株価下落や空室リスクなどにより、期待した収入が得られない可能性も十分にあります。

また、YouTubeやブログ運営では収益化まで1年以上かかることも珍しくなく、機材費や時間投資に見合わないケースもあります。

そのため、不労所得を目指す際は「楽して稼げる」という幻想を捨て、十分な資金準備とリスク管理、継続的な学習と努力を覚悟した上で検討するようにしましょう。

配当金だけで生活できる?その現実と成功するための注意点を初心者向けに解説

診断コンテンツバナー (正方形)

まとめ

今回は、不労所得で月10万円を得る手段と注意点について詳しく解説しました。

不労所得で月10万円の収入を実現するのは簡単ではありませんが、正しい知識と計画的な取り組みにより達成可能な目標です。

株式投資の配当金、不動産投資による家賃収入、ブログアフィリエイト、YouTube広告収入、コンテンツ販売など、それぞれの手法には異なる特徴とリスクがあります。

重要なのは、甘い話に騙されることなく資金管理を徹底して安全に取り組むことです。

不労所得は「楽して稼げる」ものではなく、事前の準備と継続的な努力が必要であると理解して、まずは小さくはじめるのが成功への近道といえるでしょう。

ぜひ本記事を参考に、計画的で安全な不労所得作りに挑戦してみてください。

サラリーマンがセミリタイアを成功させる方法!実現するための具体的なステップ

オンライン体験会バナー
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

執筆書籍はこちら!

公式Xはこちら!

公式Instagramはこちら!

この記事を書いた人

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。

家計カルテ診断
目次