副業はしないほうがいい?副業をするべきか否かの見極めポイントはコレ!

副業しないほうがいい

副業に興味があるのものの「副業はやめたほうがいい」「やっても意味がない」という話を聞き、不安になっていませんか?

実際のところ、副業はしたほうがいいのでしょうか、それともやめたほうがいいのでしょうか。

結論から言えば、ほとんどの場合、副業はしたほうがよいです。

そこで今回は、なぜ副業をした方がいいのか、どのようなケースでは副業をやめておいたほうがいいのかについて具体的に解説します。

目次

基本的に副業はしたほうがいい

最近では副業を認める会社が増え、副業を始める人も増えています。

そんな中、「自分も副業をやったほうがいいのだろうか」「やめておいたほうがいいだろうか」と悩んでいる方は多いです。

実際のところ、収入面でもキャリア面でもポジティブな影響が生まれるため、副業はやっておいたほうが良いと言えます。

本業がおろそかになるかもしれない、時間が取れないかもしれないと不安を感じるかもしれませんが、副業に取り組むとそういったマイナス面よりも大きなプラス面を感じられるでしょう。

副業しないほうがいい

引用:エン・ジャパン「ミドルに聞く「副業(パラレルキャリア)」実態調査3割が「現在、副業をしている」と回答。副業の理由、年収1000万円以上は「知見が広がる」、年収1000万円未満は「報酬」。―『ミドルの転職』ユーザーアンケート集計結果―」

実際に、副業に取り組んでいるミドル世代の5割以上が「副業が本業で役に立った」と回答しています。

具体的には、「副業で得た知見や経験を活かし、本業のお客様から信頼を得た」「副業で知り合った人が本業の顧客になった」といった理由が挙げられました。

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副業をやるべき3つの理由

副業に取り組むべき理由は、主に3つに分かれます。

  • 収入が平均70万円増える
  • 本業でも役立つスキルを磨ける
  • 新たな人脈が広がり本業に活かせる

収入面はもちろん、副業での経験が本業に良い影響を与えます。

それぞれ具体的にどのような内容か、解説します。

収入が平均70万円増える

副業しないほうがいい

引用:PR TIMES「副業の実態調査【最新版】副業している人は8.4%、2年連続で増加」

転職サービス「doda(デューダ)」の調査によると、副業によって得られる平均月間報酬は6万5,093円でした。

年収に換算すると、78万1,116円の収入アップを実現できます。

仮に年間昇給額が9000円の企業に勤めていた場合、年収を同程度上げるには8年以上の歳月が必要です。

副業を始めるだけでこれだけの収入を上げられる点は、大きなメリットでしょう。

本業でも役立つスキルを磨ける

副業を始めることで、自分のスキルを磨き本業に活かすことができます。

例えばエンジニアの方が副業を始めた場合、本業ではJavaScriptをメインとしている一方、副業でRubyを使うといったケースはよくあります。

副業でRubyについて習熟度が上がった後に本業でRubyを使う案件を担当した場合、副業をしなかった人よりもスキルが高い状態で仕事に取り組むことができるでしょう。

また、本業とは別の職種にした場合でもスキルを活かすことができます。

例えば本業がネイリストの方が副業でSNSマーケターを始めた場合、各SNSのアルゴリズムやバズるコンテンツの作り方を学ぶことで、本業のネイルサロンのSNSアカウントを作成し運用できるようになるといった事例もあります。

新たな人脈が広がり本業に活かせる

副業を始めることで、人脈を広げられ本業に活かせることがあります。

例えば本業で不動産仲介会社に勤めている方が副業で家事代行をした場合、代行先の顧客が引っ越すタイミングで、本業の会社で新しい物件を紹介するといったことが可能です。

また、広がるのは顧客だけではありません。

本業でトラブルがあり「こういった職種の人に相談したいがツテがない」という時に、副業で人脈を広げていたおかげで特定の方を紹介いただけるといったこともあります。

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副業をしないほうがいい人の特徴5選

基本的には副業をしたほうがよいものの、場合によってはしないほうがおすすめというケースもあります。

具体的には、以下の5つに当てはまる方は避けた方がよいでしょう。

  • 本業の会社で副業が禁止されている人
  • 本業の仕事が忙しすぎる人
  • 金銭的な余裕がある人
  • 副業を始める明確な理由がない人
  • セルフマネジメントが極度に苦手な人

それぞれについて、理由を解説します。

本業の会社で副業が禁止されている人

そもそも本業の会社で副業が禁止されている方には、副業をおすすめできません。

「こっそりやればわからないのでは」と思うかもしれませんが、副業で収入を得ることで住民税が増加してバレてしまいます。

住民税の問題をクリアできても、本業と似ている職種で副業を始めると、業界同士のつながりで「あの人、あの会社に勤めていたのでは?」と判明することもあります。

最悪の場合、懲戒処分の対象になる可能性があるため、会社で禁止されている場合は副業への取り組みは避けましょう。

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本業の仕事が忙しすぎる人

本業が忙しすぎる人も、副業には向いていません。

副業を始めてタスクを増やすのではなく、まずは本業の仕事を整理して健康的に暮らすことを目標にしましょう。

とはいえ、働いている以上はほとんどの方が「忙しい」と感じるかもしれません。

「副業をするには忙しすぎる」の目安として、「長時間労働のせいで睡眠時間が不足している」「家族や友人と過ごす時間や、趣味の時間がほとんど取れていない」といった基準が考えられます。

これらに当てはまらない程度の忙しされあれば、ぜひ副業にチャレンジしてみてください。

金銭的な余裕がある人

多くの場合、副業を始めるきっかけは金銭的な理由です。

「将来のために貯蓄したい」「趣味に使えるお金を増やしたい」「もっと広い部屋に住みたい」などが考えられます。

そのため、すでに金銭的な余裕があり「これ以上は収入を増やさなくてもよい」と考えている方は、副業を始めてもモチベーションが続かないかもしれません。

ただし「今の収入で問題なく生活しているが、夢のためにもっとお金を貯めたい」といった具体的な目標がある方や、「収入も増やしたいが、自分のキャリアアップのために副業でスキルを磨きたい」といった方にはおすすめできます。

副業を始める明確な理由がない人

副業を始める理由が「なんとなく」では、長続きしません。

副業によって自分の時間が減ったり思ったように収入が得られなかったりと壁にぶつかったとき「自分には向いていなかった」「もういいや」と諦めてしまいます。

こういった失敗を避けるには、最初に「なぜ副業を始めたいのか」を考えることが大切です。

「副業を始めた自分がどのようになっていたいのか」という理想像を検討してみてください。

上手く思い浮かばない場合は、今我慢していることから逆算する方法がおすすめです。

「本当は年に3回旅行に行きたいが、1回しか行けない」「仕事でもっと上流工程の業務を担当したいが、実力が足りずできない」といった状況から、いくらのお金が必要か、どんなスキルが必要か考えてみましょう。

セルフマネジメントが極度に苦手な人

副業しないほうがいい

本業とは別に仕事を始めるとなると、毎日の時間配分を適切にしなくてはなりません。

これが上手くいかないと、本業がおろそかになったり、体調を崩してしまったりします。

そのため、セルフマネジメントが極度に苦手な方には難しいでしょう。

また、副業はフリーランスとして請け負うことが多いため、仕事の管理も自分自身で行う必要があります。

セルフマネジメントをできるようにするためには、タスクの優先順位をつけられるようにしましょう。

また、自分にあったストレスの発散方法をいくつか持っておくことも大切です。

さらに、目の前にことにやみくもに取り組むのではなく具体的な目標を作ることで、しっかりと管理できるようになります。

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副業をしないほうがいいと言われる3つの理由

副業には多くのメリットがありますが、一方で「しないほうがいい」と言われることもあります。

その理由は、主に以下の3つです。

  • 本業の仕事に悪影響が出る
  • プライベートの時間が取れなくなる
  • 体調を崩してしまう

それぞれについて、詳しく解説します。

本業の仕事に悪影響が出る

副業を始めることで、本業に悪影響が出ることがあります。

最たる例は、本来は副業が禁止されているのに始めてしまい、処分を受けるケースです。

他にも、副業が忙しくなって本業がおろそかになったり、副業でストレスがたまって本業に集中できなくなったりすることもあります。

一番大切なことは、「本業第一」という姿勢を保つことです。

副業が上手くいってどんどん手を広げたくなったり、上手くいかずに時間がかかってしまったりすることもありますが、常に「このまま続けても本業に集中できるか」「体調を崩さないか」と自分に問いかけながら取り組んでください。

また、本業の会社で副業が禁止されているのであればこっそり始めるのはやめましょう。

プライベートの時間が取れなくなる

副業を始めると、プライベートの時間はどうしても少なくなってしまいます。

特に初めのうちは案件獲得の仕方もわからず、無駄に稼働時間が長引いてしまうことも多いです。

案件が獲れても慣れるまでに時間がかかり、思ったように自分の時間を確保できないことも多いでしょう。

こういったケースは、副業の仕事をこなすにつれて改善していきます。

顧客からリピートが得られれば営業にかける時間は減りますし、仕事の要領をつかんで時間効率が高まるためです。

体調を崩してしまう

副業を始めて体調を崩してしまう方は珍しくありません。

特に初めのうちはやる気が高まっているため、空回りしてしまうこともあるでしょう。

体調不良を避けるには、基本的なことですが睡眠時間の確保が重要です。

「平日は7時間、休日は8時間」など目標を決め、それを下回らないようにしましょう。

また、定期的にストレスを発散することも必要です。

散歩や友人との会合など、「自分はどうすればストレスが減るのか」を理解して、メンタルの疲れを取るための方法をいくつか持っておいてください。

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自分に副業が向いているか見極めるためのポイント

自分に副業が向いているかどうか、最終的な決断を下すには以下の3つがポイントとなります。

  • 事前に時間配分を考えられる
  • 明確な目標を決められる
  • 本業や体調を優先できる

具体的な内容を、解説していきます。

事前に時間配分を考えられる

本業をおろそかにせずプライベートも犠牲にすることなく副業に取り組むには、時間配分が極めて重要です。

「とりあえずやってみよう」「余った時間でやってみよう」という曖昧な考えでは、途中で限界が来てしまいます。

24時間から睡眠時間や本業の時間、食事の時間などを差し引き、どのくらい副業にあてられるか検討してください。

もちろんやってみなくてはわからない部分もありますが、事前にある程度の配分ができた時点で、副業に対する適正はあると言えます。

明確な目標を決められる

副業しないほうがいい

まず、なぜ副業を始めるのかを考えてみましょう。

「みんながやっているから」「将来がなんとなく不安だから」などは、理由として曖昧です。

「趣味のダイビングを我慢しているから、思い切り楽しむため年収を100万円伸ばしたい」「会社勤めが向いていないから、扱えるプログラミング言語を増やして独立したい」など考えてみてください。

具体的な悩みや理想像から、副業で達成したい目標を考えられれば副業に向いているといえます。

本業や体調を優先できる

副業を始めるとモチベーションが上がり、仕事が楽しくなることも多いです。

自分が取り組んだ分だけ収入も増えるので、「もっと案件がほしい」と前のめりになる方もいます。

しかし、副業のせいで本業がおろそかになったり体調を崩したりしては本末転倒です。

時間の管理や体調管理がしっかりできる方の方が、副業に向いているでしょう。

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まとめ

今回は、副業をしたほうがいいのか、しないほうがいいのかについて解説しました。

一部の条件に当てはまる方は副業に向いていないこともあります。

しかし基本的には、収入面からもキャリア面からも、副業は非常におすすめです。

本業にポジティブな影響を与えたり、自己実現できたりといったメリットがあります。

自分自身は副業に取り組んだ方がよいか、ぜひ前向きに検討してみてください。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。

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