副業で不動産投資をするリスクとは?

「サラリーマンだけど、副業で不動産投資ができるってホント?」

「不動産投資をしてみたいけれど何となく怖い…リスクは無いの?」

政府が会社員の副業を推奨するなど、副業をする人が増えているなか、副業として根強い人気を誇るのが「不動産投資」です。

サラリーマンや主婦が不動産投資で成功し、テレビや雑誌で華やかに紹介されているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

書店に行けば、副業として不動産投資を勧める本が、ずらっと本棚に並んでいます。

ただし不動産投資にはリスクもあるため、安易に始めると取り返しのつかない損失を抱えてしまうこともあり注意が必要です。

そこで今回は、副業で不動産投資をするリスクについて解説します。

初心者は株式投資・FX・不動産投資のどれをはじめるべき?

目次

副業での不動産投資とは

副業とは、本業以外の仕事で収入を得ることです。

働き方改革の一環で、政府は会社員の副業を推奨しており、サラリーマンが副業をすることも珍しくなくなってきています。

テイクアウトの料理を自転車で届けたり、得意なイラストを描いて売るなど、副業にさまざまな仕事があります。

なかでも副業として根強い人気があるのが「不動産投資」です。

不動産投資とは

不動産投資とは、不動産を購入して入居者に貸し出し、家賃収入を得る投資のことです。

かんたんに言えば「アパートやマンションの大家さんになること」ですね。

また購入した物件をより高い値段で売却して、売却益を得るのも不動産投資です。

家賃収入は「インカムゲイン」と呼ばれ、長期的な収入が期待できますが、短期的に大きな利益を得ることは難しいという特徴があります。

不動産を売却して得る利益は「キャピタルゲイン」と呼ばれ、インカムゲインのように長期的な収入ではないものの、短期間で大きな利益を期待できる場合もあります。

投資対象となる不動産の種類は、ファミリーが主なターゲットとなる「戸建て物件」のほか、アパートやマンションを一棟丸ごと購入する「一棟投資」や、マンションを1部屋単位で購入する「区分マンション」など多岐にわたります。

不動産投資のメリット

不動産投資は、安定した副収入を得られることが大きなメリットです。

入居者がいれば毎月の家賃収入を継続的に受け取ることができるので、老後の資産形成として投資する人も少なくありません。

適切な物件を購入し、管理会社に管理をお任せすれば、忙しいサラリーマンでも不動産投資を手がけることが可能です。

不動産収入は「不労収入」と呼ばれることもあるほど、大きな労力をかけずとも安定した収入を得ることができるため、副業として根強い人気があるのですね。

また不動産投資の場合は「不動産投資ローン」を利用して、手元資金が少ない人でも投資を始めることができる点も見逃せません。

ローン返済には家賃収入を充てることができるので、不動産投資は「他人のお金で資産を増やせる」と言われることもあります。

【初心者向け】資産運用の正しい勉強方法!何から勉強するべきか徹底解説

副業で不動産投資をするリスク

いっぽう副業で不動産投資をする場合、さまざまなリスクもあります。

投資額が大きい

不動産投資の最大のリスクは、投資額が大きいことです。

「不動産投資」というと、何となく真面目で堅実そうなイメージがあるかもしれません。

しかし実は投資額が大きい分、失敗したときのリスクも大きい、ハイリスクな投資なのです。

数千万円規模の投資が必要になる場合も多く、自己資金では足りずローンを組む人も少なくありません。

その場合は「ローン返済」も抱えることとなり、ハイリスクな投資となってしまいます。

空室リスク

不動産投資で大きなリスクとなるのが「空室リスク」です。

「物件のオーナーになって不労所得を」と夢見る人は、自分の物件が常に満室状態で家賃収入が入ってくると想像してしまいがちです。

しかし必ずしも満室となるとは限らず、入居者が見つからず空室のままでは、家賃収入はゼロになってしまいます。

しかもローンの返済中であれば、家賃収入がないのにローンの返済だけが発生してしまうことになります。

特に立地が悪かったり、築年数が古い物件は空室になるリスクが高いので、物件選びには細心の注意が必要となるでしょう。

滞納リスク(入居者トラブル)

さらに入居者がいても、入居者が家賃を滞納するというケースも少なくありません。

忘れているだけなら、催促すればすぐに払ってもらえるかもしれません。

しかし経済的に払えないといった場合はトラブルに発展することも多く、オーナーは精神的なストレスも強いられます。

しかも会計上は滞納された家賃にも税金の支払いが発生するため、実際に家賃が支払われていなくても課税対象となってしまうのです。

さらに家賃の滞納以外にも、入居者が無断でペットを飼育したり、勝手に友人と同居するなど契約した入居人数をオーバーして住んでいたり、騒音や悪臭の問題で隣人とトラブルになるなど、入居者トラブルは挙げればきりがありません。

多くの物件を保有するほど関わる入居者の数も増え、入居者トラブルは避けて通れないリスクだといえるでしょう。

売却リスク

不動産は「売却したい」と思っても、すぐに売れるとは限りません。

一般的に、売りに出してから現金化されるまで、3か月から6か月程度は見ておく必要があるでしょう。

また不動産の売却時に、購入時よりも値下がりしていて損失が生じる場合もあります。

「お金が必要になったら不動産を売却すればいいや」と考えていても、いざ急にお金が必要な時に不動産を買ってくれる人が見つからず、現金が用意できないというケースもあるので注意しましょう。

まとめ

今回は副業で不動産投資をするリスクについて解説しました。

不動産投資は、サラリーマンや主婦など仕事が忙しい人でも、副業として不労所得が得られるとして、根強い人気があります。

しかし不動産投資を始めるには多額の初期費用がかかり、物件を購入してからも空室リスクや滞納リスク、売却リスクなどさまざまなリスクが発生する可能性があります。

気軽に始めてみたものの、気が付けば多額のローン返済でどうしようもなくなってしまった…というケースも少なくありません。

「副業はしてみたいけれど、不動産投資はちょっとハードルが高そう…」

「ローンを抱えるのってなんだか不安…」

そんな風に思われた方も、多いのではないでしょうか。

そこで、副業で稼ぎたいと考える多くの人から選ばれているのが「株式投資」です。

ぜひ株式投資も検討してみてくださいね。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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