FXで資産形成をしたい方にとって、絶対に知っておいてほしい手法があります。
それが、スキャルピングです。
今回は、FXのスキャルピングとは何か、なぜ資産形成ができるのかについて解説します。
FXのレバレッジとは
スキャルピングを理解するためには、まずレバレッジについて基本的な部分を学んでおきましょう。
レバレッジ取引とは、通常の現物取引と比べt、少ない元手で大きな金額の売買ができる仕組みです。
最大25倍まで資金効率を高められ、倍率を上げれば上げるほど大きなリターンを狙えるようになり、上手くいけば数千円から始めて数百万円も儲けられるようになります。
一方で、大きな損失を出すリスクがある点がデメリットです。
資金効率を高められる反面、損失も大きくなりやすいので注意しましょう。
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FXのスキャルピングで資産形成ができる理由
スキャルピングは、数秒から数分という短時間で売買を繰り返し、利益を積み重ねていく手法です。
レバレッジを効かせることで、一度の取引でより大きな利益を狙えるようになります。
このスキャルピングを実践することでなぜ資産形成ができるのか、具体的に解説をします。
効率よく取引できる
スキャルピングで取引して得た利益は新しい証拠金となり、さらにレバレッジをかけた取引ができるようになります。
これにより、一般的な長期取引に比べて資金効率が高い点が強みです。
短期間で豊富な経験を積める
スキャルピングは数秒から数分で取引が完了するため、1日に何度も売買ができます。
繰り返すうちに、どうしたら利益が最大化できるか、どうしたら損失を抑えられるかを理解できるようになりますし、取引が終わった後に分析することで勝率が上がっていきます。
投資初心者のうちはとにかくしっかり経験を積むことが大切なので、実践を通じて何度も取引ができるのはメリットでしょう。
だんだんとコツをつかめるようになり、資産形成をするための実力が身につきます。
価格変動のリスクを抑えられる
スキャルピングは保有期間が非常に短いため、大きな価格変動に巻き込まれるリスクが小さいです。
自分の予測と異なる方向に上昇・下落して損失が発生するといったことを避けやすく、例えば「寝ている間に大きなニュースがあって暴落している」などの失敗が起きません。
FXでスキャルピングを行う際の注意点
FXでスキャルピングを行う際には、注意しなくてはならないこともあります。
スキャルピングを通じて資産を形成するために、気を付けましょう。
スキャルピングを認めている会社を選ぶ
スキャルピングは、FX業者によって禁止されていることがあります。
というのも、サーバーへの負担が大きく処理が追い付かなく可能性があるからです。
ルールを無視して短期間での取引を繰り返すと、口座凍結につながるので注意してください。
スキャルピングに必要な指標を把握する
スキャルピングを実践する際、テクニカル分析を行うことで優位性の高いエントリーポイントを見つけやすくなります。
特におすすめの指標が、トレンドラインです。
これはチャートの安値と高値をそれぞれ結んだ直線で、基本となる指標だと言えます。
また、移動平均線を見ることでゴールデンクロスやデッドクロスの発生を見極められるでしょう。
ほかにも、ボリンジャーバンドやMACD、RSIなどに注目しましょう。
初心者の方は一度にこれらすべてをチェックすることは難しいため、まずはトレンドラインと移動平均線から始めることをおすすめします。
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ロスカットと逆指値を理解する
ロスカットとは、口座内の残高が一定まで減ると自動的にポジションを決済することです。
損失が確定すること、ポジションを手放すのでその後上昇しても利益を出せないことがポイントとなります。
レバレッジをかけていれば損失も大きくなるため、注意が必要です。
逆指値とはストップオーダーとも呼ばれ、その時の為替より不利なレートで発注することです。
逆指値の機能を活用することで、大きな値動きがあっても設定した値幅の中で損切できます。
ロスカットで大きな損失を出すよりも被害を抑えられるため、活用しましょう。
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コツコツ小さな利益を出すよう心掛ける
スキャルピングは、小さい利益を繰り返すことで少しずつ大きな利益を目指す手法です。
レバレッジをかければ一気に大きな利益を得ることも可能ですが、最初のうちはあまり大きなレバレッジをかけず、少額でコツコツ取引することを心がけてください。
一気に儲ける可能性がある取引は、一気に大損失を出すリスクもあります。
十分な経験をするまでには危険な賭けをせず、着実に増やすようにしましょう。
また、スキャルピングでは1度の取引で狙う利益幅が小さい分、スプレッドが大きいと不利になります。
可能な限りスプレッドが狭いFX業者を選ぶと有利に取引を進められるでしょう。
まとめ
今回は、FXのスキャルピングについて解説しました。
スキャルピングは短期間での取引を繰り返して、少しずつ利益を出す手法です。
レバレッジをかけて一気に大きな利益を出すよりも、じわじわコツコツと増やしていくイメージで取り組んだ方が、リスクをおさえてより安全に資産形成ができます。
これからスキャルピングを実践する方は、ぜひ参考にしてください。

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。