新NISAで元本割れする確率は0%?原因と回避方法を徹底解説

NISA、興味はあるけれど元本割れが怖い…と悩んではいませんか?

投資に怖いイメージがあるのは、この元本割れがあるから。

せっかく投資をしても、100万円が50万円になるのは避けたいですよね。

投資の利益を非課税にしてくれる新NISA、残念ながら損失を0にしてくれるわけではありません。

きちんと投資と新NISAについて理解しなければ、元本割れを避けることはできないのです。

とはいえ、なんと10年以上の長期運用であれば、元本割れのリスクは0%という調査結果があります。

そこで今回は、新NISAで元本割れする確率から、元本割れの原因や対処方法まで徹底解説。

アジア最大の投資塾「株塾」の運営者である私たちが、投資のプロとして新NISAと元本割れの関係についてお伝えします。

NISAで元本割れしないか不安な方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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目次

NISAには元本割れのリスクがある

新NISAには、元本割れのリスクがあります。

あくまでも投資で得た利益を非課税にする制度が新NISAですから、投資で損失を出してしまえば、資金は減ってしまうのです。

投資をやる以上、元本割れのリスクがついて回るわけですね。

とはいえ、10年以上の長期で投資する場合は、元本割れの可能性が0%という調査結果もあります。

新NISAでの元本割れを避けたい方は、長期運用がオススメです。

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元本割れ=投資額を下回る

元本割れとは、投資額を下回ってしまう状態のことを指します。

元本割れ

例えば10万円を投資して、7万円しか返ってこなかったら損をしていますよね。

投資額よりも減ってしまえば、元本割れというわけです。

短期では元本割れの可能性は0にならない

短期間で投資をやる場合、元本割れのリスクは0にはなりません。

株式投資をやるとして、どうにか元本割れの可能性を0にしようとしても、不可能なのです。

元本割れの可能性が0にならないのは、投資する商品が値動きしているからです。

nisa.元本割れ,値動き未知数

明日上がる可能性もあれば、下がる可能性もある。

どちらにも動く以上、元本割れするリスクはあるわけですね。

ほとんどの金融商品で元本割れのリスクはあるもの

投資をする場合、ほとんどの金融商品で元本割れのリスクはあるものです。

元本割れしない金融商品といえば預貯金ですが、これを投資として活用している人は多くないでしょう。

金利0.002%ですから、100万円投資しても1年で200円しか利益は発生しません。

株はもちろん、投資信託でも元本割れする可能性はあるのです。

さらに言うなら、投資した瞬間は元本割れスタートである可能性も高いのが現実。

取引の際の手数料が引かれるわけですから、買った瞬間から急上昇中という銘柄でない限り、元本割れは起こりうるものなのです。

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 NISAで元本割れする確率

実際のところ、新NISAで元本割れする確率はどのくらいなのでしょうか。

結論、1年間運用した場合は27%、10年間運用した場合は0%です。

それぞれ詳しく解説していきます。

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100万円を1年間運用した場合27

100万円1年間運用,結果

引用:GPIF「長期分散投資の効果」

GPIFの調査によると、100万円で1年間投資した場合、元本割れをした割合は27%でした。

なお、投資先は国内債券・国内株式・外国債券・外国株式の4つに25%ずつ投資している状況です。

実施するタイミングによっては、大きく損失を出している年もあることがわかります。

100万円を10年間運用した場合0

100万円10年間運用,結果

引用:GPIF「長期分散投資の効果」

GPIFの調査によると、100万円を10年間運用した場合、元本割れした割合は0%でした。

利益が少ない年はあるものの、元本割れした年がないというのは驚きですよね。

短期間ではなく、長期間運用することが、元本割れのリスクを下げていることがわかります。

長期運用によって元本割れの確率は下がる

長期運用することで、元本割れの確率は下がります。

金融庁のデータにも、長期運用することで元本割れの確率が0%になった結果があるのです。

金融庁,元本割れデータ

引用:金融庁「はじめてみよう!NISA早わかりガイドブック」

あくまでもシミュレーションとはいえ、長期投資によって元本割れするケースが0という事実は覚えておきたいですね。

また長期投資には、複利効果という大きなメリットも。

投資で得た利益をさらに元本にプラスして運用していくことで、効率よく投資ができるのです。

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NISAで元本割れしたくないなら長期積立10年以上で投資

新NISAで元本割れしたくないなら、長期積立10年以上で投資しましょう。

長期で少しずつ積み立てていくことで、着実に利益を積み重ねていきます。

10年以上の長期運用であれば、元本割れする確率は0%という調査結果がありますから、かなりリスクを抑えられますね。

もちろん、どこに積み立てるのかがもっとも重要です。

長期で価格が上がる銘柄を探す必要がありますから、長期積立で人気を集めている銘柄をチェックしてみましょう。

NISAの対象商品かは必ず確認しておいてくださいね。

投資先は分散させる

長期で投資をする場合は、投資先を分散させましょう。

投資先が一つしかないことで、元本割れする可能性が高くなります。

一つの銘柄が大暴落したときに、他の投資先でカバーすることができなくなるからです。

銘柄の分散だけでなく、購入タイミングをずらす「時間の分散」も意識したいところ。

また日本だけでなく海外にも投資する「地域の分散」も有効ですね。

そもそも投資信託自体、複数の銘柄に一度に投資できる、分散投資の一種です。

元本割れを避けるためにも、リスクは分散していきましょう。

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短期で投資をするなら勉強必須

短期で投資をするなら、勉強は必須です。

短期間投資で利益を出すためには、トレード回数が多くなるため、いかに勝ちを何回も再現できるかが重要になります。

損失を避けるためにはどこに注意すればいいのか、どの銘柄に投資すればいいのか、勉強すべき内容は山ほどあるのです。

毎日チャートと向き合う、経済新聞を読むなど、勉強方法は人それぞれ。

勉強せずに投資で利益を出せたとしてもそれはただ運が良かったにすぎません。

長続きはしないですから、きちんと勉強することを覚えておいてくださいね。

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自分に合ったスタイルで運用することが重要

自分に合ったスタイルで運用することも重要です。

長期投資であればリスクが低いとはいえ、我慢できずに損が出るタイミングで売ってしまう人もいます。

短期投資では損ばかりだった人が、長期投資では利益が出ることもあるのです。

自分に合っているかどうかはやってみなければわかりません。

まずは少額から、自分に取って合う投資スタイルは何なのか、探ってみましょう。

自分に合ったスタイルを見つけたら、あとは技術を磨いていくだけですよ。

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NISAで元本割れしてしまったときの対処法

新NISAで元本割れしてしまったときはどうすればいいのでしょうか。

元本割れの対処法をまとめました。

ポイントは、元本割れしても冷静さを失わないことですよ。

長期積立なら気にせず続ける

10年単位での長期積立投資であれば、元本割れしても気にせず続けていきましょう。

10年以上投資した場合の元本割れする確率は0%なのです。

周りの声に左右されず、投資を続けるようにしましょう。

下手に元本割れしたタイミングでやめてしまうのは勿体ないですよ。

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元本割れした理由が明らかなら損切りを検討する

元本割れした理由が明らかなら、損切りを検討しましょう。

10年以上の長期投資で元本割れのリスクが0になるのは、複数の投資先に分散投資しているからこそです。

「そもそも一つの銘柄にしか投資していない」「何年も持っているけどすべて同じ業界の銘柄で下がる一方」など、銘柄選びを間違えている可能性があります。

さらに価格が下がってしまうまえに、他の銘柄に投資先を変更してください。

【初心者向け】損切り(ロスカット)のルールを解説します。

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まとめ

NISAで元本割れする可能性は0ではありません。

せっかく新NISAで非課税の恩恵を受けられるとしても、利益が出ないのでは意味がないですよね。

まず投資についてきちんと勉強し、利益を出すまでの道筋を立ててみましょう。

とにかくリスクを抑えたい人は、10年以上の長期投資がオススメ。

元本割れを避けつつ、利益を積み重ねていけますよ。

短期で大きな利益を狙いたいのであれば、リスクを抑えるためにも、勉強と練習を繰り返して、技術を磨いていってくださいね。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

これまで10以上のメディア運営に従事。現在は自身も株塾で学びつつ、毎日コンテンツ作成をし続ける。

あらゆるジャンルで編集者として活動してきた経験を活かし、初心者から上級者まで役立つ記事を作成。

情報をわかりやすく、魅力的にお届けすることがモッ

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