新NISAが向いていない人の特徴とは?投資に失敗しないための5つのポイント

あなたは今、新NISAを始めるべきかどうか悩んでいますか?

NISAに向いてない人もいるのではないか、どんな人が向いていないのか、始める前に知っておけると安心ですよね。

便利な制度として広まっている新NISAですが、誰でも今すぐ始めるべきかといえばそうではありません。

向いている人もいれば、新NISAに向いてない人もいるのです。

間違った選択をすれば、利益を得るどころか損失を抱えてしまう可能性もあります。

そこで今回は、新NISAに向いてない人はどんな人なのかを徹底解説。

塾生3,000人以上を誇る投資塾「株塾」を運営する私たちが、投資のプロとして、新NISAをオススメできない人の特徴をお伝えします。

これから新NISAを始めようか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。

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目次

NISAに向いてない人はそもそもいる?

結論、新NISAに向いてない人はいません。

そもそも投資で得た利益を非課税にしてくれるのが新NISAです。

NISA,向いてない人,対象

NISAはあくまでも制度ですから、「向いている・向いていない」ではなく「対象か対象外か」というわけですね。

例えばコロナの助成金も制度の一つですが、「助成金を受け取るのに向いているか」ではなく、対象かどうかで使えるかどうかがわかるもの。

ちなみに、新NISAの対象は「日本に住んでいる18歳以上の人」です。

多くの人が新NISAの対象になりますね。

NISAでは、非課税になる分、投資で得られる利益が増えるわけですから、新NISAを始めるだけなら損はありません。

損をするとしたら、実際に投資をして損失が発生したときです。

この損失は新NISAではなく、自分のトレードが原因ですから、「新NISAに向いていなかった…」ではなく「投資に向いていなかった…」のほうが近いですね。

ここからは、「新NISAで投資をするのに向いてない人」として解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

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新NISAに向いてない人①絶対に元本割れしたくない人

絶対に元本割れしたくない人は、新NISAには向いていません。

NISAは非課税で投資ができるお得な制度です。

あくまでも非課税になるだけであり、投資をしている以上、元本割れをする可能性はあります。

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元本割れのリスクは基本ある

NISAでも、元本割れのリスクはあります。

とはいえ、ほとんどの投資に元本割れのリスクはあるもの。

個別株はもちろん、投資信託にも元本割れのリスクはあります。

10万円で投資をした結果、それが0円になる可能性は0ではないのです。

例えば、人気の高い投資信託「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」で考えてみましょう。

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2020/02/20の時点では、12,216円だった価格が、2020/03/24には8,102円になっています。

もしこのタイミングで投資していれば、100万円が66万円になるわけですね。

大きく元本割れしている状況です。

値動きする商品に投資する以上、常に元本割れのリスクはついてまわると覚えておきましょう。

ちなみに、2024/6/13時点では価格は25,673円です。

もし2020年から持ち続けていれば、100万円は210万円になっているわけですね。

リスクがある分、リターンも大きいということです。

元本割れなし=利益少ない

元本割れしない商品もありますが、その分利益も少なくなります。

例えば、銀行の預貯金は原則元本保証となっています。

しかし、大手銀行の普通預金金利は0.020%ほど。

100万円を1年間預けても、200円しか利益は発生しないのです。

元本保証とはいえ、資産運用の手段としてはあまり役立てられない利益ですよね。

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NISAに向いてない人②投資に対して知識・経験が0な人

投資に対して知識・経験が0な人も、新NISAには向いていないです。

NISAは制度であり、実際に投資をするのは自分自身。

いくら非課税にしてくれたとしても、そもそも利益を出せなければ意味がないですよね。

よくわからずに投資をしてしまえば、大きな損失を抱えてしまう危険は高いです。

知識・経験0のまま始めるのは危険

知識・経験0のまま投資を始めるのはやめましょう。

投資で利益を得ていくためには、商品の値動きがどうなるか予測を立てる必要があります。

予想の立て方もわからないまま投資してしまうのは、ギャンブルと同じです。

NISAを始めるなら、投資について勉強してから始めるようにしてくださいね。

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損をしたときに理由がわからず改善できない人は向いてない

実際に投資をしたときに、利益を得るときもあれば損をすることもあります。

どちらの結果にしても、必ずなぜそうなったのかを振り返り、分析することが重要です。

特に損をしてしまったときに、理由がわからないままの人は、投資に向いていません。

自分のトレードを日々改善していかなければ、利益を積み重ねていくことはできないのです。

投資が向いていないのであれば、新NISAを始めても意味がないですよね。

とはいえ、そもそも投資を勉強しつつ、自分のトレードをきちんと振り返ればいい話。

努力次第で利益は狙いに行けますよ。

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NISAに向いてない人③資金に余裕がない人

資金に余裕がない人も、新NISAには向いていません。

資金に余裕がない状態で投資を始めてしまうと、損失が発生したときに取り返しがつかなくなってしまいます。

NISAは非課税で投資ができるものの、資金面で助けてくれるわけではありません。

投資に必要な資金は、自分で用意する必要があります。

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人生に関わるお金を大きく3つにわけると、「日常で使うお金」「万が一に備えるお金」「使う予定のないお金」に分けられます。

投資はこの「使う予定のないお金」でやりましょう。

生活を守るためにも、「生活費の36か月」は万が一に備えるお金として確保しておきたいところ。

確保できないのであれば、新NISAは向いていないといえます。

生活費を切り詰めてやるべきではない

新NISAでの投資は、生活費を切り詰めてまでやるべきではありません。

もし投資に失敗してしまったときに、取り返しがつく状態にはしておきましょう。

場合によっては、投資でなんとか取り返そうとして借金を繰り返してしまうケースもあります。

資産がない状態では、冷静な判断もできなくなってしまうもの。

投資の勝率はより悪くなり、負のループに陥ってしまいますよ。

資金に余裕がないならまず節約から始めよう

資金に余裕がないのであれば、まずは節約から始めましょう。

お金を確保する近道は、まず出費を抑えるところからです。

自分自身が使っているお金がいくらなのか、どれくらい節約の余地があるのか確認してみてください。

特に毎月かかる固定費は、節約できる大きな要素。

NISAを始める前に、自身の生活を見直してみましょう。

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NISAに向いてない人④投資の勉強をする気がない人

投資の勉強をする気がない人も、新NISAには向いていないといえます。

なぜなら、投資で利益を積み重ねていくためには、勉強が必須だからです。

利益だけでなく損失を出し続けるのであれば、投資をしないほうが賢明ですよね。

勉強する気がないのであれば、新NISAにも手を出さないほうがいいでしょう。

投資には勉強が必須

投資には勉強が必須です。

何回もトレードを重ねていくわけですから、いかに利益を出した勝利を再現するかが重要となります。

なぜ勝てたのか、どうして負けたのか、その原因をしっかりと分析し改善していかなければならないのです。

分析するためには、投資について勉強をして、技術を磨いていく必要があるわけですね。

勉強し続けることで利益を積み重ねていける

何もせずに利益を積み重ねている状態は、「ただ運が良い」状態です。

運の良さは、ずっと続くわけではないですよね。

利益を積み重ねていくためには、トレードでの勝率を上げていく必要があります。

勉強をし続けることで、その勝率を少しでも上げられるようになるのです。

もちろん勉強にはさまざまな方法があります。

本や動画で勉強する、毎日チャートと向き合っている、ひとそれぞれの勉強スタイルがあります。

重要なのは、そんな勉強を続けることですよ。

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NISAに向いてない人⑤新NISA対象外の商品に投資したい人

新NISA対象外の商品に投資したい人も、新NISAには向いていないです。

どんな商品でも非課税になるわけではなく、決められた銘柄しか対象にはなっていません。

新NISA,基本情報

投資したい商品が新NISA対象外であれば、新NISAを使っても意味がないですよね。

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新NISAは何でも投資OKではない

新NISAは、何でも非課税にしてくれるわけではありません。

投資信託でいえば、約1,900ほどの銘柄が対象になっています。

また国内株式や外国株式も対象ですから、幅広い銘柄で新NISAの恩恵を受けられるといっていいでしょう。

ただ、すべての商品ではない点に注意が必要なのです。

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新NISA対象外の商品一覧

新NISA対象外の商品を一部ピックアップしました。

  • 上場インデックスファンド日経レバレッジ指数(1358)
  • 上場インデックスファンドS&P500先物インバース(2240)

新NISAの対象外となる銘柄の条件は下記の通り。

  • 整理・監理銘柄
  • 信託期間20年未満
  • 毎月分配型
  • デリバティブ取引

整理・監理銘柄とは、上場廃止が決定したもしくは、上場廃止基準に当たる恐れがある銘柄のことです。

他の条件について共通しているのは、長期投資に適しているかどうか。

またリスクが高すぎるものも除外されています。

短期間で大きなリターンを得たい場合は、新NISA対象外となる可能性が高くなるわけですね。

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まとめ

NISAには向いてない人もいます。

誰にでもオススメできるわけではなく、場合によっては手を出さないほうがいい場合もあるでしょう。

一方で、投資について勉強し、利益を積み重ねていける人には助けとなる制度です。

せっかく得た利益が、課税によって減ってしまうのは悲しいですよね。

新NISAであれば、非課税で投資ができますから、利益を減らさずに済みます。

自分に合っているかどうか、よく検討したうえで活用するかを決めてくださいね。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

これまで10以上のメディア運営に従事。現在は自身も株塾で学びつつ、毎日コンテンツ作成をし続ける。

あらゆるジャンルで編集者として活動してきた経験を活かし、初心者から上級者まで役立つ記事を作成。

情報をわかりやすく、魅力的にお届けすることがモッ

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