専業投資家への道はいつ考えるべき?株で成功し始めたら検討するタイミング

専業投資家への道はいつ考えるべき?株で成功し始めたら検討するタイミング

株式投資を行っている人の多くが、一度は専業投資家を夢見たことがあるのではないでしょうか。

専業投資家として稼ぐことができれば、会社の給料よりもたくさんのお金を稼ぎ自分のペースでトレードができるため、独立をして自由になることができます。

しかし、専業投資家は決して楽な道ではなく、想像している以上に苦しく大変な道のりになる場合もあるのです。

兼業投資家から専業投資家になったとしても、上手くいかずに再就職を行う人も少なくありません。

そこで今回は、株式投資で成功し始めた兼業投資家は、専業投資家への道を簡単に考えても良いのかについて紹介をしていきます。

この記事でわかること

  • 専業投資家の大変さ
  • 兼業投資家が勝つことができているバックグラウンド
  • 専業投資家となる場合に必要なもの

株式投資は本気にならなければ稼ぐことができない?副業なら気長に行うのが一番の近道

目次

誰もが憧れる専業投資家

株式投資の利益のみで生計を立てる投資家のことを、専業投資家と呼びます。

生活費などを全てトレードによる利益でまかない、休みなども全て自由に決めることができます。

そのため、兼業投資家としてトレードを行っている人からすると「自由」という面において憧れを抱く人も多く、いつかは専業投資家になることを目標に掲げて意気込む人も多くいるでしょう。

専業投資家は、自由で稼ぎが多いイメージが付いていますが、逆を言えばトレードの利益が収入に直結するという面を持っていることを忘れてはいけません。

そこでここからは、専業投資家のメリット・デメリットについてお伝えします。

メリット:自分の技術で労働収入以上の金額を稼げる

先程もお伝えしましたが、専業投資家とは「株式投資の利益のみで生計を立てる投資家」のことです。

その対義語として、「本業で働きながら副業的に株式投資を行う人」のことを兼業投資家と言います。

専業投資家の多くは、生活が成り立つほどの利益を出し続けており、中には年間億単位の利益を出す投資家もいます。

株式投資によるトレードが主な仕事となるため、トレードをするしないは全て自分で決めることができますし、住む場所や地域、働く時間なども全て自由に決めることができるのです。

もちろん上司なども存在しないため、サラリーマンのような人間関係におけるストレスを持つことはほとんどありません。

基本的には株式市場が開催している9時~15時の間にトレードを行いますが、スイングトレードや中長期トレードを投資スタイルとしている場合であれば、常に市場に張り付いている必要もありません。

そのため、サラリーマンでは稼げないような金額を稼ぎ、様々な面において自由を得ることができる専業投資家に憧れる人は少なくないでしょう。

デメリット:稼げなければ収入はゼロ、もしくはマイナスとなることも

理想の職業でもある専業投資家ですが、実際に投資家として稼ぎ続けることは簡単なことではありません。

専業投資家は、稼ぐことができなければ収入はゼロ、もしくはマイナスとなります。

サラリーマンとして働いていれば収入が急に減少してしまう事などはほとんど無く、マイナスとなることは考えられません。

しかし、専業投資家はトレードの結果が収入となるため、トレードで月に1万円しか稼げなければその月の収入は1万円ということになります。

そのため、1回のトレードに重みがあり、失敗をすれば全て自分の責任となるので決して楽な仕事ではないとい言えます。

単に楽に見えるのは、パソコンの前で座ってトレードをしているだけに見えるためでしょう。

実際は、極限のプレッシャーの中で日々戦っているのです。

講座

株式投資で成功し始めても専業投資家の道は簡単に考えるべきではない

突然ですが、兼業投資家と専業投資家が株式投資で稼げているバックグラウンドに大きな違いがあるのはご存知でしょうか。

そこでここからは、兼業投資家が株式投資で稼げているバックグランドについてと、専業投資家を目指す際の条件について紹介をしていきます。

兼業投資家の場合、いまの会社収入があるから投資で稼げている面がある

兼業投資家が株式投資で稼げているバックグラウンドとは、毎月会社から一定の給料を得ているという安定収入があることになります。

会社からは余程の問題を起こさない限り、一定の給料を貰え、毎年給料は上がり続けます。

毎月一定の収入が必ずあると分かっているため、1回1回のトレードにおいて余裕を持って行うことができるのです。

もしも株式投資で負けたとしても会社からの収入があるため、生活に困ることなく生き続けることができます。

この安定した収入の有無が専業投資家と兼業投資家の大きな違いであり、兼業投資家は1回のトレードに全身全霊を掛ける必要なく気軽にトレードを行えているため、株式投資で稼げているという面もあります。

そのため兼業投資家から専業投資家となった人の中には、専業の稼ぎ続けなければならないというプレッシャーに耐えられず専業から兼業に戻っていく人も一定数いるのです。

無理にも専業投資家を目指さなくとも、兼業投資家として普通のサラリーマン以上稼ぐことができるだけでも、十分に余裕のある生活を送れるようになるでしょう。

専業投資家を目指すのであれば、安定させる技術と余裕ある資産が必要

兼業投資家は簡単に専業投資家を目指すべきではないと紹介をしてきましたが、株式投資で正しく稼ぐことができる技術があれば専業投資家も夢ではありません。

もし兼業投資家が専業投資家を目指すのであれば、株式投資の正しい技術を身に付けて余裕ある資産を持ち、年間で安定した利益を出せるようになるということが条件になります。

そもそも余裕のある資産が無ければ、専業投資家を続けることは難しいでしょう。

専業投資家と言えども常に勝ち続けることはできず、負け越して損失額が大きい月間もあれば勝ち越して大きく稼げる月間もあります。

つまりある程度資産がなければ、負けた月に生活が苦しくなったり、その翌月にそれまでと同様の株式数を保有できなくなる可能性が出てくるのです。

もちろん資産の量がメンタル面に与える影響もあるため、カツカツでのトレードはおススメできません。

そして最も大事な条件は、安定して利益を出し続ける技術を身に付けることです。

投資家は時に大きく勝つよりも、毎回安定して勝ち続ける投資家の方が技術があると評価されます。

それは時に大きく勝つ投資家はギャンブル性のあるトレードをしていたり、一時の流れに偶然乗ることができた結果である場合が多く、実力で稼げているわけでは無いことが多いからです。

しかし、毎回少額でも安定して勝ち続けることができる投資家は、株を売買するタイミングや値動きの方向性をきちんと把握しているのです。

株の技術を磨いている投資家は、無理に場を張ったトレードを行わず、負けることがありながらも着々と資産を増やすことができます。

他にも専業投資家となるために必要なことが存在しますが、最低限上記の条件はできて当たり前でなければなりません。

もう少し詳しい内容については株式投資の専業トレーダーになるためにはどうすればいいのかで紹介をしているので、興味がある方は参考にしてみてください。

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まとめ

  • 専業投資家は稼ぎが収入に直結するため、稼ぎ続ける必要があるので大変
  • 兼業投資家は会社からの安定収入があるため、トレードで勝つことができている
  • 専業投資家を目指す場合には、余裕ある資産と安定して勝つための技術が必要

いかがでしたでしょうか。

夢がある専業投資家ですが、決して楽な職業ではないということが伝わったのではないでしょうか。

もしこれから専業投資家を目指している方であれば、本当に今のままではダメなのかを考えつつ、それでも目指す場合は株の正しい技術を身に付けていきましょう。

ちなみに株の技術に関しては、当サイト監修者である投資歴38年以上の経験を持つプロトレーダー相場師朗の「株塾」から学ぶことができます。

株式投資に関する技術を初心者でもわかりやすく1から学ぶことができるため、効率よくトレードで稼ぎたいと考える人にはおすすめです。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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