暴落時こそ買いたい日本株10選!初心者でも安心な銘柄を厳選紹介

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「暴落時に買える株ってないのかな」と思っていませんか?

株価が暴落したとき、どんな行動をとっていいか分からず不安なことが多いですよね。

ですが、数ある株の中には暴落中にこそ買いたい株というものが存在します。

そこで今回は長期投資を前提とした、暴落時に買える日本株を10銘柄紹介します。

本記事で紹介する銘柄は、暴落時にコツコツ買い増すのがおすすめです。

また、紹介した株の買い増しルールや株価暴落時のためにできる対策について解説しています。

目次

暴落時に買いたい日本株10選

時価総額が大きく、現在も順調に利益をだしている企業を10社ピックアップしました。

  • 【1605】INPEX
  • 【1925】大和ハウス工業
  • 【1928】積水ハウス
  • 【5401】日本製鉄
  • 【6301】コマツ
  • 【7267】ホンダ
  • 【7272】ヤマハ発動機
  • 【9101】日本郵船
  • 【9104】商船三井
  • 【9432】日本電信電話

ちなみに直近の暴落と言えばコロナショックですが、2020年2月におきました。

今回紹介する会社は、コロナショックから株価を戻しさらに成長してきた企業でもあります。

【1605】INPEX

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配当金利回り PER PBR ROE 自己資本比率
4.39% 6.8% 0.50倍 8.06% 62.5%

※2024年9/10現在

INPEXは資源開発の大手企業です。主に石油や天然ガスなどを採掘し、エネルギー供給に取り組んでいます。

探査地域は世界中で、規模がとても大きいです。

探査した石油や天然ガスなどを輸送、販売まで行っています。

コロナショック後には、2年1ヶ月で元の高値まで戻ってきました。

その後、新高値を何度も更新しつつ2024年4月15日には2,628円の高値をつけています。

2024年8月8日には、増配として過去最高の1株当たり年間86円の配当予想を発表しています。

【1925】大和ハウス工業

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配当金利回り PER PBR ROE 自己資本比率
3.16% 11.2倍 1.17倍 12.65% 37.3%

※2024年9/10現在

大和ハウスは大手住宅メーカーです。戸建てから商業施設などの設計、建設、販売をしています。

他にも介護福祉施設なども建設しており、住宅に関することを幅広く手掛ける会社です。

また海外にも展開しています。

コロナショック後では、2,230円の安値を付けました。

しかしその後約4年間かけて、安値から111%上昇しています。

配当金も株価の成長とともに、2021年以降ずっと右肩上がりです。

また売上は年々増加傾向で、さらに株価上昇が見込めそうです。

【1928】積水ハウス

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配当金利回り PER PBR ROE 自己資本比率
3.33% 12.0倍 1.29倍 11.95% 52.3%

※2024年9/10現在

積水ハウスも大手住宅メーカーです。主に設計、建設、販売を行っています。賃貸やマンションにも力をいれています。

米国、豪州にも進出しており、ますます規模が大きくなることが期待されているので投資対象としても注目の銘柄です。

積水ハウスはコロナショックで約37.3%下落しました。

そこから4年間上がり続けて、コロナショック後の安値から162%株価が伸びています。

チャートを見るとわかりますが、綺麗に上がっていて安心して保有できる株の1つですね。

【5401】日本製鉄

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配当金利回り PER PBR ROE 自己資本比率
5.22% 8.3倍 0.58倍 12.26% 44.6%

※2024年9/10現在

日本製鉄は大手鉄鋼メーカーです。時価総額も業界トップクラスで世界的に見ても大手と言えます。

主に鉄鉱石から鉄を取り出したり、その鉄を様々な形に加工したりしています。

鉄をいろいろな産業に供給していることから、社会にとっても重要な企業ですね。

日本製鉄はコロナショックで55.3%暴落したにもかかわらず、わずか1年3ヶ月で元の株価まで回復しました。

その後は安値を切り上げながら、現在も株価を伸ばしています。

コロナショック時の安値から、4年かけて382%も株価が大きくなりました。

来期の予想は伸びているわけではありませんが、高水準で推移しそうです。

【6301】コマツ

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配当金利回り PER PBR ROE 自己資本比率
4.55% 9.9倍 1.08倍 14.12% 53.8%

※2024年9/10現在

コマツは大手建設機械メーカーで世界に進出している会社です。主にブルドーザーやフォークリフトなどの様々な建設機械を製造・販売しています。

これらの機械は、町工場から鉱山など幅広い現場で活躍しています。

コマツはコロナショック時の安値から、現在まで240%上昇しました。

株価の成長に伴い2021年から現在まで、配当金も右肩上がりに増え続けています。

直近3年間の、ほとんどの決算発表では前年同期比より業績が伸びています。

かなり安定している優良企業と言えますね。

【7267】ホンダ

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配当金利回り PER PBR ROE 自己資本比率
4.51% 7.2倍 0.54倍 9.27% 42.6%

※2024年9/10現在

ホンダは大手自動車メーカーですが、特に2輪に強みがあります。

ホンダのバイクは世界的に見ても有名でスクーター、スポーツバイクの人気がとても強いです。

また自動車でも、軽自動車からスポーツカーまで人気の車種が多数あります。

コロナショックで株価は35.0%下落したものの、1年3ヶ月で元の株価まで回復しました。

横ばいの時期も長いですが、その間配当金はしっかり払われています。

【7272】ヤマハ発動機

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配当金利回り PER PBR ROE 自己資本比率
4.10% 6.8倍 0.98倍 15.44% 43.7%

※2024年9/10現在

ヤマハ発動機は主にバイクや産業用ロボット、船舶などのマリン製品を製造、販売しています。

ヤマハ発動機も世界進出していて世界各国に拠点があります。

コロナショック時の安値から現在まで332%株価が上昇しました。

業績予想の売上は、過去最高を予想していて今後の成長にも期待できます。

【9101】日本郵船

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配当金利回り PER PBR ROE 自己資本比率
5.51% 5.5倍 0.76倍 8.91% 62.3%

※2024年9/10現在

日本郵船は海運売上高が国内首位の大手海運会社です。様々な船舶で世界中の貨物輸送を仕事としています。

日本郵船は1885年に設立され古くから続く企業であり、世界からの信頼性がとても高いです。

コロナショック後の安値から、驚異の1,366%上昇しました。

配当金はピーク時から少し減ってはいますが、それでも5.51%と比較的高いです。

【9104】商船三井

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配当金利回り PER PBR ROE 自己資本比率
5.84% 5.1倍 0.68倍 12.23% 57.1%

※2024年9/10現在

商船三井も大手海運会社です。日本郵船と商船三井の仕事内容は似ていますが、商船三井は特に海上石油・ガスの掘削に強みがあります。

商船三井も歴史が長く、世界で活躍する企業です。

コロナショックでは52.9%と大幅に下げましたが、その後は底値から1,013%上昇しました。

日本郵船と似ていますが、ROEが日本郵船より高いです。

ROEとは自己資本利益率といって、自己資本でどれだけ効率よく利益を生み出せているのかがわかる指標です。

高い方が上手くマネジメントされているとわかります。

このことから、日本郵船より効率よく経営されている会社であることがわかります。

【9432】日本電信電話

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配当金利回り PER PBR ROE 自己資本比率
3.43% 11.6% 1.28倍 13.9% 33.3%

※2024年9/10現在

日本電信電話は日本通信事業最大手です。NTTと聞くと馴染み深いと思います。

固定通信サービスとして電話やインターネットなどのサービスを提供していますが、光回線のシェア率が高いです。

コロナショック時の安値から、126%上昇しました。

その間、配当金も毎年右肩上がりで増えています。

過去20年間の業績をみても、着実に安定して伸びてきています。

大株主が財務大臣となっており、傾くイメージが湧かない会社です。

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暴落時にバリュー株がなぜおすすめなのか3つの理由を解説

1章では暴落時に買いたいおすすめ銘柄として、バリュー株を10銘柄紹介しました。

バリュー株とはなんらかの理由で、実際の企業価値以上に安くなった株のことです。

「割安株」とも呼ばれます。

ここでは、なぜ暴落時にバリュー株を買うのがおすすめであるのかについて解説します。

個別株は株価指数につられる

個別株の多くは株価指数につられます。

なぜなら投資家たちのこれまでの経験から、株価指数が下げると個別株も下がることを予想しリスク回避のため売り手に回るからです。

個別株が下げると、日経平均のような個別株の平均を取った株価指数はさらに下がります。

その結果、実際の企業価値に関係なく恐怖が恐怖を生んで売り手がいなくなるまで株価は下落します。

個別株が株価指数につられる原因は、人間の心理的な面も大きく関係していると言えますね。

これは企業に問題がなくても、株価指数が下げれば大半の個別株も下げるということです。

株が暴落したからといって、必ずしも個別株自体に問題あるわけではない場合が多いです。

株価指数につられて個別株が下げた場合は、実際の価値よりも下がっている状態と言えるので買い時であると言えます。

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これまで暴落時からバリュー株は戻ってきた

これまでのバリュー株は、暴落があっても暴落前の株価まで戻ってきています。

1章でおすすめした銘柄を例に上げます。

銘柄 下落率 株価回復までの期間
INPEX 59.8% 2年1ヶ月
大和ハウス 38.9% 1年7ヶ月
積水ハウス 37.3% 1年11ヶ月
日本製鉄 55.3% 1年3ヶ月
コマツ 45.4% 1年
ホンダ 35.0% 1年3ヶ月
ヤマハ発動機 52.4% 1年3ヶ月
日本郵船 47.2% 1年
商船三井 52.9% 1年2ヶ月
日本電信電話 26.9% 1年1ヶ月

このように50%以上も暴落する銘柄もあるものの、長くても2年と少しで回復してきています。

株価指数の暴落につられて下落しただけのバリュー株であれば、大きな利益を期待できます。

配当金も入る

配当金とは、株を保有しているだけで受け取れるお金のことです。

会社によりますが、年に1回か2回もらえます。

配当金目当でむやみに高配当株を買うのはおすすめできませんが、暴落時に高配当の株をコツコツ買い集めるのはいい投資だと言えます。

注意点ですが配当金はいつなくなってもおかしくないもので、いきなり打ち切りになったり減らされたりします。

なので暴落時のように一時的に株価が下がったときに、低い単価で買い集める前提で配当をだしている優良企業の株を狙うのがおすすめです。

1章で紹介した銘柄の配当利回りをまとめます。

銘柄 配当利回り
INPEX 4.39%
大和ハウス 3.16%
積水ハウス 3.33%
日本製鉄 5.22%
コマツ 4.55%
ホンダ 4.51%
ヤマハ発動機 4.10%
日本郵船 5.51%
商船三井 5.84%
日本電信電話 3.43%

※2024年9/10現在

たとえば、INPEXに100万円分投資したら、43,900円の配当金が支払われます。

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暴落時の買い増しルールを解説

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暴落時に買い増す場合は、ドルコスト平均法で買い増すのがおすすめです。

ドルコスト平均法とは、同金額を等間隔で購入することです。

株価が高いときには少なく、低いときには多く購入できるためドルコスト平均法で購入すると株価指数が上向いたときは利益がでます。

暴落時に買い増す場合、気を付けておきたいのが購入する間隔です。

株式市場は最長で2年近く下げたことから、購入する間隔はかなり長く見ていた方がよさそうですね。

ルールとしては、2~3年間を目処に底から反発するまで10回以上に分けて買っていくのがおすすめです。

計画的に買い増すことで、メンタル的にも安定します。

また冒頭でもお伝えしましたが、本記事は長期投資を前提としています。

「短期投資の場合はどうしたらいいの?」と思うかもしれませんが、暴落時に短期投資としての買い増しはおすすめできません。

株価の下落というものは、どこまで下がるのかわかりません。

ですので初心者の方は、暴落時に短期的な取引はせず静観しておくことがベストな選択だと言えます。

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株価暴落時にできる3つの対策

ここでは暴落時にできることを3つ紹介します。

次の暴落時に上手く対応できるように、頭に入れておきましょう。

バリュー株を買う

株価暴落時は、バリュー株投資を徹底することがおすすめです。

バリュー株投資は暴落時に買うからこそ力を発揮します。

通常の価値以上に下げた株を買えるチャンスを掴むため普段から準備しておくことが大事です。

注意点として暴落中には、一瞬強さを見せて目を引く株もありますがそういう株には絶対に手をださないように注意が必要です。

空売りする

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空売りとは株を売って利益を稼ぐ方法です。

簡単にいうと株が下がることに賭け、下がれば儲かります。

普段行っている株を買って売るという取引の反対と思っていいです。

ここだけ切り取ると簡単そうに聞こえますが、空売りで稼ぐのはとても難しいです。

理由は2つあります。

  • 下落相場に入ったことを初期段階で確認できないといけない
  • タイミングを計るのが難しいため何度も損切りするのが必須

暴落が起こったからといって下落相場が始まったとは言えません。

もし相場を見誤ると、逆張りといって上昇相場で株が下げることを願うことになります。

先ほども述べましたが、個別株は株価指数につられることからよくない結果は目に見えます。

上級者向けですので、経験を積んだあとにチャレンジするのがおすすめです。

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様子見する

暴落時は様子見することも1つの手です。

株式投資で起こせる行動は買う、売る、様子見の3つしかありません。

「休むも相場」と言われていることからも、様子見することはとても大事です。

暴落で損をして、やけになって取引したくなる気持ちはだれにでもあります。

そのようなときは、間違えた行動を取ってしまう可能性が高く休んだ方がいい場面でもあります。

様子見している間に、投資の勉強をするのがおすすめです。

講座

まとめ

今回の記事は、暴落時に買いたい株を10銘柄紹介しました。

バリュー株に投資するということで紹介しましたが、いざやってみると難しく感じる人も多いでしょう。

投資で結果を出したいなら、しっかりと基礎を身につけて投資することをおすすめします。

基礎を身につけるには体系的に学べる本か、セミナーがおすすめです。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。

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