株式投資の勝率はどれくらい?ギャンブルと比較しながら投資の本質を解説

【ギャンブルより高い?低い?】株の勝率ってどのくらい?

株式投資に興味がある方は、周囲で「株で儲かった!」あるいは「また損してしまった!」というような声を聞いたことがあるのではないでしょうか。

「株で儲かるって言うけど、株の勝率ってどのくらいなの?」
「パチンコや競馬より儲かるのかな?」

そんな疑問を感じたことがあるかもしれません。

そこで今回は、株の勝率はギャンブルの勝率とは違うけれど、何がどう違うのか分からない方のために、株の勝率と株で稼ぐために重要な考え方について考察していきます。

この記事でわかること

  • 株の勝率とは
  • 株で稼ぐために大切な考え方か

株式投資の勝ち方とは?勝つために重要なポイントを紹介

目次

株の勝率とは

まず、株における「勝率」について解説します。

株を「買い」で建玉した場合は、購入したときの価格よりも高く売れれば利益が出るので「勝ち」、逆に安く売ってしまうと損失が出るので「負け」と判断するのが株式投資です。

例えば、10回の株取引を行って勝ちが5回、負けも5回であれば勝率は50%ということになります。

お金を使ってお金が増えたり減ったりするという点では、株取引をパチンコや競馬などのギャンブルと比較する方もいらっしゃるかもしれません。

そしてより勝率の高い傾向のあるものを選べば、より稼ぎやすいのではないかと思われる方もいるのではないでしょうか。

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株式投資とギャンブルの違い

まず株式投資は、パチンコや競馬、競輪、ボートレースといったギャンブルとは異なる性質のものであることを理解しておきましょう。

決定的な違いとして、ギャンブルには「参加者の勝ち負けの合計が必ずマイナスになる」という特徴があります。

公営ギャンブルは法律で参加者の掛金を還元することが定められており、その数値は競馬や競輪、オートレースは75%、宝くじは46%、サッカーくじは50%です。

パチンコは公営ギャンブルではないため法律で還元率は定められていませんが、85%程度と言われています。

このようにギャンブルは胴元が損をしない仕組みになっており、例えばパチンコなら参加者全体では必ず15%程度が損をしてしまうのです。

一方株式投資は、全体として参加者全員が儲かることも可能な仕組みです。

企業活動は社会に価値をもたらすことができるため、勝者のお金を敗者が提供しているギャンブルと違い、株式投資における勝者のお金は社会によって提供されているといえるでしょう。

そのうえで勝率という観点で比較してみると、ギャンブルも株式投資も、勝率は人によって様々です。

競馬などリサーチ力などのスキルが勝敗に影響しうるギャンブルでは、個人のスキルによって勝率がアップすることもあるでしょう。

株式投資でも、株取引に必要な技術を身に付けている人の方が勝率は高くなります。

正しいトレード技術を習得していれば、理論に基づいた分析によって売買すべきタイミングを判断することができるからです。

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株で稼ぐために大切な考え方

考えている男性

株取引で勝率を上げるためには、むやみやたらと取引を繰り返すのは効果的ではありません。

重要なのは正しい株技術を習得し、再現性の高い手法によって継続して利益を狙っていくことです。

具体的には株価のチャートを分析して株価の値動きを予測する「テクニカル分析」という手法が役に立ちます。

さらに株で稼ぐためには、勝率以上に大切な考え方があります。

それは勝率を上げるよりも、トータルで利益を出すということです。

例えば勝率が9勝1敗だったとすると、とても儲かっている印象を受けるのではないでしょうか?

しかし9勝の内訳がそれぞれ1万円プラスで、1敗の内訳が10万円のマイナスだったとしたら、トータルでは損をしていることになってしまうのです。

逆に9敗1勝だったとしても、9敗の内訳がそれぞれ1万円のマイナスで、1勝の内訳が10万円のプラスであればトータルでは利益が出ていることになります。

勝敗の内訳によっては、9勝1敗よりも9敗1勝のほうが利益が出ているということがあり得るのです。

勝率ばかりに注目してしまうと、トータルで利益を出すという考えがおろそかになってしまいがちなので注意しましょう。

株式投資の世界で有名な言葉に「損小利大」という言葉があります。

「損失は小さく抑え利益は大きく伸ばすことで、トータルの利益を大きくする」という意味です。

損小利大については損小利大の考え方は重要?株式投資では勝率よりもトータル利益に注目しよう記事でも詳しく解説していますので、合わせてチェックしてみて下さいね。

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まとめ

  • 株の勝率は個人によって様々であり、株取引の正しい技術を習得することで勝率を上げることができる
  • 株で稼ぐためには、勝率よりもトータルの利益を上げていくことが大切

いかがだったでしょうか?

しっかりとトータルで利益を上げながら株で稼いでいくためには、再現性の高い株技術の習得が欠かせません。

当サイトの監修者である株歴38年以上のプロトレーダー「相場師朗(あいばしろう)」先生のトレードの技術は再現性があり、現在3,500名以上の受講生の方が株のトレード技術向上のため、練習をされています。

株の勝率を上げたいという方や、再現性の高い株技術にご興味がある方は、下記のページもご覧になってみてください。

【相場式株技術用語】下半身・逆下半身とは?株初心者にもわかりやすく解説します

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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