株式投資の失敗でやりがちなことは?株初心者が失敗しないためのポイントも紹介

株式投資に興味がありつつも、失敗が怖くてなかなかチャレンジできないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

「株式投資をやっている人はどんな失敗をしているんだろう」
「株式投資で失敗するのが怖い」
「株式投資で失敗してお金が減ったらどうしよう」

など、これから株式投資をする上で不安な気持ちをお持ちの人は多くいます。

実際に、失敗談や失敗例を知っておくことで、そのような事態を回避しやすくなります。

今回はそんな不安や疑問をお持ちの方に、株式投資でやりがちな失敗事例と株で失敗しないためのポイントについて解説します。

この記事でわかること

  • 株式投資で失敗する人の特徴
  • 株式投資での失敗例
  • 株式投資で失敗しないためのポイント

株で大失敗した事例3選と失敗を回避するための唯一の方法

目次

株式投資で失敗する人の特徴

株式投資で失敗してしまう人には、ある共通した特徴があります。

それは、根拠を持ったエントリーやエグジットができないということです。

どういうことかというと、人から言われるままに「この銘柄は有名だから安心」とか、「今話題の業界だから株価が上がるだろう」という、何の根拠もない情報をもとに建玉や決済をしてしまうことにより、失敗をしてしまいます。

上級トレーダーがなぜ大きな失敗をしないのかというと、あらかじめトレードのストーリーを描いておき、その通りにトレードをすることができるからです。

株初心者の方は、自分で正しいポイントでトレードをしていると思っていても、それが必ずしも正しいエントリーポイントとは限らないこともあります。

総じて、株式投資で失敗してしまう人は自分のトレードの根拠を明確に説明できない、または根拠が薄いということを覚えておくとよいでしょう。

株式投資での失敗例

株式投資で失敗する人の特徴を見てきましたが、実際に株式投資で失敗してしまうケースはどのようなものがあるでしょうか?

実際の、株式投資での失敗例を見ていきましょう。

株式投資の失敗例その1.高値掴み

まずご紹介する失敗例が「高値掴み」です。

高値掴みについての詳細は、なぜ株は高値掴みしてしまうのか。その理由と対処法を徹底解説の記事をご覧ください。

システム開発会社に勤める40歳の山本さんは、勤務先の業績悪化に不安になり株式投資で副収入を得たいと考えるようになりました。

同僚には株取引をやっている人が見当たらず相談できませんでしたが、何か参考に出来るものが欲しいと、たまたま立ち寄った書店でマネー雑誌を購入することにしました。

その雑誌には「今注目!これから上がる銘柄はこれだ!」という特集が組まれていました。

中には有名なファンドマネージャーがおすすめする株も紹介されており、「これなら絶対に稼げる!」と確信した山本さんはさっそく紹介されていた20万円の株を購入したのでした。

しかし1週間後、株価は15万円まで下落してしまいそのまま低迷してしまいました。

山本さんはどうすれば良いか分からず、損失を抱えたままの株を持ち続けています。

実は山本さんは12月中旬に発売された雑誌を1月上旬に購入していました。

当初10万円だったその株は雑誌に紹介されたことで人気になり、20万円まで株価が上昇したのですが一時的な人気であったため、再び株価は下落してしまったのです。

山本さんはちょうど株価がピークのときに買ってしまい「高値掴み」で損することになってしまったというわけです。

株式投資の失敗例その2.ナンピン地獄

続いてご紹介する失敗例は「ナンピン地獄」です。

ナンピンについてはナンピン(難平)の意味とは?株初心者にもわかりやすく解説しますの記事をご覧ください。

主婦のユカリさんはお買い物が大好きなのですが、夫から貰える小遣いだけでは足りず困っていました。

ある日、株でお小遣いを稼いでいるというママ友のサエコさんから「自分で株で稼げばダンナに遠慮もいらないし最高だよ」という話を聞き、自分も株取引にチャレンジしようと思い立ちました。

サエコさんが儲けたというあるアパレル会社の株を教えてもらい、ユカリさんはへそくりを使って5万円で購入したのです。

しかし1週間後、株価は3万円に下落してしまいました。

サエコさんに相談すると「この株はきっとまた上がるから、株価が安い今がチャンスだよ。ナンピンって言って株価が下がったときに買い増せば、平均購入価格が安くなるでしょ?」と言われました。

たしかに3万円で買い増せば、当初5万円で購入した株の平均購入価格は4万円に下がります。

納得したユカリさんは3万円でナンピンしたのですが、さらに1週間後株価は2万円に下がってしまいました。

サエコさんからまたナンピンをすすめられ2万円でナンピンしたユカリさんですが、下落し続ける株価を見つめながら高まる不安を抑えきれません。

損失は膨らむばかりでどうすればよいか分からず、ユカリさんはこうして「ナンピン地獄」にはまってしまったのでした。

株で失敗しないためのポイント

山本さんとユカリさんの失敗に共通することは「プロがすすめているから儲かるはず」「いずれ株価が回復するだろうからナンピンしよう」など、根拠のない期待や思い込みで株の売買を行ってしまったことです。

2人とも初心者で経験が浅く、勝つための方法を知らないままトレードしてしまっていたのです。

「この株は上がりそう」などと、なんとなく行き当たりばったりでトレードをするのは取り返しのつかない損失につながる可能性があり非常に危険です。

100%全てのトレードで勝てる方法というのはないものの、株取引で失敗せず利益を出すためには、体系的に「正しい株の技術」を習得することが欠かせません。

再現性の高い手法を駆使してトレードすることで、勝率や利幅を広げていくことができるでしょう。

株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ

株式投資で失敗してしまうと破産してしまうことも

株式投資は、FXや仮想通貨などと比較するとリスクは少ないと思われがちですが、無茶なトレードをしていると破産してしまうことはもちろんあります。

株式投資でも信用取引を利用して自分の資金以上のトレードをすることができるので、大損をしてしまうと自己資金よりも大きな損失を抱えてしまうケースもあるのです。

破産しないために注意すべきことについてはなぜ株式投資で破産する人がいるのか?破産を回避する方法を紹介の中で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。

いきなり大きな金額でトレードをするのではなく、少しずつ身の丈に合わせた金額でトレードし、着実に資金を増やしていくことが大事です。

まとめ

  • 初心者が思い込みや根拠のない期待などで株取引を行うと、「高値掴み」「ナンピン地獄」などの失敗につながる恐れがある
  • 初心者が失敗を避けて株で利益を出すためには、正しい株の技術を習得し再現性の高い手法を駆使してトレードすることが欠かせない

いかがだったでしょうか?

株取引では失敗して損失を抱えてしまうケースが後を絶ちませんが、失敗の理由を分析し対策することで失敗するリスクを確実に減らすことができます。

正しい株の技術を習得することで、よりトレードで利益を上げる機会を広げていくことができるでしょう。

当サイトでは初心者が株取引をする際に役立つ情報をたくさんご紹介しています。

株式投資について興味を持たれた方は、ぜひ当サイトの記事をチェックしてみてください。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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