株で大失敗した事例3選と失敗を回避するための唯一の方法

株の失敗画像

あなたは今、「株で失敗したくない、株で借金したくない、、、けど、株で資産を増やしたい!」と思っていないだろうか。仕事を頑張っても貯められる額には限界がある。

株式投資であれば、配当もあるし、仕事をしている間に利益を上げ資産を増やすことができる。しかし、取り返しつかない事態になったという話を聞いた事がある。本当に手を出して良いのだろうか?

そう悩んでいるあなたにぜひ、知っておいてほしいことがあります。証券会社などの業者任せの投資ではなく、自分でしっかりと勉強することが必須です。

勉強をしないのではあれば株式投資はやるべきではないでしょう。この記事では、どのくらい勉強をすることで失敗しないのか、むしろ成功することができるのかまで踏み込んでお話をしていきます。

過去5000人以上の個人投資家に会ってきた私が実際にインタビューで聞いた株で失敗した人のエピソードとそこから得られる失敗法則をもとに、この記事では株式投資で失敗しないために初心者が知っておくべき事をお伝えします。

はじめに、実際に株で失敗してしまった方の事例をお伝えします。

株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ

目次

1.株で失敗した事例3選

1.1 業者から勧められた銘柄を買って3000万円の大損をした60代男性の失敗事例

60代男性 Aさん ※2023624日にインタビュー実施

 

Aさんはある証券会社の勧めで買った銘柄で3000万円の大損をしました。

元々30年ほど前から自己流で株式・投資信託・債券等を経験していましたが、根拠を持ってトレードをできるようになりたい思いでで投資塾に入塾されました。

しっかりと自分の頭で考え、少しずつ相場流で成果が出せるようになり、嬉しいというご報告と一緒に投資塾に入塾以前から付き合いのあった証券会社の担当から勧められるまま買った株で大きな含み損があるのでどうすれば良いかと相談された時のエピソードです。

Aさん自身は塾で学んだ知識があったため、勧められた銘柄を買うべき局面ではないと思われたそうですが、今まで担当者が「これこれこう(説明)で大丈夫です!」という話に押されて5000万円ほど、その銘柄を買ってしまいました。

※今まで大きな損になることはなかった

その銘柄を確認しましたが、仮に元の値段に戻ってくるには年単位かかるような状態だったため、私たちから見てもどうしようもなく、結局、何年も貯めた5000万円の資金が2000万円になってしまいました。Aさんはストレスで夜も眠れず、体調も崩し、本業にも影響が出ているそうです。

 

1.2 株を持ち続けたことで自己資金の1/3もの損を出してしまった50代女性の失敗事例

     50代 会社員女性のBさん

 

Bさんは株価の基本的な流れを無視し、欲をかいたために勝てるトレードを自己資金の1/3損を出す負けトレードにしてしまいました。

ランダムに見える株価には実は、法則性があります。上がる形、下がる形など、それを知っているかは買う時も売る時も良い指標になりますが、Bさんの場合、その下がる形をしっかりと見極めることが出来ず、失敗をしてしました。

具体的には東急不動産ホールディングス(3289)に買いを入れました。その時点でのエントリーは素晴らしいと言える場所で買えており、1週間程度で80万ほどの含み益がのっている状態でした。

まだまだ上がるとBさんは考え、そのまま買いのポジションを継続。

しかし、株価はその後急落し、あるポイントでまだ上がってくれると期待するもそのまま株価は下げていきました。この時点で含み損は大きな金額になっており、切るに切れない状態でした。

Bさんの内心としては、いつか株価が自分の持っている価格帯まで戻ってくるかもしれないという淡い期待を頂いていました。

証券会社の評価損益画面を見るたびに、大きなマイナスが表示されストレスを感じており、夫にも言えていませんようです。

1.3 買ってはいけない銘柄を買い、17500万円もの損失を出してしまった50代男性の失敗事例

50代男性のCさん

2022102日にインタビュー

親からの大金の遺産が入り、株式投資を始めました。Cさんは自分の資金の3倍まで買うことができ、

株価が下がっても利益を出せる信用取引でトレードをしていました。

一時2億円くらいまで資産を増やすことでき、Cさんは「自分は天才ではないか」と内心、調子に乗っていました。

しかし、あるタイミングから勝てなくなり、1回に3000万近く負けた時は他で取り返そうと色々な銘柄を買い、30銘柄ほどをトレードしていました。

時には大きく勝てることがあるのですが、感情的になり、ほとんど裏目にでて、すべてのお金を溶かしてしまいました。

その間、生活資金も投資資金に回していたことから生活資金や急な出費で借金をしており、  現在、全財産10万円しかなく、家賃の3か月滞納もしています。

2. 事例から学ぶ株式投資にありがちな失敗と3つの教訓

ここまで、3人の失敗事例をご紹介してきました。

 

ご紹介した方々は、社会的にしっかりとした役職についており、考えた上で投資をしているかと思います。

しかし、なぜ紹介したようになってしまったのでしょうか。この章では、3人の失敗事例から株式投資にありがちな失敗と失敗を防ぐための対策をご紹介いたします。

3人の事例から学ぶべき教訓は次の通りです。

2.1 業者を信用しない

2.2 理論に基づいてトレードする

もちろん、株式投資の失敗はこれらに限ったものではありませんが、

これらの点を押さえることで、株式投資で失敗する確率を大きく下げることができます。

 2.1 業者を信用しない

証券会社や銘柄を勧めてくる業者から信用してすぐに買ってはいけません。

必ず、自分で情報を集め、考えた上で買わないといけません。

なぜ、信用してはいけないのか3つの側面から解説していきます。

①証券会社のビジネスモデル

②金融庁の調査

③著名な証券マンの証言

もちろん中には、晴らしい証券会社の営業もあるかとは思いますが、これらの点を念頭に置くこと他力本願ではなく自分で勉強すべきであることがご理解いただけるかと思います。

証券会社のビジネスモデル

 証券会社は株で成功した人が入社しているわけではありません。

皆さんと同じように就職した人達であり、勝てる投資を分かっているわけではないのです。

会社から売ってこいと言われ、営業成績のために情報を揃えてお話しているに過ぎません。

※上場企業が資金調達のために「増資」「売り出し」をする際に、証券会社が幹事会社として引き受け、自社の客に決められた期間に売っている。

そのため、証券会社の現場レベルで提案の質が高いわけではないのです。

金融庁の調査

2020年に金融庁の調査で投資信託の顧客の約7割がマイナスの運用損益であったと報告がされています。

※参照※金融庁 安定的な資産形成に向けた金融事業者の取組状況

https://www.fsa.go.jp/news/r2/kokyakuhoni/202010/201106_kpi_kohyo.pdf

プロが運用する投資信託でさえ7割がマイナスの運用損益のため、運用専門ではない営業マンの提案は勝てる確率がより低いのです。

著名な証券マンの証言

書籍を出しており、大和証券・日興証券・野村証券を渡り歩いた原田茂行氏も次のように話しています。

「証券会社にはノルマがあり、売買手数料や預かり資産を増やすために行動している」

原田茂行氏

そのため、証券会社の営業は信用をしてはいけませんと結論付けています。

2.2  理論(ルール)に基づいて投資をする

投資で成功する人は、理論通りに投資をし、逆に投資で失敗する人は感情的に投資をしています。

この理論とは、『このチャートの形の時は上がる』といった条件のことを言い、勝ち続けている投資家は、理論を駆使しています。

逆に理論で投資をしない場合、人間は感情に流されやすい傾向にあり、失敗する原因になっています。

例として行動経済学で証明されているものを簡単にご紹介します。

逆に、上で紹介したような人間の特性が発動しないためには、理論(ルール)通りやる事で上手くやることができます。

例として、数学者として幾何学で最高の栄誉とされるオズワルド・ヴェブレン賞を受賞したジェームズ・シモンズが設立したヘッジファンド「ルネサンス・テクノロジーズ」のやり方を挙げられます。

数学の知識を活かし、統計的に勝てる場所を出し、

資産を

1993年6600万ドル(66億円)

2000年24億ドル(2400億円)

2010年100億ドル(1兆円)

 

にまで増やしています。

 

※ファンドとしては1000億ドル(10兆円)の取引利益を40年で稼ぎ出している

また、シモンズ自身の年収は1700億円です。

日本では約8年で160万円の運用資金から200億円の資産まで増やした小手川隆さんも自身の理論を発展させて勝ち続けています。

ここまで御覧いただいて分かるように、株式投資で勝ち続けるためには理論を持つことで感情に流されないことが言えます。

3.株で失敗しないために理論(ルール)を勉強する

1章で紹介したような3名にならないため、理論(ルール)を勉強することが大切であることは前章でご理解いただいたかと思います。

次に押さえておくべきポイントとして、理論の勉強をどれくらいしないといけないのか、ということです。

一例として、私たちの元で学んでいるお客さんが自分の勉強のために作った資料を一部ご紹介します。

まず最初に、投資をする際の定義をしっかり決め、 1枚目の検証結果になりました。

2枚目はその検証時の詳細データです。  何月何日に定義した状態になり、それ以外の環境条件を詳細に記載されています。

3枚目には、まとめとして勝率が高い場所の条件と何日目に買った株を売ると良いのかなどが記載されています。

 

 

このように、理論(ルール)を勉強するにしても、ただ、そのルールになった!というだけではなく、 ルールをつぶさに検証していき、どの状態の時に投資をすれば良いのかが分かると、感情が排除でき、株式投資で失敗することはなくなるでしょう。

メディアに出演されている70億円を稼いだテスタさんも手法は100種類以上あるとおっしゃっています。かつ、タイミングで手法を使い分けているとも話しています。

ぜひ、あなたも人任せにするのではなく、自分で勉強し理論で投資を行うことで失敗することなく、資産形成につなげることができるでしょう。

4.最後に

ここまで株式投資で実際にあった失敗をご紹介してきました。

この記事で紹介したようなポイントを押さえれば、株式投資で大損する確率はかなり低くすることができます。

あなたが実際に株式投資を始める際はこの記事に書かれてることを意識して、

メンタルの安定したトレードができ、金銭的に安心した生活を手に入れることが出来るでしょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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