決算発表が株価に与えるインパクトとは?トレード成功のために押さえるべきポイント

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株式投資に興味を持たれている方は、ニュースなどで「決算」という言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか。

決算とは企業が一定期間の収益と費用を算定し、その財産状況を明らかにすることです。

日本では3月末日を「決算日」としている企業が多く、4月1日から3月31日までの1年間の決算が、主に4月末から5月末ごろにかけて発表されます。

「決算は株価に何か影響するの?」
「決算発表の時期にトレードで気を付けておくべきことってある?」

株取引を行うならば決算が株価に影響するのか、気を付けておくべきことがあるのか気になる方も多いと思います。

そこで今回は決算と株価の関係、そしてトレードで注意すべきポイントについて考察していきます。

この記事でわかること

  • 決算は株価に影響があるのか
  • 決算時期にトレードで注意すべきポイント
  • 株価の動きを予測する方法

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目次

決算は株価に影響があるのか

テレビや新聞で、好決算を発表した企業の株価が大きく上がったというニュースを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

決算日の前後は株価が大きく動くことがあり、株価を動かす主な要因は、決算に対する投資家心理です。

決算で好業績が発表されると株価が上昇することがあるので、「この会社は業績が良さそうだ」と考え株価の上昇を期待して株を買う投資家が増えると、株価は決算発表にむけて上昇していくでしょう。

逆に「この会社は業績が悪そうだから、決算前に株を売っておこう」という投資家が増えると、株価は下がっていきます。

そして決算発表後は、決算を好感した投資家が株を買って株価が上昇したり、逆に決算に失望した投資家が株を売って株価が下落したりといった大きな動きを見せることがよくあるのです。

ただし、投資家心理はただ単に業績がいいから株価が上昇するとは限らないので、注意が必要です。

では、どのような点に注意していけばいいでしょうか。

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決算時期にトレードに注意すべきポイント

決算で好業績なら株価が上がり、業績が悪ければ株価が下がるなら、決算の内容を事前に予想すれば確実に稼げるのではないかと考えた方も多いのではないでしょうか。

企業によっては月次の売上レポートなどが公開されており、決算の内容を予想しやすい場合もあります。

しかしそう単純な動きをするわけではないのが、株価の難しいところです。

例えば誰もが知る有名な家具小売業大手の会社は、決算発表で過去最高の利益を叩き出したにも関わらず株価が暴落しました。一体なぜでしょうか。

その会社は飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長しており、たびたびメディアでも取り上げられていました。

会社への期待は非常に高く、多くの投資家は過去最高益も容易に達成できるだろうと予想していたのです。

そのため決算発表前に既に株価は好決算への予想を織り込み上昇していましたが、実際の決算は投資家の期待ほどには良いものではなかったため、失望した投資家から株を売られてしまいました。

期待を織り込んですでに株価が上昇していた分、決算後の下落幅も大きなものとなってしまったのです。

特に初心者の場合「この会社は業績が良さそう」と決算前に株を買い、決算で好業績が発表されたにも関わらず株価が下落して損失を抱える、といったケースが後を絶ちません。

株価を動かすのは投資家心理であり、人間の心理を予測するのは株上級者でも非常に難しいものなのです。

日経新聞などのニュースを材料とするのも、同様の理由から難しいといえるでしょう。

ではどのようにして株価の動きを予測すればよいのでしょうか。

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株価の動きを予測する方法

 株価の動きを分析する方法として有効なのが、株価のチャートを分析して値動きを予測する「テクニカル分析」という手法です。

テクニカル分析について詳しくはテクニカル分析とファンダメンタルズ分析とは?それぞれのメリット・デメリットを解説しますの記事をご覧ください。

株価を動かすのは投資家心理ですが、その動きはチャートに如実に現れます。

テクニカル分析ができるようになると、株を買うべきタイミング、売るべきタイミングなどさまざまなサインをチャートから読み取れるようになるのです。

分析的なトレードが苦手な投資家の中には、値動きが激しい決算日前後を狙ってバクチ的な売買をする人もいます。

しかし根拠なく行き当たりばったりなトレードでは、損をしてしまうリスクも高まるでしょう。

テクニカル分析を習得すれば、決算前後に限らず、適切なタイミングで売買を行い利益を上げることができるのです。

株式投資で利益を上げるための勉強方法については、株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツの記事をご覧ください。

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まとめ

  • 決算に対する投資家心理が働くことにより、決算日前後は株価が大きく動くことが多い
  • 投資家心理は複雑なため、好業績なら株価が上がるという単純な動きをするとは限らない
  • テクニカル分析を習得すれば、株価の動きを予測して適切なタイミングで売買しやすい

いかがだったでしょうか?

決算前後は株価が大きく動くため、大儲けを狙って売買に参加したくなることもあるでしょう。

しかし安易に手を出すと大きな損失を被ることもあるので注意が必要です。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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